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ほったらかし投資の始め方を解説!自分に最適な方法を見つけ出そう

この記事で解決できるお悩み
  • ほったらかし投資を始めたい
  • 自分に合ったほったらかし投資法を見つけたい
  • どんな人にほったらかし投資がおすすめなのか知りたい

「投資を始めたいが時間がない」このような理由から、資産運用に一歩踏み出せずにいる方は多いのではないだろうか。

そんな投資に時間をかけられない方には、ロボやプロの仕組みを活用し運用を行う「ほったらかし投資」という方法がある。

この記事では、ほったらかし投資の始め方について解説する。

ほったらかし投資は、単に手間や時間が減るだけではなく、リスクを抑えることで結果的に運用効果が大きくなりやすいという側面もあり、戦略的な手法とも言える。

失敗しづらい堅実な運用方法なので、投資初心者にも向いている。

しかし、ほったらかし投資を実現するには、緻密な準備が必要だ。

この記事をお読みいただき、効果的なほったらかし方を知っておこう。

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目次

ほったらかし投資を始める前に!まずは基本を理解しよう

ほったらかし投資とは わたしのIFA

まずは、ほったらかし投資のメリットとデメリットを整理し、向いている人を解説する。

始める前の準備についてもまとめているため、確認しておこう。

ほったらかし投資の定義

ほったらかし投資とは、投資商品や金額を決めた後、細かいチェックや売買を行わない運用手法を指す。

一度利益が出る環境を整え仕組化してしまえば、頻繁に手入れをしなくてよい。

ほったらかし投資は、AIを活用したり、プロに運用を任せたりと多様化しているが、手法の主軸は長期の積立運用である。

時間を見方につけながら少額をコツコツ投資することで、大きな運用益を得るのが基本方針だ。

ほったらかし投資のメリットは、管理の手間がかからないという点だ。

素早い判断や売買が必要なく、相場分析に時間をかけなくて良い。

細かい確認が必要ないため、値動きに一喜一憂しなくていいという感情面の利点もある。

短期的な動きをして、目標を逸脱することなく冷静でいられる。

そして、自分のペースで運用ができることから長期運用が実現しやすい。

長期運用によって価格変動の振れ幅を低減でき、リスクを抑えるという効果もある。

一方デメリットは、短期間で大きく増えないという点が挙げられる。

利益が生じる実感が小さく、資産が増えていく醍醐味を味わいにくい。

また、言葉どおりに完全にほったらかしはできない。

放置が基本方針とはいっても対応するべき局面があり、適宜見直しは必要だ。

ほったらかし投資がおすすめな人

ほったらかし投資が向いているのは、次のような人だ。

長期運用ができる人

将来の資産形成が目的で運用期間に余裕がある場合、細やかな取引を必要としないほったらかし運用が適している。

自動的に買付けもできるので、確実に投資を続けられる。

投資初心者

投資には知識や経験が必要だ。

しかし、ほったらかし投資であれば、基本方針は放置することなので、誰でもすぐに運用ができる。

銘柄選び、売買のタイミングなど投資判断に自信がない人もプロやツールに任せることで、高度なテクニックや分析を必要とせず、安心して始められる。

投資にあまり手間をかけたくない人

毎日値動きを確認したり、投資情報を収集したりする必要はないため、仕事や家事育児に追われている人でも無理なく続けられる。

ほったらかし投資は、値動きにあまり過敏にならないほうが良い。

そのため日々忙しくしていても効果を出せる。

ほったらかし投資を始める前にするべきこと

ほったらかし投資は始める前の準備が成否を決める。

やるべきことは次の通りだ。

運用目標の決定

何のために投資をするのか目的を把握し、目標金額を決める。

余剰資金額の把握

投資できる資金を確認する。

投資は、生活資金と備えの資金を差し引いた余剰資金で実施しよう。

金融商品のなかには、保有期間の決まりがあり、すぐに現金化できないものもある。

将来のライフプランも考慮しながら長期間投資できる資金なのか確認する。

リスク許容度の設定

どの程度の損失なら受け入れられるのか洗い出す。

家族構成や資産状況、投資の経験などを元に見積もっていく。

運用前にこれらの計画を立てておくと、正しい商品選定ができ、長期間投資の中で起こりえる想定外の事態にも冷静に対処できる。

ほったらかし投資に最適な手法を紹介

ほったらかし投資に最適な手法を紹介 わたしのIFA

ほったらかし投資ができるツールやサービスを紹介する。

  • ロボアドバイザー
  • 株式や投資信託の積立投資
  • 不動産クラウドファンディング

それぞれの特徴やメリット・デメリットをみていこう。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーは、人工知能を活用した投資ツールである。

