カードローンを借りる際は、原則使途は問われない。
また、限度額の範囲内ならいつでも何度でも借入ができる。
気軽に使えて大変便利だが、毎月利息が発生して返済額が増えていってしまい、返済に苦労している人も少なくない。
借入額によっては返済期間が長くなって利息の総額も増えるので、返済が長期化する場合もある。
毎月の支払負担を少しでも減らしたいと考える人が大半だろう。
そのようなときに検討したいのが、一括返済だ。利息が減って返済総額を少なくできる返済手段となる。
今回紹介するオリックス銀行カードローンでは、一括返済しやすい仕組みが採用されている。
本記事では、オリックス銀行カードローンでの一括返済のやり方・流れ・返済方法などについて解説する。
記事を参考にして、カードローンを上手に使いこなすコツを掴んで欲しい。
オリックス銀行カードローンの一括返済で利息を減らそう
オリックス銀行のカードローンは、さまざまな用途に利用できる。
事業性資金を除けば、使いみちは自由で、利用限度額は最高800万円までとなっている。
また、契約が初めての場合、契約日の翌日から30日間は利息0円で利用可能だ。
返済方式には、借入残高に応じて毎月の返済額が決まる「残高スライドリボルビング方式」を採用している。
つまり、返済が進むにつれて毎月の返済額が減っていく仕組みとなる。
毎月の返済額には利息が含まれているため、返済が長くなると利息の総額が大きくなる。
一括返済で支払いを前倒しにすれば、利息が減らせるわけだ。
オリックス銀行カードローンの一括返済の方法は?
実際に一括返済をするには、どのように行えばよいのだろうか。
オリックス銀行カードローンでは、以下の返済方法が用意されている。
- 返済専用口座への振込
- 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・西日本シティ銀行の硬貨対応ATMの利用
- 登録口座からの引き落とし
それぞれの手法について、詳細と注意点を確認していこう。
返済専用口座への振込
オリックス銀行カードローンでは、顧客ごとに返済専用口座が用意されている。
口座の内容は、利用者専用サイト「メンバーズナビ」にログインし、メニュー画面から確認できる。
口座自動引き落としとは違い、自身が振込みを行わないと返済は完了しない。
一括返済する日を決めたら、忘れないようにして欲しい。なお、海外からの送金には対応していないので要注意だ。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・西日本シティ銀行の硬貨対応ATMの利用
振込による一括返済を行う場合は、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・西日本シティ銀行の硬貨対応ATMを利用する。
他の提携ATMからの返済は1,000円単位なので、1円単位の端数の返済ができないからだ。
なお、通常の振込返済ではローンカードを使えば、コンビニ・スーパーなど全国の提携ATMから手数料無しで返済できる。
登録口座からの引き落とし
毎月の返済で登録口座からの引き落としを利用している場合は、同じ口座で一括返済も可能だ。
その場合は、利用者専用サイト「メンバーズナビ」から増額返済申込を行う必要がある。
返済日は約定返済日に限られているため、待たなければならない場合もある。
また、基準時に借入残高がある場合は、約定返済日の口座引き落としが停止できない。
引き落とし日時点で借入残高がなければ、1週間程度で返金される。
オリックス銀行カードローンの一括返済のやり方・流れ
一括返済するとしても、返済方法・返済総額などがわからなければ手続きを進めることはできない。
そこで、オリックス銀行カードローンでの一括返済を行う際の問い合わせ先・大まかなやり方・流れを説明する。
支払が必要な借入残高を調べる
オリックス銀行カードローンの毎月返済額は、借入残高から算出される。
一括返済する場合は、まず借入残高を確認することが必要だ。
借入残高は、利用者専用のメンバーズナビにログインすれば確認できる。
また、不明点がある場合はカードデスクに直接問い合わせるのがよいだろう。
