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カードローンとフリーローンの6つの違いとは?使い分け方も解説!

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お金を借りるにはさまざまな手段がある。なかでも比較的馴染みがあるのが「カードローン」だ。

多くのシーンで活用できるうえ気軽に借りられるため、真っ先に検討している人もいるだろう。

カードローンのようにさまざまな目的で利用できる融資として「フリーローン」がある。

フリーローンはカードローンとは別物であり、お金を借りる際の比較対象となる。

それぞれの商品は、どのような特徴があるのだろうか。また、どう使い分けていくとよいのだろうか。

この記事では、カードローン・フリーローンの違いやおすすめのフリーローン利用シーン、使う際の注意点などを解説する。どちらを使おうか迷っている人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

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フリーローンは用途自由で一度にまとめて借入するローン商品

フリーローンの商品概要は以下のとおりだ。

特徴使い道が決められておらず、自分の目的に合わせて借りられるローン
利用限度額なし※ローン提供会社指定の限度の範囲内で借入可能
借入できる回数1回の契約で1度のみ
契約できる場所銀行・信販会社

フリーローンは自由な使い方ができるのが特徴だ。住宅ローンや教育ローンのように明確な使途が決められていないため、自分の目的に合わせて借りられる。

一部商品は使い道の申告が必要な場合があるが、レジャーや旅行、資格取得などどのようなことにでも利用できる。

サービス提供は銀行や信販会社などでされている。メガバンクやネット銀行だけでなく、地方銀行や信用金庫、信用組合など身近な金融機関でも借りられる。

なかにはビジネス用のフリーローンを提供している会社もある。もし事業用にお金を借りたいなら、ビジネス用フリーローンの利用を検討したい。

また、フリーローンは明確な利用可能額が設定されていない。「借入額は年収の3分の1」とされる総量規制の対象外だからだ。

そのため、少し大きな金額も借入できる可能性がある。ただし、銀行や信販会社ごとに借りられる限度額が設定されている。

たとえば、三井住友銀行は300万円まで、りそな銀行は1,000万円まで借りられる。

借入できる回数は1回の契約で1度だけだ。追加で借入したい場合は、別途審査を受けて契約手続きをしなければならない。

ただし、1度にまとまった金額を借りられるため追加借入する機会は決して多くないだろう。目と同様に正反対の特徴を知っておくことで選択しやすくなるだろう。

フリーローンとカードローンの6つの違い

フリーローンとカードローンの違いは、以下の6つだ。

スクロールできます
フリーローンカードローン
サービスを提供する会社銀行
信販会社
消費者金融
銀行
信販会社
利用する目的使途は自由
旅行やリフォーム、教育など大金がかかる場面でも使いやすい
使途は自由
気軽に借りられることから、生活支出や家賃の支払いなどに使いやすい
借りられる回数1回の契約で1回のみ1回の契約で限度額までなら何度でも
初回の借入までにかかる時間2週間程度最短即日
カードの発行なしあり(カードレスはなし)
返済期間や返済の計画あらかじめ決められており制約が多い
返済期間は10〜15年程度
自分のタイミングで返済できるものもある
返済期間は設定されていない

それぞれの違いについて、詳しく見ていこう。

サービスを提供する会社が異なる

フリーローン・カードローンは、サービス提供している会社が異なる。フリーローンは銀行や信販会社がサービス提供している。主な例は以下のとおりだ。

銀行
  • メガバンク(三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行)
  • インターネット銀行(住信SBIネット銀行など)
  • 地方銀行(八十二銀行、横浜銀行など)
信販会社
  • セゾンファンデックス
  • アサックス
  • SBIエステートファイナンス

