- ラグジュアリーカードがどんなカードなのか知りたい
- 法人カードにラグジュアリーカードを選ぶメリットが知りたい
- 法人カードにはどのラグジュアリーカードがおすすめか知りたい
個人事業主や経営者がビジネスシーンでクレジットカードを使う機会は多いだろう。
実は、ラグジュアリーカードにも法人カードがある。
個人利用で人気の高級クレジットカードだが、事業用としても多くのメリットを持っている。
特に、経費管理の効率化やビジネス特典の充実度が際立っている点が特徴だ。
本記事では、法人カードとしてラグジュアリーカードを選ぶメリットや、ビジネス利用における真価を発揮するポイントについて詳しく解説する。
法人向けにおすすめのラグジュアリーカードを比較し、それぞれの魅力をわかりやすく紹介していく。
ビジネスをよりスマートに、充実させたい方はぜひ参考にしてほしい。
法人カードにおすすめのラグジュアリーカードとは

ラグジュアリーカード(LUXURY CARD)は、洗練されたデザインと高級感が特徴のクレジットカードだ。
チタン、ブラック、ゴールドの3種類があり、すべてが金属製カードとして作られている。
カード自体がステンレススチールやチタンを使用しており、その重厚感と質感は他のプラスチックカードとは一線を画す。
持ったときの金属の質感が、しっかりとした重さが手に伝わり、所有者に特別な満足感を与える。
特にゴールドカードは24金でコーティングされており、ステータス性の高さが際立っている。
ポイント還元率が高く、チタンカードは1.0%、ブラックカードは1.25%、ゴールドカードは1.5%と、ビジネス利用でも効率的にポイントが貯まる。
また、1ポイント=1円としてキャッシュバックできるため、経費管理にも適している。マイルの還元ポイントに上限がなく税金の支払いでもポイントが貯まるのも選ばれるポイントだ。
さらに、24時間対応のコンシェルジュサービスや、ダイニング・トラベル優待が充実しており、法人利用でも経営者や個人事業主にとって利便性が高い。
特に、出張時や接待時に使える特典が豊富であり、利用シーンを選ばずにスマートに活用できる。
ラグジュアリーカードの特徴として、会員の69%が経営者または個人事業主である点も注目すべきポイントだ。
また、法人カードの会員の割合は以下の通り。
法人 | 47% |
---|---|
個人 | 53% |
会員の約半数が法人向けであり、ビジネス利用者にも広く普及している。
法人カードとしての決済を効率化し、ビジネスシーンでのステータス性が際立つカードとして人気が高い理由がよくわかるのではないだろうか。
ラグジュアリーカードを法人カードにするメリット

ラグジュアリーカードを法人カードとして利用することで、ビジネスシーンにおける多くのメリットを享受できる。
高還元率でポイントが貯まるだけでなく、経費管理がスムーズになり、法人向け特典が充実している点が特徴である。
さらに、ダイニングやトラベル優待、コンシェルジュサービスを活用することで、接待や出張のサポートを受けながら、ビジネスを効率化できる。
法人カードとしてラグジュアリーカードを選ぶことで、経営者や個人事業主にとって、よりスマートでステータス性の高い経費管理が可能となる。
以下では、法人利用における具体的なメリットを詳しく解説する。
あらゆる支払いで効率的にポイントが貯まる
ラグジュアリーカードは、法人カードとしての利用でも高いポイント還元率を誇っている。
チタンカードは1.0%、ブラックカードは1.25%、ゴールドカードは1.5%と、それぞれのカードがビジネス利用においても効率的にポイントを獲得できる。
貯まったポイントはキャッシュバックとして1ポイント=1円で利用できるほか、マイルに交換することも可能である。
特に、JALやANA、ユナイテッド航空などに1ポイント=0.6マイルで交換できるため、ビジネス出張が多い法人には非常に便利だ。
ポイントを活用して航空券を手配すれば、経費削減効果も期待できる。
特に気になるのはマイルと税金のポイント還元ではないだろうか。
マイルは以下のように貯まる。
100万円の支払いでマイルに交換した場合 | |
---|---|
ゴールド | 9,000ポイント |
ブラック | 7,500ポイント |
チタン | 6,000ポイント |
貯まるポイントに上限設定がないため、使えば使うほどマイルがしっかり貯まる仕組みだ。
