- セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンの違いが知りたい
- それぞれのメリットを知りたい
- どちらを選べばいいのか分からない
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンは、共に銀行系のローンサービスだ。
借りられる金額や対象年齢、返済方法はほとんど同じだが、金利や審査時間をはじめとする細かいサービス内容には差がある。
セブン銀行カードローンは、在籍確認の電話連絡や自宅への郵送物がなく、周囲にバレにくいのが最大の特徴だ。
オリックス銀行カードローンは、がんや高度障害になると返済義務がなくなるという珍しいサービスを展開している。
当記事では、セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンの違いや、それぞれのメリットについて解説する。
どちらを選ぶべきか判断する方法についても触れているため、悩んでいる方は参考にしてほしい。
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンの主な違い
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローン、どちらも同じ銀行系のカードローンなので基本的なサービス内容は変わらない。
強いていうなら、次のような点においては違いがある。
- 金利の高さ
- 審査時間
- ATM手数料
気になるポイントがあればチェックしておこう。
異なる点①:金利の高さ
トータルで見ると、オリックス銀行カードローンのほうが利息の負担が小さい。
カードローン | 金利(年率) |
---|---|
セブン銀行カードローン | 12.0〜15.0% |
オリックス銀行カードローン | 1.7〜14.8% |
カードローンではほとんどのケースで「上限金利」が適用されるため、比較してみると0.2%ほどの差がある。
金利の違いによる影響は「借入額」や「返済期間」が増えれば増えるほど大きくなり、例えば50万円を1年半で返す場合は1,479円ほどの差がつく。
何度も借り入れを繰り返す場合、または返済が長期化する場合は利息の差が大きくなることもあるだろう。
異なる点②:審査時間
審査にかかる時間は、オリックス銀行カードローンのほうが早い。
カードローン | 融資スピード |
---|---|
セブン銀行カードローン | 最短翌日 |
オリックス銀行カードローン | 最短当日 |
オリックス銀行カードローンなら即日融資に対応しており、早ければ当日にお金を借りられる。
他社の銀行カードローンでは、セブン銀行も含め、翌日以降の融資になるケースがほとんどだ。
とはいえ、銀行カードローンは過去に貸付自主規制を求められたこと、反社データベースの照会を義務付けられたことから審査が厳格化されている。
どうしても当日中に融資を受けたい場合は、銀行カードローンよりも消費者金融がおすすめだ。
異なる点③:返済方法
返済のしやすさについては一長一短だ。
具体的には、返済負担の少なさはセブン銀行カードローン、返済日の自由度はオリックス銀行カードローンが優れている。
カードローン | 毎月の返済額 | 返済日 |
---|---|---|
セブン銀行カードローン | 2,000円から | 27日 |
オリックス銀行カードローン | 3,000円から | 10日・末日から選択可能 |
返済額については、どの借入額においてもセブン銀行カードローンのほうが負担が小さい。
一方、オリックス銀行カードローンは返済日を10日と末日から選択できるため、給料日に合わせやすいだろう。
両社でほとんど変わらないポイント
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンでほとんど変わらないポイントは、次のとおりだ。
カードローン | 限度額 | 申込条件 | 返済方法 |
---|---|---|---|
セブン銀行カードローン | 800万円 | 20〜69歳(専業主婦除く) | 振替 ATM 振込 |
オリックス銀行カードローン | 300万円 | 20〜70歳 | 振替 ATM 振込 |
限度額には一見大きな差があるが、銀行カードローンの多くは貸金業法にならって「利用者の年収の2分の1から3分の1まで」に絞っている。
したがって、よほど年収が高くない限り、実際に借りられる金額に大きな差は生じない。
また、申し込みできる年齢はどちらも20歳からで、学生の借り入れにはあまり適していない。
18〜19歳の大学生なら、銀行カードローンではなくプロミスへの申し込みを検討しよう。
