イオンカードのインビテーションの条件は？【ゴールドカードの特典も紹介】

クレジットカードのインビテーションとは、ゴールドカードなどの上位カードに変更する際に招待されることだ。
イオンカードをゴールドカードにアップグレードするためには、インビテーションの条件を満たす必要がある。

本記事では、分かりづらいイオンカードのインビテーションの条件と注意するべきポイントを紹介する。
また、インビテーションでゴールドカードに変更するメリットもお伝えする。

イオンカードのインビテーションに興味がある方は、ぜひ最後までお読みいただきたい。

イオンカードのインビテーションの主な条件

イオンカードのインビテーションを受け取るには、条件を満たす必要がある。
例えば「年間にカードショッピングをいくら使ったのか？」が一番、注目するべき条件だ。
他にも年間のカードショッピング額の集計期間や審査の有無、そもそも切り替えできるカードなのかどうかも確認しておきたい。

イオンカードをゴールドカードにすることを目指すなら、事前に確認しておきたいインビテーションの条件を以下にまとめる。

年間50万円以上のカードショッピング

イオンカードの公式サイトによると、2023年9月現在、「ゴールドカードに変更する際には年間50万円以上のカードショッピングの条件を満たした方が対象」と明記されている。

過去に年間100万円以上のカードショッピングが条件だったことがあるが、現在は年間50万円以上のカードショッピングで条件を満たすことができるため、インビテーションのハードルは下がったといえる。

ちなみに、年間のカードショッピング額は毎年1月11日～翌年1月10日の利用金額によって決定される。発行条件の達成状況は「暮らしのマネーサイト」、またはアプリ「イオンウォレット（iOS）,（Android）」で確認できる。

その他一定の条件

実は公式サイトの情報では、「年間50万円以上のカードショッピング」以外の条件は明記されていない。

ネットやSNSなどの口コミでは、さまざまな情報が流れているが公式サイトでは詳細は伏せられている。そのため、狙って「その他一定の条件」を満たすことでインビテーションを受け取るのは、不確定要素が強いため、おすすめできない。

インビテーションでゴールドカードにするには審査に通る必要あり

年間50万円以上のカードショッピングが、イオンカードのインビテーションでゴールドカードに変更する条件だが、ゴールドカードの発行には別途審査がある。

そのため、年間50万円以上のカードショッピングの実績があっても、過去に返済遅延があったり、返済能力がないと判断されたりする等のネガティブな理由でインビテーションを受け取れないこともある。

イオンカードのインビテーションの受け取りを希望するなら、金融事故などを起こさないように十分に注意しておきたい。

切り替え可能なカードかどうか

そもそも、イオンカードをゴールドカードにアップグレードできる対象のカードを持っているかどうかも事前に確認しておきたい。インビテーションでゴールドカードにできるカードは以下の通りだ。

イオンカードのインビテーションの受け取りを目指すなら、これらのカードを発行しておこう。

イオンカードのインビテーションはどのように進む？

インビテーションの条件を満たしたら、どのようにゴールドカードに切り替えが進むのか気になるのではないだろうか。
大きく分けて２つのパターンがある。

ゴールドカードが手続きなしに送られてくる

実はイオンカードの場合、インビテーションの案内を経ずにゴールドカードが直接、送られてくる。

過去にはVISAの場合のみゴールドカードへの切り替えで、カード番号が変わるという理由から、インビテーションの案内が事前に届いていた。

しかし、VISAの場合でも2023年現在ではゴールドカードに変更されても、クレジットカードの番号が変わらないためVISAもMastercard、JCBと同様にインビテーションの案内なしに、そのままゴールドカードが送られてくるようになった。

ただし、従業員カードの場合はカード番号が変わってしまうため、例外であることに注意したい。

インビテーションの案内が届く

ゴールドカードが直接、送られてくる前にインビテーションの案内が届くケースもある。

イオンカードのインビテーションには、ゴールドカードへの変更でカード番号が変わる従業員カードのケースや年間50万円以上のカードショッピング以外でも達成できることがある。

そのため、いきなりゴールドカードを送られてくると、不都合が生じる場合はインビテーションの案内で確認の上で、ゴールドカードを発行するケースもあるようだ。

イオンカードをインビテーションでゴールドカードにするメリット

イオンカードのゴールドカードは嬉しいことに年会費が無料だ。年会費のかかるゴールドカードが多いため、無料でゴールドカードを維持したい人にはイオンカードは有望な選択肢の一つに入るだろう。

年会費無料でゴールドカードの様々な特典の恩恵を受けることができる。イオンカードをインビテーションでゴールドカードにするメリットは以下の通りだ。

国内の主要空港ラウンジが利用できるようになる

ゴールドカードにすることで国内の主要空港のラウンジが利用できるようになる。例えば以下のラウンジが利用できる。

無料付帯の各種保険の充実

無料付帯の各種保険が充実することも、インビテーションでゴールドカードにするメリットだ。
イオンゴールドカードに無料付帯する保険は以下の通り。

ショッピングセーフティ保険	最大300万円補償 購入した商品が偶然の事故により損害を被った場合
海外旅行障害保険	最高支払い限度額5,000万円 海外旅行中のケガ、病気はもちろん携行品なども補償
国内旅行傷害保険	最高支払い限度額3,000万円 国内旅行中のケガを補償