これにより、出張や旅行の多い経営者や個人事業主にとっては、飛行機代を実質的に節約できる点が大きなメリットとなる。
また、税金の支払いでもポイントが付与される。
- 還元率の半分のポイントは無条件で付与
- 還元率のもう半分のポイントは集計期間(4月6日~翌年4月5日)中の税金以外のショッピング利用が税金支払い額の3倍以上であること。
例えば、還元率1%のチタンカードで100万円の税金を支払った場合、1万ポイントの半分の5,000ポイントが無条件で貯まる。
もう半分の5,000ポイントは税金以外のショッピング利用300万円(3倍)の利用条件達成で付与される。
このように各種税金の大口支払いをカードで処理できれば、効率よくポイントが貯まり、キャッシュバックやマイルに活用することでコスト削減が期待できるだろう。
経費管理がシンプルでスマートになる
経営者が法人カードとしてラグジュアリーカードを利用すると、経費管理が容易になる。すべての決済履歴が明細として残り、法人税や経費精算がスムーズに行える。
個人事業主にもメリットは大きい。確定申告の際に個人利用のカードと事業用のカードを分けずに利用すると、確定申告の経理処理や仕訳が煩雑になってしまう。
法人カードで事業関係の決済をした方がシンプルでスマートな経費管理ができるはずだ。
例えば、社員が経費を立て替えた際、個人カードで支払うと後で清算が必要になるが、法人カードを利用すればその場で事業経費として処理できる。
これにより、経費の立替や清算業務が減り、経理担当者の負担が軽減される。
オンライン会計サービスとして有名なマネーフォワードや弥生会計などと連携も可能で、煩雑なカードの利用明細や記録もしやすくなる。
特にカード利用明細が自動で会計データとして取り込まれるため、手作業での入力を省け、効率的な経費管理が可能だ。
また請求書払い対応が可能であり、高額決済が多い法人利用には適している。経営者なら複数の従業員用に追加カードを発行し、ポイントを合算管理できるのも便利なポイントだ。
従業員が使う追加カードは、経営者が一括で管理でき、ポイントが一元化されるため、複数カードの管理に悩む必要がない。
これにより、社員がそれぞれのカードでポイントを分散させることなく、法人としての経費利用をしっかりと管理できる。
さらに、月末の経費精算が大幅に削減され、経理担当者の負担が軽減されるため、日々の経費管理がスムーズになる点も大きな魅力である。
キャッシュフロー改善
経営者や個人事業主にとって日々の資金繰りの調整は頭を悩ますことではないだろうか。
ラグジュアリーカードの法人カードなら実際の引き落としを最長53日間遅らせることができる。
支払いを現金払い、銀行引き落としからカードに切り替えることで、キャッシュフローにゆとりが生まれる。
また、カードに支払いを集約することでお金の流れも分かりやすくなり管理もしやすくなるだろう。
例えば、仕入れ代金や取引先への支払いを法人カードで一括管理することで、月末に一度に精算でき、現金不足を回避できる。
これにより、売上の入金サイクルが遅れた場合でも、カード支払いまでに資金を確保できる可能性が高まる。
また、法人カードで支払いを一本化することで、経費精算がシンプルになり、銀行口座からの出金履歴が減少するため、資金移動のトラッキングが容易になるというメリットもある。
さらに、追加カードを発行しておけば、社員が出張や営業活動で利用した交通費や宿泊費も、すべて法人カードで処理できるため、経理担当者が一括管理しやすい。これにより、個別に立て替え処理をする手間が省け、キャッシュフロー全体の把握がスムーズになる。
ラグジュアリーカードならではの長期支払い猶予と、カード利用の可視化効果を活用すれば、ビジネスのキャッシュフロー管理がより計画的に進められるだろう。
特に、短期的な資金繰りが課題となっている中小企業にとっては、非常に有効な手段となるはずだ。
法人向けサービスでビジネスをPRできる
ラグジュアリーカードには、法人利用者にとって大きな魅力となるビジネス支援サービスが充実している。
その中でも特に注目すべきなのが、LCマーケットプレイスである。
上位グレードのゴールドと完全招待制のブラックダイヤモンド限定のサービスだがメリットが大きい。
LCマーケットプレイスは、ラグジュアリーカード会員専用のオンラインショッピングモールやビジネスプロモーションの場である。法人カードとしてラグジュアリーカードを利用することで、以下のようなPR効果がある。
