アドバイザーナビ株式会社(本社:東京都中央区日本橋兜町8-1、代表取締役社長:平行秀)は、ユーザーの実体験を元にした資産運用や保険、FXなど、金融の様々なカテゴリーにおける情報を発信するサイトを運営しています。本記事では、2024年6月に行った主婦が行うFXに関する調査結果をご紹介いたします。
調査会社:アドバイザーナビ株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2024年6月6日 〜 2024年6月20日
調査母集団:32人
アンケート回答者の詳細データ:末尾に記載
アンケートサマリー
- 主婦がFXを始めるきっかけは、周囲からのすすめが40.6%で最も多い結果となった。家族や知人が取引しているのを見て、自分でもできると考え、お金を稼ぎたい思いで始めた人が多い傾向だ。
- 主婦のFX取引経験は、1年未満が46.9%と半分近くを占めている。家族や知人から勧められて始める人が多く、周囲の経験者の知恵を借りながら取引を始めるケースが多かった。
- 主婦から最も人気のあるFX口座はGMOクリック証券であり、34.4%がおすすめの会社として推薦している。取引手数料の安さを推奨理由としている人が多く、FX口座を選ぶ際に重要な要素となっていることがわかる。
- 主婦のFX取引で最も取引される通貨ペアは、USD/JPYである。93.8%の主婦が利用しており、87.5%の主婦が推奨している。取引量が多く、情報入手が容易なことが人気の秘訣だ。
- 主婦の間で最も採用されているトレードスタイルはデイトレードで、84.4%が採用している。デイトレードはリスク管理がしやすく、取引が簡単に行えることで、家事や育児の合間に行う主婦が多いようだ。
- テクニカル指標には移動平均線(MA)を最も多く利用している。移動平均線は投資初心者でも使いやすく、移動平均線を使う主婦は78.1%、次いでボリンジャーバンドが40.6%であった。
主婦のFX経歴に関するアンケート
まずは、主婦がFXを始めたきっかけ、FXの取引経験、口座を保有する会社に関するアンケート結果から取り上げる。
FXをはじめたきっかけは何ですか?
アンケートによれば、主婦がFXを始めるきっかけとなったのは家族や知人からのすすめが最も多いことがわかる。
具体的には、40.9%の主婦が知人や家族からのすすめがきっかけで始めており、次いで「大きな利益を得たい」などリターンを追求するために始めた主婦が21.9%であった。また、夫や友人がFXで利益を上げているのを見て、自分にもできると考えて始めた主婦も18.8%おり、気軽に始めている人が多いと考察できる。
これらの結果から、主婦は周囲の意見をもとに、高リターンの可能性を求めてFX取引に参入する傾向にあることが分かった。
FXの取引経験はどのくらいですか?
アンケートによれば、主婦のFX取引経験は幅広く分布していることがわかる。
具体的には、1年未満の初心者から5年以上のベテランまで様々な経験者が存在する。全体の46.9%が1年未満の初心者であり、次いで25.0%が1年以上3年未満、15.6%が3年以上5年未満、そして12.5%が5年以上の経験を持つトレーダーである。
これらの結果から、FXは投資初心者である主婦でも始められる投資法だといえる。
現在どの会社でFX口座を開設していますか?(複数回答可)
アンケートによれば、主婦が利用するFX口座の会社で一番人気を集めたのがGMOクリック証券であり、次いでみんなのFX・外為どっとコムとなった。これらのFX会社が人気の理由としては、手数料の安さや事前にデモトレードで使い勝手が確認できる点が挙げられる。
上位2社は30%台なのに対して、3位の外為どっとコムからは10%台までシェアが落ちることからも、GMOクリック証券とみんなのFXが主婦から高い人気を集めていることが伺える。
中でも一位となったGMOクリック証券の手数料(スプレッド)は、実際に安定して低水準を維持している。具体的な数値について知りたい方は、以下の記事も確認してみよう。
また、複数の会社で口座を開設している主婦もおり、投資先の分散を図る傾向があると言える。これにより、FXを取り扱う主婦は、自分のニーズや戦略に応じて最適な口座を選んでいるといえる。
どの会社のFX口座がおすすめですか?