複数の質問に答えると投資方針が設定され、自動で売買が行われる。

蓄積された膨大なデータを用いて投資判断を行うため、感情にとらわれない合理的な運用ができるのが特徴だ。

ロボアドバイザーにはアドバイス型と投資一任型の2種類がある。

アドバイス型最適な資産種類や資産配分が提案される
投資一任型資産配分から商品選定、買付け、運用まで全て行う

ほったらかし投資は、運用全般を任せられる「投資一任型」が向いている。

適切なタイミングで売買、資産のバランスを整えるので、投資先選びの手間がかからない。

時間がない人や自分の投資判断に不安がある人に最適だ。

ただし、投資一任型は手数料がかかる。おおよそ預け資産の1%前後の手数料が必要だ。

また、データや市場の動向を分析し運用するため、完全に個別最適化されていない。

他の保有資産とのバランスや家族状況など個々の事情を反映しづらいという側面がある。

主なサービスとしては、ウェルスナビ、楽ラップ、ROBOPROなどがある。

株式や投資信託の積立投資

決まった金額と時期に、株式もしくは投資信託を買い付けていく方法だ。

株式の積立は、金額指定や株数指定をして定期購入していく。

投資信託の積立も、金額や口数を決め買付けをしていくが、運用は専門家であるファンドマネージャーが実施する。

どちらも少額から開始でき、誰もが気軽に始めやすい。

証券会社によっては株式が3,000円、投資信託が100円から始められる。

さらに、一定金額を定期的に投資し続けることで、買いのタイミングで迷うことがない。

時間分散投資の効果も働き、リスク低減が期待できる。

しかし、少ない金額で緩やかに資産を形成するため、すぐに大きな利益を上げることは難しい。

また、価格が上昇し続ける相場では、早い段階での一括投資と比べ運用効果が小さくなる。

株式の積立は、楽天証券のかぶツミ®、auカブコム証券のプレミアム積立®(プチ株®)などがある。

投資信託の積立は、多くの証券会社で取り扱っている。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、事業者が複数の出資者から資金を集め、共同で不動産投資を行う仕組みだ。

物件の購入や管理は事業者が行い、家賃や売却によって発生した利益は出資者に分配される。

現物購入より少ない費用で不動産投資できるため、気軽に始められる。

事業者によっては1万円程度から投資可能だ。

また、不動産の現物投資とは異なり、運営は事業者が行うため不動産管理や維持に手間がかからないのも利点だ。

一方、運用期間が決まっていることから資金が拘束され、好きなタイミングで現金化しづらい側面もある。

他にも、現物所有ではないため税控除が受けられなかったり、NISA制度の対象外であったりするなど、税制上のメリットが少ない。

主な事業者としては、クリアル、テクラウド、COZUCHIなどがある。

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ほったらかし投資の始め方

ほったらかし投資の始め方 わたしのIFA

この章では、ほったらかし投資を始める手順について説明する。

商品の選定方法のコツや、ほったらかし投資と相性が良い新NISA制度についても解説するため、参考にしてほしい。

証券口座の開設〜購入までの流れ

投資開始までのステップを、SBI証券の例をもとに紹介する。

口座開設の申し込み

ウェブサイトにアクセスし、メールアドレスを登録する。

氏名・住所の入力を行い、規約などを確認し同意する。

申し込み完了後、ユーザーネームとパスワードが発行されメールに送られる。

確認書類の提出

ユーザーネームとパスワードを使ってログインし、口座開設状況画面から本人確認書類などを提出する。

WEBアップロードか郵送を選択できる。

必要書類は以下の通りだ。

スマートフォンで確認書類を撮影し提出できる場合マイナンバーカード
もしくはマイナンバー通知カードと運転免許証
スマートフォンを持っていない場合マイナンバーカードと運転免許証、各種健康保険証など
もしくはマイナンバー通知カードと運転免許証、各種保険証、住民票のいずれか2種類