銀行やローンサービスの専門会社など、信頼性の高いイメージがある企業が運営している。

一方、カードローンは銀行や信販会社に加えて、消費者金融やクレジットカード会社などもサービスを提供する。たとえば、以下のような企業だ。

消費者金融
  • プロミス
  • アコム
  • アイフル
クレジットカード会社
  • 三井住友カード
  • JCBカード

プロミスやアコムといった消費者金融は「借りたら返済が大変」「闇金やサラ金に近いもの」と印象がよくない人もいるだろう。

実際は正式な貸金業の登録を受けた会社で問題はないのだが、イメージからなかなか借りにくい人もいるようだ。

使う目的が異なる

フリーローンとカードローンはどちらも使い道は自由だが、利用する目的が異なる。

フリーローンは、レジャーや旅行、教育資金、冠婚葬祭などライフイベントに携わるような支出で利用できる。

借入可能な額が明確に設定されていないこともあり、大きな支出をする際に使いやすいのだ。また、金利もカードローンに比べて高くない。

銀行の住宅ローンや教育ローンとカードローンのちょうど中間あたりの金利が設定されていることが多く、どのような支出に対しても利用しやすい。

一方、カードローンは趣味の費用や生活費の支払いなど、日常生活にかかわる支払いで利用することが多くなる。

カードローンは一度契約すれば限度額まで複数回借りられるため、お金がなく毎月の支払いができないときなどに利用しやすい。

借入も口座振込、ATMと複数あるうえスピーディーなため、急ぎの支払いにも利用できる。

ライフイベントにかかわる大きな支払いはフリーローン、日常の細かな支払いはカードローンでするのがよいとおさえておこう。

借入できる回数が異なる

フリーローンとカードローンは、借入できる回数が異なる。フリーローンの場合は、1つの契約に対して1回の借入となる。

追加で借りる際は新たな契約を結ばなければならず、契約過程である審査も再度受ける必要がある。

手続きに手間がかかるため、できれば一度の借り入れで多くの金額を借りておくとよい。

カードローンは、契約さえできれば審査で決定された利用限度額まで何回でも借りられる。

そのため、必要なら追加借入も可能だ。当然借りた分は返さなければならないため。返済が追いつかないほどに借りてしまわないよう注意しよう。

カードを発行するかどうかが異なる

カードの発行有無も、フリーローン・カードローンで異なる。フリーローンはカード発行が不要だ。

銀行口座から返済分が定期的に引き落とされていくためだ。そのため、口座にお金さえ入れておけば返済は半自動的に進められる。

カードローンは、多くのサービスでカードを発行する。カードローンの取引は基本的にATMで行うためだ。

ATMはカードを挿入して操作を始める。借りたお金の引き出しや返済も、ATMから行うのが基本だ。

ただし、近年ではカードではなくアプリで取引できるカードローンも登場している。

カードを発行しない「カードレス」といわれるサービスで、申込から借入・返済まですべてWeb上・アプリ上で完結するのが特徴だ。

カードレスは融資スピードに強みがあるため、急いでお金を借りたい人はカードレスのカードローンを使おう。

返済までの期間と返済計画の立て方が異なる

フリーローン・カードローンでは返済までの期間や返済計画の立て方が異なる。フリーローンは、ローン提供側が作成する返済計画表に基づき返済をしていく。

返済計画表では毎月の返済額や返済内訳、完済までの期間がすべて記載されている。

返済計画は遵守しなければならず、返済日を一時的にずらすなどの融通が利きにくい。

定期的に返済できる余裕がある人にとっては使いやすいが、そうでない場合は延滞・滞納の可能性があるだろう。

カードローンはサービスごとに決められた返済日に返すものもあれば、自分で日付を指定して返済するものもある。

たとえば、アコムは35日ごとに返済する方法か、指定した日付に毎月返済する方法を選べる。返済までの期間や計画を自分で決めていけるため、余裕をもって返済ができる。

フリーローンのメリット

フリーローンのメリットは、自由な目的で利用できる点や金利が低い点、借り換えの選択肢となりうる点が挙げられる。

メリットをおさえて、カードローンと比較して優れている点はどこか、どちらの利用が向いているか確かめよう。

使い道が自由

フリーローンはローンを利用する目的が決められておらず、自由に利用できる。

日常の生活支出や買い物での利用に加えて、海外旅行や冠婚葬祭、スキルアップ費用にも利用可能だ。

特に借りられる金額に法的な制限がないのは大きなメリットだ。

カードローンは借入額が年収の3分の1までとなる「総量規制」の対象だが、フリーローンは対象外だ。そのため、大きな費用がかかるものに対しても利用できる。

金額に大きな制限がない分、さまざまなシチュエーションで使いやすい。明確に「こんなことに使いたい」という目的がある人にとっては、有用な融資サービスとなっている。

金利が抑えられている

カードローンよりも金利が低めな点も、フリーローンのメリットだ。

