- SBI FXトレードとLIGHT FXの違いが知りたい
- それぞれのメリットを知りたい
- どちらを選べばいいのか分からない
SBI FXトレードとLIGHT FXは、どちらも業界最狭水準のスプレッドで取引できるFXサービスだ。
米ドル/円ならスプレッドは「0.18銭」だ。そのため、SBI FXトレードとLIGHT FXのどちらを選ぶべきか、迷っている人も多いだろう。
そこで本記事では、SBI FXトレードとLIGHT FXの違い、特徴やメリットなどを解説する。
それぞれの違いを明確にしていくので、自分に合ったFXサービス選びの参考にしてほしい。
SBI FXトレードとLIGHT FXの主な違い
それでは早速、SBI FXトレードとLIGHT FXの主な違いを解説していく。どちらも業界最狭水準のスプレッドだが、細かい点で違いがある。
通貨ペアの違い
まず、SBI FXトレードとLIGHT FX、それぞれが取り扱っている通貨ペアは次のとおりだ。
SBI FXトレード(34通貨ペア) | LIGHT FX(34通貨ペア) |
---|---|
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 カナダドル/円 スイスフラン/円 南アフリカランド/円 ユーロ/英ポンド トルコリラ/円 中国人民元/円 韓国ウオン/円 香港ドル/円 ロシアルーブル/円 ブラジルレアル/円 ポーランドズロチ/円 スウェーデンクローナ/円 ノルウェークローネ/円 メキシコペソ/円 シンガポールドル/円 ユーロ/米ドル 英ポンド/米ドル 豪ドル/米ドル NZドル/米ドル 米ドル/カナダドル 米ドル/スイスフラン 米ドル/中国人民元 ユーロ/豪ドル ユーロ/NZドル ユーロ/スイスフラン 英ポンド/豪ドル 英ポンド/スイスフラン 豪ドル/NZドル 豪ドル/スイスフラン | 米ドル/円* ユーロ/円* 英ポンド/円* 豪ドル/円* NZドル/円* カナダドル/円 スイスフラン/円 トルコリラ/円* 南アフリカランド/円* メキシコペソ/円* ロシアルーブル/円 オフショア人民元/円 香港ドル/円 シンガポールドル/円 ポーランドズウォティ/円 チェココルナ/円* ハンガリーフォリント/円* ノルウェークローネ/円 スウェーデンクローナ/円 ユーロ/米ドル* 英ポンド/米ドル* 豪ドル/米ドル NZドル/米ドル ユーロ/英ポンド ユーロ/豪ドル 英ポンド/豪ドル 豪ドル/NZドル 米ドル/スイスフラン ユーロ/スイスフラン 英ポンド/スイスフラン 米ドル/カナダドル 米ドル/オフショア人民元 ユーロ/ポーランドズウォティ 米ドル/円ラージ |
詳しくはこちら |
どちらも同じ33通貨ペアの取り扱いだが、取引できる通貨ペアに違いがある。
SBI FXトレードかLIGHT FXかを選ぶ際は、取引したい通貨ペアを取り扱っているか、事前のチェックが必要だ。
スプレッドの違い
主要通貨ペアにおける、2つのFXサービスのスプレッドは次のとおりだ。
SBI FXトレード | LIGHT FX | |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.18銭 | 0.2銭(午前5:00〜午前8:00は3.9銭) |
ユーロ/円 | 0.38銭 | 0.4銭(午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
英ポンド/円 | 0.88銭 | 0.9銭(午前5:00〜午前8:00は14.9銭) |
豪ドル/円 | 0.48銭 | 0.5銭(午前5:00〜午前8:00は5.9銭) |
NZドル/円 | 0.68銭 | 0.7銭(午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
カナダドル/円 | 0.58銭 | 1.6銭 |
スイスフラン/円 | 0.78銭 | 1.7銭 |
詳しくはこちら |
このように比較するとSBI FXトレードの方がスプレッドは狭いが、LIGHT FXは通常通貨ペアよりもスプレッドが狭い「LIGHTペア」を取り扱っている。
通常の取扱い通貨ペアと比べて「1取引の最大発注数量」および「売建玉・買建玉それぞれの建玉数量上限」に制限が設けられているが、スプレッドやスワップポイントなどにおいて、優位性があるLIGHT FXオリジナルの通貨ペアだ。
LIGHTペア対象の通貨ペアは次のとおりだ。
- 米ドル/円 LIGHT
- ユーロ/円 LIGHT
- 英ポンド/円 LIGHT
- 豪ドル/円 LIGHT
- NZドル/円 LIGHT
- トルコリラ/円 LIGHT
- 南アフリカランド/円 LIGHT
- メキシコペソ/円
- チェココルナ/円 LIGHT
- ハンガリーフォリント/円 LIGHT
- ユーロ/米ドル LIGHT
- 英ポンド/米ドル LIGHT
さらに、通常通貨ペアとLIGHTペアのスプレッドを比較してみよう。
通常通貨ペア | LIGHTペア | |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.18銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 0.38銭 |
英ポンド/円 | 0.9銭 | 0.88銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 0.48銭 |
NZドル/円 | 0.7銭 | 0.68銭 |
チェココルナ/円 | 0.2銭 | 0.18銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 0.28pips |
ご覧のように、LIGHTペアのスプレッドならSBI FXトレードと同じ水準で取引できる。
SBI FXトレードとLIGHT FXの基本情報
SBI FXトレードとLIGHT FXの基本情報は次のとおりだ。
SBI FXトレード | LIGHT FX | |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 無料 |
自動売買手数料 | 自動取引なし | 自動取引なし |
