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いくら貯まったら資産運用を始めるべき?貯金の「その先」を見極める究極ガイド

この記事で解決できるお悩み
  • 貯金がいくら貯まったら資産運用を始めるべきかわからない
  • 資産運用を始める適切なタイミングと具体的な方法を知りたい

資産運用・投資に興味があるものの、「まとまったお金が必要だから」という理由で始められない人もいるのではないだろうか。しかし、二の足を踏んで投資を始めないのは、大きな機会損失となっている可能性もある。

本記事では、資産運用を始めるタイミングについて具体的にまとめた。投資初心者が抱きがちな誤解についても解説しているので、資産運用を始めたいと思っている人はぜひ読んでほしい。

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目次

あなたの資産運用開始のタイミングを見つける

あなたの資産運用開始のタイミングを見つける わたしのIFAコラム

資産運用を始めるタイミングは、果たしていつなのだろうか。ここでは、考え方のヒントを解説しよう。

経済的安定とリスク許容度のバランス

そもそも、投資するには種銭が必要であるのは言うまでもない。家計の収支が黒字になっているかどうかは、資産運用を始められるかのファーストステップだ。

その上で、黒字部分をどれだけ投資に回すかについてであるが、結論として生活費の半年から1年分ほどの貯蓄があれば、それ以上は投資に回して問題ない。

ただし、そこまでの貯蓄がない場合は、黒字部分の7割程度を貯蓄に回し、残りを投資に回すくらいがよいだろう。

また、いきなり投資を始めるのはハードルが高いと感じる人もいるため、少額から始めることも大切である。まずは半年分の生活費を貯めることを目標にするなど、少額投資で実際の感覚をつかむことが先決だろう。

短期・長期目標と資産運用の関連性

資産運用は投資期間が長いほど複利効果がはたらく。配当金や分配金を投資元本に回すと、元本が雪だるま式に年々大きくなるため、指数関数的に資産が増えるのだ。

そのため、資産運用は早く始めるほど有利なことは覚えておこう。だからこそ、万一の事態に備えた生活費半年分の貯蓄を短期的な目標にしながら、資産運用に慣れるため、また複利効果を享受するためにも少額から資産運用を始めるべきなのである。

準備金と投資額の理想的な割合とは

繰り返しになるが、投資を始める準備として一定の生活費をキャッシュで貯めつつ、目標をクリアでき次第、毎月の余剰資金を投資に回しながら投資額を積み上げていくのが理想的だ。

少なくとも半年分の生活費があれば、病気や失業などで働けなくなっても当面の生活には困らないだろう。また、子育て世代の場合は、余裕を持って一年分の生活費を貯めておけば安心できるはずだ。

投資は少額からでも始められるため、まずは月1万円からでも積立投資をスタートさせてみよう。そして、上記の貯蓄ができたなら、現預金に回していた金額も投資に回すイメージで問題ない。

目安として、家計支出のうち10%程度を投資に回せれば十分だろう。

資産運用初心者が陥る共通の誤解

資産運用初心者が陥る共通の誤解 わたしのIFAコラム

資産運用初心者は、投資に関して誤った理解をしていることが往々にしてある。ここでは、3つの誤解を解説しよう。これらを解消すれば、投資に対して前向きに考えられるはずだ。

「大金がなければ投資できない」は嘘

投資には「大金」など必要ない。先ほども紹介したように、月1万円からでも積立投資が始められるのだ。

もちろん、個別株に投資する場合は100株単位の購入になるものの、銘柄によっては10万円あれば投資できる。なお、アメリカ株なら1株から購入できるため、少額からでも投資可能だ。

むしろ、いきなり100万円分の株式を購入するのは勇気が必要だろう。投資に慣れていない状態では、購入後の株価が気になってしまうものだ。だからこそ、少額から投資を始めて感覚を慣らしていくことが重要なのである。

すぐに大きなリターンを期待してはいけない

投資はすぐにリターンがでるものではない。それはただの「ギャンブル・投機」だ。

資産運用は15年・20年などの長期運用が前提である。長期間運用するからこそ投資成績が安定し、投資元本を長期で大きくできるからこそ、リターンも大きくなるのだ。

「購入した株式が100倍になった」などの話は、個人投資家ではまず起こり得ない。そのような美味しい話は基本的に詐欺だと思っておこう。

資産運用はじっくりと長期間かけて取り組むべきものなのだ。

「投資は博打と同じ」という誤った信念

先ほども少し触れたが、投資と博打・投機はまったくの別物だ。

株式投資は企業の成長を期待して、その企業の株主になることである。企業が成長して株価が上がれば、企業を応援した恩恵として配当がもらえる仕組みだ。債券投資であれば、企業などが発行した債券を買い取り、元本が保証された状態で配当を受け取るのである。

