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おまとめローンのおすすめ22選!低金利・審査に通りやすいおまとめローンも紹介

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現在複数の借入があるためおまとめローンの利用を検討しているものの「どの金融機関がよいのか分からない」「審査に通りやすいおまとめローンはあるのだろうか」などの不安や悩みを抱えている方も多いのではないだろうか。

結論から言うと、審査が甘いおまとめローンは無い。ただし、消費者金融はおまとめローンの融資に積極的なため、審査の通りやすさを重視する場合はおすすめだ。

金利を重視する場合は銀行を選ぶとよいだろう。

本記事では、おまとめローンのおすすめや選び方、メリットなどを詳しく解説する。

審査に通りやすくするためのコツや注意点なども紹介するので、ぜひ参考にしていただきたい。

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目次

おまとめローンはどう選ぶ?

おまとめローンを選ぶ際は、以下の項目を基準に選ぶとよい。

  • 金利
  • 返済額・返済期間
  • おまとめ可能な金額
  • 借入対象
  • 借入までのスピード

それぞれ1つずつ解説していく。

金利

おまとめローンを選ぶ際は、現在の借入よりも金利を低くできるのかを確認しよう。具体的には、上限金利が低く設定されている商品を選ぶとよい。

複数の借入をまとめることで借入額が大きくなるため、利息制限法によって金利を下げられる可能性が高くなる。利息制限法による上限金利は以下の通りだ。

借入金額上限金利
10万円未満年20.0%
10万円〜100万円未満年18.0%
100万円以上年15.0%
出典:日本貸金業協会「上限金利について」

100万円未満の借入が複数あり、それぞれの金利が15.0%を超えている場合はおまとめローンを利用して100万円以上にすることで上限年15.0%の金利で借りられる。

なお、金利タイプには以下の2種類がある。

  • 変動金利
  • 固定金利

それぞれ見ていこう。

変動金利

変動金利とは、借入期間中に適用金利が変動する金利タイプの事を言う。一般的には半年毎に適用金利が見直される。

変動金利は固定金利と比較して金利が低く設定されている。金利が将来的に維持するか下落すると、どの金利タイプよりも返済総額を抑えられるのがメリットだ。

ただし、金利が上昇していく場合は返済総額が増加するリスクがあるため、元金の返済が進まなくなる可能性があるだろう。

変動金利は金利上昇のリスクを理解しておかなければならない。金利動向をこまめにチェックし、借り換えなど柔軟に対応できる方におすすめだ。

返済期間が短い場合や随時返済を積極的に活用する方にもよい選択肢と言える。

固定金利

固定金利とは、借入時から完済まで適用金利が固定される金利タイプの事を指す。返済中に変動金利に変更する事は原則できない。

変動金利と比較して金利が高めだが返済額が変動しないため、返済計画を立てやすい。

また、金利上昇リスクを回避できるのも魅力だ。ただし、市場金利が下落しても恩恵を受けられない事は理解しておこう。

固定金利は、今後の金利動向のチェックなど柔軟な対応が難しいと感じる方におすすめする。

返済が一定のため、将来の支出などの計画を入念に立てる方にもよい選択肢ではないだろうか。

返済額・返済期間を確認する

おまとめローンを利用する際は、返済額の上限や返済期間を確認しておこう。既存の借入に対応できるのかなどを確認するためだ。

なお、返済期間を設定する際に長期にしすぎると利息が増えるため、月々の返済負担は抑えられるが返済総額が大幅に増える可能性があるため注意しよう。

例えば、おまとめローンで200万円を年15.0%の金利で借りる場合のシミュレーションを見てみよう。

スクロールできます
返済期間月々の返済額利息返済総額
5年47,579円854,770円2,854,770円
10年32,266円1,872,060円3,872,060円
出典:keisan「ローン計算」

返済期間を延ばすと、利息が大きく増加している事が分かる。

おまとめローンを利用する際は、現在の借入と比較して返済期間や月々の返済額のバランスを慎重に見ておいた方がよいだろう。

おまとめできる額

おまとめローンはそれぞれの金融機関によって契約限度額が決められているが、まとめる前の借入残高以上は借りられない。

例えば現在借りている金額が以下の場合、おまとめローンでは合計である200万円が上限となる。

  • A社
    • 50万円
  • B社
    • 100万円
  • C社
    • 50万円

また、日本の貸金業法に基づく金融規制で「総量規制」というものがある。個人が借りられる金額を年収の3分の1までに制限し、過剰な借入を防ぐための制度だ。

総量規制は消費者金融などの貸金業者からの借入に適用される一方で、銀行や信用金庫などの金融機関からの借入は対象外となる。

ただし、銀行などでも独自に設定しているケースは多いだろう。

なお、おまとめローンは現在の借入先よりも負担を軽減するという目的のため、総量規制の対象外となる。

おまとめできる借入対象

おまとめローンでまとめられるのは、主に以下の借入だ。

  • カードローンの借入
  • クレジットカードのキャッシング
  • クレジットカードのリボ払い
  • その他消費者金融からの借入

クレジットカードのショッピング枠は基本的には対象外だが、まとめられる金融機関もある。

また、銀行からの借入については金融機関によっておまとめの対象外となる場合もあるため、あらかじめ確認しておくとよいだろう。

借入までのスピード

一部の大手消費者金融、例えばアイフルやSMBCモビットなどは即日融資が可能だが、現状は少ない。

銀行などの金融機関では、最短でも翌営業日以降の融資が一般的だ。特に銀行のおまとめローンは審査基準が厳しい傾向にあるため、数日〜数週間掛かる場合もあるだろう。

おまとめローンについての詳しい解説はこちら。

審査に通りやすい?消費者金融のおすすめおまとめローン11選

消費者金融は主に貸付の利息によって収益を得ているため、貸付額の大きいおまとめローンの融資に積極的だ。

ここでは、まずおまとめローンの返済例を解説する。その後、消費者金融でおすすめできるおまとめローンを見ていこう。

以下、消費者金融のおまとめローンの返済例だ。

A社

適用金利18.0%
借入残高500,000円
返済月額12,700円
返済総額762,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

B社

適用金利18.0%
借入残高600,000円
返済月額15,300円
返済総額915,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

C社

適用金利18.0%
借入残高900,000円
返済月額22,900円
返済総額1,372,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