一括返済を行う日を決める
一括返済する資金の調達の目処が立ったら、日程を決める必要がある。
タイミングによって返済総額が変わることがあるからだ。
計画的に進めないと一括返済したつもりでも借入残高が0円にならない可能性もあるため、注意して欲しい。
また、登録口座からの口座引き落としで一括返済する場合は、約定返済日でしかできない。
他にも、システムメンテナンス日と重ならないかなどをチェックしておくといい。
必要に応じて利息を含めた返済総額を計算する
利息を含めた一括返済の総額を間違えると、返済を完了することはできない。
オリックス銀行カードローンの一括返済の金額は、メンバーズナビから確認可能だ。そのため、返済前に確認しておいて欲しい。
返済総額の計算は、自分で行うより直接カードデスクに問い合わせた方がよい。
申込時期によって返済パターンが違うためだ。また、そのときに一括返済の注意点も確認しておこう。
返済方法を決める
一括返済の方法は、口座引き落とし(指定口座からの自動引き落とし)、または自身による返済のどちらかになる。
自身による返済は以下の2種類から、選択できる。
- 返済専用口座への振込
- 硬貨対応ATM(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、西日本シティ銀行)の利用
基本的には約定返済と同じ返済方法を選ぶのがよい。
慣れない返済方法だと誤った手続きをしてしまう可能性があるためだ。
なお、カードローンの返済方法の変更にはメンバーズナビで手続きするか、カードデスクへの連絡が必要となる。
一括返済に必要な金額を入金する
返済方法を口座引き落としにした場合、自分で振込手続きを行うことはない。
そのため、登録口座には一括返済に必要な金額をあらかじめ入金しておこう。
残高不足で引き落とせないと一括返済できなくなるからだ。
振込と口座引き落としどちらを選んでも、一括返済するには手間がかかることは覚えておきたい。
事前にメンバーズナビで増額返済申込を行ったり、返済総額を確認したりする必要がある。
必要に応じて完済証明書の発行を依頼する
無事に一括返済が終わると、多くのカードローンでは完済証明書を発行できる。
この書類は、住宅ローンや車のローンを組む際に、審査で必要になる場合がある。
ただ、オリックス銀行のカードローンでは完済証明書は発行されない。
オリックス銀行のカードローンでは、完済証明書の代わりに残高証明書(残高0円)の発行依頼が可能だ。
詳しい手続きの方法はカードデスクに直接問い合わせてみよう。
オリックス銀行カードローンの一括返済のメリット
カードローンの借入残高と利息の返済を一度に行うのが一括返済だ。
完済できるので、気持ちがすっきりして楽になるだろう。
一括返済にはそれ以外にも多くのメリットがある。
ここでは、具体的にどのようなメリットがあるのか紹介していく。これを知れば、納得して返済できるはずだ。
利息を抑えられる
カードローンは、毎月返済していく約定返済が基本となる。
月々の返済額には、借入金額と利息が含まれる。利息額の計算は次の計算式で表せる。
わかりやすいように、実際に計算を行う。
例えば、100万円を金利15%で借りて1年で返済する場合と約1ヶ月(30日)で返済する場合の利息額を比較すると以下のようになる。
- 利息額=100万円×15%×365日÷365日=15万円(1年)
- 利息額=100万円×15%×30日÷365日=1万2,329円(約1ヶ月)
これを見れば、返済を前倒しにするほど利息額が減っていくことが理解できるだろう。
毎月の返済額の計算方法はカードローン会社によって異なるが、一括返済により利息が抑えられるのは明らかだ。
利用限度額に余裕ができる
カードローンを一括返済すると、融資枠に空きができる。
例えば、利用限度額100万円の人が、99万円の借入をしている場合、追加で借りられるのは1万円のみになる。
一括返済すれば100万円の融資枠が戻るため、再度100万円まで借入が可能になる。
カードローンは利用限度額の範囲で何度でも借入可能なので、本当に必要なときに借入ができる余裕が生まれる。
信用情報に完済の情報が載る
