- なぜ資産運用が危険と言われるのか理解したい
- 資産運用を始める前に注意すべきポイントを知りたい
- 自分が資産運用に適しているか評価したい
最近、資産運用という言葉に馴染みが出てきているが、「損をするから危ないんでしょう?」というイメージがある人も多いだろう。
今回の記事では、「資産運用は危ないのか?」というポイントを中心に、失敗しないための対策を紹介していくので、これからの参考にしてはいかがだろうか。
なぜ資産運用が「危ない」と言われるのか
資産運用がなぜ「危ない」というイメージがついてしまっているのだろうか。ここでは、株式投資を例に、分かりやすく説明していく。
損失により資産が減少する可能性がある
「初心者でも簡単にはじめられます!」というような投資方法であっても、資産運用には必ずリスクがある。このリスクとして代表的なものが「元本割れリスク」で、購入時よりも価値が下がってしまうことを言う。
資産を増やすために行う資産運用だが、資産が減ってしまう可能性が0ではない。そのため、上手くリスクと向き合う必要があるのだ。
マーケットの変動とその影響
マーケット(市場)は常にその価値が変動しているが、中でも株式であればリアルタイムで値動きを確認することができる。
しかし、右肩上がりの企業だけではなく、リーマンショックや感染症のパンデミックなどで株価が暴落する企業もいれば、天気によって株価が上がる企業もあるなど、実に様々である、
- 国内の景気がよい・悪い
- 円安・円高
- 金利が上がる・下がる
- 政治の動き・政治家の発言
- 自然災害
- 天気
- 国際情勢(戦争や貿易摩擦など)
- 海外の投資家からの影響 など
以上のような理由からマーケットは変動し、資産運用で「利益」につながることもあれば「損」につながることもあるのだ。
資産運用はしない方がいいのか
「損をするなら資産運用をしない方がいいよね。」と思う人もいるだろう。しかし、「現金」として持ち続けていくことはおすすめできない。
- モノやサービスの値段が上がっていくと同時に、お金の価値が下がっていくため
- 貯金をしていても、お金は増えていかないため
上記の理由から、「資産運用をしないことはリスクになる」と言える。
もしものために備えたお金を現金として保有し、残りは資産運用に回すやり方をする方が効率的にお金を増やし続けていくことが可能だ。
自分に合う方法で資産運用を積極的に行った方が、現金として持ち続けていくよりもいい結果を得られるだろう。
資産運用が「危ない」と考える人の行動パターン
しかし、「全員が資産運用した方がいい」という訳ではない。その適正には性格などが関係し、行わない方がいい人もいるのだ。
以下に資産運用が「危ない」と考える人の行動パターンを紹介するので、自分に当てはまるか確認しよう。
リスク管理を行わない人
上記でも説明したが、資産運用には「リスク」が常に潜んでいる。そのリスクを少しでも回避するために、リスク管理を行わなければならない。
しかし、このリスク管理を行わない人は、残念ながら失敗してしまう確率が高い。
例えば、「自分のリスク許容度」を把握していないと、資産運用に失敗して生活が苦しくなってしまうこともある。
リスク許容度とは、資産運用を行う上で「これだけの損なら耐えられる」というラインで、現実的な数字で設定しなければならない。
「お金が増えるなら!」と気持ちが大きくなり、現実的ではない数字を定めてしまうと、後悔することになるので注意しよう。
勉強不足の人
「知識がなくてもはじめられる」というフレーズを見て、「それならはじめよう!」と思っている人は、一度立ち止まってほしい。
金融商品の中には、実際に知識が少ない初心者におすすめできる商品もある。しかし、「全く知識が必要ない」という訳ではなく、最低限の資産運用に関する知識は必要なので注意しよう。
市場の変動に過剰に反応する人
価格変動に一喜一憂したり、「株価が下がってきていて不安だ…。」といった気持ちからすぐに売ってしまうと、損をする可能性がある。
「もう少し様子を見よう。」と普段から広い視野で見れる人は資産運用に向いており、逆に視野が狭くなりやすく衝動的に行動しやすい人は資産運用に向いていな傾向にあるので気を付けよう。
資産運用を安全に進めるために
資産運用で失敗せず、自分に合った投資方法で資産を作っていくには以下のポイントを意識しよう。
資産運用に十分な知識を身に着ける
