楽天ゴールドカードのメリットは？他の楽天カードとの違いも詳しく解説！

クレジットカード選びのなかでも、特に頭を悩ませるのがゴールドカードだ。通常のカードと違い、年会費がかかるケースがほとんどだが、魅力的な特典が多いのも事実だ。

その中でも楽天カードはクレジットカード初心者にも人気のあるカードのひとつだ。では、楽天ゴールドカードの年会費や特典がどうなっているのか、気になる方も多いだろう。

この記事では、楽天カードと楽天ゴールドカードを比較し、そのメリットと特長について詳しく解説する。

記事を読み進めることで、楽天ゴールドカードの性能を理解でき、自身のライフスタイルやニーズに最適なカードかを確認できるはずだ。

楽天ゴールドカードとは

楽天ゴールドカードは1種類のみであり、楽天グループが提供するクレジットカードのひとつである。

通常の楽天カードを使い続けることでゴールドカードへのインビテーションが届くシステムだ。

ここでは、楽天ゴールドカードの基本情報からおすすめな人、そして通常の楽天カードとの違いまでを詳しく解説する。

楽天ゴールドカードの基本情報

年会費	2,200円／年（税込）
申し込み基準	20歳以上 （楽天ゴールドカード独自の審査基準あり）
国際ブランド	VISA JCB Mastercard
ポイント還元率	1.0％ ※SPU利用で3.0％
貯まるポイント	楽天ポイント
機能	楽天Edy 楽天ポイントカード
ETCカード	無料
家族カード	550円／年（税込）
付帯保険	海外旅行傷害保険
付帯サービス	国内空港ラウンジが無料（※年2回まで） トラベルデスク 誕生月ポイントアップ
カード到着	約1週間

楽天ゴールドカードの年会費は2,200円（税込）で、ポイント還元率は、2021年4月の改定により一般の楽天カードと変わらない1.0％である。

ポイント還元率だけをみると一般の楽天カードとのメリットを感じられない。だが、この年会費は他のゴールドカードと比較してもリーズナブルな設定だ。

楽天ゴールドカードで得られる特典には、旅行好きな人に向けた多くのサービスが揃っている。

たとえば旅行先でのサポート体制だ。具体的には、ニューヨーク、ホノルル、パリ、ミラノ、上海など、世界44拠点に現地デスクが設置されており、これらのデスクがカード利用者の旅をサポートする。（2022年11月1日時点）

旅行を頻繁に楽しむ人や、海外でのトラブルを避けたい人にとっては、魅力的なカードといえるだろう。

楽天ゴールドカードがおすすめな人

楽天ゴールドカードは、楽天市場や楽天ブックスなど、楽天グループのサービスを頻繁に利用する人におすすめだ。

とくに誕生月には、ポイント還元率が「+1倍」になるバースデーサービスが用意されている。

また、他のSPU（スーパーポイントアッププログラム）と併用することで最大「+4倍」までのポイントアップになる。

楽天ゴールドカードなら、このポイントアップサービスを利用して効率的にポイントを貯めていくことが可能だ。

楽天ゴールドカードと楽天カードの違い

	楽天ゴールドカード	楽天カード
年会費	2,200円（税込）	無料
特典	誕生月ポイントアップ ETCカード	−
空港ラウンジ利用	年2回まで無料	不可
旅行サポート	世界44拠点のデスクサポート	なし

楽天ゴールドカードと一般の楽天カードとの違いは、年会費と特典の内容だ。

楽天ゴールドカードは、誕生月にはポイントが最大4倍になるなど、一般の楽天カードよりも高いポイント還元率を享受できる。そして空港ラウンジを年2回まで無料で利用が可能だ。