フリーローンの上限金利は12〜14%台のものもあれば、一桁台のものもある。フリーローンの金利をいくつか見てみよう。

りそな銀行14.0%
三井住友銀行6.125%(変動金利)
イオン銀行13.5%
住信SBIネット銀行12.25%

カードローンは銀行で14%台後半、消費者金融では18%とフリーローンに比べるとやや高い。

その分利息負担が増えてしまい、人によっては返済が滞る可能性もある。低負担でお金を借りたいのであれば、まずフリーローンの借入を検討すべきだろう。

借り換えの選択肢になる

フリーローンは前述のように金利が低いため、借り換えの選択肢として取り入れられる。

借り換えをすることで返済負担を緩和でき、無理なく返済を進められる。カードローンからフリーローンへ借り換えれば、低金利による利息負担の少なさを実感できるだろう。

カードローン同士の借り換えも可能だが、フリーローンよりは金利が高いため、借り換えによる返済負担緩和を実感できない場合もある。

もし借り換えをする予定があるなら、フリーローンへの借り換えを検討するとよいだろう。

フリーローンのデメリット

フリーローンのデメリットは、返済計画が予め決まっていて融通が利きにくい点、追加での借入手続きが面倒な点、融資までに時間がかかる点がデメリットだ。

カードローンと比較検討している際は、フリーローンのデメリットも必ずおさえておこう。

融資までに時間がかかる

フリーローンはお金が振り込まれるまでに時間がかかる。スピーディーな振込は期待できないだろう。

フリーローンの審査完了までは、おおむね2週間程度かかる。金利が低く借入できる金額も大きいことから、審査も時間をかけて実施していると考えられる。

結果が出るまでには時間がかかるため、利用シーンを見越して早めに借入手続きをしておくとよい。

カードローンは申込から最短即日で借入までできる。申し込んだその日のうちにお金が手に入るため、起源の迫る支払いなどで有効だ。

すぐにお金を使いたい人はカードローンを契約するとよいだろう。

返済計画の融通が利きにくい

フリーローンは返済計画を自由に決められない。ローンを借りた金融機関などが返済計画表を作成し、それに基づいて返済を進めていくためだ。

返済計画表では「毎月何日に」「いくら返済するのか」などが細かく決められている。

そのため、返済日までには必ずお金を用意しておかなければならない。収入の入るタイミングと返済日のタイミングが合わないと、生活費のやりくりも難しくなるだろう。

また、返済期間が決められている点も考慮しなければならない。カードローンは明確な返済期間が存在しない。

一方でフリーローンは10年〜15年で完済しなければならない。自分のペースで返済を進めていきたい人には不向きな商品といえるだろう。

追加で借りるには再度契約が必要

フローローンで追加借入をする場合は、再度契約しなければならない。

フリーローンは1契約で1回しか借入できない。借入する額を増やす場合は、再度審査のうえ契約しなければならない。

初回契約から追加契約するまでの間に信用情報に傷がついていたり収入が減っていたりすると、審査に落ちる可能性もあるだろう。

追加でお金を借りることが多い人は、限度額の範囲までなら何回でも使えるカードローンの利用がおすすめだ。

カードローンよりもフリーローンを使いたい3つの場面

フリーローンを使うほうが効果的な場面はさまざまだが、この記事では以下の3ケースを例に、フリーローンが利用しやすい理由や利点などを解説する。

  • 何かの目的を達成したく、一度だけお金を借りたいとき
  • 日常的な借入を避けたいとき
  • 金利を抑えて借りたいとき

該当する場面や似たようなシチュエーションになった際に、利用を検討してみよう。

特定の目的のために一度だけお金を借りる場合

何らかの目的を達成するために、一時的にお金を借りる場合は、カードローンではなくフリーローンがおすすめだ。

たとえば、引っ越し時に家具・家電をまとめて処分して購入することがあるだろう。こうした高価なものをまとめ買いする際などに役立つだろう。

フリーローンで一定額の資金を借りておけば、家具や家電を一気に購入してしまっても、支払いに対応できる。金利もカードローンに比べると低いため、負担も増えにくい。

加えて、大きな家具や家電は頻繁に購入するものではない。となると、フリーローンの「1契約で借入1回まで」という仕組みとの相性もよいだろう。

追加で「あれもこれも」と買うのを防げて、節度ある利用ができる。転勤が多い人や家を購入したばかりの人などは活用を検討したい。

際限なく借りるのを防ぎたい場合

借りすぎを防ぎたい人にも、フリーローンがおすすめだ。カードローンは契約済なら、限度額まで何度でも借りられる。

明確な返済期限もないため、ついつい追加で借入してしまいがちだ。その分返済が長引き、結果的に多くのお金が出ていく可能性もある。

長期間返済を続けるのは、家計にとってもジワジワとダメージを与え続けることになる。

フリーローンは1つの契約で借入できる回数は1回のみだ。追加で借りるには再度契約手続きや審査が必要で、手間がかかる。