- ラグジュアリーカードを持つステータス性の高い顧客層にリーチできる
- 会員サイトSNSに広告を掲載できる
- 経営者同士のつながりが持てる
LCマーケットプレイスの前身となるLCオーナーズコミュニティの事例は以下の通り。
- 会員向けのPRで客単価が2倍
- 通常のWEB広告よりも効果があった
- 運営サイトの閲覧された内訳の多くがラグジュアリーカードの会員になった
- 活用して売上アップにつながった
集客の一つの導線としてWeb広告などでは届かない層にマーケティングできるのは、経営者や事業者にとって魅力的ではないだろうか。
ただしゴールドカードの会員なら、誰でもPRできるわけではない。LCマーケットプレイスには、出品の審査がある。
審査の際には有形商材ならば無料のサンプルを用意、サービスに関するイメージ画像の用意などをしなければならない。必ず出品できるわけではない点に注意してほしい。
法人向けに使えるサービス優待
ラグジュアリーカードの法人会員には、ビジネス支援としてLC Booster for Businessという特典が用意されている。
この特典は、販売支援やバックオフィス支援を強化するための法人向けサービスであり、会員限定の特別プランが利用可能である。
概要 | |
---|---|
セールス&マーケティング支援 | ビジネスを加速させるためのマーケティングや営業支援 ブランディング:企業イメージを向上させるための支援サービス CM制作:プロモーション映像の制作サポート 営業支援:営業活動を効率化するツールやノウハウの提供 広告配信・分析:オンライン広告キャンペーンの最適化など Webサイト・フォーム改善:Webプレゼンスを高めるための改良提案 SNSモニタリング:SNS上のブランド評価を分析 PR投稿サービス:ブランドや商品の告知をサポート |
人事・ガバナンス支援 | スキル管理:従業員のスキルデータを一元管理 契約書の電子化:紙ベースの契約をデジタル化 口コミ対策:オンライン上の評価管理 |
経営・オペレーション支援 | スタートアップ支援:新規事業立ち上げサポート 企業版ふるさと納税:税制優遇を活用した社会貢献 スマホレンタル:ビジネス用スマートフォンのレンタルサービス 融資支援:資金調達や借入のサポート 助成金申請:国や自治体の助成金利用支援 |
プロフェッショナルサポート | マッチング:取引先やパートナー企業の紹介 不動産売買:事業拠点やオフィススペースの仲介 倉庫・保管:物流や在庫管理のサポート 出版支援:ビジネス書やプロモーション書籍の制作支援 健康支援:従業員向けの健康管理プラン 福利厚生:企業独自の福利厚生サービスの提供 |
法人向けに特化した支援サービスが充実しており、経営の効率化やブランド強化に役立つ。
特に、マーケティング支援や人事管理など、ビジネスのあらゆる面のサポートが期待できるだろう。
ダイニングやトラベル優待がビジネスシーンを支える
ラグジュアリーカードの魅力の一つは、ダイニングやトラベルにおける優待が充実している点だ。
特に、高級レストランでの優待やホテル宿泊特典は、ビジネス接待や出張時に役立つ。
法人利用でも、個人利用と同様にすべての優待が使えるため、経営者やビジネスマンにとって使い勝手が良いだろう。
例えば、大切な取引先との会食で利用する場合、ラグジュアリーカード提携店でのダイニング優待を活用すれば、コース料理が1名分無料になるケースがある。
特別感のある演出ができ、接待相手に良い印象を与えられる点が魅力だ。
また、出張時には高級ホテルの宿泊特典が役立つ。
ホテラックス(HoteLux)のステータスマッチを活用すれば、通常よりもランクの高い部屋にアップグレードされたり、朝食無料サービスが付帯したりと、快適な滞在が実現できる。
主なダイニングとトラベル優待の例 | 備考 |
---|---|
HoteLux(ホテラックス)ステータスマッチ | 完全会員制ラグジュアリーホテル予約アプリのエリートプラス会員499USD相当 |
プライオリティ・パス | 世界各国の空港のラウンジが利用できるプライオリティ・パスのプレステージランク469USD相当 |
期間限定優待 | 過去にクルーズや高級ホテルのアップグレードなど |
各種上級会員のステータスマッチ | 東急ホテルズ、プリファード ホテルズ&リゾーツなどの高級ホテルの上級会員への招待 |