3社からの借入を合計すると、月々の返済額が50,900円で返済総額は3,049,000円となる。

おまとめローンを利用した場合の例を見ていこう。

おまとめローン

適用金利(固定金利)15.0%
借入残高2,000,000円
返済月額48,000円
返済総額2,860,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

今回は、100万円以上借りる場合の上限金利である15.0%でシミュレーションをした。

元々の借入と比較するとおまとめローンでは月々の返済額が2,900円減り、返済総額が189,000円減る事になる。

それでは、ここからはおすすめできる消費者金融のおまとめローンを紹介していく。まずはそれぞれのおまとめローンを表に整理した。

スクロールできます
金融機関名おまとめローンの名称金利金利タイプ契約限度額返済期間借入対象即日融資特徴
アイフルおまとめMAX
かりかえMAX
年3.0%~17.5%固定金利1万円〜800万円〜10年貸金業者のローン
銀行のカードローン
クレジットカードのリボ払い
銀行のカードローンをまとめられる
アコム借換え専用ローン
(おまとめローン)
年7.7%〜18.0%固定金利1万円〜300万円〜12年3ヵ月消費者金融のローン
クレジットカードのキャッシング
最長返済期間が長い
プロミスおまとめローン
(借換用ローン)
年6.3%〜17.8%固定金利300万円〜10年消費者金融のローン
クレジットカードのキャッシング
学生や主婦でも申し込み可能
レイクレイク de おまとめ年6.0%〜17.5%固定金利500万円〜10年銀行のカードローン
貸金業者のローン
新しいおまとめローンのため融資に前向き
SMBCモビットおまとめローン年3.0%〜18.0%固定金利800万円〜13年4ヵ月消費者金融のローン
クレジットカードのキャッシング
最長返済期間が長い
ダイレクトワンお借り換えローン
(貸金業法に基づくおまとめローン)
年4.9%〜18.0%固定金利300万円〜10年貸金業者のカードローン
銀行のカードローン
・クレジットカードのキャッシング
クレジットカードのショッピング
クレジットカードのリボ払い
おまとめ対象の範囲が広い
JCB JCB CARD LOAN FAITH年1.3%〜12.5%固定金利900万円〜16年11ヵ月原則自由最大金利が低い
ORIX MONEYORIX MONEYおまとめローン年3.0%〜17.8%固定金利50万円〜800万円1年〜8年消費者金融のカードローン
銀行のカードローン
クレジットカードのリボ払い
クレジットカードのキャッシング
銀行の借入もおまとめ対象
いつもおまとめローン年4.8%〜18.0%固定金利1万円〜500万円2ヵ月〜5年貸金業者のローン家族にばれにくい
中央リテールおまとめローン年10.95%〜13.0%固定金利〜500万円〜10年貸金業者のローン上限金利が低い
アスマイル借換え
おまとめローン
年6.9%~13.9%固定金利1万円〜300万円〜10年貸金業者のローン
銀行のローン
クレジットカードのキャッシング
最大30日の無利息期間

ここからは、それぞれの特徴などを紹介していく。

アイフルのおまとめMAXは銀行のローンやクレジットカードのリボ払いもまとめられる

金利年3.0%~17.5%
金利タイプ固定金利
契約限度額1万円〜800万円
最長返済期間〜10年
借入対象・貸金業者のローン・銀行のカードローン・クレジットカードのリボ払い
即日融資
出典:アイフル
出典:アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX」
出典:アイフル「【おまとめMAX・かりかえMAX】 まとめられる借入先は、どこですか?」
出典:アコム「おまとめローン(借換え専用ローン)」
出典:アコム「借換え専用ローン(おまとめローン)の貸付条件」
出典:アコム「おまとめローンはありますか?」
出典:プロミス「おまとめローン(借換用ローン)」
出典:レイク「レイク de おまとめ」
出典:SMBCモビット「おまとめローン申込(当社会員ではない方)」
出典:ダイレクトワン「お借り換えローン(貸金業法に基づくおまとめローン)」
出典:JCB「JCB CARD LOAN FAITH(カードローン専用カード)」
出典:ORIX MONEYおまとめローン
出典:いつも「おまとめローン」
出典:中央リテール
出典:中央リテール「貸金業法に基づくおまとめローン」
出典:アスマイル
出典:アスマイル「借換え・おまとめローン」

アイフルのおまとめMAXは、銀行のカードローンやクレジットカードのリボ払いも1本化できる事が特徴だ。

多くの金融機関は消費者金融からの借入やクレジットのキャッシングのみのため、これだけまとめられるのはアイフルのメリットと言える。

銀行や消費者金融など、様々な金融機関からの借入がある場合におすすめだ。

アコムのおまとめローンは返済期間が最長12年3ヵ月

金利年7.7%〜18.0%
金利タイプ固定金利
契約限度額1万円〜300万円
最長返済期間〜12年3ヵ月
借入対象消費者金融のローン
クレジットカードのキャッシング
即日融資
出典:アコム「おまとめローン(借換え専用ローン)」
出典:アコム「借換え専用ローン(おまとめローン)の貸付条件」
出典:アコム「おまとめローンはありますか?」

アコムのおまとめローンは契約限度額が300万円と少なめにも関わらず、返済期間が最長12年3ヵ月と長めに設定されていることが特徴だ。

300万円は不便に思うかもしれないが、余計な借入をせずに済むだろう。

アコムのおまとめローンは、月々の返済額を抑えてより確実に完済したい方におすすめだ。

プロミスのおまとめローンは学生や主婦でも申込可能

金利年6.3%〜17.8%
金利タイプ固定金利
契約限度額〜300万円
最長返済期間〜10年
借入対象消費者金融のローン
クレジットカードのキャッシング
即日融資
出典:プロミス「おまとめローン(借換用ローン)」

プロミスのおまとめローンは、パートやアルバイトで安定した収入があれば学生や主婦でも申し込みできる事が特徴だ。

契約限度額は300万円と少なく返済期間は10年と、他社と比較して突き抜けたものはないが学生や主婦の方でおまとめローンを利用したい場合にはおすすめできる。

レイク de おまとめは融資に前向き

金利年6.0%〜17.5%
金利タイプ固定金利
契約限度額10万円〜500万円
最長返済期間〜10年
借入対象銀行のカードローン
貸金業者からの借入
即日融資
出典:レイク「レイク de おまとめ」

