MENU

カードローンを一本化するおまとめローンの仕組みは?メリット・デメリットも解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

本記事ではカードローンを一本化するおまとめローンの仕組みやメリット・デメリットについて解説しよう。

また、金融機関提供のおまとめローンのおすすめ5選を紹介する。

おまとめローンは、複数の金融機関からの借入により支払い総額や支払いスケジュールが把握しきれなくなるのを防くことができる。

また、おまとめすることで金利を下げ利息を減らすことも可能であり、返済総額が少なくなる可能性も高い。

しかし、おまとめローンはメリットだけではない。利用する商品によって金利や融資額などの条件が大きく変わる。

そこで今回はおまとめローンの仕組みや申込方法、選び方について説明していく。

目次

カードローンを一本化するおまとめローンの仕組みは?

カードローンを一本化するおまとめローンの仕組みは? カードローンナビ

おまとめローンは、複数の金融機関での借入を一つの金融機関からの借入にまとめるローンだ。

複数の金融機関からの借入がある顧客は、有利な条件で借入ができることがある。

複数の金融機関へ支払う利息を減らし支払い総額を減らす目的があり、また、返済先をまとめることで完済までのスケジュールが把握しやすくなる。

基本的には、総量規制を受けない銀行カードローンは、おまとめローンの対象に含まれない。

しかし、金融機関の提供する商品によって、銀行カードローンやショッピングローンをまとめられることもある。

おまとめローンは、銀行以外の賃金業者であっても条件を満たすことで総量規制を受けなくなる。

よって、年収の3分の1を超える金額の借入が可能だ。複数社での借入総額をおまとめローンで借入して、各社に全て返済することで、返済先が一つにまとまる。

返済先が複数ある場合には返済先ごとへ利息の支払いが必要になるが、一つにまとめれば利息の支払い先も一つになる。

つまり、複数の金融機関へ支払っていた利息分を返済総額から減らすことができる。

おまとめローンのおすすめについて詳しく知りたい方はこちら

おまとめローンのメリット

おまとめローンのメリット カードローンナビ

おまとめローンは利用者にとって有利な契約であり、基本的にはメリットが多い商品である。

おまとめローンのメリットは以下4つだ。

おまとめローンのメリット
  • 金利を下げられる可能性がある
  • 返済総額を減らせる可能性がある
  • 借入の総額を把握しやすくなる
  • 返済日が1日にまとまり返済忘れを防げる

