- 3,000万円を保有しているが運用先を決めたい
- せっかくなら1億円まで資産を伸ばしたい
- 利益を追い求めすぎて、資金を失うような投資はしたくない
資産運用を始める際に、「どのような運用先へ投資をすれば良いのだろうか」と迷ってしまう人は多いのではないだろうか。そもそも資産運用前には運用商品ごとの特徴や強みなどを理解しないと、損するリスクを減らしつつ安全に運用することは難しい。
さらに1,000万円や3,000万円などまとまった金額で資産運用したい場合には、資金を減らさない意識対策がかなり重要になる。
そこで今回は「資産3,000万円でどこまで利益を伸ばせるか」「資産3,000万円のおすすめの運用先はどこか」などについてわかりやすく紹介していく。
上記のような方はぜひ最後までご覧いただき、ご自分の運用に取り入れてみてはいかがだろうか。
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3,000万円でどこまで利益を伸ばせる?
3,000万円を投資した場合にどこまで利益をさせるかについてだが、桁を上げて「億」を目指すことも可能だ。以下は、3,000万円で1億円を達成するために必要な利回りと年数を記載している。
1億円を達成するために必要な利回りと年数
利回り | 年2% | 年3% | 年4% | 年5% | 年6% |
必要年数 | 61年 | 41年 | 31年 | 25年 | 21年 |
利回りが上がれば、当然ながら年数は短くなって1億円以上保有する「億り人」に近くなる。
もし「億までは伸ばさなくてもいい」「なるべく利回りを抑えつつ、安定的な投資をしたい」という方なら、利回りを抑えて以下の表のような利益額を目指すことが可能だ。
利回りと運用年数に応じた最終的な利益額(万円)
利回り | 年2% | 年3% | 年4% | 年5% |
---|---|---|---|---|
5年 | 3,300 | 3,470 | 3,640 | 3,820 |
10年 | 3,650 | 4,030 | 4,440 | 4,880 |
15年 | 4,030 | 4,670 | 5,400 | 6,230 |
20年 | 4,450 | 5,410 | 6,570 | 7,950 |
25年 | 4,920 | 6,280 | 7,990 | 1億1,590 |
30年 | 5,430 | 7,280 | 9,730 | 1億2,960 |
投資は「リスク = リターン」となるので、なるべく資産を減らさない運用を優先したい方は、上記の中でも低い利回りを想定して最終的な利益を算出することになる。
ただ、低い利回りでも運用の年数を増やせば、利益をコツコツと積み重ねることも可能だ。
3000万円の運用先
3000万円を実際に運用する先はどこが良いだろうか。
ここでは、おすすめの資産運用法として主に以下の4つを挙げる。
3,000万円の運用先の例
- 投資信託
- ヘッジファンド
- 不動産投資
- 不動産系のファンド(REIT)
投資信託
投資信託は投資初心者でも、一度は聞いたことがある運用先ではないだろうか?
投資信託とは、投資を希望する投資家からファンドと呼ばれる投資信託の運用会社などのプロに資金を預けて運用してもらう仕組みの資産運用方法だ。プロが運用して得た利益の一部を投資信託購入者は受け取れる。
プロに頼む手数料は必要であるが、運用を専門家へ任せられる強みがあるので、初心者におすすめの運用先だ。
さらにファンドは多くの投資家から資金を集めるので自分で投資するよりも高額な資金が動く。そのため、投資信託では資金を減らすリスクを回避することが求められる。
株式のみだけではなく低リスク資産の債券など幅広い商品へ分散投資して資金を減らさないよう意識した運用をしてくれるのだ。
ヘッジファンド
ヘッジファンドは基本的には金融資産で1億円以上を保有している人向けの投資信託であり、お金持ち向けの運用商品だ。
投資信託の一種であるが、最低購入金額が数千万円以上と設定されているため対象者は限られてしまう。投資信託では楽天証券やSBI証券などの証券会社に口座を保有していれば誰でも始められるが、ヘッジファンドの始め方は紹介などがメインとなるので、クローズドな環境で投資家の資金を募ることになる。
ヘッジファンドは運用方法が通常の投資信託より自由でレバレッジを掛けることもできる。
そのため、相場が下落している時にも利益を積み重ねられるような運用をしてもらえるというメリットがある。
一般的には私募商品ではあるが、一部証券会社で公募で数百万円〜数千万円で購入可能なヘッジファンドもある。
