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三井住友カード(NL)のデメリットを徹底解説!発行時に気を付けるポイントとは?

この記事で解決できるお悩み
  • 三井住友カード(NL)のデメリットが知りたい
  • その他のクレジットカードと特徴を比較したい
  • 三井住友カード(NL)がどんな人におすすめなのか知りたい

クレジットカードを選ぶ際に良い面だけに注目していると、作成後にギャップを感じてしまうかもしれない。

そのため、メリットと合わせてデメリットを確認しておく必要がある。

ただ、公式サイトにはマイナスポイントが書かれていないため、メリットよりもデメリットを把握するのが難しい。

そこで本記事では、三井住友カード(NL)のデメリットや発行時に気を付けるべきポイントを紹介している。

最後にはメリットも説明しているので、比較しながら読み進めてみてほしい。

目次

三井住友カード(NL)の基本情報 

三井住友カード(NL)

まずは三井住友カード(NL)の基本情報から整理しよう。

基本的な情報を把握しておくことで、デメリットとメリットを比較しやすくなる。

三井住友カード(NL)の基本情報

年会費本会員 永年無料
家族カード 永年無料
ETCカード 550円(税込)
 ※初年度無料 
※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料
国際ブランドVisa
Mastercard
申込資格18歳以上(高校生を除く)
利用可能枠総利用枠:~100万円
締め日/支払い日15日締め翌月10日払い
月末締め翌月26日払い 
※選択可
ポイント還元率0.5%~7%
支払い方法1回払い
2回払い
リボ払い
分割払い
ボーナス一括払い
対応電子マネーiD(専用)
PiTaPa
WAON
Apple Pay
Google Pay
出典:三井住友カード株式会社「三井住友カード(NL)」

三井住友カード(NL)は、三井住友カードが発行する年会費無料のクレジットカードだ。

家族カードやETCカードを作成できるが、年間1度は使用しないと550円(税込)の年会費がかかる点に注意が必要だ。

三井住友カード(NL)の特徴

三井住友カード(NL)の大きな特徴として、クレジットカード番号や有効期限などの情報が券面に記載されていないナンバーレスカードということが挙げられる。

ナンバーレスになっていることにより、盗み見による不正利用を防げるのだ。

その他の特徴は以下の通りだ。

三井住友カード(NL)の特徴
  • 最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯している
  • 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元される
  • 年間100万円(税込)以上利用すると三井住友カード ゴールド(NL)に年会費永年無料でアップグレードできるメールが届く

クレジットカードの利用額が大きい方は、年会費5,500円(税込)の三井住友カード ゴールド(NL)を永年無料で作成できる。

ナンバーレスカードが普及した背景

クレジットカードを利用する人が増えたことにより、不正利用の被害額は年々増加している。

一般社団法人日本クレジット協会の「日本のクレジット統計」によると、2014年は約114億円だったが、2022年には約430億円まで増加しているのだ。

その中でも番号盗用による被害額が群を抜いて増加しており、2022年は9割以上が番号盗用によるものである。

番号を盗まれる原因として、店頭での決済時やフィッシングサイトへのクレジットカード情報の入力などが挙げられる。

飲食店やコンビニ、アパレルで決済に使用した際、クレジットカード番号や有効期限、セキュリティコードを盗み見られることにより、オンラインショップで不正利用に使用されるのだ。

このような被害を抑えるために、ナンバーレスカードが開発された。

現在は不正利用対策に加えて、カード番号のないスタイリッシュなデザインから多くのユーザーによって使用されている。

三井住友カード(NL)のデメリット 

発行数を見ると三井住友カード(NL)が人気を集めていることがわかるだろう。

ただし、デメリットが全くないわけではない。ここでは、三井住友カード(NL)のデメリットを説明しよう。

基本の還元率が高くない

三井住友カード(NL)は基本の還元率が0.5%と、他の年会費無料のクレジットカードと比較しても高くない。

以下の表では、基本の還元率が高いとされる1.0%や1.2%と比較している。

月間利用金額三井住友カード(NL)還元率1.0%還元率1.2%
10,000円50ポイント100ポイント120ポイント
20,000円100ポイント200ポイント240ポイント
30,000円150ポイント300ポイント360ポイント
40,000円200ポイント400ポイント480ポイント
50,000円250ポイント500ポイント600ポイント
80,000円400ポイント800ポイント960ポイント
100,000円500ポイント1,000ポイント1,200ポイント

基本の還元率だけで見ると、三井住友カード(NL)の還元率は良くないことがわかるはずだ。

ただ、対象店舗でのタッチ決済、ポイントUPモールの利用などによって還元率を高められる。

カード番号の確認に手間がかかる

三井住友カード(NL)のクレジットカード番号はスマホアプリの「Vpass」内で確認するため、手元にクレジットカードがある場合でもスマホを開く必要がある。

オンライン決済の度にアプリを開くため、慣れるまでは面倒に感じるかもしれない。

ただ、慣れてくるとスムーズに確認できるため、クレジットカードを財布から取り出すよりも簡単に感じるだろう。

三井住友カード(NL)の発行時に気を付けるべきポイント

クレジットカードの利用で想定されるトラブルは? クレジットカードナビ

三井住友カード(NL)は以下のような手順で作成できる。

三井住友カード(NL)の発行手順
  • 公式HPから「カードを申し込む」をクリックする
  • 画面の指示に従って作成に必要な情報を入力する
  • 入力が終わると審査が行われて完了時点で結果がメールで届く(最短10秒)
  • Vpassアプリをダウンロードする
  • アプリ内で本人確認ができるとカード番号が表示される
  • 約1週間後にクレジットカードが自宅に届く

