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【10億円の資産運用先】おすすめ金融商品3選とシミュレーションを紹介!

10億円を保有している人は、ほとんどの運用商品を選択肢に入れてポートフォリオが作れる。そこで今回は、10億円のおすすめ資産運用方法についてわかりやすく紹介していく。

「どの資産運用方法を選択すれば、どれぐらいの利益が見込めるか」などもシミュレーションしている。投資先に迷っている方は参考にしつつ、ご自身のポートフォリオを設定してみてはいかがだろうか。

もし億単位での投資に抵抗があり、数千万円単位での投資を検討している場合はこちらの記事をご覧いただきたい。

運用商品と投資の心構えなどを紹介しているので、投資初心者の方は一度目を通していただきたい内容となっている。

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目次

10億円の資産運用は選択肢が多い

10億円で資産運用する場合、ほとんどの投資方法が選択肢に入れられる。投資は元手が少ないと、そもそも投資できない商品があったり、購入できたとしてもローンが必要になり利益が出るまで長期化したりするケースがある。

10億円もあればローンは組まずに一括で不動産を購入できたり、最低金額購入金額に数千万円かかるヘッジファンドなどへも投資できる。ただ前提として10億円保有者は少なく、その半分の5億円以上を有している世帯も日本人には0.17%しかいない。

株式会社野村総合研究所が2021年に行ったアンケートによれば、5億円以上保有する「超富裕層」に分類される世帯は全5413.4万世帯中、日本にたった9.0万世帯しかいない。

その中でも10億円を保有する世帯はおおよそ0.1%程度にも満たないと想定できる。ただ同調査によれば、5億円以上保有する超富裕層といわれる世帯の数は、アベノミクス以降年々増加している。

つまり、億単位の資産を運用できれば、資産を着実に増やしていきやすいのだ。

10億円を運用する際の金融商品3種とリターン

10億円を運用する商品として、主に以下の3つが挙げられる。

  • 海外不動産
  • 国内・海外債券
  • 国内・海外株式

それぞれの特徴と1億円を投資した場合のリターンなどを紹介していく。

海外不動産

10億円保有している人の投資先として挙げられるのが不動産投資だ。前述したように住宅ローンを組まず一括で購入できるので、損益分岐点が下がり初期費用を回収できる期間も短くなるのだ。特に海外不動産投資の場合、自身の海外拠点として使ったり、その国の経済成長の恩恵を受けたりできるなど様々なメリットが存在している。

さらに不動産投資による高い利回りが期待でき、節税効果も得られる。しかしデメリットとして、銀行からの融資条件が悪くなったり、為替変動による資産価値の下落したりするなどのリスクも存在している。

そのデメリットをカバーするためにも、資金が潤沢にある10億円での運用は最適だ。融資なしで購入できたり、為替変動によるリスクを回避するために別の金融商品へ分散したりして、損をした場合でもカバーできるようなポートフォリオを組める。利回りは、不動産投資を行う国によって異なるが、年5%から10%程度とかなり高い水準になっている。

1億円投資した場合のシュミレーション

実際に年5%(表面金利)で海外不動産投資した場合のシミュレーションは、以下の通りだ。

運用年数5年10年15年20年
合計12,76216,28820,78926,532
※単位は万円 ※シュミレーションはkeisan「複利計算(元利合計)」の計算サイトを使用。

利回りが高いため、資産の増加スピードが速いことがお分かりいただけるのではないだろうか。

ただこのリターンが大きいというのは、リスクが大きいのと同義だ。そのため海外不動産への投資を考える場合は、まずプロの手を借りつつしっかりとした下調べと情報収集を経て投資することをおすすめする。

国内・海外債券

国内や海外の債券なども10億円の投資先としておすすめだ。

債券とは返済義務のある金融商品で、国や企業などの資金調達手段の1つである。債券を購入した投資家は、利回りを受けとりつつ一定期間後に再度購入分の資金を返還してもらう仕組みとなっている。種類としては、以下の通りだ。