ロスカット手数料 | 無料 | 無料 |
取引通貨単位※1 | 1通貨 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 34通貨ペア | 34通貨ペア |
スプレッド | ||
米ドル/円 | 0.18銭 | 0.2銭(午前5:00〜午前8:00は3.9銭) |
ユーロ/円 | 0.38銭 | 0.4銭(午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
英ポンド/円 | 0.88銭 | 0.9銭(午前5:00〜午前8:00は14.9銭) |
豪ドル/円 | 0.48銭 | 0.5銭(午前5:00〜午前8:00は5.9銭) |
NZドル/円 | 0.68銭 | 0.7銭(午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
カナダドル/円 | 0.58銭 | 1.6銭 |
スイスフラン/円 | 0.78銭 | 1.7銭 |
最大レバレッジ※2 | 25倍 | 25倍 |
取引可能時間※3 | 月曜午前7:00〜土曜午前6:30 | 月曜午前7:00〜土曜午前6:50 |
口座開設日数 | 最短当日 | 最短当日 |
PCツール | ◯ | ◯ |
スマホツール | ◯ | ◯ |
証券会社 | SBI FXトレード | トレイダーズ証券 |
詳しくはこちら |
スプレッド以外の大きな違いは、取引通貨単位にある。SBI FXトレードは「1通貨単位」で取引でき、LIGHT FXは「1,000通貨単位」で取引できる。
これにより、FX取引に必要な最低資金が変わるので注意しよう。
SBI FXトレードとLIGHT FXのそれぞれの特徴とメリット
続いて、SBI FXトレードとLIGHT FXのそれぞれの特徴とメリットを解説する。
それぞれの特徴とメリットを明確にし、自分に合ったFXサービス選びを目指そう。
SBI FXトレードの特徴とメリット
SBI FXトレードの特徴は「取引通貨単位が低い」ことだ。前述のように、 SBI FXトレードは1通貨単位で取引できるFXサービスだ。
多くのFXサービスは1,000通貨単位で取引する。
つまり、 SBI FXトレードの取引に必要な最低資金は、その他のFXサービスの1,000分の1から始められる。
もちろん、数量の少ない取引は大きな利益を見込めないが、少額で取引を始められるのは初心者にとって嬉しいポイントだ。
実際に資金を投じて取引をするのと、デモ口座を使って取引するのとでは、得られる経験値が違う。
数円でも投じて取引をすれば緊張感が生まれ、FX取引のメリットやリスクも肌で感じられるだろう。
また、 SBI FXトレードはスワップポイントも高い。スワップポイントとは、通貨ペアの金利差によって生じる利益または損失のことだ。
以下の表は、2024年6月から7月にかけての、米ドル/円の買いスワップ平均だ。
通貨ペア | 米ドル/円の買いスワップ平均 | |
---|---|---|
SBI FXトレード | 371.5 | |
GMO外貨 | 370.2 | 詳しくはこちら |
DMM FX | 365.2 | 詳しくはこちら |
外為どっとコム | 363.8 | |
LINE FX | 359.3 | |
松井証券FX(MATSUI FX) | 356.7 | |
トライオートFX | 355.3 | |
LIGHT FX | 353.6 | 詳しくはこちら |
みんなのFX | 353.6 | 詳しくはこちら |
GMOクリック証券(FXネオ) | 193.6 | 詳しくはこちら |
スワップポイント出典:SBI FXトレードスワップポイントカレンダー、GMO外貨スワップポイントカレンダー、DMM FXスワップポイントカレンダー、外為どっとコムスワップポイントカレンダー、LINE FXスワップポイントカレンダー、松井証券FX(MATSUI FX)スワップポイントカレンダー
、トライオートFXスワップポイントカレンダー、LIGHT FXスワップポイントカレンダー、みんなのFXスワップポイントカレンダー、GMOクリック証券(FXネオ)スワップポイントカレンダー
米ドル/円のスワップポイントは、比較している10社の中で最も高い。
したがって、 SBI FXトレードはスワップポイント獲得を狙った中長期的な取引にも向いている。
LIGHT FXの特徴とメリット
LIGHT FXの特徴はやはり、「LIGHTペアの取り扱いがあること」だ。
LIGHTペアは通常の通貨ペアに比べてスプレッドが狭く、さらにスワップポイントが高い。実際にLIGHTペアと通常ペアのスワップポイントを比較してみよう。
LIGHTペア | 通常通貨ペア | |
---|---|---|
米ドル/円 | 358.4 | 343.45 |
ユーロ/円 | 311.65 | 311.65 |
英ポンド/円 | 453.8 | 428.25 |
豪ドル/円 | 208.25 | 208.25 |
NZドル/円 | 192.45 | 192.45 |
南アフリカランド/円 | 29.825 | 27.11 |
トルコリラ/円 | 63.7 | 57.105 |
メキシコペソ/円 | 34.915 | 33.235 |
チェココルナ/円 | 12.95 | 11.45 |
ハンガリーフォリント/円 | 12 | 10.5 |
※2024年6月27日〜7月26日の買いスワップ平均
通貨ペアによっては20円以上もスワップポイントが高いので、LIGHT FXを利用するなら、LIGHTペアで積極的に取引すべきだろう。
ただし、 LIGHTペアは保有できるポジション数に限りがあるので、注意してほしい。
1取引の最大発注数量はLIGHTペアが20Lot(20万通貨)、通常通貨ペアが100〜300Lot(100〜300万通貨)だ。
また、保有上限はLIGHTペアが300〜500Lot、通常通貨ペアが500〜1,000Lotとなっている。
SBI FXトレードとLIGHT FXはどちらを選ぶべきか
それでは最後に、SBI FXトレードとLIGHT FXのどちらを選ぶべきか、その判断基準について解説する。
FXサービスを選ぶポイントとは?