レイク de おまとめは、2021年12月よりレイクが提供を開始した比較的新しいおまとめローンだ。そのため、他社と比較して積極的に新規顧客を獲得している印象がある。

銀行のカードローンをまとめられるのが特徴で、安定した収入があれば70歳まで利用できるのもポイントと言える。

最短即日の審査にも対応しているため、急ぎで借りたい方や高齢で他社から断られたという方におすすめだ。

SMBCモビットのおまとめローンは返済期間が13年4ヵ月

金利年3.0%〜18.0%
金利タイプ固定金利
契約限度額〜800万円
最長返済期間〜13年4ヵ月
借入対象消費者金融のローン
クレジットカードのキャッシング
融資速度最短即日
総量規制対象外
出典:SMBCモビット「おまとめローン申込(当社会員ではない方)」

SMBCモビットも2022年2月よりおまとめローンを提供しており、レイクと同様に比較的新しい。

契約限度額が800万円までと他社と比較して高く、返済期間も最長13年4ヵ月のため、柔軟に返済計画を立てられる事が特徴だ。

また、毎月の返済でVポイントが貯まるのもメリットと言える。現在Vポイントを利用しており、既存の借入額が多い場合におすすめだ。

ダイレクトワンのお借り換えローンはおまとめ対象の範囲が広い

金利年4.9%〜18.0%
金利タイプ固定金利
契約限度額1万円〜300万円
最長返済期間〜10年
借入対象貸金業者のカードローン
銀行のカードローン
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードのショッピング
クレジットカードのリボ払い
即日融資
出典:ダイレクトワン「お借り換えローン(貸金業法に基づくおまとめローン)」

ダイレクトワンは、スルガ銀行グループの消費者金融だ。

契約限度額は300万円と低いが、貸金業者のカードローンだけでなく銀行のカードローンやクレジットカードのリボ払い・ショッピング枠にも対応していることがメリットと言える。

様々な借入を1本化したい方におすすめできる。

ただし、25歳以上でなければ申し込めない点には注意が必要だ。

JCB CARD LOAN FAITHは最大金利が12.5%

金利年1.3%〜12.5%
金利タイプ固定金利
契約限度額900万円
最長返済期間〜16年11ヵ月
借入対象自由
即日融資
出典:JCB「JCB CARD LOAN FAITH(カードローン専用カード)」

JCB CARD LOAN FAITHはカードローンだが、公式サイトでおまとめや借り換え目的の利用が推奨されている。

金利が低く、契約限度額が900万円と高いことが特徴だ。

また、おまとめローンではないため借入対象が自由なのもメリットと言える。

ただし、総量規制の対象のため年収の3分の1を超える借入はできないので注意しなければならない。

金利が低いため、年収の3分の1以内でおまとめローンを検討している方におすすめだ。

ORIX MONEYおまとめローンは銀行の借入も対象

金利年3.0%〜17.8%
金利タイプ固定金利
契約限度額50万円〜800万円
最長返済期間1年〜8年
借入対象消費者金融のカードローン
銀行のカードローン
クレジットカードのリボ払い
クレジットカードのキャッシング
即日融資
出典:ORIX MONEYおまとめローン

ORIX MONEYおまとめローンは、銀行カードローンやクレジットカードのリボ払いなど幅広いおまとめ対象がメリットと言える。また、契約限度額も800万円までと高額なため扱いやすい。

様々な借入をまとめたい方におすすめできるおまとめローンだ。

いつものおまとめローンは家族にばれにくい

金利年4.8%〜18.0%
金利タイプ固定金利
契約限度額1万円〜500万円
最長返済期間2ヵ月〜5年
借入対象貸金業者のローン
即日融資
出典:いつも「おまとめローン」

いつもは、高知県に拠点を置く消費者金融だ。いつものおまとめローンは郵送物無しで利用でき、Webで完結できることが特徴と言える。

おまとめローンの利用が絶対にばれたくないという方におすすめだ。

中央リテールのおまとめローンは上限金利が13.0%

金利年10.95%〜13.0%
金利タイプ固定金利
契約限度額〜500万円
最長返済期間〜10年
借入対象貸金業者のローン
即日融資
出典:中央リテール
出典:中央リテール「貸金業法に基づくおまとめローン」

中央リテールは一般的なカードローンの取り扱いがなく、おまとめローンに特化した消費者金融だ。

契約するには渋谷区の店頭に行く必要あるが、おまとめローンに特化しているためスムーズに対応してくれるのがメリットと言える。

最低金利は年10.95%と高いが、最大金利が13.0%と他社と比較して低めなのもポイントだ。

渋谷区の店舗に近く、少額のおまとめでも金利を抑えたい場合におすすめできる。

アスマイルのおまとめローンは最大30日の無利息期間が適用

金利年6.9%~13.9%
金利タイプ固定金利
契約限度額1万円〜300万円
最長返済期間〜10年
借入対象貸金業者のローン
銀行のローン
クレジットカードのキャッシング
即日融資
出典:アスマイル
出典:アスマイル「借換え・おまとめローン」

アスマイルの借換え・おまとめローンは、契約日から30日間の無利息期間が適用されるというメリットがある。最大金利が13.9%と、大手消費者金融と比較して低めなのも魅力だ。

中央リテールは最大金利が低いものの、渋谷区の店頭に行く必要がある。一方でアスマイルは全国対応でWeb契約が可能だ。

大手消費者金融での契約がよいという方以外は、様々な方におすすめできる。ただし、契約限度額が300万円と少なめな点は注意が必要だ。

低金利の銀行系おまとめローン11選

銀行系のおまとめローンは、消費者金融と比較して金利が低い。

銀行は預金を原資として融資を行うため、資金を調達するコストが低くなる事が理由だ。また、信用力が高く安定した経営基盤を持っている事も挙げられる。

まずは、おまとめローンの返済例を解説する。その後、おすすめできる銀行系おまとめローンを見ていこう。

以下、銀行系おまとめローンの返済例だ。

A社

適用金利18.0%
借入残高500,000円
返済月額12,700円
返済総額762,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

B社

適用金利18.0%
借入残高600,000円
返済月額15,300円
返済総額915,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