では、おまとめローンのメリットについて詳しく説明する。

金利を下げられる可能性がある

一般的に、ローンは借入金額が増えると金利が下がる傾向だ。

そのため複数の金融機関からの借入をまとめて1社でのローンにすることで、借入金額が大きくなり金利が下がる可能性が高い。

返済総額を減らせる可能性がある

おまとめローンを利用することで金利が下がると、月々の利息が少なくなり返済総額が減る可能性が高い。

また、おまとめローンで返済期間を短くすれば、利息を支払う期間が短くなるため返済総額が減らせるだろう。

借入の総額を把握しやすくなる

複数の金融機関から借入がある場合、金融機関ごとに借入金額や返済額が変わるため借入総額を把握しきれていない方が多い。

借入先が多いほど借入総額の把握は難しい。

それらをおまとめローンでまとめることで、借入先が一社になり借入総額を把握しやすくなる。

返済日が1日にまとまり返済忘れを防げる

複数の金融機関から借入がある場合、全ての金融機関の約定返済日が同じとは限らない。

そのため、返済スケジュールを把握しきれず忘れてしまう可能性が高い。

返済を忘れると遅延損害金や振込手数料がかかり、返済総額が増えてしまう。

そこでおまとめローンを利用すれば、借入先が1社になるため返済を忘れるリスクを下げられるだろう。

おまとめローンのデメリット

おまとめローンのデメリット カードローンナビ

おまとめローンのデメリットを4つあげる。

  • これまでより金利が高くなることがある
  • 返済総額が多くなってしまうことがある
  • 新たに審査を受ける必要がある
  • 審査が厳しめの傾向がある

おまとめローンは金利や返済総額を下げるために利用するが、必ずしもそうなるとは限らない。

また、おまとめローンを組むためには新たに審査を受けてから契約が必要だ。

では、おまとめローンのデメリットについて、詳しく説明する。

これまでより金利が高くなることがある

おまとめローンに借り換えて金利が高くなるパターンは、借り換える前の金融商品の金利がおまとめローンの金利より低かった場合だ。

おまとめローンを含む一般ローンの金利は、各金融機関・消費者金融が決定している。

一般的にカードローンは金利が低く設定されていることが多く、おまとめローンへ借り換えすることで金利が高くなる可能性も高い。

返済総額が多くなってしまうことがある

複数ローンを組んでいた頃の金利よりおまとめローンの金利が高い場合・おまとめローンの返済回数を増やした場合に、返済総額が多くなることがある。

ローンの利息額は、基本的には金利の高さが影響する。

しかし、その他に返済回数も影響し、返済回数が多くなるほど利息が増える。

おまとめローンを組んでも返済回数を増やしたら利息が増えるため、返済総額が増えることを忘れてはならない。

新たに審査を受ける必要がある

おまとめローンを組むためには審査があり、一般的なローンと同様に審査に受からなければ借入ができない。

また、おまとめローンの申込状況は信用情報へ登録されるため、複数社へ申込を行うと審査に影響する可能性がある。

審査が厳しめの傾向がある

おまとめローンは既に金融機関や消費者金融から高額の借入がある状態の人からの申込みが多く、一般ローンの審査は通ってもおまとめローンが通らない人が多い。

つまり一般ローンよりも審査が厳しいということだ。

おまとめローンのデメリットについて詳しく知りたい方はこちら

おまとめローン利用の流れ

おまとめローン利用の流れ カードローンナビ

おまとめローンは一般ローンとは異なり、借入前には現状の借入総額の提示・借入後には他金融機関での借入に対する完済証明書の提示が必要だ。

そのため一般ローンとは必要書類や利用の流れが異なる。

ここでは、おまとめローン利用の流れについて説明しよう。

借金の総額を確認する

おまとめローンを利用するにあたり、まずは現状の借入総額を正しく把握する必要がある。

また、おまとめローンの対象となる借入を調べなければならない。

賃金業者での無担保ローンはおまとめローンの対象となるが、銀行カードローン・クレジットカードのショッピング枠は金融機関によって異なる。

必ずしも全ての借入がまとめられるわけではないため、検討しているおまとめローンでおまとめしたい借入が対象となるか確認が必要だ。

おまとめローンに申込

おまとめローンを提供している金融機関・消費者金融へ申込を行う。

このとき気を付けなければならないのが、複数社への申込を行うリスクだ。

おまとめローンの申込状況も信用情報機関へ登録されるため、複数社への申込はおすすめしない。

申込をする前に必ず、現状から金利が下がるのか・返済総額についてシミュレーションをすることが大切である。

必要書類提出などを行う

おまとめローン申込時に必要な書類は以下だ。

ただし金融機関により異なるため、必要書類が増える場合もある。

必要書類
  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • おまとめローン対象のローン契約書・残高証明書
  • 返済用口座関係書類

おまとめローン契約には、おまとめローン対象のローン契約に関する書類が必要だ。

おまとめローンの資金使途は複数ローンをまとめて返済することに限られているため、おまとめローン対象のローン契約内容・借入残高を提示する必要がある。

審査・契約

金融機関・金融機関の定める保証会社により審査が行われる。

審査が通れば契約へと進む。銀行の場合、契約と併せて新規口座開設が行われることもある。

希望額の借入

おまとめローン対象のローン借入総額を借入する。借り換え前の借入総額を上回る借入はできない。

基本は指定銀行口座へ金融機関から振込だが、金融機関から借入先へ直接返済する場合もある。

各カードローン会社へ一括返済

おまとめローン対象のローンを、借入している金融機関へ一括で返済する。

このとき完済証明書の発行が必要だ。金融機関によって完済証明書の提示を求められることがある。

また、金融機関によっては顧客の借入先に直接返済する場合もある。

返済開始

一括返済が終わるとおまとめローンの返済が始まる。契約時に決まった金額を返済日に自動引き落とし・振込など、金融機関の定める方法で返済する。

一般的なカードローンを利用しておまとめをしても大丈夫?

一般的なカードローンを利用しておまとめをしても大丈夫? カードローンナビ

一般的なカードローンは資金使途を問わない商品が多く、資金使途を問わないカードローンを選べばおまとめをすることができる。

ただし、賃金業者のカードローンは総量規制が適用されるため、他賃金業者との借入総額が年収の3分の1以上を超える場合は利用できない。

銀行のカードローンは総量規制が適用されないため、カードローンをおまとめとして利用することができる。

おまとめローンの選び方は?

