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金に投資する魅力とは?デメリットや種類を解説!

昔から「金」は価値のあるものとして世界中で取引されている。

金融商品の中でも価格変動の小さい金に大幅な値動きがあったのは、1980年のオイルショックと2011年のリーマンショックの2回のみ。

そして、コロナの影響を受けて9年ぶりに大幅な値動きを見せた。

金はリスクヘッジできる投資先として年々注目を集めている。

投資対象として金はどうなのかメリットやデメリットなどを解説するので参考にしていただければ幸いだ。

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目次

金に投資する魅力やメリット

金に投資する魅力やメリット わたしのIFAコラム

金に投資する魅力やメリットを紹介する。

  • 信用リスクがなく無価値になる可能性が低い
  • どの国でも金の価値は共通認識
  • インフレ時に影響を受けにくいのでリスクヘッジできる

それぞれ紹介していく。

信用リスクがなく無価値になる可能性が低い

法定通貨や株式などは国や企業の信用によって価値が決まる。

そのため、国が破綻したり、企業の信用が落ちたりすると価格が変動するので最悪の場合は無価値になる。

一方で金は金そのものに価値があるので無価値になることがありません。

金は鉱物なので採掘量に限りがあるので希少価値が高く需要がある。

また、金の特性上経年劣化や腐食がないので金自体の価値は変わりません。

金は理論上人工的に作ることは不可能ではないようですが、有り得ないくらいコスパが悪いためだれもやっていません。

今後技術が進歩してダイヤモンドのように効率良く人工生産できるようになったら価値は落ちるかもしれませんが、現段階ではその心配はないでしょう。

どの国でも金の価値は共通認識

金の価値は、先進国でも発展途上国でも全世界共通で認められている

その理由は先ほど言ったように、金そのものに価値があるからだ。

日本円は日本でしか使えませんが、金は全世界で流通しているので基本的にはどの国でも取引ができる。

インフレ時に影響を受けにくいのでリスクヘッジできる

物の価値が上がり、お金の価値が下がるインフレ状態に金の価値が上がりやすいためインフレ対策としてぴったりだ。

他の金融商品と比べて値動きが激しくないので安定した資産になる。

「有事の金」と言われるように、世界的に大きな事件があった時にほとんどの金融商品が暴落する中で金だけは価格が上昇することがあるのでリスクヘッジが可能だ。

金に投資するデメリット

金に投資するデメリットを紹介する。

  • 利息や配当のようなインカムゲインが一切ない
  • 盗難や紛失の恐れがある
  • 各種手数料が高い
  • 米ドルの影響を受ける

それぞれデメリットを解説していく。

利息や配当のようなインカムゲインが一切ない

銀行預金や株式のように利息や配当がない。

金はインカムゲインがゼロなのでキャピタルゲインでしか利益を出せません

金関連の投資信託も同様に配当がないので覚えておくといいでしょう。

盗難や紛失の恐れがある

金を現物所有している場合に限りますが、盗難や紛失のリスクがある

現金を盗難紛失しても自己責任なので、金も自己管理しなくてはいけません。

また、純金積立であれば現物所有しなくても金を保有できるため、自分で保管したくない方はおすすめだ。

各種手数料が高い

金はどんな取引方法でも手数料がかかるのですが、基本的に他の金融商品と比べて高い。

特に現物の金地金や金貨は、購入量が少ないほど手数料が割高になってしまい、高いところだと15%前後も手数料がかかる場合もある。

なるべく手数料を取られたくない方は大口購入するか、投資信託やETFのように現物所有しない方法がおすすめだ。

売買以外にも保管手数料も必要なので、金を購入する前にどれくらいの維持コストがかかるのか把握しておきましょう

米ドルの影響を受ける

金とドルは逆相関関係が強く、米ドル相場が値上がりすれば金の価格は値下がりし、米ドルが値下がりすれば金が値上がりする傾向にある。

日本円と米ドルも逆相関関係にあるので、同様に円建て金とドル建て金は逆相関関係となる。

世界的に金の価格が変わってなくても、円建て円高ドル安になると金の価格が下がり、円安ドル高になると金の価値が上がる

価格変動が小さくリスクヘッジに向いているとは言え、為替市場の値動きは気にしておいたほうがいいでしょう。

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「金投資」の種類とそれぞれの仕組みの特徴

金地金や金貨

現物を所有したい方は金地金や金貨を購入するといいでしょう。

現物を実店舗で購入するので余計な手続きがなく誰でも簡単に購入できる。店舗によっては、電話で手続き可能だ。

貴金属店で購入できますが、偽物を売られる可能性もあるので信用度の高い店舗で購入するといいでしょう。

現物購入の難点としては、数千円から購入できない点と購入金額が低いと手数料が割高になってしまうことだ。

店舗や金相場にもよりますが、5gだと購入手数料が10%前後かかる。

純金積み立て

少額から現物購入したい場合は、純金積立がいいでしょう。証券会社や貴金属店を通して、毎月金を購入する。

純金積立の良いところは、自分で保管しなくてもいいことや月1,000円〜と少額で購入できることだ。

投資信託や金ETF

金は所有しなくてもいいけど金に投資したい方は投資信託や金ETFがおすすめ。

金関連に投資する投資信託へ投資することで間接的に金を少額から購入可能だ。

実際に金を購入している訳ではなく、あくまで投資信託の商品になる。

しかし、通常の投資信託とは違い、配当はもらえません。

金先物取引

金は値動きが落ち着いているのでそこまで大きなリターンは得られません。

金で最大限リターンを狙いたいなら金先物取引がおすすめだ。

先物取引は、将来の特定した日に取引時の価格で売買を約束する取引だ。

例えば、取引時点で100g80万円の金を1年後に購入する約束をした。

約束する取引時には一定金額の資金が取引口座にないといけません。

1年後に金の価格がいくらでも100g80万円で売買するという取引だ。

1年後に100g80万円以上になっていたら得をし、反対に100g80万円以下になっていたら損をする。

先物取引ではレバレッジがかけられるので資金以上の取引が可能だ。そのため大きなリターンが狙える。

まとめ

まとめ わたしのIFAコラム

今回は、金に投資する魅力やデメリットを紹介した。金投資は他の金融商品と比べて大きなリターンは狙いづらいですが、守りの資産として注目を集めている。

自身の資産や状況に合わせて金投資に向いているのか判断しましょう。

一人で判断するのが難しいと感じる方は、「わたしのIFA」に相談をしてはいかがだろうか。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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