C社

適用金利18.0%
借入残高900,000円
返済月額22,900円
返済総額1,372,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

それぞれを合計すると月々の返済が50,900円で、返済総額は3,049,000円となる。

以下、銀行系おまとめローンを利用した場合の結果だ。

おまとめローン

適用金利(変動金利)12.5%
借入残高2,000,000円
返済月額45,000円
返済総額2,700,000円
出典:E-LOAN「こだわり返済額シミュレーション」

銀行は消費者金融と比較して金利が低いこともあり、今回は12.5%でシミュレーションをした。

元々の借入と比較すると、おまとめローンでは月々の返済額が5,900円減り、返済総額が349,000円も減ることになる。

前述した消費者金融のシミュレーションと比較すると、月々の返済額が3,000円減り、返済総額が160,000円減る。

ただし、今回のシミュレーションは上限金利で計算している訳では無いため、消費者金融よりも高くなる可能性もあるだろう。

続いて、おすすめできる銀行系おまとめローンを表に整理したので見ていこう。

スクロールできます
銀行名ローンの名称金利金利タイプ契約限度額返済期間借入対象即日融資特徴
楽天銀行楽天銀行スーパーローン年1.9%〜14.5%変動金利10万円〜800万円1年毎の自動更新原則自由
東京スター銀行おまとめローン
(スターワン乗り換えローン)
9.8%〜14.6%固定金利30万円〜1,000万円10年金融機関のローン
住信SBIネット銀行住信SBIネット銀行カードローン1.89%〜14.79%変動金利10万円〜1,000万円1年毎の自動更新原則自由
セブン銀行セブン銀行カードローン年12.0%〜15.0%変動金利10万円〜300万円1年毎の自動更新原則自由
三菱UFJ銀行バンクイック年1.4%〜14.6%変動金利10万円〜800万円1年毎の自動更新原則自由
三井住友銀行三井住友銀行カードローン年1.5%〜14.5%変動金利10万円〜800万円1年毎の自動更新原則自由
みずほ銀行みずほ銀行カードローン年2.0%〜14.0%変動金利10万円〜800万円1年毎の自動更新原則自由住宅ローン契約者は金利優遇あり
auじぶん銀行じぶんローン年1.48%〜17.5%変動金利10万円〜800万円1年毎の自動更新原則自由借換えコースは金利優遇あり
イオン銀行イオン銀行カードローン年3.8%〜13.8%変動金利10万円〜800万円1年毎の自動更新原則自由
ろうきん店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる
信用金庫店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる店舗により異なる
出典:楽天銀行「商品概要」
出典:東京スター銀行「おまとめローン(スターワン乗り換えローン)」
出典:住信SBIネット銀行「カードローン」
出典:住信SBIネット銀行「金利とコース」
出典:セブン銀行「ローンサービス商品概要」
出典:セブン銀行「金利一覧(個人のお客様)」
出典:三菱UFJ銀行「商品詳細」
出典:三井住友銀行「カードローン」
出典:三井住友銀行「金利 ・ご利用限度額について」
出典:三井住友銀行「ご返済について」
出典:みずほ銀行カードローン「ご利用限度額・金利」
出典:auじぶん銀行「商品詳細」
出典:イオン銀行「商品概要」

それでは、それぞれの特徴などを紹介していく。

楽天銀行スーパーローンは金利キャンペーンが定期的に開催される

金利年1.9%〜14.5%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜800万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:楽天銀行「商品概要」

楽天銀行スーパーローンは借入の1本化が目的ではないが資金使途が原則自由のため、おまとめとしても利用できる。

楽天会員はランクに応じて審査が有利になる。また、金利に関するお得なキャンペーンを実施する頻度が高いことが特徴だ。

楽天会員の方は、楽天銀行スーパーローンの利用をおすすめする。

東京スター銀行のおまとめローンは1,000万円までの借入が可能

金利9.8%〜14.6%
金利タイプ固定金利
契約限度額30万円〜1,000万円
返済期間〜10年
借入対象金融機関のローン
即日融資
出典:東京スター銀行「おまとめローン(スターワン乗り換えローン)」

東京スター銀行ではおまとめローンが用意されており、銀行では貴重な存在と言える。

金利が消費者金融と比較して低いため扱いやすく、1,000万円までの借入が可能なことが特徴だ。

また、勤続年数が1年未満でも申し込み可能としており、審査の敷居が他の銀行よりも低い。

東京スター銀行のおまとめローンは、働き始めて間もない方や転職したての方にもおすすめできる。

住信SBIネット銀行カードローンは住宅ローン契約者に0.5%の金利優遇がある

金利1.89%〜14.79%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜1,000万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:住信SBIネット銀行「カードローン」
出典:住信SBIネット銀行「金利とコース」

住信SBIネット銀行は、借入対象が原則自由のため、おまとめ目的としても利用が可能だ。

住信SBIネット銀行の住宅ローンを契約している場合は、0.5%の金利優遇が受けられる事が特徴と言える。

また、住信SBIネット銀行のミライノカード(JCB)を所有し、かつ住信SBI銀行口座を引き落とし口座に設定している場合は、さらに0.1%の金利優遇が受けられる。

住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用している方に特におすすめだ。

セブン銀行カードローンはセブンイレブンで24時間いつでも返済が可能

金利年12.0%〜15.0%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜300万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:セブン銀行「ローンサービス商品概要」
出典:セブン銀行「金利一覧(個人のお客様)」

セブン銀行カードローンは、全国のセブン銀行ATMで24時間いつでも返済が可能だ。借入も24時間365日間のため、使い勝手がよい。

最低金利が高めである一方で契約限度額が300万円と低めのため、少額のおまとめに向いている。

少額のおまとめを考えている方や手軽に利用したい方には、セブン銀行カードローンがおすすめだ。

三菱UFJ銀行カードローンバンクイックは返済日を通知してもらえる

金利年1.4%〜14.6%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜800万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:三菱UFJ銀行「商品詳細」

