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FX初心者におすすめのレバレッジの使い方

この記事で解決できるお悩み
  • FX初心者に最適なレバレッジ倍率が知りたい
  • FX初心者にも安全なレバレッジの使い方が知りたい
  • FXでレバレッジのリスクを管理する方法が知りたい

FXのレバレッジは、効率的に利益を得るための仕組みの一つだ。

ただし、リスクを適切に管理せずに、むやみにレバレッジ率を上げてしまうと、大きな損失が生じる可能性もある。

今回の記事では、FX初心者におすすめのレバレッジ倍率やリスク管理のコツを詳しく紹介する。

「レバレッジをどのくらいに設定すべきかわからない」「レバレッジを上手に管理するポイントが知りたい」などと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてほしい。

目次
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FX初心者に最適なレバレッジ倍率とは?

まずは、FX初心者に最適なレバレッジ倍率について確認していこう。

初心者に適したレバレッジ倍率とは

FXのレバレッジとは、口座に預ける証拠金よりも大きな金額でのトレードができる仕組みのことを指す。

株や投資信託などの現物取引の場合、元手となる資金が100万円であれば、当然100万円分しか購入できない。

しかし、FXではレバレッジをかけることで100万円以上の金額の取引も行うことが可能だ。

2倍のレバレッジをかければ200万円、5倍のレバレッジをかければ500万円、といったように倍率に応じたトレードが可能となる。

言い換えると、レバレッジを求める場合は、通貨ペアの為替レートと取引数量をかけた金額を証拠金の金額で割って計算する。

仮に、証拠金が10万円で、1ドル=160円のときに10,000通貨分の米ドル/円を購入すると、計算式は以下の通りとなる。

(160円×10,000通貨)÷10万円=16倍

金融庁の規制によって、国内のFX会社における最大レバレッジは25倍となっている。

しかし、海外FXの場合は国内の規制を受けないため、業者によっては数百倍以上の金額で取引できる場合もある。

ただし、FXに初めて挑戦する人や、あまりトレードに慣れていない人がFXを始める場合は、まずは1倍〜5倍程度の低いレバレッジから始めるのがおすすめだ。

つまり、10万円の証拠金を元手に取引を始める場合、10万円〜50万円の範囲内に取引金額が収まるように心がけよう。

以下で、初心者が低レバレッジを心がけるべき理由について説明する。

リスク管理の重要性

1倍〜5倍程度の低レバレッジに抑えることで、FXにおけるリスクを調整しながら取引ができる。

10万円の証拠金を元手に米ドル/円の取引を始める場合、レバレッジ1倍・3倍・5倍だとそれぞれ取引可能数量は下記の通りとなる。なお、為替レートは1ドル=160円と仮定する。

レバレッジ取引可能数量
1倍(なし)625通貨(10万円)
3倍1,875通貨(30万円)
5倍3,125通貨(50万円)

米ドル/円を買い建てて、為替レートが160円→163円の円安になったとする。

このとき、得られる利益はそれぞれ下記の通りだ。

レバレッジ利益
1倍(なし)+1,875円
3倍+5,625円
5倍+9,375円

高いレバレッジをかけた方が、同じ値動きの場合でも得られる利益が大きくなることがわかる。

ただし、うまく行った際に大きく利益が膨らむということは、トレードに失敗した場合も同じだ。

為替レートが160円→157円の円高になった場合、受ける損失は下記のように変わってくる。

レバレッジ損失
1倍(なし)-1,875円
3倍-5,625円
5倍-9,375円

当然、レバレッジをかけない場合よりも、かけた場合の方が、マイナス金額も大きくなる。

ただし、最大5倍程度に留めておけば、損もある程度限定される。

元手資金に対して損失額が大きくなりすぎないように、自分が許容できるマイナス幅をイメージしておくことが重要だ。

適切なレバレッジによる少額取引

適切なレバレッジをかけると、少額の元手資金でも効率よく利益を稼げるというメリットがある。

余剰資金が10万円しかないという場合でも、2倍のレバレッジをかければ20万円分のトレードが可能だ。

10万円の取引に比べて2倍の効率でリターンを得られるため、効率よく資金を増やしていけるというメリットがある。

レバレッジ1倍〜25倍での必要な証拠金の例は下記の通りだ。

スクロールできます
取引金額1倍5倍10倍25倍
1,000,000円1,000,000円200,000円100,000円40,000円
500,000円500,000円200,000円50,000円20,000円
100,000円100,000円20,000円10,000円4,000円

数千円〜数万円程度の証拠金で、その何倍・何十倍もの金額を売買できるのは大きな魅力と言える。

FX初心者が知るべきレバレッジのリスクとその管理方法

レバレッジを利用することで、取引可能額を増やして資金効率を上げられるというメリットを得られる。

一方、倍率を上げるほど、トレードがうまくいかなかった際のダメージも大きくなる点には注意が必要だ。

ここでは、初心者が知っておくべきリスクを詳しく解説しつつ、リスク管理を上手に行うコツを紹介する。

レバレッジがリスクを増大させる仕組み

レバレッジ倍率は、(為替レート×取引数量)÷証拠金で計算できる。

取引数量が同じでも証拠金を減らせば倍率は上がるし、逆に証拠金の金額が同じでも取引数量を増やせば上がる。

倍率が大きいほど、同じ証拠金額でもより深刻な損失ダメージを受ける点に注意が必要だ。

下記のように、1ドル=160円のタイミングで買い、1ドル=155円のタイミングで売るというトレードでは、同じ10万円の証拠金でも売買金額の違いによってマイナス額が大きく変わる。

