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クレジットカードのリボ払いとカードローンの違いは?カードローンに借り換えるメリット・デメリットについても解説

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クレジットカード利用の際に「リボ払い」を利用している人、存在だけは知っているが避けているという人も多いのではないだろうか。

世代によっては、中学生や高校生のときに家庭科でリボ払いについて習った人もいるはずだ。

しかし、リボ払いに普段から馴染みがないと分割払いとの違いがよく分からないということもあるだろう。

リボ払いをしている人なら実際に利用してみて返済の負担が思ったより高くて、少しでも軽くできる方法がないか悩みを悩んでいるかもしれない。

本記事では分かりづらいリボ払いについて解説する。そして、カードローンとの違いも確認し、借り換えるメリットとデメリットもお伝えする。

リボ払いとカードローンの違いを理解したい人、借り換えで悩んでいる人は参考にしてほしい。

目次

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リボ払いとは?

リボ払いとカードローンの違いを比較する前に、あらためてリボ払いについて確認してみよう。

普段、リボ払いを利用している人だけでなく検討している人にも分かりやすいように以下の3つの観点から説明する。

  • リボ払いの概要
  • リボ払いの種類
  • リボ払いのメリット・デメリット

それぞれ確認してみよう。

リボ払いの概要

リボ払いの正式名称は「リボルビング払い」で、英語のrevolve(回転する)から来ている。

リボ払いを理解するには、クレジットカードでよくある一括払い、分割払いと比較してみると分かりやすい。

一括払いはその名の通り、1回で全額支払うというものだ。一方、リボ払いと分割払いは、支払いを複数回に分ける点では共通しているが、両者には明確な違いがある。

  • 一括払い
    • 1回で全額支払う
  • 分割払い
    • 決められた回数で返済する
  • リボ払い
    • 決められた額を返済し続ける(残高がなくなるまで)

9万円を借入した場合を例に説明しよう。

9万円を3回で分割払いした場合、3回に分けて返済する。9万円なら1回あたり3万円の支払いを3回で終わる計算だ。

分割払いには手数料(金利)もあるので3回の支払いには手数料も乗ってくるが3ヶ月で支払いは終わる。

一方、リボ払いなら9万円を例えば毎月3,000円ずつなど決められた額で返済していく。決められた返済が毎月、回ってくるイメージを持てば分かりやすいだろう。

リボ払いの種類

リボ払いは「決められた額」を完済まで返済し続ける払い方だ。分かりやすいのは先の例で説明した「毎月3,000円」ずつなど決まった額を支払う方法だ。

しかし、リボ払いで支払う額の決め方はリボ払いの種類次第で変わる。本記事では代表的な以下3つのリボ払いの種類を紹介する。

  • 定額方式
  • 残高スライド方式
  • 定率方式

定額方式

リボ払いでも一番シンプルなのが「定額方式」だ。クレジットカードでよく使われている。

支払い残高がいくらであっても、毎月返済する額が一定なのがこの方式の特徴だ。例えば定額方式で毎月10,000円支払いならば、10,000円ずつ返済し続けることになる。

ちなみに定額方式はさらに2つに細分化できる。

  • 元利定額
    • 毎月の支払額に手数料(利息)も含める(10,000円なら支払いは10,000円)
  • 元金定額
    • 毎月の支払額に手数料(利息)は含まれない(10,000円でも実際の支払いに利息が加算される)

元金定額の場合、実際の返済額は10,000円だけでなく手数料も合わせた金額になるため、微妙な違いだが押さえておこう。

毎月決められた額の支払いに限定されるため、月々の支出が分かりやすいのが定額方式のメリットだ。

クレジットカードを利用しているとつい使いすぎてしまった月の翌月など支払額が大きく驚いてしまったという経験をした人もいるのではないだろうか。

定額方式ならば使いすぎても月々に支払う額は変わらないので、月々の支出で驚くことはないはずだ。

しかし、支払い額がずっと一定のため、借入をしていると意識が希薄になり安易な借入を増やしすぎないように気をつけたい。

残高スライド方式

支払い残高に応じて支払う額が段階的に変わるのが「残高スライド方式」だ。銀行カードローンでよく使われている。

支払い残高月々の支払額
1円〜10万円2,000円
10万円1円〜20万円5,000円
20万1円〜30万円10,000円

このように、残高に応じて段階的に支払い額が変わってくる。

支払い残高が減れば、月々の支払額を減らせるのが特徴だ。逆に使いすぎて残高が増えた場合は、その分月々の支払額にも反映されるため、定額方式に比べて支払いが進みやすい面もある。