その分「何度も借りよう」という気にならず、家計のやりくりを借入に頼り切ることがなくなる。

また、返済計画もあらかじめ綿密に決められているため、返済管理がしやすい。

毎月定期的に支払いを済ませればよいだけなので、しっかりと返済できるビジョンがあれば問題なく利用できる。

金利を抑えて借りたい場合

金利を抑えてお金を借りたい場合も、フリーローンの利用が適している。たとえば、海外旅行の費用を用意するとしよう。

現代では為替が円安となっているため、現地通貨との交換に多くの費用がかかる。そのため、海外旅行に行きたくても行けない人も多いだろう。

フリーローンで資金を借りれば、通貨交換はもちろんツアーパックの購入などもしやすくなる。

金利を抑えられれば少ない負担で返していけるため、20〜30万円程度の金額でも借りやすい。

カードローンは金利が高く、特に少額の借入での金利は上限に近い利率となってしまう。

金利差により返済額に大きな差が生まれてしまうこともあるため、金利を抑えてお金を借りるならフリーローンを検討しよう。

フリーローンを利用する時の注意点

フリーローンを使う際には、お金を受け取るまでのスピードや自身の収入額、商品の特性について十分理解しておく必要がある。

確認事項やポイントを見落とすと「契約しても期日までにお金を受け取れなかった」「金利を抑えて借りたかったのに審査に落ちてしまった」といったこともあり得る。

トラブルなどに発展することのないよう、契約する際の注意点もおさえておこう。

お金を受け取るまでが遅い

フリーローンはお金の受け取りまでに時間がかかる。特に審査に時間がかかり、完了しないといつまで経ってもお金を借りられない。

審査期間はおよそ2週間程度だ。審査はまず仮審査を行い、問題なければ本審査に移行する。

本審査を通過すると、初めて契約できる状態となる。審査中には書類の提出や電話連絡などを求められる場合もあり、これに対応できないと審査時間は長引く。

フリーローンを使う際は、いつ頃お金を使う予定なのか明確にしたうえで「いつまでに借りられればよいか」を決めておくとよい。

逆算して考えていけば、余裕をもって申し込みやすい。なお、もし急ぐのであれば、最短即日で借りられるカードローンなども検討するとよい。

収入要件を満たせない学生や専業主婦などは利用できない場合がある

学生や専業主婦の名義では、フリーローンはやや使いにくいかもしれない。収入要件を満たしていないと判断されれば、審査落ちしてしまうためだ。

フリーローンを契約するには、原則安定した収入が必要だ。収入がないと、返済が滞る可能性がある。審査では申込者に十分な支払能力があるかチェックしているのだ。

しかし、学生はアルバイトによる収入がメインとなるため、どうしても不安定になりがちだ。また、専業主婦に至っては自身の収入はほぼない。当然ながら、無職の人も同様だ。

収入要件は金融機関や信販会社で異なる。たとえば、三井住友銀行は、収入要件を以下のように定めている。

  • 前年度の税込年収が200万円以上あること
  • 安定収入があること(年金以外の収入)

よって、この場合は収入が200万円以下の学生や専業主婦はフリーローンを契約できない。

要件を満たさないまま申し込んでも審査落ちして、信用情報を傷つけてしまう。

もし収入要件を満たせずフリーローンが利用できない場合は、他社のローンやカードローンを検討する必要がある。

収入が不安な人は、申込要件の間口が広いものを探すようにするとよい。

金融機関によっては一部の使い道が制限される場合がある

フリーローンは自由に使えるのが特徴だが、一部の金融機関では使い道が制限されることもある。

特に、事業用や投資用、ギャンブル用での借入は認められていない。事業用資金はビジネス用フリーローンで借入ができるため、そちらを使うとよい。

投資用・投機用資金は、借入で調達するのは望ましくないため、自分の貯金などを使うとよい。

加えて、使い道の申告を求められる場合もある。レジャーや教育資金などといった申告内容であれば問題ないが、投資資金などで使う場合は、借入が認められないことがある。

また、目的に対して金額があまりにも大きい場合も、金融機関から確認を求められる場合がある。

フリーローンはさまざまな用途で利用できるのが特徴だが、目的は節度あるものでないとならない。

フリーローンとカードローンの特徴をおさえて上手に使い分けを

フリーローンとカードローンは同じような商品に見えるが、実際は特徴や適している人が異なる。

また、それぞれにメリット・デメリットが存在する。よりよいものを選択するには「自分がどのような目的でカードを使いたいのか」「どの点を重視してお金を借りたいのか」を明確にしておく必要がある。

たとえば、ライフイベントにかかわるような大きな支払いに使うならフリーローン、日常的な支払いに使うならカードローン、といった具合だ。

それぞれの特性を十分に理解したうえで、自分に合った商品を選択しよう。

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