ラグジュアリーリムジン | 指定の店舗へのリムジンサービス(グレードごとに違いあり) |
ラグジュアリーダイニング | 提携している対象店舗で2名様以上で所定のコースご予約で1名様分が無料 |
特にラグジュアリーカードが厳選した名店や高級店は、大切なビジネスの会食の場として相応しいところばかりだ。
リムジンで送迎、厳選されたダイニングでアップグレードされたコース料理を提供という流れで使える。大切な商談の際にも特別感のある演出ができるだろう。
コンシェルジュサービスでビジネスをサポート
ラグジュアリーカードには、24時間対応のコンシェルジュサービスが付帯している。
ビジネスの場面で、レストラン予約や出張手配などをスムーズに依頼でき、まさに「秘書代わり」として活用できるのが魅力だ。
しかも、自動音声による応答もないため融通が効き、急な対応が必要な際にもスムーズだ。
特に、法人カード利用者にとってありがたいのが、移動中や急なスケジュール変更に即座に対応してもらえる点である。
例えば、取引先との会食が急に決まった場合でも、好みのレストランを提案してくれたり、混雑状況を確認したうえで予約を手配してくれる。
また、ブラック以上になるとLINEでの対応が可能で、スマートフォン一つでサポートを受けられるため、移動中や急な依頼にも迅速に対応してもらえる。
LINEを使えば、メッセージで手軽に依頼でき、やり取りの履歴を残せる点も便利だ。
さらに、コンシェルジュサービスはプライベートでも活用可能だ。
たとえば、週末の旅行計画やレジャー施設の空き状況確認、特別な記念日のサプライズ演出をお願いすることもできるため、ビジネスだけでなく、日常生活のサポートにも役立つ。
コンシェルジュに依頼できる例 | 予算とシチュエーションに合わせた会食のセッティング ホテルの予約 出張やプライベートの旅行手配 エンターテイメントの空席確認 出張先の名店を教えてもらう 急な会議に間に合う航空券の手配 |
---|
まるで専属の秘書がつくような手厚いサービスが期待できる。
法人カードを持っていることで、ビジネスもプライベートもスマートにこなせる点が、ラグジュアリーカードならではの強みである。
法人カードとして使えるラグジュアリーカードは3種類

法人カードとして使えるラグジュアリーカードは完全招待制のブラックダイヤモンドを除くと以下の3種類がある。
- チタンカード
- ブラックカード
- ゴールドカード
基本的に個人向けのカードと同じ仕様だ。ただし、法人カードの場合は家族カードが追加カードになる。
また法人のゴールド会員はLCマーケットプレイスの利用権の有無に違いが出てくる。
項目 | チタンカード | ブラックカード | ゴールドカード |
---|---|---|---|
年会費(税込) | 55,000円 | 110,000円 | 220,000円 |
追加カード(税込) | 16,500円 | 27,500円 | 55,000円 |
ETCカード | ○ | ○ | ○ |
LCマーケットプレイス | × | × | ○ |
還元率 | 1.0% | 1.25% | 1.5% |
損益分岐点 ※ポイント還元率から逆算 | 550万円 | 880万円 | 1,466万円 |
マイル交換(1万円利用時) | 60マイル | 75マイル | 90マイル |
コンシェルジュ | 電話・メール | 電話・メール・LINE | 電話・メール・LINE |
全国映画優待 | 毎月最大1枚 | 毎月最大2枚 | 毎月最大3枚 |
国立美術優待 | 所蔵作品展 | 所蔵作品展・企画展 | 所蔵作品展・企画展 |
ラグジュアリーリムジン | ×(なし) | 〇(往路のみ) | 〇(往路・復路いずれか) |
ハワイアン航空のステータスマッチ | × | Pualani Gold | Pualani Platinum |
映画ギフト(毎月) | 最大1枚 | 最大2枚 | 最大3枚 |
交通事故損害保険/賠償責任保険 | × | × | ○最大1億円 |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円 入院保険金1日あたり5,000円 通院保険金1日あたり3,000円 | ||
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害保険金最高1億2,000万円 傷害治療費⽤保険⾦200万円 疾病治療費用保険金200万円 携⾏品損害保険⾦(1事故⾃⼰負担額3,000円) 1旅行で100万円限度 保険期間中100万円限度 賠償責任保険最高1億円 保険期間中500万円限度 | ||