一方、博打とは単なる賭け事だ。勝敗を左右するのはその時々の勘や流れがすべてだろう。自身で状況を読み解きようがないのも博打の特徴と言える。

このように投資と博打はまったくの別物であり、投資は過度に恐れるものではない。

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貯金から資産運用に移行するステップ

貯金から資産運用に移行するステップ わたしのIFAコラム

貯金から資産運用に移行する具体的な方法を、3つのステップで順番に解説しよう。

貯金の目的と投資の目的を整理

まずは目的の整理からだ。漠然とした将来や老後の不安から、貯金や投資を検討している人が多いだろう。きっかけや目的は何であれ、その不安やリスクに対する備えは、具体化させない限り対策はとれない。

老後資金が2,000万円足りないという金融庁の報告もあったが、果たしてその前提は自身の状況と合致するだろうか。共働きか一馬かで年金の受給額は異なるし、会社員か個人事業主かでもその不足額は異なる。

一般的に、キャッシュとして最低限残しておきたいのは生活費の半年分と言われている。保守的に動きたいなら1年分あれば十分だろう。

投資の目的に関しては、少なくとも以下の項目を明確にしておこう。

  • 何歳まで働く予定なのか
  • 年金の受給を何歳からスタートするのか
  • その際はいくら受給できそうか
  • 何年分の生活資金をいつまでに貯めるのか

これらを数値として具体化させれば、投資計画も立てられるはずだ。

リスクとリターンのバランスを理解

投資におけるリスクとは不確実性の度合いのことを指す。そのため、どの程度のリスクを許容できるのかを判断し、目標リターンを実現できる投資商品を選定することが鍵となる。

一般的に、国内債券、外国債券、国内株式、外国債券、外国株式の順にリスクが高まる。これらを踏まえ、自身の資産をどこにどれだけ投資するかの配分を検討して、リスクとリターンのバランスをとることが重要だ。

目的に沿った投資手段の選択

どの程度のリスクが取れるかを踏まえて、具体的な投資手段を選んでいこう。投資初心者の場合は、個別株投資よりも投資信託またはETFへの投資の方がリスク分散の効果も期待できておすすめだ。

投資信託やETFは、さまざまな企業・銘柄の詰め合わせパックで、一つの商品を購入するだけで日本や海外の複数の企業に分散投資できるイメージである。

もちろん、保守的な運用をしたい人は債券への投資も視野に入れよう。株式と債券の保有バランスを、積極または保守の方向性に合わせて調整するイメージで投資する商品を決めていこう。また、債券を投資対象とする投資信託の活用も検討できるだろう。

IFAがあなたの資産運用を円滑に進める

IFAがあなたの資産運用を円滑に進める わたしのIFAコラム

資産運用の進め方について理解はできたものの、いざ実際に始めようと思うと不安がある人もいるのではないだろうか。

資産運用を安心してスムーズに進めるためには、金融のプロであるIFAの活用がおすすめだ。

IFAができること

IFAとは「Independent Financial Advisor:独立系ファイナンシャルアドバイザー」の略で、資産運用に関するさまざまなアドバイスを提供してくれる心強い存在だ。

IFAは依頼者の状況を適切に判断し、ライフプランに合わせた投資目的の明確化だけでなく、投資手法の提案、銘柄の選定、最適なポートフォリオの作成など、資産運用にまつわるあらゆるサポート・提案をしてくれる。

「いくらお金を貯めてから資産運用を始めるか」という疑問も、IFAがしっかりと回答してくれるだろう。

IFAに依頼するメリット

IFAに依頼するメリットは以下の通りだ。

  • 投資家の資産状況やニーズにフィットする投資戦略を策定できる
  • 資産運用に関する細かな疑問や不安を解消できる
  • 資産運用の目標・目的達成に向けて専門的なアドバイスがもらえる

IFAは、特定の金融機関に属さない中立的な立場に立つアドバイザーだ。

そのため、提案商品の制限やノルマを追わない。IFAを活用すれば、真に投資家の意向を捉えた専門的なアドバイスが期待できるだろう。また、一人で投資判断する際に生じる迷いは軽減できるはずだ。

IFAとともに賢く資産運用

資産運用にはある程度の型があるものの、万人に共通して当てはまるわけではない。最適な手法や資産のバランスは人によって異なるからこそ、専門的な立場からのアドバイスが必要なのである。

IFAに依頼すれば、自身の目的を果たす最適な資産運用ができるため、効率よく資産形成できるはずだ。

IFAとともに賢く資産運用できれば、投資の目的を実現できる確率は飛躍的に高まるだろう。

まとめ

まとめ わたしのIFAコラム

本記事では、資産運用を始めるタイミングや、いくら貯まったら投資を始めるべきかについて解説した。結論としては、投資について検討したそのタイミングから少額で始めるべきである。

投資の目的は人それぞれであり、目標に向かって安心して資産運用を進めたい人はIFAを利用しよう。専門的な知識と経験に基づく的確なアドバイスをもらい、適正なリスク許容度を踏まえて投資できるはずだ。

「わたしのIFA」なら、無料相談もできるため信頼できるIFAが見つかるだろう。まずは相性の良さそうなIFAを見つけて、自身の状況を伝えることから始めよう。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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