FXサービスを選ぶ上でまず大切なのが「スプレッドの狭さ」だ。
スプレッドは、FXにおける取引コストなので、狭いほどコストは安くなる。
ただし、SBI FXトレードとLIGHT FXのスプレッドは同水準なので、スプレッドの狭さだけで選ぶのは難しいだろう。
そこで、次に大切なポイントが「取引スタイルとの相性」だ。
FX初心者はまず、3つの取引スタイルから自分に合ったものを選んでみよう。
デイトレード | スイングトレード | スワップ運用 | |
---|---|---|---|
概要 | チャートを読みながら為替レートを予測し、売買を繰り返し、取引を一日で完結させる | 通貨ペアを決めたら買い注文をして、そのまま数日間様子を見る 取引を数日〜数週間以内で完結させる | 通貨ペアの金利差を利用してスワップポイントの継続的な獲得を目指す |
メリット | 小さな利益を積み重ねることで、1日で大きな利益を獲得できる可能性がある | 安定した取引がしやすく初心者におすすめ | 買いポジションを保有するだけで長期的に利益を得られる |
デメリット | チャートを読むための知識や経験が必要 一日の取引時間が長くなる | リスク許容度をしっかり決めないと大損する可能性がある | 為替レートの急落によって損をする可能性もある |
デイトレードは難度が高いためスイングトレードまたはスワップ運用が初心者におすすめだ。
取引スタイルを事前に選んでおくと、スプレッドの狭さで迷ったとしても、自分に合ったFXサービスを選びやすくなる。
SBI FXトレードはこんな人におすすめ
SBI FXトレードはスプレッドが業界最狭であることから、「取引のコストパフォーマンスを高めたい人」におすすめしたい。
取引回数が増えるほどスプレッドによるコストの差は大きくなるため、短期的に多くの取引をする人の場合、SBI FXトレードを選ぼう。
また、SBI FXトレードはスプレッドの狭さだけでなく通貨ペアの豊富さにも魅力がある。
数あるFXの中でも韓国ウォン/円やブラジルレアル/円を取り扱っているところは少ない。より柔軟にFXを楽しみたい人も、SBI FXトレードを選ぶといいだろう。
LIGHT FXはこんな人におすすめ
LIGHT FXは「高スワップポイントで中長期的に取引したい人」におすすめのFXサービスだ。
LIGHT FXで取り扱っている通貨ペアは、比較する期間によってはSBI FXトレードよりもスワップポイントが高い。
例えば、2024年7月1日〜26日における、米ドル/円の買いスワップ平均はLIGHT FX(LIGHTペア)が371円、SBI FXトレードが367円となっている。
LIGHT FX(LIGHTペア)の方が4円多く獲得でき、他の通貨ペアにおいても同様の傾向が見られる。
したがって、買いポジションを保有したまま毎日コツコツとスワップポイントを獲得したい人は、LIGHT FXを検討してみよう。
SBI FXトレードとLIGHT FXの違いを知って自分に合ったFXサービス選びを
本記事では、SBI FXトレードとLIGHT FXの違い、特徴やメリットなどを解説した。その内容を改めてまとめる。
- SBI FXトレードとLIGHT FXはどちらも業界最狭水準のスプレッド
- SBI FXトレードはスプレッドが狭くスワップポイントも高い
- LIGHT FXのLIGHTペアはスワップポイントがさらに高い
- 取引のコストパフォーマンスを高めたいならSBI FXトレード
- スワップポイントでコツコツ利益を獲得したいならLIGHT FX
SBI FXトレードとLIGHT FXはスプレッドが同水準なので迷いやすいFXサービスだが、細かいところで異なる点が多い。
まずは取引スタイルを整理し、自分に合ったFXサービスを選んでみよう。