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンのそれぞれの特徴とメリット
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンでは、それぞれ細かいサービス内容や貸付条件に違いがある。
カードローン | メリット |
---|---|
セブン銀行カードローン | バレにくい 専業主婦でも申し込める 返済負担が小さい |
オリックス銀行カードローン | 30日間の無利息期間 がん保障プラン 返済の自由度が高い |
それぞれの特徴やメリットを解説する。
セブン銀行カードローンの特徴
セブン銀行カードローンについてまとめると、利用者への配慮が行き届いたサービスだといえる。
オリックス銀行カードローンと比べた場合の主なメリットは、次の3つだ。
- バレにくい
- 専業主婦でも申し込める
- 返済負担が小さい
それぞれわかりやすく解説する。
メリット①:在籍確認の電話や郵送物なしでバレにくい
セブン銀行カードローンなら、周囲の人にバレにくい。
在籍確認の電話なしと公式サイトに明記されているので、職場の人にカードローンの利用がバレる心配はない。
審査において、原則としてご登録の電話番号および勤務先へご連絡することはありません。
加えて、セブン銀行の普通預金口座を持っていれば、自宅にキャッシュカードが郵送されることはない。
一方、オリックス銀行カードローンに申し込みすると、本人確認・申込内容の確認のため指定の連絡先に電話がかかってくる。
さらに、契約時にはローンカードや利用案内用などが自宅に届くため、同居している家族にバレる可能性がある。
バレる可能性を抑えたいなら、セブン銀行カードローンを選ぼう。
メリット②:専業主婦でも申し込める
専業主婦は自身に収入がないため、基本的にカードローンで借り入れできないのだが、セブン銀行カードローンは例外だ。
公式サイトでは「主婦(夫)の方は世帯年収を入力してください」と記載されている。
一方のオリックス銀行カードローンは、主婦でも申し込めるものの「本人に安定した収入があること」が条件となっているため、パートの収入がない方は借り入れできない。
専業主婦の場合、配偶者に相談して「年収証明書類」「同意書」を用意してもらい、セブン銀行カードローンに申し込みしよう。
メリット③:毎月の返済額が小さい
セブン銀行カードローンなら、毎月の返済負担を抑えられる。
毎月の返済額は借入額に応じて変わり、最低2,000円からと少額だ。
借入額 | 毎月の返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円から |
10万〜20万円 | 4,000円から |
20万〜40万円 | 6,000円から |
40万〜60万円 | 8,000円から |
60万〜80万円 | 10,000円から |
80万〜100万円 | 15,000円から |
毎月の返済額が小さければ、返済遅れになることを避けやすくなる。
返済が遅れると、カードローン会社からの督促によって周囲にバレるリスクがあるうえに、信用情報に悪影響を及ぼしかねない。
返済遅れにならないか心配なら、セブン銀行カードローンを利用しよう。
オリックス銀行カードローンの特徴
オリックス銀行カードローンについてまとめると、金利や手数料などの負担を抑えやすいサービスだといえる。
セブン銀行カードローンと比べた場合のメリットは、次の3つだ。
- 30日間の無利息期間がある
- がん保障プランがある
- 返済の自由度が高い
それぞれわかりやすく解説する。
メリット①:契約から最大30日間無利息になる
短期借り入れする場合、オリックス銀行カードローンがお得だ。
初めて契約する方なら、契約日の翌日から30日間無利息になり、期間内に追加借り入れしても恩恵を受けられる。
30日以内に完済すれば、利息ゼロでお金を借りることも可能だ。
参考までに、借入額ごとの無利息期間の恩恵について表にまとめた。
借入額 | 30日間で発生する利息 |
---|---|
10,0000円 | 1,216円 |
20,0000円 | 2,432円 |
30,0000円 | 3,649円 |
50,0000円 | 6,082円 |
低金利と無利息期間を両立してるケースは珍しいため、利息を抑えたいならオリックス銀行カードローンが筆頭候補になる。
メリット②:がん保障プランに加入できる
オリックス銀行カードローンは、中高年にも向いている。
ガン保障特約付きプラン「Bright」を契約可能で、返済中にがんと診断確定される、または死亡・高度障害になった場合に返済義務がなくなる。
がん保障と銘打ってはいるが、次のような高度障害でも適用されるのがポイントだ。