三菱UFJ銀行のバンクイックは、返済日が近づくと3日前に通知してもらえるのが特徴だ。

カードローンの返済が遅れると、遅延金が発生することもある。また、信用情報に傷がつく可能性もあるだろう。

また、三菱UFJ銀行のATMの他、セブン銀行やローソン銀行、イー・ネットなど各コンビニATMでの利用では手数料が発生しない。

返済を忘れてしまう可能性がある方や、コンビニ ATMで気軽に利用したい方におすすめだ。

三井住友銀行カードローンはキャッシュカードで利用できる

金利年1.5%〜14.5%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜800万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:三井住友銀行「カードローン」
出典:三井住友銀行「金利 ・ご利用限度額について」
出典:三井住友銀行「ご返済について」

三井住友銀行では、銀行口座があればキャッシュカードでカードローンを利用できる。

即日融資はできないものの、最短当日に審査結果が分かる。銀行カードローンの中では最速レベルだろう。

融資までのスピードが速くなるため、三井住友銀行の口座を持ってる方におすすめだ。

みずほ銀行カードローンは住宅ローン契約者に金利優遇

金利年2.0%〜14.0%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜800万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:みずほ銀行カードローン「ご利用限度額・金利」

住信SBIネット銀行と同様に、みずほ銀行の住宅ローンを契約している方はカードローンで0.5%の金利優遇を受けられる。また、みずほ銀行はメガバンクという安心感もある。

メガバンクの信頼性や安心感を求めている方、みずほ銀行で住宅ローンを契約してる方におすすめだ。

auじぶん銀行のじぶんローン借り換えコースなら最大金利12.5%

金利年1.48%〜17.5%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜800万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:auじぶん銀行「商品詳細」

auじぶん銀行のじぶんローン借り換えコースは、最大金利が12.5%と低い。ただし、借入額の下限が100万円になるため注意が必要だ。

なお、借り換えコースを利用するには以下の条件を満たしていなければならない。

  • auじぶん銀行でau IDの登録が有効になっていること
  • 借り換えを希望した上で借入可能な上限額が100万円以上あること
  • 他社の借入金を返済すること

auじぶん銀行は、100万円以上のローンをまとめたい方におすすめだ。利用する場合はau  IDを登録しておこう。

イオン銀行カードローンなら口座開設なしでも利用が可能

金利年3.8%〜13.8%
金利タイプ変動金利
契約限度額10万円〜800万円
返済期間1年毎の自動更新
借入対象原則自由
即日融資
出典:イオン銀行「商品概要」

イオン銀行のカードローンは、口座開設しなくても利用が可能だ。普段利用している銀行口座を活用できるのはメリットだろう。

ただし、イオン銀行の口座を持っていれば、初回に限り振込融資をしてもらえる。

イオン銀行を利用していて、かつ早めに借りたい方におすすめだ。他の銀行口座を活用したい方にもよい選択肢だろう。

ろうきんのローンは最大金利が低い

ろうきんは地域によって店舗が異なり、それぞれで取り扱っているローン商品も変わる。ろうきんのローンを下記の通り地域ごとにまとめた。

スクロールできます
金融機関名対象地域ローンの名称金利金利タイプ契約限度額返済期間借入対象
北海道労働金庫北海道フリーローン(借換資金)年7.75%〜7.85%固定金利〜500万円〜10年金融機関のローン
クレジットカードのキャッシングなど
東北労働金庫青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
おまとめローン「アシスト500」年5.150%固定金利〜500万円〜10年利用中のローン
中央労働金庫茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
フリーローン年5.825%〜7.5%固定金利もしくは変動金利の選択が可能〜500万円〜10年利用中のローン
新潟県労働金庫新潟県おまとめローン年6.2%〜9.8%変動金利〜300万円〜10年本人または2親など以内の親族名義のキャッシング
信販会社や消費者金融のローン
長野県労働金庫長野県フリーローン年6.35%固定金利〜500万円〜10年原則自由
静岡県労働金庫静岡県おまとめライト年4.275%〜4.95%固定金利〜300万円〜10年金融機関のローン
北陸労働金庫富山県
石川県
福井県
おまとめ名人年7.85%変動金利〜1,000円〜20年消費者金融や信販のローン・他金融機関のローン
東海労働金庫愛知県
岐阜県
三重県
無担保ローン年1.95%〜年2.65%変動金利1万円〜2,000万円1年〜20年原則自由
近畿労働金庫滋賀県
奈良県
京都府
大阪府
和歌山県
兵庫県
スマートチョイス年3.9%〜5.5%変動金利100万円〜500万円1年毎の自動更新原則自由
中国労働金庫鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
おまとめローン年4.50%変動金利〜2,000〜25年原則自由
四国労働金庫徳島県
香川県
愛媛県
高知県
一本太助下限年5.1%変動金利50万円〜500万円1年毎の自動更新銀行・信販会社・消費者金融のローン
九州労働金庫福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
マイプラン(ツカえ〜る)3.9%〜5.5%変動金利100万円〜500万円年毎の自動更新原則自由
沖縄ろうきん沖縄県無担保フリーローン年4.4%〜年9.8%変動金利〜500万円〜10年原則自由
出典:北海道労働金庫「フリーローン」
出典:東北労働金庫「おまとめローン「アシスト500」」
出典:東北労働金庫「融資金利」
出典:中央労働金庫「フリーローン」
出典:中央労働金庫「無担保フリーローン」
出典:新潟県労働金庫「おまとめローン」
出典:長野県労働金庫「フリーローン」
出典:北陸労働金庫「おまとめ名人」
出典:東海労働金庫「東海ろうきんの無担保ローンご利用にあたって」
出典:東海労働金庫「 会員限定ローン パートナー」
出典:東海労働金庫「 東海ろうきんコープローン / 中小企業勤労者向け提携融資」
出典:東海労働金庫「 ろうきんローン エール」
出典:近畿労働金庫「スマートチョイス【会員組合員 限定】」
出典:中国労働金庫「おまとめローン[会員(1号・3号・4号特例会員)構成員さま限定]」
出典:四国労働金庫「借り換えローン【おまとめ専用カードローン 一本太助】」
出典:九州労働金庫「マイプラン(ツカえ~る)」
出典:沖縄労働金庫「無担保フリーローン」