画面の指示通りに入力すると基本的に問題ないが、いくつか注意点がある。

ここでは三井住友カード(NL)の発行時に気を付けるべきポイントを紹介しよう。

情報を正しく入力する

クレジットカードを申し込む際の入力情報に不備があると、審査が行われずに再入力を求められるケースがある。

正確に入力されていると最短10秒で審査が完了してクレジットカードを使用できるようになるが、不備があると使えるようになるまでに時間がかかる。

間違った情報を入力し過ぎると、最悪の場合は審査に落ちる可能性もあるだろう。

また、審査を有利に進めるために虚偽の情報を入力する方がいるが、止めておいてほしい。

クレジットカード会社は信用情報などからあなたの情報を確認できるため、高確率で気づかれるだろう。

虚偽申告の場合は審査落ちするだけではなく、今後も同じ会社のクレジットカード会社でカードを作成できる可能性が低くなってしまう。

基本の支払い方法がリボ払いになっていないか確認する

三井住友カード(NL)には「マイ・ペイすリボ」というリボ払いの設定があり、申し込み時にチェックが入っていると自動的にリボ払いになってしまう。

そのため、気づかない間にリボ払いの手数料が重くのしかかるケースがある。

リボ払いを利用したくない場合は、基本の支払い方法がリボ払いになっていないかを必ず確認しよう。

2024年3月現在、三井住友カード(NL)では「マイ・ペイすリボ登録&利用プラン」というポイント付与キャンペーンを開催している。

詳しい内容をチェックしないまま3,000円相当のポイントを付与されるキャンペーンにエントリーした結果、変更を忘れてリボ払いを継続してしまう恐れがある。

結果的に獲得ポイントよりも手数料が高くなる可能性もあるため、キャンペーンの条件達成後に変更を忘れそうな方は参加を控えておくべきだろう。

暗証番号を忘れないようにする

クレジットカードを申し込む際、店頭決済で使用する4桁の暗証番号を設定するが、必ず忘れないようにどこかにメモしておこう。

もし忘れてしまった場合は手続きが必要になるため、追加で手間がかかってしまうのだ。

また、インターネットショッピングの際には、IDやパスワードの入力を求められるケースがある。

これらの情報もメモしておいて、入力が必要なケースで対応できるようにしておこう。

三井住友カード(NL)のメリット

三井住友カード(NL)のメリットは以下の通りだ。

三井住友カード(NL)のメリット
  • 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%が還元される
  • 海外旅行傷害保険や個人賠償責任保険などから好きな保険を選択できる
  • SBI証券で投資信託をつみたて購入すると0.5%が還元される
  • 還元率を高められるサービスが充実している

それぞれ解説しよう。

対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%が還元される

対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元される。

対象店舗は以下の通りである。

対象店舗

セイコーマート、セブン‐イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン、マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店※、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ 、かっぱ寿司  

※ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象

以下のようなポイントに注意が必要である。

スマホのタッチ決済を利用する際の注意点

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗がある
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。 その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります

海外旅行傷害保険や個人賠償責任保険などから好きな保険を選択できる

最高2,000万円(利用付帯)の旅行傷害保険のほか、個人賠償責任保険やゴルファー保険から好きな保険を選択可能だ。

三井住友カード(NL)で選択可能な保険は以下の通りである。

保険内容詳細
スマホ安心プラン(動産総合保険)スマホの破損・故障・盗難に備えられる
弁護士安心プラン(弁護士保険)弁護士費用や法律相談費用を補償してくれる
ゴルフ安心プラン(ゴルファー保険)ゴルフをプレー中の賠償事故やゴルフ場敷地内でのゴルフ用品の盗難・破損を補償してくれる
日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)他人にケガをさせたり、他人のモノを壊したりした際の損害賠償を補償してくれる
ケガ安心プラン
(入院保険(交通事故限定))
交通事故による入院や手術の費用を補償してくれる
持ち物安心プラン(携行品損害保険)携行品(カメラやアウトドアグッズ)などが盗難・破損・火災などの被害に遭った際に補償してくれる
出典:三井住友カード株式会社「選べる無料保険」

