- FX口座開設の審査基準が知りたい
- FX口座開設の審査にかかる日数が知りたい
- FX口座開設の審査に落ちる理由が知りたい
FX取引を始める際は、FX口座を申し込んで審査に通過する必要がある。
「年収が低いが審査に通過するか不安」「具体的な審査基準を知りたい」などと考えている方もいるだろう。
口座開設の審査基準の細かい内容については公表されていないが、年収や金融資産などの個人情報を総合的に判断するのが一般的だ。
今回の記事では、口座開設の審査基準や口座開設の条件、審査に落ちてしまう理由など、FX口座開設方法を詳しく解説していく。
これからFX口座を開設したいと考えている方は、本記事を参考にすることで、口座開設審査をスムーズに完了できるだろう。
\ 新規FX口座開設+お取引で最大100万円キャッシュバック/
FX口座開設の審査基準とは
FX口座の開設の際は、どのようなポイントをチェックされているのだろうか。
まずは、FX業者が主に重視していると考えられる基準を紹介する。
ただし、多くのFX業者では口座開設審査の基準を公表していないため、ここで紹介する内容はあくまで一般的な内容だという点に注意してほしい。
本人情報の確認
どんなFX会社でも一貫して行われるのが、本人情報の確認だ。
申込者が本人であることを証明するためには、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要となる。
本人情報の確認では、主に「日本国内に住んでいるか」「成人しているか」「個人の顧客であるか」「反社会的勢力でないか」などがチェックされる。
本人情報を届け出る際は、本人確認書類と入力内容に相違がないように注意しよう。
仮に入力内容が本人確認書類と異なっていた場合は、口座開設までに時間がかかったり、口座開設を断られたりする可能性がある。
金融機関ごとの基準
FXの取引口座の開設については、金融機関ごとに独自の基準が設けられている。
そのため、申し込み時には個人に関するさまざまな情報を入力する必要がある。
基本的なチェック項目には、以下のようなものがある。
- 職業
- 年収
- 金融資産
- 過去の投資経験
- 投資目的
職業や年収、金融資産などは、資産的にFX取引を行っても問題ないかを判断するためのものだ。
借金がある人や、余裕資金が全くない人がFX取引を行ってしまうと、大きな負債を抱えてしまう可能性もある。
また、インサイダー取引防止の観点などから、金融機関に勤めている人は一定の規制がかかる可能性もある。
過去の投資経験や投資目的は、FX取引を安全に行えるための知識や経験が十分にあるかをチェックするためのものだ。
株式や投資信託など金融商品の取引経験がある人は、口座開設の審査に通りやすいと考えられるが、初心者の場合も虚偽の内容を伝えてはいけない。
また、投資目的について確認するFX会社もある。
投資目的によっては取引の内容が極端にハイリスクになりやすいこともあり、口座開設を断られる可能性がある。
ただし、上記の項目はどれか一つの回答のみで口座開設ができなくなるというよりは、全ての項目を総合的に判断した上で、口座開設の可否が判断されるケースが多い。
回答をよく見せようとするのではなく、自分の状況を正確に回答するように心がけよう。
具体的なFX会社の口座開設基準
そもそも、金融機関が公表している口座開設基準を満たしていない場合は、口座開設審査が行われるまでもなく口座開設を断られてしまう可能性が高い。
実際に、いくつかのFX会社の口座開設基準をチェックしてみよう。
GMOクリック証券 | 楽天証券FX専用口座 | PayPay銀行FX口座 | |
年齢 | 18歳以上80歳以下 | 18歳以上80歳未満 | 20歳以上80歳未満 |
勤務先・職業 | 証券会社に勤めていない | 規定なし | 規定なし |
居住地 | 日本国内に居住している | 日本に住んでいる | 日本国内に居住している |
金融資産 | 100万円以上の金融資産を保有している | 金融資産が100万円以上ある | 金融資産が10万円以上であること収入形態が「年金」または「利子・配当」の場合、金融資産が100万円以上であること |
投資経験 | 規定なし | 規定なし | 知識や経験、財産および投資の目的において当社が定める基準を満たしていること |
詳しくはこちら |
上記の通り、金融機関によって基準を公表しているかどうかが大きく異なる。
口座開設基準をほとんど公表していない会社も多いが、公表されている基準についてはあらかじめチェックした上で、口座開設申し込みを行うようにしよう。
FX口座開設の審査にかかる日数
FX口座開設の審査にはどのくらいの時間がかかるのだろうか。