アンケートによれば、GMOクリック証券が34.4%と2位のみんなのFXの15.6%と比べて圧倒的支持を得ていることがわかる。
GMOクリック証券は取引手数料や口座維持手数料が完全無料であるほか、取引ツールが使いやすい点が評価されている。また、みんなのFXではスプレッドの安さが最大の魅力とされており、少額からでも取引がしやすい点が推奨理由として挙げられている。
これらの結果から、各社が提供するサービスやサポートの質、コストパフォーマンスなどが重要な選択基準となっていることがわかる。主婦たちは、安心して取引を行えるよう自身の投資スタイルやニーズに合ったFX会社を選んでいるといえるだろう。
なお、今回支持を集めた上位2社の違いについては、以下の記事で詳細に解説されている。どちらがより自分に合っているのか、比較したいという方は参考にしてみるといいだろう。
主婦のFXの取引方法に関するアンケート
続いて、主婦がFXでどのように取引を行なっているか、通貨ペアやトレードスタイル・テクニカル指標に関するアンケート結果を取り上げる。
現在どの通貨ペアでFX取引をしていますか?(複数回答可)
アンケートによれば、取引されている通貨ペアは多岐にわたるが、USD/JPYが93.8%と圧倒的シェアを誇っていることがわかる。続くEUR/USDとEUR/JPYのシェアが12.5%であることを考えれば、ほぼドルと円の取引しか行われていないと考えてもいいだろう。
アメリカは経済成長を続けており、ドルは通貨として絶対的に信頼されている。日本でFXの取引を行う際、ドルと円の組み合わせが人気となるのは極めて自然なことといえるだろう。また、ユーロが一部の主婦に選ばれているのは、複数の通貨に投資先を分散することで取引のリスクを抑えていると考えられる。
これらの結果から、FX取引においては主要通貨ペアが中心的な役割を果たしており、主婦が安定した取引環境を求めていることが伺える。また、複数の通貨ペアを取引することでリスク分散を図る主婦も多いことが示唆される。
どの通貨ペアがおすすめですか?
アンケートによれば、主婦たちが推奨する通貨ペアには一定の傾向が見られる。最も多く推奨されているのはUSD/JPYであり、87.5%とダントツで支持を集めている。
日本とアメリカの経済情報は容易に入手できるため、取引判断を下す際に安心感があるとされるのが大きな理由だろう。また、取引量が多く流動性が高いことから、売買のタイミングを逃しにくく、取引経験1年未満の初心者主婦でも取引しやすいと評価されている。
これらの結果から、通貨ペアを選ぶ際には情報入手のしやすさ、取引量の多さ、流動性の高さなどが重視されており、各種要素が取引の安心感や効率性に寄与していることがわかる。主婦たちは、上記理由を基に自分に適した通貨ペアを選び、リスクを抑えながら効果的に取引を行なっている。
現在のFX取引で採用しているトレードスタイルを教えてください。
アンケートによれば、主婦たちが採用しているスタイルは多様であるが、特にデイトレードが主流であることがわかる。全体の84.4%がデイトレードを採用しており、次いでスイングトレードやスキャルピングがそれぞれ18.8%と9.4%を占めている。
これは、日中の家事や育児の隙間時間で取引をしている主婦が多いことを示している。また、投資経験者や上級者の主婦は、中期的に取引をしたり複数回売買を繰り返すことで、大きなリターンを狙っている人が多いこともわかる。
これらの結果から、主婦たちは自分の生活スタイルやリスク許容度に応じてトレードスタイルを選んでいるといえる。各々のトレードスタイルにはそれぞれのメリットがあるため、主婦たちはこれらを上手に活用し、効果的に取引を行っていると伺える。
どのトレードスタイルがおすすめですか?