- 両眼の視力を完全に失う
- 言語・咀嚼の機能を完全に失う
- 中枢神経系・精神、腹胸部臓器に障害があり終身介護が必要になる
- 両上肢・両下肢を関節以上で失った
- 両上肢・両下肢の機能を失った
一生にがんになる確率は、男性なら2人に1人、女性なら3人に1人といわれており、特に50代頃からはがんになる確率がグンと上がる。
中高年が臨時資金を借りるなら、オリックス銀行カードローンが安心だ。
メリット③:返済の自由度が高い
オリックス銀行カードローンは、返済日と返済方法の自由度が高い。
セブン銀行カードローンの返済日は毎月27日固定だが、オリックス銀行カードローンなら10日と末日の2種類から選べる。
返済日については、会員サイト「メンバーズナビ」で途中変更が可能だ。
加えて、手数料がかからない提携ATMが4種類もある。
カードローン | 手数料無料のATM |
---|---|
オリックス銀行カードローン | セブン銀行 ローソン銀行 イーネット銀行 イオン銀行 |
セブン銀行カードローン | セブン銀行 |
オリックス銀行カードローンのほうが、返済についてやや制約が少ないので返済しやすい。
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンはどちらを選ぶべきか
ここまでは各カードローンを比較し、それぞれのメリットについて解説した。
この項では、セブン銀行カードローン・オリックス銀行カードローンそれぞれがおすすめな人の特徴について解説する。
カードローンの選び方
まず、カードローンを選ぶ際は次のようなポイントを重視しよう。
- 申込条件
- バレにくさ
- 金利の高さ
カードローンによって申し込める年齢や職業が異なるため、特に専業主婦や学生、フリーターの方はチェックしておこう。
在籍確認の電話連絡や自宅への郵送物がないカードローンだと、周囲の人に借金のことを知られるリスクが少ない。
また、利息の負担を抑えたい場合、最大金利や無利息期間について比較しておくことをおすすめする。
セブン銀行カードローンがおすすめな人の特徴
セブン銀行カードローンがおすすめなのは次のような人だ。
- 専業主婦である
- 周囲にバレたくない
他のカードローンに申し込みできない専業主婦の方でも、セブン銀行カードローンでなら借り入れできる。
また、銀行系カードローンとしては珍しく、在籍確認の際に職場への電話連絡がおこなわれない。
自宅への郵送物についても、セブン銀行の普通預金口座を持っていない場合にキャッシュカードが届くくらいで、バレる可能性は低い。
オリックス銀行カードローンがおすすめな人の特徴
オリックス銀行カードローンがおすすめなのは次のような人だ。
- 利息の負担を抑えたい
- 40〜50歳を超えている
オリックス銀行カードローンは最大金利が低いうえに、30日間の無利息期間まで用意されている。
短期の借り入れはもちろん、思いがけず返済が長期化してしまったとしても利息が負担になりにくいのが魅力だ。
また、がん保障付きプランならいざという時に返済義務がなくなるため、特にがんのリスクが高まる中高年には最適だ。
両方に申し込みしたほうがいいケース
状況次第では、セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンの両方に申し込みするのも手だ。
2社に申し込みすれば、借りられる金額が増える可能性があるため。
例えば、オリックス銀行カードローンで20万円、セブン銀行カードローンで10万円と可決されれば、合計で30万円借りられる。
加えて、両方契約しておけば、限度額や借入金利などを比較してより良い条件のカードローンを選べる。
ただし、連続で申し込みすると信用情報に申込履歴が残りカードローン会社からの心象が悪くなるため、審査落ちのリスクが高まる。
両方に申し込みする場合でも、6ヶ月は間隔を空けるようにしよう。
どちらが良いかはそれぞれの特徴を理解して決めよう
セブン銀行カードローンとオリックス銀行カードローンは借りられる金額、対象年齢、返済方法がほとんど同じだ。
ただし、適用金利や審査時間、手数料などの細かいサービス内容には若干の違いがある。
最後に、それぞれのメリットについて表にまとめた。
カードローン | メリット |
---|---|
セブン銀行カードローン | バレにくい 専業主婦でも申し込める 返済負担が小さい |
オリックス銀行カードローン | 30日間の無利息期間 がん保障プラン 返済の自由度が高い |
専業主婦の方、または周囲にバレたくない方は、セブン銀行カードローンに申し込みしよう。
一方で、利息の負担を抑えたい方、中高年の方はオリックス銀行カードローンへの申し込みを最優先で検討するといい。