デフォルトで海外旅行傷害保険に設定されているが、すでに他のクレジットカードで加入していたり、別の保険を希望する場合は変更しよう。

保険の変更は三井住友カードアプリ「Vpass」の「選べる無料保険」からできる。

遷移先のWebサイトで希望する保険を選択し、画面の指示通りに入力するだけなので、誰でも簡単に変更できるだろう。

SBI証券で投資信託をつみたて購入すると0.5%が付与される

SBI証券で投資信託をつみたて購入している場合、三井住友カード(NL)で購入するとつみたて金額の0.5%がポイントとして付与される。

つまり、毎月50,000円のつみたてを継続すると月に250ポイント、年間で3,000ポイントが付与されるのだ。

つみたて年数に応じた付与額を表にまとめているので、ぜひ参考にしてほしい。

つみたて年数トータルの付与額
5年目15,000ポイント
10年目30,000ポイント
20年目60,000ポイント
30年目90,000ポイント
40年目120,000ポイント

このように継続し続けると、ポイントだけで100,000円近くお得になる。

現在20代の方は、定年退職のころには合計で約120,000ポイントが付与されているだろう。

還元率を高められるサービスが充実している

三井住友カード(NL)には、還元率を高められるサービスが充実している。

代表的なサービスは以下の2種類だ。

  • ポイントUPモール
  • ココイコ!

ポイントUPモールとは、ネットショッピングの前に経由することによってポイントの付与倍率がプラスされるサービスだ。

アウトドアグッズやインテリア、家電といった幅広いオンラインショップが対象になっている。

ポイントUPモールの加盟店舗の一例は以下の通りだ。

対象ショップ付与倍率
(2024年3月時点)
nissennポイント+3.0%
ヤマダモールポイント+1.0%
ふるさとプレミアムポイント+3.5%
mouseポイント+4.0%
VAIO STOREポイント+5.0%
マカフィーストアポイント9.5%
ソースネクストポイント+7.5%
ベルーナグルメポイント+4.0%
ナチュラムポイント+3.0%
TOWER RECORDS ONLINEポイント+1.0%
出典:三井住友カード株式会社「ポイントUPモール」

また、ココイコ!とは、加盟店舗を利用する前にエントリーした状態で決済に三井住友カード(NL)を使用すると、付与倍率がアップするサービスだ。

対象ショップの一覧と特典内容を表にまとめているので、ぜひ確認してみてほしい。

対象ショップ特典内容
(2024年3月時点)
AOKIポイント+1.5%
魚民ポイント+0.5%
かに道楽ポイント+0.5%
ジョーシン(Joshin)ポイント+0.5%
高島屋ポイント+1.0%
東京マリオットホテルポイント+1.0%
びっくりドンキーポイント+0.5%
出典:三井住友カード株式会社「ココイコ!」

基本の還元率は高くないと言ったが、これらのサービスやスマホのタッチ決済を利用することにより、三井住友カード(NL)の還元率は高められる。

まとめ

三井住友カード(NL)のデメリットやメリットを解説してきた。

三井住友カード(NL)のデメリットは、以下の通りだ。

  • 基本の還元率が高くない
  • カード番号の確認に手間がかかる

基本の還元率は0.5%なので、1.0%の楽天カードや1.2%のリクルートカードと比較すると低いことがわかる。

また、カード番号の確認に手間がかかるため、慣れるまでは面倒に感じるだろう。

ただし、三井住友カード(NL)にはデメリットを上回るメリットがある。

三井住友カード(NL)のメリットは以下の通りだ。

三井住友カード(NL)のメリット
  • 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%が還元される
  • 海外旅行傷害保険や個人賠償責任保険などから好きな保険を選択できる
  • SBI証券で投資信託をつみたて購入すると0.5%が還元される
  • 還元率を高められるサービスが充実している

スマホのタッチ決済やポイントアップサービスを活用することにより、三井住友カード(NL)の還元率は高くすることができる。

そのため、基本の還元率が高くないことは、それほど大きなデメリットではないだろう。

また、番号盗用によるクレジットカードの不正利用が増加していることを考慮すると、ナンバーレスカードの方が安心して使用できる。

効率的にポイントを貯めつつ安全性を重視したい方は、三井住友カード(NL)の作成を検討してみてはどうだろうか。

三井住友カード(NL)に関するQ&A

三井住友カード(NL)のメリットは何ですか?

三井住友カード(NL)には、以下のようなメリットがある。

  • 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%が還元される
  • 海外旅行傷害保険や個人賠償責任保険などから好きな保険を選択できる
  • SBI証券で投資信託をつみたて購入すると0.5%が還元される
  • 還元率を高められるサービスが充実している

基本の還元率は0.5%と高くないが、効果的に活用することで高還元率を実現可能だ。

ナンバーレスカードの安全性について教えてください。

クレジットカード番号の盗用による不正利用の被害は、右肩上がりに増加している。

店頭決済の際に番号やセキュリティコードなどを盗み見られることによって、不正に利用されているのだ。

ナンバーレスカードであればその心配はないため、店頭で安全に使用できる。

ただ、スマホの画面を見られると番号が外部に漏れ出てしまうため、基本的に大勢の人がいる空間で三井住友カード(NL)の番号を確認するのは避けよう。

他のクレジットカードと三井住友カード(NL)の最大の違いは何ですか?

対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元される点が大きな違いである。

ただ、1万円を超えるとタッチ決済を利用できない、iDや磁気取引は対象外、カードのタッチ決済では還元率5%といった点に注意が必要だ。

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