アンケートによれば、多くの主婦がデイトレードを推奨している。
デイトレードはその日のうちに取引を完結させるため、リスクを翌日に持ち越さない点が評価されている。また、短期間で売買することですぐに利益を確定させられるため、家事や育児の合間でFXを取引したい主婦たちに支持されている。
一方、スイングトレードは数日から数週間にわたる取引を行い、中期的に利益を狙うことを目的としたスタイルだ。短期的な市場変動に対して反応しなくても良いことから、家事やパートなどで取引にあまり時間をかけられない主婦に選ばれている。
また、スキャルピングは短期間で売買を繰り返すスタイルであり、一日のうちに何度も取引を行うことで利益を積み上げる手法だ。この方法は、特に大きな利益を追求する主婦に人気を集めている。
全体として、デイトレードが最も多くの支持を得ている理由は、簡単に取引ができる点とリスク管理がしやすい点にあるといえる。他のトレードスタイルも各々の特性に応じて有用であり、主婦のライフスタイルや目標に合わせて選ばれていることがわかる。
どのテクニカル指標を使っていますか?
アンケートによれば、主婦たちが利用するテクニカル指標は多岐にわたるが、特に人気がある指標は移動平均線(MA)であり、全体の78.1%がこの指標を使用している。
移動平均線は価格の動きを平滑化し、市場トレンドがどうなっているのか把握するのに役立つため、投資初心者からベテランまで幅広く支持されている。
次いで人気があるのはボリンジャーバンドであり、40.6%の回答者が使用している。この指標は価格の変動範囲を視覚的に示すため、相場の過熱感や売買のタイミングを判断するのに適している。また、一目均衡表も21.9%の支持を集めており、相場のトレンドや転換点を総合的に判断するために用いられている。
これらの結果から、FX取引をしている主婦たちは複数のテクニカル指標を組み合わせて利用することで、相場の動きを多角的に分析し、より精度の高い取引判断を行っていることがわかる。各指標の特性を理解し、自分の取引スタイルや目的に合った指標を選ぶことで、効果的な取引を実現しているのだ。
どのテクニカル指標がおすすめですか?
アンケートによれば、移動平均線(MA)が68.8%と最も多く推奨されている。移動平均線は価格の動きを平滑化し、市場トレンドがパッと見てわかるようになっているため、多くの主婦から使いやすく信頼性が高いと評価されている。
次いでおすすめされているのはボリンジャーバンドの9.4%であり、価格の変動範囲を示すことでFXの取引タイミングを見極めるのに効果的である。また、一目均衡表も同様に9.4%の主婦から支持されており、相場のトレンドや転換点をを中長期的に分析して利益に繋げやすい点が評価されている。
これらの結果から、主婦たちは自分の取引スタイルや目的に応じて最適なテクニカル指標を選んでいることがわかる。移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表などの基本的な指標は、トレンドの確認や売買シグナルの判断に役立つため、幅広い支持を受けている。
今回のアンケートを通じて
今回のアンケートを通じて、主婦のFX取引に関する実態が明らかになった。
主婦がFXを始めるきっかけは、家族や知人からすすめられることが最も多いという結果になった。また、FX取引をしている主婦には、取引経験の浅い者から長年の経験者まで幅広い層がおり、特にGMOクリック証券が最も利用されていることが分かった。
また、主婦の取引スタイルとしてはデイトレードが主流であり、USD/JPYの通貨ペアが圧倒的な人気を誇っている。テクニカル指標では、移動平均線が最も利用されており、初心者からベテランまで幅広い支持を集めている。
これらの結果から、主婦たちが自分のライフスタイルに合わせて効果的にFX取引を行っていることが分かった。リターンを追求する主婦や隙間時間に投資に取り組みたい主婦にとって、FXはうってつけの取引方法といえるだろう。