一般的な審査期間の目安や、時間がかかってしまうケース、審査時間を短縮する方法などについて詳しく確認していこう。
一般的な審査期間
一般的に、FXの口座開設には3〜5営業日程度がかかると言われている。
口座開設申し込みから取引までの時間は、審査がどれくらいで終わるかによっても異なるため、人によってかかる時間が変わってくる。
特に問題なく審査が終わる場合は、数日程度で取引を始められるだろう。
また、口座開設申し込みの方法によっても、かかる時間が異なる。
オンラインで申し込むのか、郵送やFAXで申し込むのか、などそれぞれの申し込み方法でどのくらい時間がかかるのかをあらかじめチェックしておくと良いだろう。
審査に時間がかかる場合
審査に時間がかかるケースは、主に以下の2つだ。
- 記載内容や提出書類に不備がある場合
- 郵送やFAXなどで口座開設申し込みを行う場合
まず、記載内容や提出した書類に不備がある場合、内容の確認に時間がかかってしまい、結果として審査が完了するまでに時間がかかる。
メールや電話などでの確認があることもあり、余計な手間も発生してしまうため、申し込みの際は不備がないように気をつけよう。
また、オンラインではなく郵送やFAXなどで口座開設申し込みを行う場合も、書類のやりとりに時間がかかる。
場合によっては2週間以上の日数が必要なケースもあるため注意しよう。
審査期間を短縮する方法
審査時間を短縮するためには、必要書類を事前に確認し、正確に記入・提出することが重要だ。
また、多くの金融機関がアプリやWEBサイトなどオンラインでの手続きを推奨しており、これにより審査が迅速に進むケースもある。
具体的にどのくらいの時間がかかるかについて、いくつかのFX会社をチェックしていこう。
いずれのFX会社でも、土日祝日や年末年始をまたぐ場合や、申し込む時間帯、審査状況によっては最短日数よりも時間がかかる点には注意しよう。
DMM FX
DMM FXでは、スマホアプリ「DMM FX」でマイナンバーカードの読み取りや、スマホカメラで本人確認を行う場合、口座開設完了後、最短当日に取引を開始できる。
WEBアップロードやメールで本人確認書類を提出する場合、口座開設完了後にログインID・パスワードが記載された通知書類が簡易書留で自宅に郵送される。
最短で発送日の翌日に到着するため、最短で翌営業日からの取引が可能だ。
\ 最短30分で取引可能 /
GMOクリック証券
GMOクリック証券のFX専用口座は、「スマホでスピード本人確認」で手続きした場合は最短当日に、「ICカードリーダー」で手続きした場合は最短翌営業日に取引を始められる。
アップロードや郵送で本人確認書類を提出した場合は、最短翌営業日にIDやパスワードが記載された「口座開設完了のご案内」が簡易書留で送付される。
\ 新規FX口座開設+お取引で最大100万円キャッシュバック/
マネーパートナーズ
マネーパートナーズでは、スマホでクイック審査を利用した場合、最短で1時間後に審査が完了する。
平日14時までに申し込んだ方は原則として当日に審査が行われるが、14時以降や土日祝日などに申し込んだ場合は、翌営業日の審査となる。
スマホでクイック審査以外の通常審査を利用した場合も、最短翌日に審査が完了する。
\ 新規FX口座開設+お取引で最大100万円キャッシュバック/
FX口座開設の審査に落ちる理由
続いて、FX口座開設の審査に落ちてしまう理由を確認していこう。
スムーズに口座開設を行いたい方は、ぜひチェックしてほしい。
書類不備や不正確な情報
口座開設に必要な書類が不足していたり、申請書に間違った内容を記入していたりする場合は、審査に落ちてしまう可能性がある。
一般的なFX会社では、「マイナンバー確認書類」と「本人確認書類」の2種類の書類が必要だ。
つまり、マイナンバーカードを発行している方は、マイナンバーカード一枚あれば必要書類を揃えられる場合がある。
会社によってはスマホアプリやWEBサイトからマイナンバーカードの情報を提出するだけで、口座開設に必要な書類の提出を完了できる場合もあって便利だ。
一方、メールやFAX、郵送などで必要書類を提出する場合は、必要書類が複数必要となるケースがある。
必要書類の提出漏れがないように気をつけよう。
また、単身赴任などで住んでいる場所と住民票の住所が異なる場合も注意が必要だ。
口座開設のためには、実際に住んでいる現住所の登録が原則必要となる。
例えば、DMM FXでは、現住所が記載された本人確認書類を持っていない場合は、本人確認書類と併せて現住所が確認できる「補完書類」を必要としている。
補完書類として提出できる書類の例は下記の通りだ。
- 公共料金の領収証書(電気・都市ガス・水道・固定電話・NHK受信料のみ受付可)