イオンラウンジを利用できるようになる（条件付き）

イオンモールには買い物の間にくつろげる「イオンラウンジ」という施設がある。コロナ禍以前にイオンラウンジを利用した経験がある方や、その存在を聞いたことがある方もいるのではないだろうか。

コロナ禍の影響で全国のイオンラウンジは閉鎖される期間が続いたが、2023年の6月以降、順次、再開している。

ただし、「年間100万円以上ご利用のイオンゴールドカード/イオンカード会員さま」という条件は以下の通りだ。

「年間100万円以上ご利用のイオンゴールドカード/イオンカード会員さま」

ちなみに、イオンラウンジは再開に伴い、事前予約が必要になり、回数制限が設けられることが発表されている。イオンラウンジは過去に混雑しているところが多かったため、再開を機に混雑緩和のための施策がとられたと考えられる。

新規再開されるイオンラウンジは以下の利用条件が設けられている。

利用条件

事前予約が必要 （スマホまたは店頭の予約タブレット）

利用頻度：月5回

1回につき30分までの時間制限あり

同伴者1名まで

これらの利用条件変更のため「改悪なのではないか？」という声もSNSやWebで見られる。

たしかに、月に何度も利用したり長時間利用したり、買い物ついでに思いつきで立ち寄ろうと考えている人には煩わしいと感じられるかもしれない。しかし「並ばずに済む」「混雑していない空間でリラックスできる」などのメリットもある。

イオンカードのインビテーションでよくある質問

イオンカードのインビテーションについて、本文でまとめきれなかったよくある質問についてまとめる。

ゴールドカードが届いたら古いカードはどうすれば良い？

もし、電子マネーWAON残高やWAONポイントを利用している場合は、注意が必要だ。

切り替え前のカードはすぐに破棄せずに、電子マネーWAON残高と電子マネーWAONポイントの移行手続きを済ませよう。

移行手続きには、切替前と切替後の2枚のカードを、「WAONステーション」、または「イオン銀行ATM」に持っていく必要がある。ポイント移行の手続きを済ませてから、古いカードは破棄するようにしよう。

電子マネーやポイントなどを利用していないなら、すぐに破棄してしまってよい。

クレジットカードの番号変更は必要か？

JCB、Mastercardの場合は番号変更の必要はない。ただしVISAの場合は注意が必要だ。

2022年7月26日以前にゴールドカード変更の申込み手続きをしている場合は、カード番号変更に伴い一部、変更手続きをする必要がある。

ただし、変更手続き不要な以下の加盟店に関しては手続きをする必要はない。

電気	北海道電力、東北電力、北陸電力、東京電力、中部電力、関西電力、四国電力、中国電力、九州電力、沖縄電力
ガス	北海道ガス、北ガスジェネックス、仙台市ガス局、北陸ガス、東京ガス、京葉ガス、大多喜ガス、東邦ガス、大阪ガス、広島ガス、四国ガス、四国ガス燃料、西部ガス、岡山ガス、宮崎ガス、宮崎液化ガス、九州ガス、東彩ガス
水道	東京都水道局、横浜市水道局、福岡市水道局、尼崎市水道局、長崎市上下水道局、札幌市上下水道局、浜松市上下水道部、神戸市水道局、大阪市水道局
携帯電話	NTTドコモ、au、SoftBank（※）、ワイモバイル （※）新しいクレジットカード番号に変更されるまでは時間がかかる場合がある。
放送	NHK、WOWOW、スカパー!、J:COM
プロバイダ	BIGLOBE、So-net、Yahoo!JAPAN
新聞	読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日経ID決済、産経新聞
保険	東京海上日動、あいおいニッセイ同和損保、ネオファースト生命、チューリッヒ生命、アフラック、ソニー損保、アクサダイレクト生命保険、アメリカンホーム、メットライフ生命
その他	国民年金

ゴールドカード以上のインビテーションはある？

2024年3月現在、日本ではゴールドカードがイオンカードの最上位ランクのカードと位置づけられている。そのため、ゴールドカード以上のインビテーションは存在しない。

ただし、イオンカードの発行母体であるイオングループはグローバル企業で東アジア・東南アジアにも進出しており、海外ではゴールドカード以上のプラチナカードを発行している。

そのため、今後、日本でもゴールドカード以上のインビテーションが出てくる可能性はゼロではない。

まとめ

今回はイオンカードのインビテーションについて紹介した。

イオンカードのインビテーションの主な条件は「年間カードショッピング50万円以上」を満たすことだ。過去に100万円以上が利用条件だったことを考えるとハードルが下がり、達成しやすくなったといえるだろう。

ゴールドカードを希望している方にとってイオンカードは条件達成をしやすいカードと言えるだろう。しかも、ゴールドカードには、年会費無料で国内の主要空港ラウンジの利用権、各種手厚い無料付帯保険、イオンラウンジの利用権（条件付き）など魅力的なメリットが満載だ。

もし、将来的にゴールドカードを所持したいと考えているなら、イオンカードは条件も達成しやすくおすすめのカードの一つだ。

インビテーションの条件を達成しやすくなったイオンカードは以下のボタンからも申込みができる。