おまとめローンの選び方は? カードローンナビ

おまとめローンを選ぶときに気を付けたいポイントが3つある。

  • 適用金利が現在よりも下がるか
  • 融資金額が借入希望額に足りているか
  • 返済総額が現在より減る見込みがあるか

おまとめローンで借入をまとめても、元の借入金利よりも金利が大きくなり返済額が増えてしまってはおまとめした意味がない。

また、借入金利が下がっても返済期間が延びれば利息も増える。

現状よりも返済総額が下がるかシミュレーションすることが大切だ。

金融機関によって融資金額が変わるため、希望借入金額の融資ができる金融機関を選ぶことが重要になる。

おまとめローンは総量規制の対象外

おまとめローンは総量規制の対象外 カードローンナビ

おまとめローン・借り換えローンは総量規制の対象外だ。しかし全てが総量規制の対象外となるわけではない。

おまとめローンを提供しているのは賃金業社と銀行だ。銀行は賃金業社ではないので賃金業法の対象外となり、総量規制が適用されない。

賃金業社は賃金業法が適用されるため、総量規制の対象外となる。

しかし、賃金業社であっても総量規制の対象外となる場合がある。条件は以下だ。

  • 顧客に一方的に有利となる借り換え
  • 借入を段階的に減少させるための借り換え

賃金業社でおまとめローンを組む場合は上記2点に当てはまり、借り換え前よりも金利が下がっていなければならない。

おすすめのおまとめローンは?

おすすめのおまとめローンは? カードローンナビ

おすすめのおまとめローンを5つ紹介する。

  • 東京スター銀行「おまとめローン」
  • アイフル「おまとめMAX」
  • プロミス「おまとめローン」
  • レイク「レイクdeおまとめ」
  • SMBCモビット「おまとめローン」

では、商品について詳しく見ていこう。

東京スター銀行「おまとめローン」

東京スター銀行が提供する「おまとめローン」は、銀行ローンを含む金融機関のローンがおまとめできる。

来店不要で24時間365日申込が可能だ。

最高金利が他金融機関に比べ低く、融資最高金額が最高1000万円とおまとめローンの中でも高額である。

融資金額30万円~1000万円
借入利率年9.8%・12.5%・14.6%(固定金利)
遅延利率年率14.6%
支払い方式元利均等月賦返済
返済期日毎月10日(休業日の場合は翌営業日)
返済期間・回数10年
申込条件申込時に満20歳以上65歳未満の方
給与所得者の方年収200万円以上の方
保証会社からの保証を受けられる方
資金使途本人に対する無担保個人向けローンの借り換えおよびおまとめ
担保・保証人不要
おまとめローン対象のローン事業性資金を除く無担保個人ローン

バーナー画像予定

金利
(実質年率)
年率9.8%・12.5%・14.6%
(固定金利・保証料込)
※当行所定の審査により決定いたします。
審査時間仮審査は最短2日
融資速度
無利息期間
借入限度額30万円以上1,000万円以下
(1万円単位)
※お申し込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内に限ります。
収入証明書必要
WEB完結可能
申込条件お申込時の年齢が満20歳以上65歳未満の方
前年度の税込年収が200万円以上の方
給与所得者の方で、正社員・契約社員・派遣社員の方
現在のご勤務先の収入を確認できる書類(源泉徴収票・給与明細等)が提出できる方
過去に債務整理や自己破産をされていない方
現在ご利用中のローンを延滞されていない方
過去(6ヵ月以内)に当行ローンの審査で否決されていない方
お借入申込の金額が、30万円以上1,000万円以下の方
担保・保証人不要

アイフル「おまとめMAX」

アイフルの提供する「おまとめMAX」は、銀行ローン・クレジットカードのショッピングリボ払いもおまとめできる。

最低金利が3/0%とおまとめローンの中では低く、最高金利も高すぎないのが魅力だ。

また、融資最高額も800万円までと高額だ。

融資金額1万円~800万円
借入利率年率3.0%~17.5%
遅延利率年率20.0%
支払い方式元利定額返済方式
返済期日契約時に設定した日の10日前から当日まで
口座振替の場合webで登録 毎月3・26・27・28日のいずれか
郵送で登録 毎月6・23・27日のいずれか
返済期間・回数最長10年・120回
申込条件満20歳以上方定期的な収入と返済能力を有する方
アイフルの審査基準を満たす方
資金使途既存の借入の返済のみ
担保・保証人不要
おまとめローン対象のローン銀行や賃金業者からの借入クレジットカードのショッピング債務等(賃金業法施行規則第10条の23第1項第1号の場合のみ。第1号の2に基づく契約の場合はショッピング債務は含まれない)

バーナー画像予定

金利(実質年率)年3.0%~年17.5%
審査時間
融資速度
無利息期間
借入限度額1万~800万円
収入証明書必要
WEB完結可能
申込条件満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方
担保・保証人不要