- 国税または地方税の領収証書または納税証明書
- 社会保険料の領収証書
ただし、これらの書類を提出する際は「領収書名」「領収書の発行者名」「領収日付(発行から3ヶ月以内)」「氏名」「住所」の5点すべてが確認できる状態で送付する必要がある。
口座開設基準を満たしていない
必要書類をしっかりと揃え、正しく情報の入力を行ったとしても、口座開設基準を満たしていない場合は口座開設ができない。
あらかじめ申し込もうと思っているFX会社の口座開設基準をチェックするようにしよう。
特に、年齢や金融資産については基準を公表しているFX会社もいくつかあるため、自分が申し込み基準に該当するかどうか確認しておこう。
ただし、年収や金融資産、投資経験などに規定がなかったとしても、その部分について審査がなされないというわけではないため注意が必要だ。
金融機関のリスク評価
金融機関が公表している口座申し込み基準を満たしていたとしても、審査基準に達しない場合は口座開設審査に落ちるケースがある。
具体的には、以下のようなケースに当てはまると判断される場合、FX取引を行う上でリスクが高いと判断される可能性がある。
- 無収入または年収が極端に低い
- 金融資産が少ない
- FX取引のリスクを十分理解していない
- 取引経験がまったくない
例えば、配当・利子収入だけで生活しているにもかかわらず、金融資産が少ない人などは、取引を安定的に続けられる可能性が低いとして、審査に落ちる可能性が高い。
また、FX取引を希望しているにもかかわらず、投資目的として「元本の安全性を重視する」といった内容を入力している場合、FX取引のリスクを十分に理解していないと判断されるかもしれない。
いずれにせよ、金融機関や申込者にとってリスクが高いと判断されると、口座開設審査に落ちる可能性が高まるだろう。
FX口座開設の審査通過後の注意点
FX口座開設の審査に通過して無事に口座を開設できたとしても、取引をする際は注意したいことがいくつかある。
ここでは、審査通過後の注意点を詳しく確認していこう。
資金管理
FXで安定的に取引を行うためには、正しい資金管理が重要となる。
なんとなく取引を始めるのではなく、許容できるリスクや求めるリターンを具体的にイメージしておくことで、取引がうまくいかなかった場合も落ち着いて対応できるだろう。
FX取引における資金管理で、事前に決めておきたいポイントは下記の通りだ。
- どのくらいのお金を取引資金に回すのか
- いくらの損失まで耐えられるのか
- どのくらいの利益を求めるのか
- レバレッジは何倍までかけるのか
- 取引日数はどのくらいにするのか
- 年間どのくらいの利回りを狙うのか
口座維持費
FX会社によっては、口座開設をしたあとに口座維持費や口座管理料などが必要となるケースがある。
ほとんどのFX会社ではこれらを無料としているが、場合によっては取引をしなくても口座を保有しているだけでコストがかかる可能性もあるため注意しよう。
また、取引をしている場合は口座維持費がかからないものの、一定期間以上取引がない場合に「休眠口座」となり、口座維持費が必要となるケースもある。
口座開設を行おうとしているFX会社の口座維持費や管理手数料などについては、事前に確認しておくのをおすすめする。
セキュリティ対策
セキュリティ対策についても注意が必要だ。
多くのFX会社では、不正アクセス防止などのセキュリティ対策に取り組んでいるが、安全に取引を行うためには、自分でも対策するようにしよう。
自分でできる主なセキュリティ対策には、以下のようなものがある。
- ソフトウェアを最新に保つ
- コンピュータウイルス対策ソフトウェアを導入する
- 不審な電子メールの開封は控える
- パスワードの使い回しは控える
- 不特定多数の人が利用するパソコンからは取引しない
- 取引終了後はログアウトを行う
- セキュリティキーボードを利用する
- 無線LANのセキュリティ設定を行う
FX口座開設の審査のポイントを押さえてスムーズに取引を始めよう
FX口座開設の審査には、各金融機関の基準に基づいた様々なチェックが行われる。
年齢や収入、金融資産など複数の項目を総合的に判断して、口座開設が可能かどうかを判断するのが一般的だ。
審査には通常3〜5営業日がかかり、迅速な手続きのためには正確な書類提出が必要となる。
FX口座開設の審査に通らない理由としては、書類不備や信用情報の問題が挙げられる。
本記事で解説した内容を参考にして、FX口座開設をスムーズに進めるためのポイントを押さえ、取引の準備を整えよう。
\ 新規FX口座開設+お取引で最大100万円キャッシュバック/
FX口座開設の審査に関するQ&A
\ 新規FX口座開設+お取引で最大100万円キャッシュバック/