スマホ決済 | Apple Pay、QUICPay、モバイルSuica、PASMO、モバイルICOCA、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、Google Pay | ||
対象年齢 | 20歳以上(学生不可) | ||
発行期間 | 最短5日 | ||
ショッピング保険(上限) | 300万円 | ||
事前入金決済上限 | 9,990万円 |
チタンカード
ラグジュアリーカードの法人カードとして最も手軽に導入できるのがチタンカードである。
年会費55,000円(税込)と比較的リーズナブルな価格設定ながら、金属製カード特有の高級感を備えている。
特に、ブラッシュ加工によって、表面に繊細なヘアライン模様が施された質感が特徴だ。
ビジネスシーンでも洗練された存在感を演出できるだろう。チタンはエントリーモデルではあるが、一般的なクレジットカードのプラチナ程度のステータスと特典を備えたカードだ。
付帯しているプライオリティパスやHoteLuxの会費がそれぞれ日本円で約7万円(ドル円150円換算)であることを考えると、コストパフォーマンスも良い。
国内空港を利用する場合も地方空港のラウンジを広く対象としているアプラスゴールドの空港ラウンジサービスも使えるため、飛行機をよく利用するビジネスパーソンにも、おすすめだ。
ただし、コンシェルジュサービスでLINEが非対応、リムジンサービスがない等、細かい部分ではブラックとゴールドの方が手厚い。しかし、それらが気にならないならチタンはおすすめだ。
ブラックカード
チタンカードよりもステータス性が高く、ビジネス利用でも映えるのがブラックカードだ。カードの素材はマットブラックの金属製で、重厚感と洗練されたデザインが特徴だ。
年会費は110,000円(税込)と、チタンカードの2倍だが、その分サービスもグレードアップしている。ポイント還元率は1.25%と、チタンよりやや高め。
法人利用で日常経費を支払うことで、効率的にポイントを獲得できる。1万円利用で75マイルが貯まり、ビジネス出張にも適している。
チタンカードにはなかった特典もある。例えばコンシェルジュサービスはブラックから電話、メールに加えてLINEにも対応。
またリムジンサービス(片道往路)がついてくるのもブラックカード以上からだ。チタンにはなかったハワイアン航空のステータスマッチもある。
ただし、LCマーケットプレイスに関しては利用できないためビジネスプロモーションを検討している場合は、ゴールドカードを検討した方が良いだろう。
ゴールドカード
法人カードとしてブランドイメージを高めつつ、経費管理と顧客対応をスマートに行えるのが、ゴールドカードの最大の魅力である。
年会費は税込220,000円とブラックカードの2倍と高額だ。
しかし、カードの素材は24金のコーティングで、一目でわかる高級感を持ち、ビジネスシーンでも印象に残る質感とデザインだ。
ポイント還元率は1.5%とラグジュアリーカードの中でも高い。ポイント還元率から考えると、年会費に対する損益分岐点は約1,466万円だ。
しかし、高額な経費支払いが多い法人にとっては、十分に年会費を回収できるケースもあるだろう。また、ポイント還元率だけでは測れないステータス性と特典がゴールドにはある。
また、LCマーケットプレイスの参加資格は法人向けのゴールドカードと完全招待制のブラックダイヤモンドカードのみだ。
自社商品やサービスを無料でPRできるだけでなく、販売支援やマーケティング支援など、ビジネス成長を支える多彩なサービスを活用できる。
自社の商品やサービスを富裕層向けにPRできるため、ブランド価値を高めながら販売促進が可能となる。
特に、販売支援やバックオフィス支援など、ビジネスに特化したサポートを無償で受けられるため、法人カードとしての利用価値も高い。
また、リムジンサービスが往復で選べるのもゴールドカード特有のメリットである。
ビジネス接待やVIPクライアントを迎える際、往復どちらかの送迎が可能であるため、移動時のストレスを大幅に軽減できる。
これにより、ビジネスの場面でステータスをアピールできる点も強みだ。
法人ラグジュアリーカードの申し込み方法