まとまった運用資金を持っているからこそできる有効な運用方法の1つと言えるだろう。
不動産投資
その名の通り土地や建物など不動産へ投資する運用方法だ。不動産を購入し、管理しつつ他人に貸し出して家賃収入を得たり、地価が値上がりしたタイミングで売却して利益を得たりすることができる。
しかし、不動産投資の大きなデメリットとして初期費用がかなり高いというデメリットがあるので注意が必要だ。
保有金額が少なければ、ローンありきで運用計画を立てなければならない。綿密な返済計画と収益を上げられる不動産選びを行わなければ大損してしまうため、失敗リスクを避けなければならないという難易度の高さゆえに、初心者が手を出しにくいという側面もある。
ただし条件の良い不動産へ投資して家賃収入が入れば、毎月の安定した収入を得て老後生活の大きな収入源となりうる。さらに節税効果もあるので、初心者がすぐに始めるのはおすすめできないが、まとまった資金がある場合は検討してみてはいかがだろうか。
不動産系のファンド(REIT)
「不動産投資を行いたいが、一軒や一棟を丸々購入・運用するリスクは負いたくない」という方におすすめの運用先が不動産系のファンドへの投資だ。その商品は、投資信託の不動産バージョンで不動産投資信託(REIT)と呼ばれている。
REITの仕組みとしては、投資家がファンドへ投資し、そのファンドが不動産の運用を担う。そして不動産を購入したり売却したりして、運用益を得るような流れとなる。
実際の不動産を保有することが出来ないものの、通常の投資信託よりも分配金が多めというメリットがある。「不動産系に投資をしたいが、いまひとつ勇気が出ない」という方はまず不動産投資信託から検討してみてはいかがだろうか。
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3,000万円を安全に運用するには?
ここまで3,000万円の運用先を紹介してきたが、資産運用時には守りの投資で安全に運用することを心がけていただきたい。
もちろん3,000万円から一気に1億円を目指すのも魅力的であるが、高利回りのものはそれだけリスクが伴うことを念頭に置いておこう。そのため、ハイリスクハイリターンのものばかりに商品が偏るのは避けておく必要がある。
そこで運用をする際には、以下のポイントを適宜取り入れてリスクを抑える工夫をしていただきたい。
リスクを抑える工夫
- 資産配分で、貯金や定期預金の割合を増やす
- 債券中心で構成された低リスクの投資信託を複数組み合わせる
反対に、守りの運用に偏りすぎて全く資産が増えないというケースもあるので、適宜リターン狙いの中〜高リスク商品を交えつつ運用してみてはいかがだろうか?
インフレ・デフレも考慮に
他にもインフレやデフレ時には、購入していた運用商品の状況が一変する場合もある。インフレとは物価が上昇してお金の通貨の価値が下がり続けることで、反対にデフレとは物価が下落し続けお金の価値が上昇し続けることを指す。
経済状況が変わった時には適切な運用先も変わる。そのため、あらかじめ自分のポートフォリオが「インフレ時やデフレ時にはどのような動きをするか」「運用益を伸ばしにくい状況は何か」などを想定しながら投資先を考えておこう。
ちなみに、以下のようにインフレとデフレは交互にやってきて景気は循環していくといわれている。
景気循環の流れ
- インフレによって景気が後退して不景気になる
- デフレになって景気が拡大し好景気となる
- 再度インフレが発生する
どちらの状態に陥っても利益を出せる、もしくは資産を守れるようなポートフォリオを組むように意識しておこう。
運用先をプロに相談するのも手
3,000万円というまとまった資金を運用するのであれば、なるべく資産を減らさないようにプロを頼るのも手だ。自分自身での運用はもちろん可能だが、知識を得た上で運用しなければならないのでハードルが高くなる。
さらに3,000万円を簡単に用意できるという人は少ないので、せっかく貯めた資金を減らすことは1番避けておきたいはずだ。そこで、以下の記事のポートフォリオなども参考にしつつ、本当に自分に合っているのかをプロに相談して客観的な意見を取り入れながら運用方針や資産配分を決定していただきたい。
このような方にはIFAをお勧めする。
IFAとは独立系の資産運用アドバイザーのことで、2018年頃から日本で急増している資産運用のプロである。
元々は野村證券や大和証券などの大手証券会社にいた方が独立して、中立的な立場から顧客に寄り添った資産運用のアドバイスを行なっている。
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