一般の楽天カードから楽天ゴールドカードへの切り替えを検討されている人は、これらの特典と年会費2,200円を天秤にかける必要がある。

楽天ゴールドカードのおすすめポイントは以下記事を参考にして欲しい。

楽天ゴールドカードの3つのメリット

楽天ゴールドカードは、その特典の豊富さから多くのユーザーに選ばれている。

そのなかでも特に注目すべき次の3つだ。

これらの特典は、日常生活や旅行をより便利で快適にする。

楽天ゴールドカードを選ぶ大きなメリットになるだろう。

誕生月はポイントが最大4倍になる

楽天ゴールドカードの大きなメリットは、誕生月に楽天市場や楽天ブックスでのポイント還元率が最大4倍になることだ。

たとえば、誕生月に10,000円の買い物をしたとする。通常なら100ポイントの獲得だが、この特典を利用すると最大400ポイントを獲得できる。

獲得したポイントは、1ポイント＝1円として利用できるので誕生月の買い物が楽しくなるだろう。

ETCカードが無料で作れる

楽天ゴールドカードを持つと、ETCカードを無料で作ることが可能だ。通常の楽天カードの場合、550円の年会費が必要となる。

ETCカードとは、高速道路の料金所をスムーズに通過できるカードであり、車で高速道路を頻繁に利用する人にとっては大変ありがたいカードだ。

またETCカードを利用した通行料に対しても100円につき1ポイントが貯まる点も大きい。

国内外の空港ラウンジが利用できる

楽天ゴールドカードを持つと、国内主要空港のラウンジを年に2回まで無料で利用できる。

利用には楽天ゴールドカードと当日の搭乗チケットが必要だ。長時間のフライト前後にリラックスしたいという人にとっては魅力的な特典だろう。

ラウンジでは静かな空間で飲食を楽しんだり、ゆっくりと休むことが可能となる。

利用できる空港は公式サイトから確認しておこう。

• 参考：楽天カード「国内空港ラウンジ」

楽天ゴールドカードの3つの注意点

楽天ゴールドカードは多くのメリットを持つ一方で、注意すべき点も存在する。

そのなかでも特に重要なのが以下の3つだ。

ひとつずつ解説する。

ポイント還元率は一般の楽天カードと変わらない

楽天ゴールドカードのポイント還元率は、2021年4月に改定された。

改定内容は以下のとおりだ。

	2021年3月31日まで	2021年4月1日から
楽天カード	1％ （SPU利用で3％）	1％ （SPU利用で3％）
楽天ゴールドカード	1％ （SPU利用で5％）	1％ （SPU利用で3％）
楽天プレミアムカード	1％ （SPU利用で5％）	1％ （SPU利用で5％）

楽天ゴールドカードのポイント還元率だけが改悪のような変更になっている。

なお、前述の誕生月はポイントアップサービスがあり、ポイント還元率は最大で4％となる。

大きな買い物をするときはなるべく誕生月に合わせて購入し、ポイントアップサービスを上手く活用しよう。

年会費が発生する

楽天ゴールドカードの年会費は2,200円（税込）だ。

無料の楽天カードと比較すると高く感じるだろう。だが、提供される特典を考慮すると十分に価値があるといえる。

たとえば、「国内主要空港のラウンジを年間2回まで無料」の特典を活用すれば年会費以上の価値を得られるだろう。

ブランドはアメリカン・エキスプレスが選べない

楽天ゴールドカードは、VISA、MasterCard、JCBの3つのブランドからしか選ぶことができない。

これまで楽天カードでアメリカン・エキスプレスを利用していた人は注意が必要だ。

もし、上位カードで引き続きアメリカン・エキスプレスを利用したい場合は楽天プレミアムカードへの変更をおすすめする。

楽天ゴールドカードで満足できない人はプレミアムカードがおすすめ！

楽天ゴールドカードは多くのメリットがあるが、それでも満足できないと感じる人もいるだろう。

そのような人には、より高いサービスを提供する楽天プレミアムカードがおすすめだ。

ここでは、楽天プレミアムカードの基本情報と、楽天ゴールドカードとの違いについて詳しく解説する。

楽天プレミアムカードの基本情報

年会費	11,000円／年（税込）
申し込み基準	20歳以上 （楽天プレミアムカード独自の審査基準あり）
国際ブランド	VISA JCB Mastercard American express
ポイント還元率	1.0％ ※SPU利用で5.0％
貯まるポイント	楽天ポイント
機能	楽天Edy 楽天ポイントカード
ETCカード	無料
家族カード	550円／年（税込）
付帯保険	海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険
付帯サービス	プライオリティ・パスが無料で発行可能 トラベルデスク 誕生月ポイントアップ
カード到着	約1週間

楽天プレミアムカードは、楽天ゴールドカードよりもさらに上位のカードだ。年会費は11,000円（税込）だが、より豊富な特典を享受することができる。

具体的には、ポイント還元率やプライオリティ・パスの無料発行などが挙げられる。

楽天市場などで高額な買い物をする人や、頻繁に海外旅行をする人にとっては、その特典は大きな魅力となる。

楽天ゴールドカードとプレミアムカードの違い

	楽天ゴールドカード	楽天プレミアムカード
年会費	2,200円（税込）	11,000円（税込）
ポイント還元率	1.0％ ※SPU利用で最大3.0％	1.0％ ※SPU利用で最大5.0％
国際ブランド	VISA JCB Mastercard	VISA JCB Mastercard American express
付帯保険	海外旅行傷害保険	海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険
空港ラウンジ利用	年2回まで無料	プライオリティ・パスが利用可能 （制限なし）

楽天ゴールドカードとプレミアムカードの最大の違いは、ラウンジサービスに特化している点だろう。

プライオリティ・パスのプレステージのサービスを無料で享受できるのは大きな魅力だ。通常、プライオリティ・パスを発行する場合、年会費だけで5万円近くが必要となる。

プライオリティ・パス会員は、世界148カ国にある1,300カ所以上の空港ラウンジを無料で利用が可能だ。

また、誕生月のポイント還元率が最大6.0％になる点も見逃せない。

まとめ

楽天ゴールドカードは、豊富な特典と手頃な年会費から初めてのゴールドカードとして最適な選択肢といえるだろう。

誕生月のポイントアップサービスや空港ラウンジの利用など、日常生活や旅行をより便利で快適にする特典が満載である。

ただし、ポイント還元率が楽天カードと変わらないこと、アメリカン・エキスプレスが選べないことなど、注意すべき点も存在する。

これらを理解し、自身のライフスタイルやニーズに合ったカードを選んでほしい。