口座開設完了通知の受け取り

提出書類の審査後、口座開設完了通知が郵送もしくはメールで送られるため、受け取る。

ログインパスワードと取引パスワードを使ってログインし、次の初期設定を行う。

連絡先・職業・世帯主・出金先口座の登録

情報を入力し、証券口座から出金する際の振込先を入力する。

手数料プランを選ぶ

国内株式を取引する際の手数料プランを選ぶ。

証券口座への入金

入金はインターネットバンキングを利用した「即時入金」がスムーズに手続きできる。

サイトから入金指示をクリックし、提携銀行を選ぶ。

提携銀行の手続きに進むため、入金の手続きを行う。

買付け

銘柄を選定し、買付け方法を選択する。

目論見書や補完書面を閲覧後、同意する。

さらに、分配金を再投資するかを選ぶ。

取引パスワードを入力し注文する。

ほったらかし投資に向いている金融商品

ほったらかし投資を実践するための金融商品は、次の項目に注意して選んでほしい。

運用ニーズに合っているか

目標利回りとリスク許容度のバランスを常に忘れずにいたい。

希望する運用成果だけでなく、安全性と収益性のバランスを考慮し、受け入れられるリスクの範囲内で商品を選定しよう。

各商品の運用実績やリスク度合いは、目論見書や運用レポートなどで確認できる。

長期運用に向いているか

ほったらかし投資の場合、時間をかけて運用することで成果が出る商品を選びたい。

値動きの激しい商品でタイミングを狙うのではなく、じっくりと着実に成長していく銘柄を選定しよう。

ほったらかし投資に新NISAを活用する重要性

ほったらかし投資では、新NISAの投資枠を活用してほしい。

NISAとは、投資で得た利益が非課税になる制度である。

通常、投資の利益には20.315%の税金がかかるが、NISA口座で運用を行えば課税されない。

2024年には新NISAが導入され、より非課税の恩恵を受けやすくなった。

新NISAには2つの投資枠がある。

スクロールできます
つみたて投資枠成長投資枠
投資対象商品長期積立と分散投資に適した投資信託国内外の株式、投資信託、REITなど
年間投資枠120万円まで240万円まで
買付け方法積立のみ積立・都度買付け
非課税保有
限度額
あわせて1,800万円、成長枠のみ1,200万円の内枠あり

特につみたて投資枠で買付けができる投資信託は、金融庁が認めた長期・分散投資ができる商品が対象なのでほったらかし投資と相性が良い。

さらに、つみたて投資枠と成長投資枠の併用することで、ニーズに応じた投資を行うことも可能だ。

非課税のメリットを活かし、賢く資産を形成してほしい。

ほったらかし投資の始め方を相談するなら誰にするべき?

投資の相談は誰にするべき? わたしのIFA

投資は、個々の事情や運用方針を反映させるとより効果的に運用できる。

そのため、第三者に相談して最適化するのも戦略の1つだ。

この章では、専門家に相談する利点やIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)の役割について解説する。