スクロールできます
証拠金レバレッジ倍率買う時の金額(1ドル=160円)売る時の金額(1ドル=155円)損失
100,000円1倍(レバレッジなし)100,000円96,875円-3,125円
100,000円10倍1,000,000円968,750円-31,250円
100,000円25倍2,500,000円2,421,875円-78,125円

25倍といったような高い倍率では、1ドル=160円から1ドル=150円のように為替が急激に円高に進んだ場合のマイナス幅が非常に大きくなる。

上記の例において、10万円の証拠金に対して25倍でトレードをした際の損失額は約8万円にも及び、元手資金のほとんどを失ってしまうことにもなりかねない。

さらに、取引によるマイナスが拡大すると、ロスカットが発生する可能性もある。

ロスカットは、証拠金維持率が一定水準以下になった際に行われるもので、FX業者による強制決済のことだ。

ロスカットが発生すると、強制的に建玉が決済され、含み損が確定する。

投資家の損失拡大を防ぐための仕組みではあるが、ロスカットが執行されると証拠金の多くを失ってしまうことになるため注意が必要だ。

また、口座の証拠金維持率が基準を下回ってしまうと、追加証拠金の支払いが必要になることもある。

定められた期限までに追加証拠金を入金すれば取引を継続できるが、追証を支払えないとすべての建玉が強制的に決済される。

ストップロスの設定

FXに慣れていない方がトレードする場合、安全にトレードを続けるために対策を行うことが肝心だ。

リスク管理の方法として、まずは「ストップロス(損切り)」の設定が挙げられる。

ストップロスとは、含み損を一定ラインで確定させることで、日本語では損切りと呼ばれる。

損切りを正しく行えないと、資産のマイナスがどんどん拡大して、最終的に強制的に決済が行われるケースもある。

特にFX初心者の場合は、新規注文と合わせて損切りの注文を設定しておくのをおすすめする。

損切りの注文は「逆指値注文」とも呼ばれ、為替市場が指定の高値に達した場合に購入、安値に達した場合に売却するという条件を事前に注文しておくことを指す。

損切りの設定をしておくことで、ずっと相場に張り付いていなくても、適切にリスク管理を行いやすくなる。

損切りの幅を決める際は、自分が許容できる損失率について検討することが大事だ。

「1回の取引で○%下がったら損切りする」と決めておき、実際にそのラインに反対決済の注文を入れておく。

買い注文(ロング)では現在よりも安い価格を指定し、売り注文(ショート)では現在よりも高い価格を指定する。

ポジションサイズの調整

保有ポジションの大きさを適切に管理することも大事だ。

証拠金を十分用意していたとしても、取引数量が大きくなればレバレッジは上昇する。

利益が出ると口座残高が増えることで、より大きなポジションでの取引が可能になるが、自分の取れるリスクの範囲内で建玉の大きさを設定するように気をつけよう。

ロット数が大きくなると含み益と含み損の振れ幅も大きくなるため、心理的にもプレッシャーを感じやすくなる。

落ち着いて取引ができるかどうかも考慮した上で、取引数量を検討するようにしよう。

利益と損失をうまく管理するために、相場の状況を見ながら建玉の調整を行うように意識しよう。

FX初心者がやってはいけないレバレッジの使い方

FX初心者の場合、具体的にどんなポイントに注意して売買するべきなのだろうか。

ここでは、初心者がやるべきではないトレード方法を紹介する。

過度なレバレッジを使用する

無闇に高いレバレッジを使用するのはおすすめできない。

証拠金に対して大きな金額でのトレードであるほどリスクも高まるため、想定と逆の方向に為替が動いた場合に、マイナスが大きくなる。

特に、損失が出た後は「一刻も早く取り返したい」という気持ちから、証拠金に対して建玉を大きくしてしまいがちだが、トレードの失敗が続くと口座残高の大部分を失ってしまいかねない。

為替差損がどんどん増えてしまうと、ロスカットや追証のリスクも高まるため気をつけよう。

短期間で大きな利益を狙う

短期間で大きなリターンを狙うのも、取引リスクが高まりやすい。

短い期間で大きな利益を得ようと思うと、高いレバレッジでの取引やボラティリティが激しい通貨ペアの取引に繋がりやすい。

これらの取引は、うまくいけば大きなリターンを得られるが、予測が外れた場合に大きな損失が生じる。

初心者の場合は、含み損によるプレッシャーで冷静な判断ができなくなったり、対処が遅れてしまったりする可能性があるだろう。

特に、ボラティリティの高い新興国通貨などは、情報を手にいれるのが難しかったり、トレンドが予測しにくかったりなど、初心者にとってのデメリットが大きい。

まずは、米ドル/円やユーロ/円などメジャーな通貨ペアで中〜長期の取引から始めることを心がけよう。

無計画な取引を続ける

無計画にトレードを始めることや、運や勘に頼ってなんとなく売買することは避けよう。

特に初心者の場合は、「○%利益が出たら決済する」「○%含み損が生じたら損切りする」といったように、いつ売却するかを事前に決めておくことが重要だ。

取引ルールをあらかじめ決めておかないと、利益確定する場面で「もっと儲かるかも」と決済できなかったり、損切りする場面で「待っていれば価格が戻るかも」と損切りの判断が下せなかったりする。

