DMM FXとオプトレ！は何が違う？2つのサービスの違いを解説

DMM FXとオプトレ！は、どちらも為替を活用したトレードが行えるサービスだ。

ただ投資経験のない人からすると、どのような違いがあるのか、どちらに自分が合っているのか悩むのではないだろうか。

そこでこの記事では両者の違いや、メリットから考えるおすすめできる人の特徴について解説している。

最後にはどちらのサービスの方がおすすめなのかについても説明しているので、口座開設を迷っている人は参考にしてほしい。

	DMM FX	オプトレ！
取引方法	FX取引	バイナリーオプション
	為替レートの 価格変動を予測し、 その値動きの幅で 利益を狙う	一定時間後に値段が 「上がる・下がる」 の二択を当てる シンプルな取引
こんな人に おすすめ！	大手の安心感を 　重視したい  充実したサポート 　がほしい	少額からFX取引を 　始めたい  損失のリスクを 　限定したい  シンプルな取引を 　行いたい
公式サイト	公式サイトで 詳細を見る	公式サイトで 詳細を見る

DMM FXとオプトレ！の主な違い

DMM FXとは、DMM.com証券が提供する外国為替（FX）取引サービスだ。

DMM.com証券はDMM.comグループで、FX以外にも株式やCFD、競走用馬ファンドサービスを提供している。

一方でオプトレ！は、GMO外貨が提供する外国為替のバイナリーオプション取引のことだ。

バイナリーオプションとはある時点の為替レートや株価指数が、目標のレートや価格を上回っているかまたは下回っているかを予測する取引のことだ。

投資家は2択を当てるだけのため、仕組みがシンプルで初心者向けといわれている。

DMM FXでトレードできる通貨ペアは21だ。主要な「米ドル/円」「ユーロ/円」以外にも、「メキシコペソ/円」「南アフリカランド/円」などマイナー通貨ペアも取引可能である。

DMM FXは為替差益以外に、スワップポイントでも利益を狙える。

スワップポイントとは、保有する通貨の金利差のことで、毎日受け取れるものだ。投資家によってはこのスワップポイントを目的に長期投資することもある。

またコア時間（午前9時〜翌午前5時）のスプレッドは原則固定されているため、最低限のコストでトレードができる。

ただし、東日本大震災やリーマンショックなど想定外の事象が発生すると、スプレッドが拡大することもある。

オプトレ！でトレード可能な通貨ペアは以下の8種類だ。

またオプトレ！を含むバイナリーオプションでは、スワップポイントを受け取れない。

最後にDMM FXとオプトレ！の主な違いを、下記の表にまとめたので参考にしてほしい。

	DMM FX	オプトレ！
最低取引単位	10,000通貨	40円
通貨ペア数	21	8
レバレッジ	◯	×
スワップポイント	◯	×
決済タイミング	投資家が決める	自動
	公式サイトで詳細を見る	公式サイトで詳細を見る

DMM FXとオプトレ！のそれぞれの特徴とメリット

DMM FXとオプトレ！との特徴とメリットについて、それぞれ深掘りして解説する。

DMM FXの特徴

DMM FXは口座開設が90万を超える国内最大手のFX会社だ。

口座数の多さは、多くのトレーダーに支持されている1つの証明といえる。

最も大きな特徴はスプレッドの狭さだ。DMM FXのスプレッドは、コアタイムには原則固定されており、業界最狭水準だ。

たとえば「米ドル/円」は0.2銭原則固定、「ユーロ/円」は0.4銭原則固定とGMOクリック証券やSBI FXトレードと同水準となっている。

他のFX会社にない特徴として、株を担保にすると投資資金が0であってもFXを始められる「DMMFX株券担保サービス」を提供している。

このサービスでは、「DMM 株」口座で保有している株式時価の70%相当額を「DMM FX」の証拠金として利用ができる。

たとえば100万円相当額の株式を保有していれば、70万円がFXの証拠金として認められる。

さらに株を担保にしていても、レバレッジを25倍まで設定できるため、効率的な資産運用が可能だ。

用途に合わせて以下5つのツールが提供されている。

DMM FXは新たなサービスの開発にも積極的だ。最近では、FX業界初のLINEからカスタマーサポートへ問い合わせができるサービスの提供を開始した。

このサービスを活用すれば、電話やメールの文章を考える手間がなくなり、気軽に疑問点を解消できるようになる。

DMM FXのメリット

DMM FXのメリットは以下の3つだ。

最大30万円のキャッシュバック

DMM FXは2024年7月現在「口座開設+新規取引」で、30万円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施している。