プロミス「おまとめローン」

プロミスの提供する「おまとめローン」は、融資最高額が300万円とおまとめローンの中では少額である。

しかし最高金利が17.8%と低いため、少額のおまとめでも比較的少ない利息で利用できる。

融資金額300万円
借入利率年6.3%~17.8%
遅延利率20.0%
返済方式元利定額返済方式
返済期日毎月5・15・25・末日のいずれか
返済期間・回数最終借入後最長10年1~120回
申込条件20最上~65歳以下
安定収入のある方
資金使途プロミス以外の賃金業者からの借入金返済
担保・保証人不要
おまとめローン対象のローン消費者金融・クレジットカードなどにおける借入(無担保ローン)

バーナー画像予定

金利(実質年率)年6.3%~年17.8%
審査時間
融資速度
無利息期間
借入限度額300万円
収入証明書必要
WEB完結不可
申込条件年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方
※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合お申込いただけます。
担保・保証人不要

レイク「レイクdeおまとめ」

レイクの提供する「レイクdeおまとめ」は、100万円以上の借入で最高金利が15.0%に下がり、おまとめローンの中でも低い金利で利用できる。

また、借入できる年齢が70歳までと他金融機関よりも年齢幅が広い。

融資金額10万円~500万円
借入利率年6.0%~17.5%
遅延利率年20.0%
返済方式元利定額返済方式
返済期日契約時に設定した日の14日前から当日まで
口座振替の場合毎月6・27日のいずれか
返済期間・回数最長10年最大120回
申込条件満20歳~70歳以下
安定した収入のある方
資金使途他社借入金の返済
担保・保証人不要
おまとめローン対象のローン賃金業者からの借入

バーナー画像予定

金利(実質年率)年6.0%~年17.5%
※100万円以上の場合、年6.0%~年15.0%
審査時間
融資速度
無利息期間
借入限度額10万円~500万円
収入証明書必要
WEB完結不可
申込条件満20歳~70歳までの安定した収入のある方
担保・保証人不要

SMBCモビット「おまとめローン」

SMBCモビットが提供する「おまとめローン」は、返済期間が5年と他金融機関に比べ短く設定されている。

最低金利が3.0%と低く最高融資額も800万円なので、高額なおまとめを検討している場合は利息が少なく借入可能だ。

融資金額~800万円
借入利率年3.0%~18.0%
遅延利率年20.0%
返済方式元利定額返済方式
返済期日毎月5・15・25・末日
返済期間・回数最長5年最大60回
ただし合理的な理由があると判断された場合のみ最長8年10カ月最大106回
申込条件満20歳~65歳の方安定した収入のある方
堅実な生計を営み収入と不調和な債務がない方
SMBCモビットの審査基準を満たす方
資金使途他の賃金業者またはみなし賃金業者からの借入金返済のみ
担保・保証人不要
おまとめローン対象のローン消費者金融・クレジットカードでのキャッシング(無担保ローン)
金利
(実質年率)
年3.0%~年18.0%
審査時間
融資速度
無利息期間
借入限度額800万円
収入証明書必要
WEB完結可能
申込条件満年齢20才~65才の安定した収入のある方(当社基準を満たす方)
アルバイト、パート、自営業の方も利用可能
担保・保証人不要

おまとめローンで借入を一本化する仕組みを知りたいなら

おまとめローンで借入を一本化する仕組みを知りたいなら カードローンナビ

今回はおまとめローンの仕組みやメリット・デメリット、申込方法・選び方について紹介した。

おまとめローンで借入を一本化するために、本記事をぜひ参考にしてほしい。

おまとめローンは複数の金融機関へ借入があり、返済スケジュールの管理が難しくなったときに便利な商品だ。

総量規制が適用されないので、他社での借入が多くても利用できる。

例えば、金融機関での借入は信用情報へ登録されているため、複数の金融機関で借入がある場合はローンに通りにくい傾向にある。

そこで、おまとめローンを組むと多重債務状態ではなくなるため、信用情報の回復が期待できるだろう。

また、返済先を一つにまとめることで返済スケジュールの管理を簡単にでき、金利を下げ利息を減らし返済総額を減らせる

しかし、選び方を間違えると、現状よりも返済総額が増えてしまう可能性もある。

おまとめローンを選ぶ際には現在の借入総額・借入金利・借入金融機関を把握し、現状よりも有利な条件になるように選ぶ必要がある。

そのためには、金融機関が提供する商品の、金利・融資総額・まとめられるローンについて調べることが重要だ。

本記事で紹介したおまとめローンの選び方やおすすめを参考に、おまとめを失敗しないようにしてほしい。

借入先が増えて管理が難しくなってしまった場合は、おまとめローンを利用してみてはいかがだろうか。

目次