ただし、支払い残高をこまめに確認しておかないと、いくら支払うことになるのか認識しづらい点はデメリットだ。

また、支払い残高が減ると支払い額も減ることから返済が長期化してしまいがちなので注意してほしい。

定率方式

支払い残高に対して一定の率をかけることで、支払う額を決める方式もある。この定率方式は消費者金融カードローンでよく見られる返済方式だ。

例えば、支払い残高に対して5%の一定率を支払うとしよう。30万円の支払い残高があった場合は、1ヶ月目は15,000円と手数料、2ヶ月目は14,250円と手数料という形で返済をする。

ただし、これでは返済が終わらないことになるため、最後は残金を一括で返済する必要がある。

返済が進むと月々の支払額が減少していくため、目先の支出が軽くなる。

ただし、最初は返済額が大きくなってしまう。また、返済が長引いてしまうこともあるため、早めに一括返済をするなどの対処も必要だろう。

リボ払いのメリット・デメリット

リボ払いには、決められた額を完済まで支払い続けるという特徴からメリットもデメリットもある。

2つの側面を十分に理解した上で利用するかどうかを検討してほしい。

メリット

メリットは返済額が月々決まっているので、急に大きな引き落としがこない点、手元にまとまった資金がなくても高額な買い物ができる点だ。

一括払いで大きな買い物をしてしまうと翌月の大きな引き落としで、銀行口座の現金は大きく目減りしてしまう。

場合によっては残高不足になることもあるだろう。しかし、リボ払いなら月々の支払額が安定する。

デメリット

デメリットは、毎月決められた返済額を支払い続けても、借入残高がなかなか減らず返済が長引いてしまうというところだ。

仮に毎月3,000円ずつしか返済できないと、返済期間がなかなか終わらず利息が増えていくのは否めない。

そのため、月々の引き落とし額は安定するものの、長い目で見ると利息の負担が重くなってしまう。

また、リボ払いに慣れすぎると収入に不相応な支出を繰り返してしまい、借入残高がなかなか減らなくなる恐れもあるだろう。

リボ払いとカードローンの違いは金利と限度額

クレジットカードのリボ払いについて整理したところで、カードローンについて解説する。

キャッシュレス決済の普及に伴いクレジットカードは身近な存在に感じる人は多そうだが、カードローンに関しては全く接点がなくよく分からないという人も多いだろう。

  • カードローンの特徴
  • リボ払いとカードローンの違い

この2点を確認してみよう。もしかしたら、クレジットカードのリボ払いよりも、あなたに合っている選択肢の可能性もある。

また、カードローン会社が提供している「借入専用ローン」に関しても簡単に説明しておく。

カードローンの特徴

カードローンとは原則、無担保、保証人なしで決められた限度額の範囲内で何度も借入ができるローンのことだ。

事業資金などの例外はあるが、基本的に用途に制限がなく自由に借入したお金を使うことができる。

専用のローンカードで全国のコンビニATMや指定の口座で入金・返済などができて近年、使い勝手も良くなっている。

申込から借入までの期間も短く済むことが多いため、急な出費への備えにもおすすめだ。

リボ払いとカードローンの違い

クレジットカードのリボ払いとカードローンの違いは金利と限度額にある。

整理すると以下のようになる。

スクロールできます
 金利限度額
リボ払い15.0%程度低め:割賦枠の範囲内で高くても200万円程度
カードローン3.0%〜18.0%前後(大手消費者金融)
1.5%〜14.5%前後(銀行カードローン)
高め:消費者金融大手で500万円〜800万円程度

金利に関しては、カードローンはリボ払いに比べて金利の幅が広い。一方、リボ払いは15.0%といった具合に、幅がない。

そのため、条件次第でカードローンの方がリボ払いよりも金利を下げられる可能性もある。

限度額に関してはリボ払いもカードローンも審査によって、実際に利用できる額は決まる。

しかし、カードローンの方が限度額に関しては高くできる可能性がある。

クレジットカードのリボ払いの上限は審査でどれだけ返済能力が評価されても200万円程度だ。(例:三井住友カード)