ろうきんは店舗によってはおまとめ専用のローンを取り扱っていないが、使い道が自由なものが多い。それぞれ条件が違ってくるが、金利が低く扱いやすいと言える。

ただし、審査に数日掛かるケースもあるため、消費者金融などと比較すると融資までに時間を要する。また、対象地域外に居住している場合は利用できないため注意が必要だ。

住んでいる地域のろうきんを確認した上で利用しよう。

信用金庫のローンは金利が低めで返済期間が長い

信用金庫もろうきんと同じく、地域によって店舗が異なる。

それぞれで取り扱っているローンも異なるため、以下の通り一部の信用金庫をまとめた。

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金融機関名ローンの名称金利金利タイプ契約限度額返済期間借入対象
北海道信用金庫WEB完結年3.7%~14.0%変動金利10万円〜500万円3ヵ月〜10年原則自由
宮城第一信用金庫みやしんおまとめ&フリーローン変動金利10万円〜1,000万円〜10年原則自由
川口信用金庫かわしんしんきんフリーローン年5.75%~13.75%固定金利〜500万円3ヵ月〜10年原則自由
多摩信用金庫個人ローン(フリー資金)年2.5%~11.0%固定金利〜500万円3ヵ月〜10年原則自由
長野信用金庫フリーローン五つ星年3.3%~13.0%
固定金利​​
〜500万円3ヵ月〜10年原則自由
のと共栄信用金庫おまとめローン年7.5%~13.5%固定金利10万円〜500万円〜10年現在利用しているローン・クレジットなど
京都中央信用金庫京都中信スマートフリーローン年7.0%~14.5%固定金利〜500万円〜10年原則自由
大阪信用金庫おまとめONE’S LOAN年9.8%~13.8%固定金利10万円〜500万円〜10年他金融機関や信販などのローン
広島信用金庫フリーローンまかせんサイ年3.15%~14.0%固定金利〜500万円3ヵ月〜10年原則自由
愛媛信用金庫スーパーフリーローン年4.0%~12.0%固定金利10万円〜500万円3ヵ月〜10年原則自由
宮崎第一信用金庫オールマイティー年3.7%~13.8%固定金利〜500万円6ヵ月〜10年原則自由
出典:北海道信用金庫「フリーローン「WEB完結」」
出典:宮崎第一信用金庫「みやしんおまとめ&フリーローン」
出典:川口信用金庫「かわしん しんきんフリーローン」
出典:川口信用金庫「金利のご案内」
出典:多摩信用金庫「個人ローン(フリー資金)」
出典:多摩信用金庫「金利情報」
出典:長野信用金庫「五つ星」
出典:長野信用金庫「融資商品金利」
出典:のと共栄信用金庫「おまとめローン」
出典:京都中央信用金庫「京都中信スマートフリーローン」
出典:大阪信用金庫「おまとめONE’S LOAN」
出典:大阪信用金庫「ローン金利」
出典:広島信用金庫「フリーローンまかせんサイ」
出典:愛媛信用金庫「スーパーフリーローン」
出典:宮崎第一信用金庫「フリーローン「オールマイティー」」

一部の信用金庫でおまとめローンを取り扱っている。銀行のおまとめローンと比較すると最大金利が低く返済期間も長いため、審査に通ればお得に利用が可能だ。

銀行と同様に総量規制の対象外だが、審査基準が厳しい傾向にある。そのため、総量規制以上の借入は難しいケースが多いだろう。

日本金融通信社の情報によると、2024年9月30日現在で信用金庫の数は254と多く、おまとめローンを扱っている店舗も多い。

金利が低いおまとめローンを探している場合は、一度住んでいる地域の信用金庫に問い合わせてみてはどうだろうか。

おまとめローンは借入を一本化するローン商品のこと

おまとめローンとはどのようなローンなのか、ここでは以下の4つを説明する。

  • おまとめローンとは
  • おまとめローンでいくらまで借りられるのか
  • おまとめと借り換えの違い
  • おまとめローンの借入手順

それでは、それぞれ見ていこう。

おまとめローンとは

おまとめローンとは、複数の金融機関からの借入を1社にまとめられるローン商品のことを言う。消費者金融や銀行など様々な金融機関で提供されている。

おまとめローンで新たに借入を行い、その資金で既存の複数の借入を完済。その後はおまとめローンを契約した1社にのみ返済していくという仕組みだ。

なお、改正賃金業法により、既存のローンよりも金利を引き下げる事が義務付けられている。

おまとめローンとは別だが、カードローンも複数の借入を1本化できる場合が多い。

おまとめローンでいくらまで借りられるのか

おまとめローンで借りられるのは、各金融機関で設定されている契約限度額の上限までだ。

例えば、アイフルでは契約限度額が1万円〜800万円に設定されているので800万円まで借りられる事になる。

ただし、おまとめローンは既存の借入残高の総額以上は借りられない。例えば、以下のローン残高があったとする。

  • A社
    • 50万円
  • B社
    • 80万円
  • C社
    • 70万円

合計200万円のローン残高のため、おまとめローンで借りられるのは200万円までだ。おまとめローンは金利を下げたり返済総額を減らしたりと、負担を軽減するためのローンのためだ。

銀行のカードローンを利用する場合は既存のローン残高以上の借入が可能だが、審査基準が厳しい傾向にあるため、多額の借入は難しいかもしれない。

おまとめと借り換えの違い

おまとめローンと借り換えは、どちらも返済負担を軽減するためのローンだが別物だ。

複数のローンを1本化するのがおまとめローンである一方で、1社のローンを他社に乗り換えるのが借り換えだ。

ただし、金融機関によっては同じような商品として扱われることもある。

なお、カードローンは追加の借入ができる場合が多いが、おまとめローンや借り換えは返済専用のため、追加できない事がほとんどだろう。

おまとめローンの借入手順

ここでは、おまとめローンの基本的な借入手順を以下の通り解説していく。

  1. 申し込み手続き
  2. 必要書類の提出
  3. 審査
  4. 契約・融資
  5. 既存借入の返済

それぞれ詳しく見ていこう。

1.申し込み手続き

おまとめローンを利用する金融機関を決めたら申し込みをしよう。現在はWebで申し込める金融機関も多い。

なお、電話や自動契約機、店舗などで申し込める金融機関もある。

申し込みの際は以下の情報などが必要になるため、あらかじめ確認しておこう。

  • 個人情報(氏名、住所、生年月日など)
  • 勤務先情報
  • 収入情報
  • 借入希望額

申し込みが完了したら、本人確認書類の提出に進む。

2.必要書類の提出

続いて、以下のような必要書類を提出しなければならない。

本人確認書類
  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
収入確認書類(借入希望額が50万円を超える場合)
  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • 納税証明書