投資判断や資産管理における専門家の重要性

ほったらかし投資ができるツールやサービスは、多種多様に展開されている。

どれを選択しどのように使っていくか、ほったらかしにするまでの環境を整えるのが難しい。

さらに、投資を始める前に避けられないリスク許容度の設定や、ポートフォリオの策定を独自で取り組むには困難がある。

そこで頼れるのが、投資や運用の専門家だ。

投資前に相談をすれば、プロの知見に基づいた運用計画を立てられる。

不足している経験を補えるだけでなく、新たな知識や投資手法を得ることも叶う。

専門家からアドバイスを受けることで、その後の運用成果に大きな差が生まれるだろう。

また、運用前に投資環境を整えることも大事だが、開始後のメンテナンスも大切だ。

運用中は、市場の悪化や情勢不安に遭遇することもある。

そんな時でもプロの分析があれば、自分の資産状況を客観視し、適切な対応ができる。

IFAに相談するメリット

IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)は、資産管理のエキスパートだ。

投資・運用に関する知見を豊富に持ち、資産形成の提案やアドバイスを行っている。

ヒアリングから投資プランの提案、資産種類や商品の選定、申し込み手続きまで一貫したサポートが可能だ。

新NISAを活用したほったらかし投資も安心して始められる。

さらに、各種資産を組み合わせた運用戦略の策定を得意としているため、商品の垣根を超えたオーダーメイドの提案が叶う。

ツールやシステムを用いた以上に個別最適な投資プランで運用を開始できる。

IFAは転勤がなく、長期にわたって同じアドバイザーが担当できることも強みだ。

ほったらかし投資で長期運用をする場合、市場や相場の変化に直面することもあるだろう。

そんな時も、資産状況や運用方針を把握しているIFAであれば、速やかにフォローできる。

IFA検索サービス「わたしのIFA」の活用法

ほったらかし投資は、資産種類やサービスが幅広い。

そのためどんな相談をしたいか、ニーズにあったIFAを選ぶことが大切だ。

迷う場合は、より幅広い領域を得意としている担当者を選ぶと良いだろう。

「わたしのIFA」は、自分に合ったIFAを探すことができるプラットフォームだ。

フォームに居住地域や相談内容などを入力するだけで、あなたに合ったアドバイザーをマッチングし、紹介する。

担当者のプロフィールには、経歴・保有資格・得意領域・運用方針などが掲載され、相談したい内容とスキルが一致しているか確認できる。

また、担当している顧客の年代・性別・保有資産額も公開されており、自分と同じ属性の顧客への提案実績があるかどうかも判断できる。

最適なアドバイザー探しのツールとして、活用してはいかがだろうか。

多忙な方や初心者向けほったらかし投資の始め方

まとめ わたしのIFA

本記事では、ほったらかし投資の概要や始める前に必要な準備について解説した。

ほったらかし投資は、忙しい人や初心者に適した方法である。

その一方で、始めの投資プランの設定が成否を分ける重要な鍵となる。

いくつか具体的な実践法も取り上げたがあくまで一例であり、最適解は個人によって異なる。

ほったらかし投資を成功させるために早い段階で、専門家からアドバイスを受けることも戦略の1つだ。

特にIFAは、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれる。

長期運用が基本であるほったらかし投資は、思い立ったときがはじめ時だ。

IFA検索サービス「わたしのIFA」を活用し、豊かな資産形成の一歩を踏み出してほしい。

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ほったらかし投資の始め方に関するQ&A

ほったらかし投資のデメリットは何ですか?

ほったらかし投資は時間をかけて運用を行うため、資金が短期間で大きく増えないというデメリットがある。

すぐには利益が発生せず、資産が増えていく醍醐味を味わいにくい。

また、ほったらかしとはいえ、完全放置はできない。

定期見直しや対応するべき局面があり、手入れは必要だ。

投資はいくらから始められますか?

投資信託の積立は最低100円から、不動産クラウドは最低1万円から始められる。

どちらも大きな資金を必要とせず、少しずつ開始できる。

少額から始めることで、投資のリスクを最小限に抑えながら運用できる。

ほったらかし投資を成功させるポイントは何ですか?

投資開始時に適切な投資プランを策定することが大切だ。

投資可能額やリスク許容度の把握、商品の選定などを元に客観的な視点で投資ルールを設定しよう。

投資前に、「わたしのIFA」を活用し運用のプロからアドバイスを受けるのも良い選択だ。

また、個別の値動きに敏感に反応する必要はないが、全体の収益バランスは考慮してほしい。

3か月に1回といった定期確認や、ライフステージに変化があったときの見直しは実施したい。

ほったらかし投資に向いていないのはどんな人ですか?

短期で利益を出したい人は、長期運用が基本のほったらかし投資は適していない。

大きな金額をかけて儲けを出したい人も、ハイリスクハイリターンの運用は細やかなチェックや素早い対応が必要なのでほったらかし投資は向いていない。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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