法人ラグジュアリーカードを申し込む際には、公式サイトを利用するのが一般的である。
オンラインで手続きが完了するため、時間を有効に活用できる点がメリットだ。以下では、具体的な申し込み手順と注意点について解説する。
公式サイトから申し込みの流れ
- オンラインで入会申し込み
- 本人確認手続き
- 支払い口座手続き
- 審査・発行手続き
- カード発行
公式サイトの指示に沿って進めていけば、特に迷うことなく申し込みができる。
注意点として最初に「法人決済用カード」「個人用カード」を選ぶところがあるため、法人決済用のカードを選ぼう。
また、法人カードの利用目的は事業費決済にとどめることが前提となっている。
記入の際に聞かれる主な項目
申し込み時に聞かれる主な内容は以下の通り。
- 氏名や生年月日などの本人情報
- 住所
- 連絡先
- 運転免許証の有無(あれば番号)
- 国籍
- 家族構成
- 世帯主かどうか、年収
- 職業と勤め先
- カードの希望暗証番号、希望キャッシング利用枠、他社からの借入状況、ETCカードの希望
- クレジットカードの審査が見合わせになった場合、デポジットカードを希望するか
基本的に一般的なクレジットカードの入会の際に聞かれる内容と同様だ。ただし、少し分かりづらいのが「デポジット型カード」を希望するかどうかという点だろう。
デポジットとは一時的に預け入れる保証預託金のことで、ラグジュアリーカードでは30万円〜最大9,900万円まで、預け入れが可能だ。
デポジット型のカードなら、預け入れした額が使用限度額となるため、高額利用でも限度額を気にせず使えるのがメリットだ。
もし、審査が不安でデポジット型でも良いということなら、審査の発行見合わせの場合「希望する」を選択すると良いだろう。
特に法人での利用の場合、多額の支払いをカードで決済したいというニーズも高いのではないだろうか。その場合はデポジット型のカードも一つの選択肢となる。
申込時に気をつけること
法人ラグジュアリーカードの審査には、経営状況や信用情報が大きく影響する。
特に以下の点に注意して申し込みを進めよう。法人カードの場合、個人カードと異なる点が多いため、特に以下の事項を確認しておくことが大切だ。
まず、法人名義の口座と代表者名が一致していることが基本条件となる。
これが異なる場合、審査に時間がかかるだけでなく、不備として処理されてしまう可能性があるため注意が必要だ。
また、記載情報が法人登記簿や本人確認書類と一致していることも大事だ。
法人登記時に登録した情報と異なる場合、再提出を求められるケースがあるため、提出前に必ず確認しておこう。
さらに、共同代表として本人名義と異なる口座名義を設定する場合は、登記事項証明書が必要となる。
複数の代表者がいる法人では、この点を見落としがちなので注意が必要だ。
年収証明書を求められる場合がある点も確認しておこう。特に、起業したばかりで実績が少ない法人の場合、代表者の年収証明が必要となるケースが多い。
収入の証明が難しい場合は、デポジット型カードを検討するのも一つの方法だ。
その他、法人カード特有の注意点として、虚偽や誤入力があると審査落ちする恐れがあるため、正しい情報を伝えよう。
特に、法人名義や住所、代表者情報のミスが多く見受けられるため、慎重に入力することが重要だ。
ラグジュアリーカードの法人カードはステータス性も特典も抜群!気になったら入会しよう

ラグジュアリーカードの法人カードは、高いステータス性とビジネスシーンにも広く使える特典が魅力だ。
ビジネスパートナーへの印象も良いはずだ。金属製の重厚感あるデザインが特徴であり、接待や商談時に持っているだけで信頼感を与えることができる。
また、法人カードには24時間対応のコンシェルジュサービスや、ダイニングやトラベルでの優待が付帯している。これにより、接待の手配や出張時のサポートも充実する。
法人カードとして利用することで、経費管理がシンプルになる。また、ポイント還元率の高さも魅力で、特にマイルを貯めるときや税金の支払いなどでも相性が良い。
チタンカードでは1.0%、ブラックカードでは1.25%、ゴールドカードでは1.5%と、それぞれのカードで効率的にポイントが貯まる。
貯まったポイントはキャッシュバックとして利用できるため、経費削減にもつながる。
まずは気軽に入会し、実際の使い勝手を試してみるのがおすすめである。ラグジュアリーカードの法人カードを活用し、ビジネスの可能性を広げてはいかがだろうか。