- 貯金を7,000万円貯める具体的な方法が知りたい
- 高額な資産を管理・維持するための適切な方法が知りたい
- 7,000万円を貯蓄した後の資金の有効活用方法が知りたい
人生100年時代といわれる現代において、豊かな老後生活を送るためにも高額な資産を貯金しておきたいと考えている方も多いのではないだろうか。
そこで本記事では、7,000万円の貯金を貯めるための具体的なステップや7,000万円の貯蓄達成後の管理方法、そして7,000万円の貯金の有効活用法について解説していく。
資産運用を通じて高額な貯金を目指している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてほしい。
資産運用の適切な金額はいくらなのか、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。
資産運用の適切な金額について、分かりやすく解説されている。
7,000万円の貯金を貯めるための具体的なステップ
貯金7,000万円の貯金達成に向けた具体的なステップとして、以下3点について解説していく。
- 高額資産の貯金を目指す資金計画の立て方
- 貯金・収支管理のコツ
- 7,000万円の貯金でどのような暮らしぶりが実現できるのか
それぞれ見ていこう。
高額資産の貯金を目指す資金計画の立て方
高額な資産を築くためには、適切な資金計画の立案が必要となる。
資金計画の立案にあたって重要なのは「自分の収入と支出を把握する」ことだ。
いくら収入があり、毎月いくら支出しているのか。支出に関しては、どのような項目にいくら支払っているのかも細かく把握してほしい。
収入・支出が把握できたら、次は貯金額の設定だ。
目標とする金額を貯めるには、毎月どれほど貯金するべきなのか、資産運用も行うべきなのか。自身の収入・支出を踏まえて検討しよう。
ただ、高額な資産を築くために無理な貯金をしないようにしてほしい。年齢や家族構成によっては、ライフイベントの発生によって貯金が難しいケースもあるだろう。
目標とする貯金額を達成するためにも、手元にある程度の生活資金を残した上で「余剰資金」で行うことを心がけてほしい。
貯金・収支管理のコツ
貯金・収支管理のコツとしては、以下の2点が挙げられる。
- 銀行口座やクレジットカードを家計簿アプリと連携させる
- 副業や転職などで収入を増やす
先述したとおり、貯金するには収支管理が重要なポイントだ。
近年では数多くの家計簿アプリがリリースされている。
家計簿アプリと銀行口座や利用しているクレジットカードを連携させることで、自身の収入や支出が簡単に「見える化」できるのだ。
「見える化」できれば、無駄な支出にも気づきやすくなるだろう。
また、貯金額を増やすためには「無駄な支出を削る」という方法だけでなく「収入を増やす」という方法も存在する。
副業をしたり、転職してキャリアアップを目指したりして、収入を増やすための視点を持つことも重要だ。
これらを意識しながら収支管理を行い、高額資産の貯金を目指そう。
7,000万円の貯金でどのような暮らしぶりが実現できるのか
7,000万円の貯金があったとしても、年齢や家族構成、今後想定されるライフイベントなどによって生活水準は変わる。
例えば、70代の方が7,000万円の貯金がある場合、比較的ゆとりのある生活を送れる可能性が高い。
しかし、40代などの現役世代であれば、子どもの教育資金やマイホーム購入など、まだまだ大きな出費が想定される。
そのため、仕事をやめて悠々自適に暮らす、といった生活は実現できないといえるだろう。
7,000万円の貯蓄を守り育てる方法
人生100年時代といわれる現代においては、7,000万円の貯蓄を達成できたとしても、その資産を守り計画的に育てていかなくてはならない。
ここでは、以下3点について解説していく。
- 貯金7,000万円の使い道の具体例
- 昨今の金利情勢やインフレ進行を踏まえた現金保有のリスク
- 資産運用の必要性
それぞれ見ていこう。
貯金7,000万円の使い道の具体例
貯金7,000万円の使い道としては、主に以下のものが挙げられる。
- 老後資金
- 子どもの教育資金
- マイホーム購入の頭金
「老後にゆとりのある生活を送りたい」「子どもが大学へ進学するための費用を準備したい」「マイホーム購入の際の頭金を準備したい」といった明確な使い道を用意しておくことで、高額な貯金を計画的に使えるはずだ。
また、貯金は「使うこと」だけでなく「どう管理していくか」についても考えなくてはならない。
この点については、後ほど詳しく解説する。
昨今の金利情勢やインフレ進行を踏まえた現金保有のリスク
近年、日本では低金利の状況が継続しており、銀行に預金していても利息はほとんど付かない。
例えば、3大メガバンクにて7,000万円を定期預金に預けた場合、最大でも21万円(0.3%、税引前)しか利息が付かないのだ。
それにもかかわらず、現在はその預金利息を上回る水準でインフレが進行している。
インフレが加速すればするほど、卵を買うにしても今までよりも高い金額を出さなければ買えなくなることから、現金の価値が下がってしまうのだ。
このことから、7,000万円もの高額な貯蓄ができたとしても、現金で保有していることは大きなリスクとなる点は覚えておいてほしい。
資産運用の必要性