口座開設完了日から3か月以内に、120,000Lot以上の新規取引を行うと30万円がキャッシュバックされる。

また1,000Lot〜2,000Lotでは1万円が受け取れる。

※決済取引は対象外のため、注意が必要だ。

取引数量とキャッシュバックの関係は下記の表にまとめた。

新規取引数量	キャッシュバック金額
120,000Lot〜	300,000円
80,000Lot〜120,000Lot未満	250,000円
40,000Lot〜80,000Lot未満	200,000円
30,000Lot〜40,000Lot未満	150,000円
20,000Lot〜30,000Lot未満	100,000円
5,000Lot〜20,000Lot未満	50,000円
2,000Lot〜5,000Lot未満	20,000円
1,000Lot〜2,000Lot未満	10,000円

新規取引ごとにポイントが付与される

新規取引ごとにポイントが付与される「取引応援ポイントサービス」を実施している。

このサービスでは新規取引1回ごとに1ポイントが付与されるサービスだ。

1Lot、10Lot、100Lotを新規取引1回とカウントする。1取引のLotが増えても取引回数は1回とカウントされる。

付与されたポイントは1,000ポイントから現金化できる。

さらにポイントランク制度が用意されており、取引回数が指定回数を超えると、ポイントの付与率が2倍または3倍になる。

ランク	ポイント付与率	条件
ゴールドランク	最大3倍	直近3か月の新規取引実績が月間200回以上
シルバーランク	最大2倍	下記どちらかを満たす人 先月の新規取引回数が200回以上 前月までの3か月間連続で新規取引10回以上
ブロンズランク	最大1倍	ゴールドランクとシルバーランクに属さない人

無料で経済ニュースが読める

FXで利益を出すためには、さまざまな経済ニュースから情報収集が必須だ。

DMM FXでは時事通信社のニュースを無料で提供している。

経済ニュースや指標、要人発言まで網羅しており、配信される情報を見るだけで、最低限の情報収集は完結する。

オプトレ！の特徴

オプトレ！の特徴は下記の2つだ。

ペイアウトの金額は一律1,000円

オプトレ！のペイアウトの金額は1,000円に統一されている。ペイアウトとは、予測が当たったときに支払われるお金のことだ。

ペイアウト1,000円からオプション購入時の代金を差し引いて残ったお金が、トレーダーの利益になる。

たとえばオプションの購入代金が200円だった場合、利益は800円となる。

ラダーオプションとレンジオプションから選択できる

オプトレ！では「ラダーオプション」と「レンジオプション」の2つのオプションからトレード方法を選べる。

ラダーオプションとは、判定時刻の為替レートが目標レートよりも高いか安いかを予測するオプションだ。

たとえば「米ドル/円」の現在の為替レートが「1ドル=150円」だとしよう。

それが1時間後に「1ドル=155円」よりも高くなるのか、または安くなるのかを予測する。

予測が的中すれば、ペイアウト（1口=1,000円）を受け取れる。

レンジオプションとは、判定時の為替レートが目標レンジ内に収まるか外れるかを予測するオプションだ。

現在の為替レートが「1ドル=150円」で、1時間後「1ドル=150円〜155円」のレンジに収まるか外れるかを予測する。

ラダーオプションとレンジオプションともに、遠くの時間を予測するほどチケットの購入金額が安くなるため、利益率は高くなる。

しかし先の時間ほど為替レートがブレやすく、予測は難しいというデメリットもある。

オプトレ！のメリット

オプトレ！のメリットは以下の2つだ。

1日11回、最短1分前まで取引できる

オプトレ！の取引チャンスは1回号から11回号の1日11回ある。

回号とは、取引開始時間から判定時間までのこと。1回号を2時間に設定するのが一般的だ。

オプトレ！は判定時間の1分前まで取引が行える。他社では2分前というのが一般的なため、ギリギリまで利益を狙うチャンスがある。

また2分後よりも1分後の為替レートの方が、ブレが少ない分予測の当たる可能性が高い。各回号ごとの取引可能時間や判定時間は、下記の表にまとめたので参考にしてほしい。

回号	権利行使価格決定時間	取引可能時間	判定時間
1	午前7:25	午前7:25〜午前9:24	午前9:25
2	午前9:25	午前9:25〜午前11:24	午前11:25
3	午前11:25	午前11:25〜午後1:24	午後1:25
4	午後1:25	午後1:25〜午後3:24	午後3:25
5	午後3:25	午後3:25〜午後5:24	午後5:25
6	午後5:25	午後5:25〜午後7:24	午後7:25
7	午後7:25	午後7:25〜午後9:24	午後9:25
8	午後9:25	午後9:25〜午後11:24	午後11:25
9	午後11:25	午後11:25〜午前1:24	午前1:25
10	午前1:25	午前1:25〜午前3:24	午前3:25
11	午前3:25	午前3:25〜午前5:24	午前5:25