債券の種類

  • 国債:発行体が国(日本国債、米国債)
  • 社債:発行体が企業

日本国債は0.2%程度であるが、米国債2%〜3%など利回りは様々だが、国債より社債の方が利回りが高く設定されている。債券には国が財政破綻したり、会社が倒産したりすると返還されなくなるリスクがあるので、不安定な国や企業に投資するのは避けておこう。

1億円を投資した場合のシュミレーション

1億円を投資した場合のシュミレーションは以下の通りだ。

運用年数5年10年15年20年
日本国債(0.2%)10,10010,20110,30410,407
米国債(2%)11,04012,18913,45814,859
社債(3%)11,59213,43915,57918,061
※単位は万円※シュミレーションはkeisan「複利計算(元利合計)」の計算サイトを使用。

利回りが低めでも、1億円あるのでリターンも5年で100万円〜1,000万円も積み上げられる。

国内・海外株式

日本や海外の企業が資金調達目的で発行する株式もおすすめだ。以下のように株式の配当や優待をもらいつつ、値上がりすれば売却して利益を狙うことができる。

利益の上げ方

  • 配当金や優待をもらう「インカムゲイン」
  • 売却益を狙う「キャピタルゲイン」

株式投資で財を築いた著名人としては、投資の神様といわれるウォーレン・バフェット氏ではないだろうか?彼は2万ドル(約200万円)から投資を始め、2021年には資産総額1,000億ドル(約10兆8,000億円)を達成している。10億円の元手があれば、上手く運用することで彼のように資産を増やすこともできるだろう。

ウォーレンバフェット自身は株式を生涯保有することを前提にインカムゲイン中心の運用をしている。もし株式へ投資する場合の理想は長期間にわたって株式を保有し、配当金などのインカムゲインをもらいながら最終的に利益が積み上がったところで売却してキャピタルゲインを得るという運用が望ましい。

ただし債券と違って返済義務がないため、利回りが大きい反面リスクも大きくなる。株式をポートフォリオに組み込む場合は、リスク管理の徹底と低リスク資産と組み合わせて運用した方が良いだろう。

ちなみに日本株と海外株は以下のように異なる特徴を持っているので、好みで選んでみるのも手だ。

  • 日本株:馴染み深い、優待がある、手数料も抑えられる
  • 米国株:配当金利回りが高い、成長企業が多い

1億円投資した場合のシミュレーション

株式は債券よりも利回りが高くなるので、大体年4%〜5%と想定できる。利回り5%と仮定して、1億円投資した場合のシュミレーション結果は以下の通りだ。

運用年数5年10年15年20年
株式12,76216,28820,78926,532
※単位は万円 ※シュミレーションはkeisan「複利計算(元利合計)」の計算サイトを使用。

ただ利回りに関しても年々変動するので、必ずしもこの通りになるわけではないことに注意していただきたい。

資産運用のおすすめの相談先

わたしのIFA  おすすめ!

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プライベートバンキングも

ここまで10億円のおすすめ運用先について紹介してきたが、10億円もあればプライベートバンクも視野に入れてみてはいかがだろうか。

プライベートバンクとは、その名の通りプライベートバンキング・サービスを提供してくれる銀行などを指す言葉だ。一定以上の資産を保有する個人向けのサービスであり、国内のプライベートバンクなら1億円ほど、海外なら数億円あればプライベートバンクの利用も可能だ。

特に10億円ある場合は、海外の本格的なプライベートバンクを利用もできる。プライベートバンクでは資産の管理や運用相談など行ってもらえる。

日本よりも海外の方がより充実したサービスが受けられるところが多いので、投資対象のポートフォリオとは別にプライベートバンクへの利用を検討してみてはいかがだろうか。

高額運用は慎重に

資産10億円で資産運用する場合、選択肢がかなり幅広くなるので運用先に迷うことも増えてくる。

さらに損失も1,000万円投資した時と1億円投資した時では、同じパフォーマンスでも利益と損失額は100倍異なることになる。そのため10億円の運用時には「資産を守りつつ、リターンが得られる商品はどれか」を慎重に検討しなければならない。

具体的にどのような資産運用を行ったら良いか悩んでいる人も多いだろう。そのような方は、資産運用アドバイザーに相談をしてはいかがだろうか。プロの視点から資産運用の疑問を解決し、納得した上で資産運用を行おう。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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