先述したとおり、昨今の金利情勢やインフレの状況を鑑みると、7,000万円の貯金を現金で保有しておくことはリスクが大きい。
資産を守り育てていくためには、資産運用を行う必要がある。
株式や債券、不動産などに投資して資産運用することで、市場の成長に伴う資産の拡大が見込める。
また、株式や不動産などはインフレに強い資産であるため、それらに適切に投資することでインフレリスクにも対応が可能だ。
加えて、円安による円の価値の下落に備え、海外資産を保有するのも有効である。
このことから、現金をそのまま保有するのではなく、資産運用を行って計画的に資産形成を行っていくことが大切だ。
7,000万円の貯金の有効活用法
7,000万円の貯金を有効活用する方法の一つとして「資産運用」が挙げられる。
ここでは、資産運用を行うにあたって把握しておくべき以下3つのポイントについて解説していく。
- 高額資産を運用する際の基本戦略
- 想定されるリスクと管理の方法
- 運用手法の決め方
それぞれ見ていこう。
高額資産を運用する際の基本戦略
高額な資産を運用するにあたっては、以下3点を基本戦略としてほしい。
- 長期運用
- 分散投資
- 積立投資
まず、長期運用を行うべき理由は「複利の効果」にある。
複利の効果とは、運用によって得られた収益を投資元本に含めて再投資することで、収益がさらに収益を生み出すこととなり、資産が雪だるま式に増えていくことをいう。
例えば、7,000万円の貯金を年利3%で運用できたとすると、1年後には7,210万円、5年後にはおよそ8,115万円、10年後にはおよそ9,410万円にまで資産が拡大するのだ。
これにより、どれだけ長期運用することが大切かがわかるだろう。
また、資産運用においては適切な分散投資をすることも重要だ。
分散投資とは、複数の銘柄に投資したり、異なる資産クラスに投資先を分散させることをいう。
投資先を分散させずに1つの銘柄に集中投資した場合、その銘柄の価値が大きく下がると自身の資産価値に与えるダメージが大きい。
しかし、複数銘柄や債券、不動産などへも投資をしていた場合は、1つの銘柄の価値が下がったとしても、他の商品の価格が上昇することでマイナスをカバーできる可能性が高いのだ。
そのため、集中投資を避けて適切に分散投資を行うことが重要となる。
加えて、積立投資にも取り組んでほしい。積立投資とは、一定の時期に一定の金額で金融商品を購入し続ける投資方法のことをいう。
金融商品は、さまざまな要因が絡み合いながら価格変動を繰り返している。
一定額の積立投資を行うことで、商品の価格が高いときは少なく、低いときには多く買付を行うこととなり、購入単価の平準化といった効果もある。
それだけでなく、一度設定すれば自動的に買付が行われるため、投資時期を見極める必要もない。
このことから、高額な資産を運用する場合は「長期運用」「分散投資」「積立投資」の3点を基本戦略として取り組もう。
想定されるリスクと管理の方法
資産運用を行うにあたって想定されるリスクとしては、主に以下の5つがある。
価格変動リスク | 市場の変動などによって自身の資産価格が変動する可能性のこと |
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金利変動リスク | 金利の変動によって自身の資産価格が変動する可能性のこと 特に債券の価格に影響を与え、金利が上がると債券の価格は下がり、金利が下がると債券の価格は上がる |
為替変動リスク | 為替の変動により自身の資産価格が変動する可能性のこと 外国株や外国債券、それらを投資対象とする投資信託などが影響を受ける |
信用リスク | ・株式や債券などの発行体が財政破綻等によって債務(利子の支払いなど)が不履行となる可能性のこと |
流動性リスク | 需要と供給の関係により、自身が希望した価格で金融商品が売却できない可能性のこと |
これらのリスクを管理するためには、先述した「長期運用」「分散投資」「積立投資」を心がけることが重要である。
そうすることで、上記のリスクを抑えた安定した運用が可能となるはずだ。
運用手法の決め方
運用手法には、大きく分けて「パッシブ運用」と「アクティブ運用」が存在する。
パッシブ運用とは、ベンチマークとするインデックス(株式指数など)に連動する運用成果を目指す運用手法のことをいう。
安定した運用が目指せる運用手法であるものの、インデックスを大きく上回る運用成果が見込めない点には注意が必要だ。
一方、アクティブ運用とは、ベンチマークとするインデックスを上回る運用成果を目指す運用手法のことをいう。
大きなリターンが見込める分、それに伴って価格の変動幅も大きくなる点には注意しなければならない。
これらの運用手法を選択する際には、自分のリスク許容度を把握する必要がある。
リスク許容度とは、運用を行うにあたってどれほどの損失まで許容できるかの度合いのことをいう。
例えば、リスク許容度が高い方であれば、多少の変動にも動じずに運用を継続できると考えられるため、アクティブ運用を選択すると良いだろう。
ただ、高額な資産を運用する際には「増やすこと」よりも「減らさないこと」を念頭に置くべきであるため、安定した運用が可能となるパッシブ運用を選択することをおすすめする。
7,000万円の貯金を管理するなら誰に相談するべき?