金融機関によって必要書類が異なる可能性もあるため、申し込み前にWebサイトなどで確認しておくとよい。

3.審査

必要書類を提出すれば、申し込み内容に基づき審査が開始される。

審査時間は金融機関によって異なり、最短だと1時間以内の場合があるが数日以上掛かることもある。

銀行は時間が掛かる傾向にあるため、急いでいる場合は消費者金融を利用するとよいだろう。

審査基準などについては後述する。

4.契約・融資・既存借入の返済

審査完了後はメールや電話で結果の通知が来ることが多い。審査に通過すれば、契約手続きに移る。

契約完了後は融資されるが、以下のように2つのパターンがある。

  • 自身の銀行口座へ融資
  • 既存ローンの借入先へ直接振込

自身の銀行口座へ融資がある場合は、自身で各金融機関へ振り込まなければならない。

この場合は振り込んだ事を証明するものを、おまとめローンを契約した金融機関へ提出する必要がある。

おまとめローンの審査は厳しい?どのくらい審査に通ってる?

おまとめローンは複数のローンを1本化するという性質上借入金額が大きくなるため、カードローンと比較して審査基準が厳しい。

ここでは、以下の内容をそれぞれ詳しく解説していく。

  • 審査が甘いおまとめローンは無い
  • おまとめローンの審査通過率
  • 審査で見られるポイント
  • 審査に落ちてしまうのはどんな人?

それぞれ見ていこう。

審査が甘いおまとめローンは無い

おまとめローンに申し込む際は、審査に通りやすいのか気になるものだ。ただし、どの金融機関に申し込んでも審査が甘いおまとめローンは無い。

とはいえ、審査が厳しい金融機関はある。一般的に金利が低いほど審査が厳しいとされている。

例えば、消費者金融と銀行のおまとめローンを比較してみると、目安の金利は以下の通りだ。

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金融機関目安の金利
消費者金融年3.0%〜18.0%
銀行年1.4%〜15.0%

もちろんこの範囲外の場合もあるが、概ねこの範囲内に収まっている。銀行の方が金利が低く、審査に厳しい傾向にある。

また、消費者金融はローンが主な収益となるため融資に積極的な一方で、銀行は預金が資金源だ。これは、銀行の方が審査が厳しい要因の1つと言える。

ただし、消費者金融の審査が甘い訳ではないことは理解しておこう。

おまとめローンの審査通過率

消費者金融の中には、無担保ローンの審査通過率を公表している会社もある。それぞれの審査通過率は以下の通りだ。

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消費者金融名審査通過率(2024年8月)
プロミス35.5%
アイフル34.1%
アコム37.6%
出典:SMBCコンシューマー・ファイナンス「月次データ」
出典:アイフル「月次データ」
出典:アコム「マンスリーレポート」

おまとめローンのみの通過率は公表されていないが、無担保ローンの審査通過率は30%台のため、これが基準になる。

ただし、カードローンよりも借入額が多く審査が厳しくなる傾向にあるため、若干通過率は下がる可能性があるだろう。

審査で見られるポイント

各金融機関の審査では、以下のようなポイントを見られる。

  • 属性
  • 返済能力
  • 信用情報

それぞれ詳しく解説していく。

属性

属性とは、個人の年齢や職業などの基本情報の事を指す。

収入や資産などの経済状況や家族構成などの生活基盤情報なども含み、審査において重要な基準となる。

返済能力

金融機関、特に消費者金融は貸付の利息が主な収益源となるため、貸し倒れになるリスクを避けなければならない。

そのため、融資した金額を返済できる能力があるのかが重視される。

ポイントは「安定した収入が継続的にあるかどうか」だ。以下のような項目が見られるだろう。

  • 年収
  • 勤続年数
  • 勤務先
  • 雇用形態

一般的に勤続年数が長いほど審査に有利になりやすいが、短くても申し込める金融機関はある。

信用情報

信用情報とは、ローンやクレジットの契約や申し込みに関する過去の取引履歴情報の事を言い、審査において重要な項目だ。

信用情報機関は主に以下の3つが存在している。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

審査の際は、各金融機関がこれらの情報機関に個人情報や借入金額、返済状況などが見られるだろう。また、遅延や滞納などの情報も必ず確認される。

遅延や滞納などが過去にあれば、審査に通る確率が低くなる事が予想される。

審査に落ちてしまうのはどんな人?