一方、カードローンは大手消費者金融ならば500万円〜800万円まである。(例:レイクアイフル

実際に借入できる額に関しては、審査によって決まるが、借入する額に関してもカードローンは余裕があると言えるだろう。

カードローン会社の借り換えローンとは

少し紛らわしいが、アイフルやアコムなどでは通常のカードローンとは別に借り換え専用のローンも提供している。

どちらもリボ払いの借り換えに利用できるがため、カードローン契約の際にどちらを選べば良いのか迷う人も多いかもしれない。

そこで、簡単に両者の違いを説明しておく。

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 用途総量規制(年収の1/3以上は利用できない規制)追加借入
通常のカードローン自由対象
借り換え専用ローン返済専用対象外×

通常のカードローンでリボ払いを借り換えると、新規の借入はできる。

しかし、借り換え専用ローンで契約すると追加の借入ができず、また別の借入先と契約する必要がある。

同じ消費者金融でも通常のカードローンと借り換え専用のローンでは金利や条件、用途が異なるため注意してほしい。

リボ払いからカードローンに借り換える3つのメリット

クレジットカードのリボ払いは、通常のカードローンで借り換えることができる。大まかな手順は以下の通りだ。

  • カードローンでお金を借りる
  • クレジットカードのリボ払いの支払い残高をカードローンで借入したお金で全て返済
  • カードローンで借りたお金をリボ払いの代わりに返済

わざわざ借り換えをするのは面倒だと思うかもしれない。しかし、カードローンに借り換えることで以下の3つのメリットがある。

リボ払いからカードローンに借り換える3つのメリット
  • 金利を下げられる可能性がある
  • 複数のリボ払いを一本化できる
  • クレジットカードの利用額が増える

それぞれ確認してみよう。

金利を下げられる可能性がある

カードローンは金利の幅が広い。特に銀行カードローンならリボ払いの金利以下になる可能性が高い。

消費者金融のカードローンでも審査と取引実績次第で、クレジットカードのリボ払いの金利以下にできる可能性もある。

金利が1%でも違えば返済期間と借入額によっては、長期的に支払う利息に大きな差が出る。

複数のリボ払いを一本化できる

もし、複数のクレジットカードでリボ払いをしているならカードローンの借入で一旦、全てを返済してしまうのも手だ。

カードローンの返済は残るが、複数のリボ払いを一つにまとめることで返済管理をしやすくできる。

リボ払いを複数利用していて一度、まとめたいという場合におすすめだ。

クレジットカードの利用額が増える

リボ払いが残っていることで、クレジットカードで利用できる枠が圧迫されていることもあるかもしれない。

しかし、カードローンの借り換えでリボ払いを全て返済すれば、その分、クレジットカードで利用できる枠に余裕ができる。

クレジットカードの枠に余裕がない場合もカードローンへの借り換えが有効なこともある。

リボ払いからカードローンへの借り換えにデメリットはある?

リボ払いからカードローンへの借り換えはメリットも多い。

しかし、無条件にカードローンに借り換えをするのもおすすめできない。実際に借り換えをする前に注意したいポイントが3つある。

  • 金利が本当に下がるか確認が必要
  • 毎月の返済額の確認が必要
  • カードローンの利用に審査がある

それぞれ確認して、本当に借り換えをするべきかどうか検討してほしい。

金利が本当に下がるか確認が必要

カードローンの金利は幅が広い。そのため、利用しているリボ払いの金利と比較して、借入できるカードローンの金利が下がるかどうかを確認する必要がある。

例えば15.0%の金利でクレジットカードのリボ払いをしていたのに、借り換え先のカードローンの金利が18.0%ではかえって金利が上がってしまう。

カードローンの利用で実際に適用される金利が本当に、リボ払いよりも低くなるかどうかは契約前に確認してほしい。

毎月の返済額の確認が必要

リボ払いとカードローンの毎月の返済額をそれぞれ比較してみてほしい。カードローン各社はそれぞれ、シミュレーションサービスを公式サイトに用意していることが多い。

実際にシミュレーションをしてみると、毎月の返済額の違いが分かるはずだ。

特にリボ払いの支払い残高が少ない場合は、借り換えをせず、そのまま返済してしまう方が返済期間を短くできるかもしれない。

リボ払いを続ける場合とカードローンに借り換えた場合の違いを事前に確認することが、借り換え失敗を防ぐことにつながる。

カードローンの利用に審査がある

カードローンの利用には、そもそも審査がある。そのため、実際に申込をする前に審査に通る見込みがあるかどうかを確認しておくのが望ましい。

例えば、アイフルなら1秒診断アコムなら3秒診断など、カードローンの会社それぞれが簡単な質問に回答するだけで借入できる見込みがあるかどうかを判断するサービスを公式サイト上で提供している。