高額な貯金があったとしても、金利情勢やインフレリスクを考えると資産運用は行うべきだ。
ここでは、以下3点について解説していく。
- 資産運用について専門家に相談するべき理由
- IFAの役割と相談するメリット
- IFA検索サービス「資産運用ナビ」とは
資産運用について専門家に相談するべき理由
先述したとおり、資産運用を行うにあたってはさまざまなリスクが存在する。
リスクを抑えた運用を行うためには、適切な投資計画を立案する必要があるが「自分一人では判断ができない」といった悩みを抱えることもあるだろう。
その際に、力を借りるべきなのは資産運用の専門家だ。
彼らは、豊富な経験と知識をもとにした具体的なアドバイスの提供による資産運用の手助けだけでなく、資産運用に関する疑問や不安も解消してくれる。
自信を持って資産運用に取り組むためにも、専門家に相談する重要性は高いのだ。
IFAの役割と相談するメリット
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、銀行や証券会社などの金融機関に所属していない資産運用の専門家のことをいう。
IFAに相談するメリットとしては、以下の2つが挙げられる。
- 相談者にとって最適な商品提案が受けられる
- 長期的に相談できる
例えば、金融機関に所属する営業担当者に相談すると、取り扱える商品が限られていることから、提案された商品があなたに最適とはいえないケースもあるだろう。
しかし、IFAはさまざまな金融機関と業務委託契約を締結でき、数多くの商品の取り扱いが可能だ。
中立的な立場から、あなたにとって最適な商品を提案してくれる点は、IFAに相談する最大のメリットといえる。
また、金融機関の営業担当者は数年ごとに転勤があるため、営業担当者が変わるたびに信頼関係を築き上げなければならない。
しかし、IFAは基本的に転勤は伴わず、長期的な相談が可能だ。
このことから、IFAへの相談を選択肢の一つとして検討することをおすすめする。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」とは
今までにIFAに資産運用に関する相談をしたことがない方は「信頼できるIFAを見つけられるか不安」と感じることもあるだろう。
その際には、ぜひIFA検索サービスである「資産運用ナビ」を活用してほしい。
「資産運用ナビ」とは、投資家とIFAのマッチングサービスであり、オンライン上で簡単な質問に回答するだけで、あなたに合ったIFAがピックアップされる。
また「資産運用ナビ」に登録されているIFAは、プロフィールや得意な提案領域なども公開されているため、あなたの希望に沿ったIFAを見つけやすいのだ。
「資産運用ナビ」を活用して、信頼できるIFAを見つけよう。
専門家の力を借りて7,000万円の貯金を達成しよう
本記事では、7,000万円の貯金を貯めるための具体的なステップや7,000万円の貯蓄達成後の管理方法、そして7,000万円の貯金の有効活用法について解説した。
7,000万円の貯蓄目標を達成するためには、適切な資金計画の立案に加えて、自身の収支に関する現状把握が重要となる。
また、貯蓄目標を達成した後も、適切に管理するだけでなくその資産を守り、育てていく必要がある。
その際に取るべき手段として挙げられるのが「資産運用」だ。
現金で保有していると、金利の変動やインフレなどの要因によって資産価値が下がってしまうことも考えられる。
しかし、資産運用を行うことで、インフレリスクなどに対応しながら資産の成長が見込めるのだ。
ただ、今まで資産運用をしたことがない方にとっては「自分一人で判断できない」「どのような商品で運用すれば良いのかわからない」といった不安を抱えてしまうだろう。
その際には、資産運用の専門家であるIFAに相談してみてほしい。
中立的な立場から、あなたにとって最適な商品を提案してくれるだけでなく、高額な貯蓄達成に向けた具体的なアドバイスを提供してくれるはずだ。
そして、相談するIFAを探す際には「資産運用ナビ」を活用し、信頼できるIFAを見つけよう。