取扱通貨ペアが国内最多

オプトレ！の取扱通貨ペアは国内最多だ。トレードできる通貨ペアが多いと、自分に合ったトレード先が見つけやすくなったり、儲けるチャンスが増えたりといったメリットがある。

さらに複数の通貨ペアに投資することで、リスクの分散が可能になる。

取引ツールが使いやすい

取引ツールが使いやすいことも、オプトレ！のメリットだ。取り扱っている通貨ペア8種類を同時に表示できるため、トレードチャンスを見つけやすい。

チャートをクリックすると、すぐに発注画面が表示されるため、取引のタイミングを逃さない。

DMM FXとオプトレ！はどちらを選ぶべきか

DMM FXとオプトレ！はどちらを選ぶべきかについて、以下3つを解説する。

FX取引かバイナリーオプション取引かの選択基準

FX取引がバイナリーオプション取引か、どちらを選ぶべきなのか迷っている人に向けて以下3つの選択基準を提示する。

トレードスタイル

FXはロスカットが起こらない限り、決済タイミングは投資家自身が選択する。

新規注文ポジションをすぐに決済したり、数年間長期保有することもできる。

一方でバイナリーオプションは、満期になると必ず決済されるため、投資家自身で決済タイミングを選べない。

レバレッジを活用

FXは最大25倍のレバレッジが活用できる。証拠金として10万円があれば最大250万円まで取引が可能だ。

つまりレバレッジを活用すると、投資資金が少ない人でも大きな利益を狙える。

しかしレバレッジは利益も最大25倍になるが、損失額も25倍になるため、扱いが非常に難しい。

一方でバイナリーオプションはレバレッジがないため、FXに比べリスクは低いといえる。

スワップポイント

FXではスワップポイントが得られる。投資家の中にはスワップポイントを目的に、長期投資している人もいる。

一方でバイナリーオプションにはスワップポイントがないため、予測を的中させるしか利益を得られる方法はない。

なお、おすすめのFX口座、おすすめのバイナリーオプション口座については、それぞれ以下の記事でも紹介しているので、気になった方はチェックしてみよう。

DMM FXがおすすめな人

DMM FXでは最大25倍までレバレッジがかけられるため、大きな利益を狙いたい人におすすめだ。

またスワップポイントも受け取れるため、長期的に安定した利益が欲しい人にもおすすめできる。

選べる通貨ペアが21と多いため、マイナーな通貨ペア以外にも投資したい人はDMM FXを活用しよう。

オプトレ！がおすすめな人

オプトレ！は決済タイミングを選べない人におすすめだ。

投資は基本的に投資家が、利確や損切りタイミングを選ばなければならない。

しかし投資経験が少ないと、どのタイミングで決済してよいか迷ってしまう人が多い。

オプトレ！は、時間になるとすぐに決済され、自動的に損益が決定する。

特に損切りできない人はオプトレ！を活用するのがおすすめだ。

適切なタイミングで損切りできないと、損失が拡大してしまうため、手痛いダメージを負う可能性が高くなる。

オプトレ！は損益が自動で確定し、仮に予測が外れたとしても損失額はチケットの購入金額に限定される。

また仕組みも上がるか下がるか、レンジ内に収まるか外れるかを選択するだけなので、初心者にも取り組みやすい投資といえる。

DMM FXとオプトレ！のメリットを比較し、自分に合ったFXを始めよう

DMM FXとオプトレ！の違いについて表にまとめた。

	DMM FX	オプトレ！
最低取引単位	10,000通貨	40円
通貨ペア数	21	8
レバレッジ	◯	×
スワップポイント	◯	×
決済タイミング	投資家が決める	自動
	公式サイトで詳細を見る	公式サイトで詳細を見る

DMM FXはレバレッジの活用とスワップポイントを受け取れるのがメリットだ。

そのため少ない投資資金で大きな利益を得たい人、コツコツ利益を積み上げたい人におすすめできる。

またオプトレ！は決済タイミングを選ぶ必要がないため、利確や損切りを自分でできない人に活用してほしいサービスだ。

最適なサービスは取引スタイルや重視するポイントによって異なる。この記事を参考に自分に合ったサービスを選び、FXを始めよう。

DMM FXとオプトレ！の違いに関するQ&A