年齢、年収、他者からの借入額を入れるだけで、審査に通る見込みがあるかどうかが分かる。

審査に通る見込みを事前に確認してから申込をすると、余計な手間と時間をかけずにすむだろう。。

リボ払いからカードローンへの借り換えで負担を上手に減らそう

クレジットカードのリボ払いに比べると、カードローンは馴染みがないという人も多いかもしれない。

しかし、使い方次第でリボ払いの返済を軽くすることもできる。

リボ払いの代わり以外にも急な出費や不測の事態の備えとなる便利な商品だ。カードローンの理解を深めるために以下の3つのポイントを解説する。

  • カードローンのメリット
  • カードローンを利用する注意点
  • カードローンを選ぶポイント

リボ払いからの借り換えや新規利用の際の参考にしてほしい。

カードローンのメリット

カードローンの主なメリットは以下の通りだ。

無担保・保証人なしで借入できる

担保や保証人がなければ組めない融資や借入は多い。しかし、カードローンは無担保、保証人なしでも申込が基本的には可能だ。

担保や保証人をなかなか用意できない、または時間がかかる人でもカードローンならば申込をしやすい。

スピーディーな借入可能

大手消費者金融の中には、即日融資可能を強みとしているところが多い。そのため、急いで借入をしなければいけない人でもカードローンは利用しやすい。

ネットだけで申込が完結できるところもあり、思い立ったら場所も時間も選ばずに手続きを進められる。

借りたお金の使い道は自由

事業用資金などに使ってはいけない等の例外もあるが、基本的にカードローンで借りたお金の使い道に制限はない。

クレジットカードのリボ払いだと、必然的に決済に対応しているところでしか使えないだろう。しかし、カードローンなら柔軟な支払いに使える。自由度の高さもメリットだ。

カードローンを利用するときの注意点

利便性の高さが魅力のカードローンだが注意点もある。

返済のルールを確認する

カードローンを利用する際は返済のルールを確認しておこう。約定返済と言って、カードローンは決められた額を決められた返済日までに約束通りに返済するのが基本だ。

いつまでにいくら返済しなければいけないのかを事前に確認して、返済に遅れないように気をつけよう。

万一、遅れると信用情報に傷がついたり、支払額が増えたり不都合が生じる。もし、返済を忘れそうなら銀行からの自動引き落としなどを活用しよう。

余裕があるときは繰り上げ返済をする

カードローンは約定返済とは別に任意で繰り上げ返済や一括返済ができる。

借入残高を早めに減らすことで利息の負担を抑えられる。余裕のあるとき、臨時収入があったときは早めの返済を心がけよう。

無理のない返済計画を立てる

お金を借りるときは無理のない返済計画を立ててほしい。

例えば、大手消費者金融のカードローンなら、シミュレーターで様々な条件を設定して返済回数や返済金額、返済までにかかる利息などを計算できるところが一般的だ。

余裕をもって返済できるように事前に計画を立てておこう。

カードローンを選ぶポイント

カードローンを選ぶ際に確認しておきたいポイントを紹介する。

金利

カードローンによって設定されている金利には違いがある。特にリボ払いからの借り換えを意識する際には、金利を確認してほしい。

限度額

カードローンはリボ払いに比べると、ローンに設定されている借入の上限額は大きい。

ただし、審査によって実際に借入できる額は利用者の返済能力による。

またクレジットカードのリボ払いは対象外だが、消費者金融のカードローンは年収の1/3以上の借入はできない総量規制という決まりがある。

そのため、実際に借入できる限度額に関しても不都合がないか確認しておこう。

無利息期間の有無

リボ払いからの借り換えをする人が気になるのは、以下に利息を抑えられるかだろう。一番、重要なのは金利だが無利息期間の有無も確認してみてほしい。

大手消費者金融の中には「初回利用なら契約後30日間無利息」などのお得なキャンペーンやプログラムを実施しているところもある。

少しでも利息を抑えることにこだわるなら選ぶ際に注目してみてほしい。

リボ払いよりカードローンの方がお得なこともあり!借り換えを検討してみよう

リボ払いとカードローンの違いについて解説した。条件次第でリボ払いからカードローンの借り換えで返済の負担が軽くなることもある。

そのため、本記事で紹介した注意点に気をつけながら借り換えをしたら返済しやすくなるかどうかを検討してみてほしい。

場合によってはリボ払いよりカードローンの方が、返済負担が軽くなり、リボ払いで余裕がなかった枠に余裕が出たりすることもある。

借り換えをする前とした場合を比較してメリットが大きければ、カードローンの利用を検討してみよう。

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