無計画な取引を続けた結果、得られるはずの利益が薄まってしまったり、資産のマイナスがさらに拡大してしまったりする可能性もあるだろう。

FX初心者にもおすすめ!安全なレバレッジの使い方とは

ここまで、FX取引の注意点やリスク管理のポイントについて解説した。

続いて、FX初心者でも実践できる安全なレバレッジの使い方を説明する。

取引ルールを明確にする

まずは、取引ルールを明確にしよう。

利益確定ラインと損切りラインは、取引を始める段階であらかじめ決めておくのが重要だ。

また、レバレッジについても、自分が許容できるリスクに基づいて倍率の上限をイメージしておこう。

最大でどの程度の倍率に設定するのかを決めておかないと、トレードを重ねるうちにどんどんレバレッジが高まってしまうこともある。

リスクを適切に管理するためには、あらかじめ自分なりのルールを決めて、取引中はそれを遵守することが大事だ。

感情に左右されずに取引を行う

FX取引では、感情的なトレードを避けることを心がけよう。

投資経験が少ない初心者の場合、利益や損失で一喜一憂してしまい、本来守るべき取引ルールを守れなくなることがある。

細かい損益よりも自分が決めたルールを守ることを重視して、メンタルを一定に保つことを意識しよう。

感情に左右されずに淡々とルール通りに取引できれば、一時的に取引がうまくいかないことがあっても、長い目で見て安定的に利益を確保しやすくなる。

自己資金の範囲内で取引を行う

証拠金や取引金額の大きさにも注意が必要だ。

高いレバレッジをかけて取引すれば、数万円程度の証拠金でも数十万円でのトレードが可能だが、その分リスクは大きくなる。

初心者の場合は、まずは少額からトレードを始めて、徐々に慣れていくのがおすすめだ。

万が一損が発生したとしても、致命的なダメージを受けないように、自己資金の範囲内で取引を行うことを心がけよう。

また、必要保証金額ギリギリの取引だと、少しの価格変動でもロスカットされる可能性が高くなる。

安定して取引を続けるためにも、余裕を持たせた金額を入金しておくようにしよう。

FX初心者は低レバレッジでの少額取引から挑戦しよう

FXのレバレッジは、自分のリスク許容度や求めるリターンに応じて適切に調整することが重要だ。

FX初心者の場合は、1倍〜5倍の低レバレッジに設定するのをおすすめする。

レバレッジ倍率が過度に高い取引や、短期間で大きなリターンを狙う取引では、リスクが大きくなるため注意が必要だ。

安定してFXを続けるためには、事前に決めた取引ルールを遵守し、損切りや建玉管理などを心がける必要がある。

これからレバレッジ取引に挑戦する際は、まずは少額での取引から始めて、経験を積むようにしよう。

FX初心者のレバレッジに関するQ&A

FXで安全とされるレバレッジは何倍ですか?

FX初心者におすすめのレバレッジは、一般的に1倍〜5倍程度だと言われている。

ただし、証拠金の5倍の金額でのトレードを行うということは、レバレッジをかけない場合に比べて利益も損失も5倍になるということだ。

人によって安全と言える倍率は異なるため、自分がどの程度のマイナスまでを許容できるかを考慮した上で決定するのを推奨する。

レバレッジを使って取引する際のリスクをヘッジする方法はありますか?

リスクヘッジを行う方法には、以下のようなものが挙げられる。

  • ストップロス(逆指値注文)の設定
  • 建玉の大きさの調整
  • アラート機能の設定

特に、ストップロスの設定は大事だ。日本語では損切りとも呼ばれ、一定程度の損失が出た際に決済注文を行うことで、それ以上ダメージが広がるのを防ぐことを指す。

逆指値注文をあらかじめ設定しておけば、指定した条件に達した際に自動的に注文が執行されるため、相場を逐一チェックして取引する手間も省ける。

仕事などで常に値動きをチェックできないという方は、新規注文と合わせて逆指値注文をセットしておこう。

レバレッジを使用して損失が発生した場合、どのように対処すればよいですか?

トレードで含み損が発生した場合、自分の許容できるマイナス幅で損切りを行うことが重要だ。

損切りとは、含み損が生じた際に建玉を決済して、損を確定することを指す。

マイナス額が少ない段階で早めに決済を行うことで、ダメージを最低限に抑えることができる。

「少し待てば相場が戻るかも」とズルズル損切りできずにいると、さらに含み損が拡大してしまう恐れもあるため、損切りラインは事前に決めておくことをおすすめする。

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