カードローンの返済状況は、金融機関の信用情報に記録される。一括返済すると完済した情報が載ることになる。
この信用情報はカードローンだけでなく、クレジット会社・消費者金融などが審査を行う際に確認される。
カードローンを利用して完済した記録は、クレジットカードを作成したり、ローンを組む場合にプラス材料になる可能性がある。
以下の記事では、オリックス銀行カードローンの返済方法について細かく解説しているので、こちらもチェックしておこう。
オリックス銀行カードローンの一括返済のデメリット
一括返済は、借り入れを完済できるメリットがある一方で、デメリットもある。
後悔することがないように、マイナス面を理解した上で行うようにしたい。
いいことずくめのように思える一括返済だがどのようなデメリットがあるのか、注意点も含め説明しよう。
無理に返済することで生活費が減る
一括返済は、通常なら毎月少しずつ返済していくところを一度に行うため、大きな金額を必要とする。
借入額にもよるが、場合によってはそれが生活に影響してしまうこともあるだろう。
一括返済で生活が苦しくなり、新たに借入をするような状況になっては意味がない。
あくまでも資金に余裕が出たときに行うものであって、無理に利用すべき制度ではないのだ。
一括返済が難しそうな場合は、随時返済を検討してみて欲しい。
全額ではなく一部でも先に返済できれば、相当の効果が得られるはずだ。
手続きに手間がかかる
急いで一括返済したくても、手続きが大変でなかなか進まないことがある。
一括返済はカードローン会社にとってはイレギュラーな処理になるため、時間がかかる場合がある。
加えて、手数料が発生する可能性もあるのだ。
約定返済で使っている方法に対応してもらえず、場合によってはカードローン会社まで行かないといけないこともある。
一括返済をする際はどのような手続きが必要になるのか、事前の確認を必ずしておいて欲しい。
オリックス銀行カードローンの返済の種類は?
一般的に、カードローンの返済は毎月1回の約定返済が基本だ。
それ以外に、任意のタイミングでの返済もできる。オリックス銀行カードローンも、約定返済の他に随時返済に対応している。
返済の負担を少なくするためには、約定返済と随時返済の違いを理解しておくことが必要だ。
ここでは、両者の違いを詳しく解説しよう。
約定返済
毎月1回返済するのが、約定返済だ。
オリックス銀行カードローンでは毎月10日または月末のどちらかを選べるようになっている。
最初から返済日が決められていると、一ヶ月の中でもちょうどお金の少ない時期と重なってしまうことがある。
その点、自分の都合に合わせられるのは良心的で利用しやすいといえる。
毎月の約定返済の利息額は借入残高に応じて決められる。
約定返済は返済のベース部分だが、これに随時返済を組み合わせることで総利息額を抑えることが可能だ。
約定返済は毎月必ず行うもので、「今月は返済しない」はできない。
約定返済を基本として、どうやりくりするかがポイントになる。
随時返済
約定返済とは別に、任意に返済するのが随時返済だ。
カードローン会社により、任意返済・臨時返済という呼び方をする場合もあるが内容は変わらない。
随時返済は会社からボーナスが支給された後など、家計に余裕があるタイミングで行うと無理なくできる。
決められた返済額ではなく、任意の金額を返済すればよい。
随時返済は、借入残高を減らしていくことになるため繰上返済ともいう。
残高の一部を返済するのは繰上返済で、利息も含め全額を返済するのが一括返済だ。
オリックス銀行カードローンの一括返済も、基本は随時返済の枠の中で対応している。
ただし、一括返済の場合は1円単位の端数が出るので返済方法は事前に確認しておいて欲しい。
金利 (実質年率) | 年1.7%~年14.8% |
---|---|
審査時間 | 1週間程度 |
融資速度 | 1週間程度 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上69歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
オリックス銀行カードローンの一括返済のポイントは?