「知識がなくてもはじめられる」という言葉に惑わされず、しっかりと資産運用の知識を身に着けよう。そうすることでリスクを減らしながらでも、理想的な投資成果つなげられる可能性が上がるからだ。
また、「〇〇さんは、この銘柄がいいって言っていた。」といった、SNSなどで得た情報は自分にとってベストな銘柄ではないケースがある。「自分にベストな銘柄」に出会うためにも、十分な知識は必要不可欠だと言える。
分散投資や積立投資を行う
まず資産運用は、「大きな利益と小さなリスク」という組み合わせは存在しない。「利益が大きい=リスクも大きい」「利益が小さい=リスクも小さい」ということを覚えておこう。
その上でおすすめなのは、リスクが小さい「長期・分散・積立」の資産運用だ。以下に分散投資と積立投資について解説する。
- 分散投資
- 複数の銘柄を組み合わせるため、リスクを分散させる効果がある。
- 積立投資
- 毎月一定額を購入していくことでリスクを減らし、ドルコスト平均法の効果を発揮できる。
- ドルコスト平均法
- 毎月一定額を購入することで、最終的に購入単価が平準化される方法
以上のように「リスクが低い商品」を選ぶことで、安定した資産運用を行うことができる。短期間で見れば小さな利益だが、長い時間をかけて資産運用を行えば、目標に到達することが可能だ。
ハイリスク・ハイリターン投資の種類について、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。
ハイリスク・ハイリターン投資の種類について、分かりやすく解説されている。
目的や方針を明確にしておく
資産運用を行うにあたって大切なポイントは、「目標や方針」だ。
目標を決めていないと「どれが自分にとってベストな資産運用か」といったことを判断する、資産運用を行う上での軸がないため、損につながってしまうだろう。
まだ目標が決まっていない人は以下のポイントをもとに、しっかりと練り直してほしい。
- どのような目標のために、投資を行いたいのか
- 投資期間はどれくらいがいいか
- リスク許容度はいくらまでか
- 大きなリスクを抱えながら大きな利益が欲しいのか、小さなリスクでコツコツと資産運用を行いたいのか
まずは上記について考え、自分軸を作ってから資産運用をはじめる方が、より理想的な結果につなげられるはずだ。
資産運用を安全に進めたいなら誰に相談するべき?
「勉強も苦手だし、資産運用がちゃんとできる自信がないです…。」と感じてしまう人もいるだろう。
資産運用の知識は難しい内容もあり、仕事をしながら勉強するには時間もかかる。では、資産運用のプロフェッショナル「IFA」に相談してはいかがだろうか?
IFAとは何か
IFAはIndependent Financial Advisorを略したもので、資産運用のプロフェッショナルのことを指す。
金融機関などに属さずに相談者の悩みに寄り添うことができるため、ノルマなどに左右されないベストな提案が可能だ。
そのような点から、独立系ファイナンシャルアドバイザーとも言われており、資産運用のパートナーとして心強い存在になりつつある。
IFAの役割と利用するメリット
上記で紹介した通り、資産運用は現実的な数字を炙りだしながら、自分に合う方法を探していかなければならない。しかし、本やSNSなどではさまざまな情報が載せられており、どの情報が正しいものか分からなくなるはずだ。
そのようなシーンで活躍するのは、IFAだ。資産運用を失敗しないために、一緒にプランを組み立ててくれる。
また、資産運用に関することでわからないポイントも教えてもらうことができ、確実に資産運用のステップを踏んでいけるだろう。
IFAと出会うには
IFAを探す上で大切なポイントは、「自分が行いたい資産運用に特化しているIFA」に出会うことだ。さまざまな資産運用の方法があるからこそ、IFAによって特化しているジャンルが違う。
そのため、まずはIFAとマッチングできるサイト「資産運用ナビ」などに登録をし、自分にぴったりなIFAに出会えるよう進めていくといいだろう。
資産運用は適切に管理すれば危なくない!
この記事では、資産運用がなぜ危険とされるのか、資産運用に失敗する人の特徴、失敗しないためにはどうすればいいのかについて紹介した。
IFAは、あなたの資産運用に関するリスクを適切に評価し、あなたにとって理想的なプランを提案することができる。
「資産運用ナビ」を利用すれば、信頼できるIFAとつながり、安心して資産運用の相談を行うことができるので、ぜひ下記のボタンから申込をしてみてはいかがだろうか。