審査に落ちてしまう人の特徴は、以下の通りだ。

  • 多額の借入がある
  • 借入件数が多すぎる
  • 年収が少ない
  • 勤続年数が短い
  • 滞納履歴や未払いがある

おまとめローンは複数の借入を1本化するローンとはいえ、借入額が多すぎたり件数が多すぎたりする場合は返済能力が低いとみなされて審査に落ちる可能性がある。

借入のある状態での審査のため、通常のカードローンなどより審査が厳しくなる事は覚えておこう。

おまとめローンのメリット

おまとめローンは以下の通り3つのメリットがある。

おまとめローンのメリット
  • 月々の返済負担を軽減できる
  • 月々の返済日をまとめられる
  • 返済総額を抑えられる可能性がある

1つずつ見ていこう。

月々の返済負担を軽減できる

おまとめローンを利用することで月々の返済負担を軽減できるのは、最大のメリットと言える。

なお、前述の通り上限金利は利息制限法によって定められている。

例えば、クレジットカードのキャッシングで金融機関2社からそれぞれ50万円ずつの借入がある場合、それぞれの上限金利は18.0%となる。

おまとめローンを利用して100万円以上にまとめてしまえば、適用金利が15.0%に下がる事に。

金利の他、返済期間も設定できる。既存の借入と同じかそれ以上の返済期間にすれば確実に月々の返済負担を軽減できるだろう。

返済総額を抑えられる可能性がある

おまとめローンでは月々の返済額の他、設定する返済期間によっては返済総額を抑えられる可能性もある。

金利が下がる状況で返済期間を既存の借入と同じにすれば、返済総額を抑えられる。ただし、返済期間を長めに設定すると返済総額が多くなる可能性もあるため、注意が必要だ。

月々の返済日をまとめられる

おまとめローンは複数の借入を1つにまとめるため、返済の管理がしやすくなる。

キャッシングやローンなどの借入が複数ある場合は、返済日などの管理が複雑になり支払いが漏れることもあるかもしれない。

また、それぞれで返済日がばらついていれば常に返済に追われるような感覚になる。

おまとめローンで1本化する事で管理がしやすくなり、精神的にも楽になるだろう。これはおまとめローンの1つのメリットだ。

おまとめローンの注意点

おまとめローンは1本化して月々の返済額を抑えられるなどのメリットがある一方で、以下のような点に注意しなければならない。

  • 返済専用のため追加借入ができない
  • 他社の借入は解約する必要がある
  • 返済期間が長引かないように随時返済を活用するべき

それぞれ具体的に説明する。

返済専用のため追加借入ができない

おまとめローンは返済専用のローンのため、カードローンのように返済した分の枠が復活することは無く、追加借入は原則できない。

急な出費がある場合に対応しにくいことが予想される。そのため、あらかじめ必要になりそうな資金を余分に見積もっておくことや、貯蓄をしておく必要があるだろう。

どうしても追加借入が必要な場合は、カードローンを利用して借入をまとめるという方法もある。

ただし、追加借入ができると返済負担が膨らむ可能性があるため、いずれにしても注意が必要だ。

他社の借入は解約する必要がある

他社で今以上の借入をしないようにするために、多くの金融機関ではおまとめローンを利用する際に他社の借入を解約しなければならない。

ただし、金融機関によっては解約する必要が無い場合もある。例えば、アイフルやプロミスなどは他社解約が条件とされていない。

他社解約が条件のおまとめローンを利用すると、クレジットカードのキャッシング枠も解約の対象になる可能性が高い。

おまとめローンを選ぶ際は、他社解約の条件などを確認しておこう。

返済期間が長引かないように随時返済を活用するべき

おまとめローンは返済期間を設定できるが、長期間にしてしまうと月々の返済が減る一方で返済総額が大幅に増える可能性があるため注意しなければならない。

返済期間が長い場合は、随時返済を活用して負担を減らしていくべきだ。

例えば、金利年15.0%で100万円を借りている場合、3年と5年の返済期間だとどの程度の差があるのか見てみよう。

スクロールできます
返済期間毎月の返済額利息額返済総額
3年34,665円247,940円1,247,940円
5年23,790円427,400円1,427,400円
出典:E-LOAN「かんたん返済額シミュレーション」

この通り、2年で約20万円もの差がついた。返済期間が長引けば予想以上に利息が高くなる可能性があるため、随時返済を活用するなどの対策を考えておこう。

おまとめローンの審査に通るためのコツ

おまとめローンの審査に通りやすくするためには、以下のような対策をしておくべきだ。

  • 同時に申し込むのは1社まで
  • 収入証明書を提出する
  • 申し込み条件を事前に確認する
  • 信用情報に問題があれば改善してから申し込む

それぞれ見ていこう。

同時に申し込むのは1社まで

複数社への同時申し込みは金銭的に困っていると判断されるリスクがあるため、多くても1社までにしよう。

また、複数社全ての審査に落ちてしまった場合も、次の審査に悪影響を及ぼす事になる。

できれば審査結果が出てから1社ずつ申し込むのが賢明だ。

急ぎの場合でも、複数社の同時申し込みは悪影響にしかならないため注意しよう。

収入証明書を提出する

おまとめローンに限らずローンを申し込む際は安定した収入があるかどうかを見られるため、以下のような収入証明書を提出すべきだ。

なお、50万円を超える借入の場合はほとんどの金融機関で必須となる。

収入証明書
  • 源泉徴収票
  • 市民税・県民税額決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書
  • 課税証明書

収入証明書は返済能力の証明につながり、金融機関からの信頼度が上がるだろう。

おまとめローンを申し込む際は、収入証明書を提出しよう。

申し込み条件を事前に確認する

申し込み条件を事前に確認しておくことで無駄な申し込みを防げる他、準備に漏れが無くなるため審査に落ちるリスクを減らせると言える。

申し込み条件とは、以下のような項目だ。

  • 年齢
  • 基準年収
  • 雇用形態
  • 勤続年数
  • 必要書類の種類

このような条件を事前に把握しておくことで申し込みから審査までスムーズに進められ、審査対策もしやすくなる。

信用情報に問題があれば改善してから申し込む

信用情報に問題がある場合は、改善してから申し込むようにしよう。信用情報の主な問題とは、滞納や未払いだ。

滞納や未払いがある状態では審査に通らない可能性が高くなるため、おまとめローンに申し込む前に解消しておこう。

また、滞納履歴がある場合は理由を説明できるようにしておくべきだ。

この他、借入が多い場合も審査に悪影響を及ぼす可能性があるため、新規借入を控えたり少しでも返済しておくことをおすすめする。

おまとめローンは選択肢が豊富

おまとめローンは消費者金融を筆頭に、銀行など様々な金融機関が取り扱っておりそれぞれ条件などが異なる。まずは以下の内容を基に選ぶとよい。

  • 金利
  • 返済額・返済期間
  • おまとめ可能な金額
  • 借入対象
  • 借入までのスピード

希望する条件に合う消費者金融や銀行などがあれば、おまとめローンを申し込もう。

消費者金融は積極的な融資を行っている一方で、銀行は金利が低い分審査基準が厳しい傾向にある。

ただし、消費者金融の審査が甘い訳ではないため、属性や信用情報など審査で見られるポイントは押さえておくべきだ。

なお、おまとめローンには返済負担を抑えられたり返済日が管理しやすくなったりするなどのメリットがある一方で、返済専用のため追加借入ができなかったり他社の借入を解約する必要があったりと、注意しなければならないこともある。

また、おまとめローンの審査に通過するには以下の対策をしておいた方がよいだろう。

  • 同時に申し込むのは1社まで
  • 収入証明書を提出する
  • 申し込み条件を事前に確認する
  • 信用情報に問題があれば改善してから申し込む

まとめると、おまとめローンは様々な金融機関が取り扱っており、選択肢が豊富だ。既存の借入を1本化することで返済負担を軽減できる魅力的なローンと言える。

現在複数の借入がある場合は、おまとめローンを検討してみてはどうだろうか。

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