一括返済をオリックス銀行カードローンで行う際は、以下の3点を押さえておこう。
- 無理をせずしっかり計画を立てる
- 返済額を正確に把握しておく
- 一括返済後は利用限度額が戻る
一括返済をすれば完済したことで月々の返済はなくなるが、一度にまとまった資金が必要になる。
それで生活資金を大きく削ってしまい、家計が苦しくなるようなことがあっては意味がない。
あくまでも、無理なく計画的に行うのが基本となる。
また、一括返済を行う際は事前に返済総額を調べておくことが重要だ。
随時返済なら千円単位で考えても構わないが、一括返済では端数・各種手数料を含め正確に把握しておく必要がある。
振込手数料などが差し引かれると、その分の返済額が減ってしまうからだ。
オリックス銀行カードローンでは、硬貨に対応する三菱UFJ銀行・三井住友銀行・西日本シティ銀行のATMから返済が可能だ。
そのため、端数があっても安心できる。振込返済する場合は、振込手数料は利用者負担になるので気をつけよう。
なお、一括返済金額は専用サイト「メンバーズナビ」で確認できる。
その際、増額返済申込の手続きも忘れずに行っておこう。
一括返済が終了しても、カードローンが解約されるわけではない。
カードローンは、借入限度額の範囲内で何度でも利用可能となる。
一括返済すれば、次に借入をする際は限度額がもとに戻っているというわけである。
なお、解約を希望する場合はカードデスクの電話でも受け付けている。不明点はあらかじめ確認しておこう。
オリックス銀行カードローンの返済日はいつ?
約定返済の場合、オリックス銀行カードローンでは返済日を選べるようになっている。
ここでは、返済日の選択とそれに関連する注意点を紹介する。
毎月10日または月末から選べる
オリックス銀行カードローンの約定返済の返済日は、あらかじめ10日または月末から選択できる。
返済日が決まったら、毎月返済金額を用意する必要がある。
返済金額は、基準時(返済日の14日前の午前3:00時点)の借入残高に応じて決定される。
必ず専用サイトである「メンバーズナビ」で返済金額を確認しておこう。
基準時によって、約定返済期間は異なる。
約定返済期間は返済を行う際の重要なポイントなので、選んだ返済日と約定返済期間はメモしておくのをおすすめする。
返済当日が休業日の場合は翌営業日
選択した返済日が休業日の場合は、振込は翌営業日に行われる。
オリックス銀行カードローンでは、土日祝日・12/31~1/3が休業日になるので間違えないようにして欲しい。
また、返済方法ごとに注意点がある。
提携ATMからの返済・返済専用口座へ振込を選んでいる場合は、基準時以降から約定返済日までの間に入金する。
基準時より前に入金すると、随時返済として扱われる。
自分では約定返済したつもりでも、返済していないことになって延滞扱いになる可能性があるので要注意だ。
口座引き落としを支払い方法として選んでいる場合は、自動的に口座から返済される。
事前に振込または提携ATMで返済しても、約定返済日の口座引き落としは実行される。
基準時にお借入残高がある限り、口座引き落としの処理は停止しない。
その場合、引き落とされた金額は随時返済扱いになる。
オリックス銀行カードローンの一括返済の方法を知りたいなら
今回は、オリックス銀行カードローンでの一括返済の方法やメリット・デメリットなどを紹介した。
返済総額が少なくなり、心理的な負担も軽減される意味は大きいといえるだろう。
オリックス銀行カードローンでは、一括返済も随時返済の流れに合わせて実行できる。
そのため、わざわざ店舗に出向いて手続きを行う手間もかからない。
また、利用者専用サイト「メンバーズナビ」やカードデスクでのサポートも行っているため、わからないことがあっても安心だ。
一括返済は、タイミングよく行うのがポイントになる。
生活資金に余裕があるときに、無理のない範囲で検討してみよう。
金利 (実質年率) | 年1.7%~年14.8% |
---|---|
審査時間 | 1週間程度 |
融資速度 | 1週間程度 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上69歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |