- プラチナカードを50代で持つメリットを教えてほしい
- 50代でプラチナカードを作る必要性とは?
- 50代におすすめのプラチナカードを教えてほしい
50代の人は、プラチナカードを作ろう。
50代は、ビジネスパーソンにとって、ゴール(定年)に向けた最終コーナーに差しかかろうとしている年齢ともいえる。
なぜこの時期に、プラチナカードを作る必要があるのか?その理由を説明する。
また50代の人におすすめするプラチナカードも紹介する。
プラチナカードに関心のある50代の人は、ぜひ一読してほしい。
50代でプラチナカードを持つメリット
ここではプラチナカードが持つ「強み」を説明し、その「強み」が発揮される場面を紹介する。
50代になれば、仕事とプライベート、それぞれ以前とは違った環境になるだろう。
40代とは異なる環境のなかで、プラチナカードは、どのような場面でメリットを発揮するのだろうか?
その具体例を、仕事とプライベートの両面で紹介する。
自分のライフスタイルと照らし合わせて、考えてみてほしい。
一般的なプラチナカードの特徴
最初に、一般的なプラチナカードが持つサービスの内容を、以下に紹介する。
一般カードやゴールドカードと比べて、飲食店利用や旅行・レジャーでのサービスが充実していることがわかるだろう。
- レストランやホテルの優待サービスがある
- コンシェルジュサービスが利用できる※1
- 同じサービスを持つゴールドカードと比べて、ワンランク上のサービスが受けられる
- 旅行時の保険:保障内容が手厚い
- 空港ラウンジ:利用可能な空港ラウンジがより多くなる(プライオリティ・パスが利用できる場合もある)※2
- 1:コンシェルジュサービス:目的に応じた最適なレストラン・旅行プランを探し出して、予約を代行してくれるサービス。観光や出張の際のホテル・航空券・新幹線や、音楽・演劇・スポーツ観戦などのチケットも手配してくれる。サービスデスクに電話をすれば、24時間365日対応してくれる。
- 2:プライオリティ・パス:全世界にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジが利用できるサービス。
ただし年会費の安いプラチナカードのなかには、上記のサービスの一部がない場合や、ゴールドカードと同じレベルのものもある。
一口にプラチナカードといっても、カードごとにサービスレベルには大きな幅があるので注意が必要だ。
忘れられない家族との思い出を演出
50代になると、子供も手が離れるため、長年にわたり連れ添った配偶者と旅行する機会も増えるだろう。
そのときは、このカードが持つ「ホテルの優待サービス」を活用しよう。
テーマパークでのサービスが充実しているカードもあるので、孫との楽しい思い出も作れる。
例えばJCBは、東京ディズニーランドのオフィシャルスポンサーであるため、ディズニーに関するサービスも多彩だ。
JCBプラチナなら、ユーザー専用ツアーとして、東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージも用意されている。
仕事で発揮されるプラチナカードの本領
仕事でも、50代になれば、責任のある立場に立つことが多い。
責任のある立場につけば、自分の行動は周囲から見られているため、クレジットカードもステータスの高いものを持っておきたい。
取引先と会食する際には、コンシェルジュサービスに連絡すれば、最適な場所を提案し予約までしてくれる。
さらに急な海外出張でも、コンシェルジュは航空券やホテルまですべて手配してくれる。
旅先で困ったことがあっても、24時間365日、相談に乗ってくれる。
50代でのクレジットカードの使い方
ここでは、クレジットカードの総合調査の結果をもとに、現在の利用状況を紹介する。
「買い物やネットショッピングでしか使わないので、クレジットカードは今のままで良い」と考えている人も多いだろう。
しかし、他の人も同様だろうか?
現在のクレジットカードの利用傾向を確認し、50代でのカードの使い方を考えていく。
クレジットカードの利用傾向
JCBが行った、クレジットカードの総合調査の結果から「支払い時にカード利用の割合が多い支払先」を見てみる。
順位 | 支払先 | 支払い時のクレジットカード利用率 |
---|---|---|
1位 | オンラインショッピング | 83.2% |
2位 | 旅行代理店 | 76.1% |
3位 | スーパーマーケット | 72.1% |
4位 | デジタルコンテンツ | 71.0% |
5位 | 旅館・ホテル | 70.4% |
確かにクレジットカードを使って支払うときは、「オンラインショッピング」や「スーパーマーケット」といった普段使いが多い。
一方でこの調査結果では、「旅行代理店」や「旅館・ホテル」でのカード利用も多いということも明らかになった。
これは、出張や旅行の際に、クレジットカードが多く利用されているということだ。
上位5位内には入っていないが、利用率57.7%(14位/34件)と「アミューズメント・レジャー施設の利用」も低くはない。
50代での利用傾向
上記で紹介したJCBの調査結果は、全世代の利用者の平均値だ。
前章での説明を踏まえれば、50代では出張・旅行、そしてアミューズメント・レジャー施設を利用する機会が多くなると考える。
プラチナカードでは、旅行やレジャーに手厚いサービスや特典を備えている。
この分野での利用が増える50代の人は、そのサービスや特典が手厚いプラチナカードを持つべきではないだろうか。
50代のうちにプラチナカードを作っておくべき理由
60歳になる前にプラチナカードを作っておこう。
プラチナカードの申込資格として、カード会社は、年齢の上限について明らかにしていない。
しかし、収入面や認知機能の面から考えて、著しい高齢者にはカード発行はしないはずだ。
50代のうちであれば、プラチナカードの発行に問題はないが、60代になると断られることもある。
60代になったときに訪れる環境の変化と、プラチナカードの関係について説明する。
職業
定年を迎えた人は、年金受給が開始されるまでの間、継続的な安定収入がなければカード審査に落ちる可能性が高い。
三井住友カードやJCBでは、プラチナカードの申込条件に、以下の規定があるからだ。
- 三井住友カード プラチナ
- 安定継続収入のある方
- JCBプラチナ
- 本人に安定継続収入のある方、学生の方は申し込み不可
プラチナカードは、会社経営者・弁護士・医者などの高額所得者でなくとも、継続的な安定収入があれば会社員や公務員も持てる。
なかには収入がなくても、資産の運用益で暮らしている人もいるが、それらの人たちは「安定継続収入のある方」とは、みなされない。
このため会社員や公務員の人は、現役中にプラチナカードを取得しておくべきだ。
年収
多くの企業では、従業員が60歳を超えても雇用延長をするが、給与体系が変わり収入が減る場合もある。
プラチナカードの年収条件も公開されていないが、年収には割賦販売法による規制がある。
年収に応じて定められる個人のカード利用可能枠は、カードの利用可能枠を超えなければならない。
つまりカード側の利用可能枠の下限を超えるだけ、ユーザー側で利用可能枠が設定できる年収がなければ法的にカードは発行できない。
カード発行OK [カードAの利用可能枠(150万円~300万円)] < [ユーザーの利用可能枠(200万円)] カード発行NG [カードBの利用可能枠(300万円~500万円)] > [ユーザーの利用可能枠(200万円)] |
割賦販売法による個人の利用可能枠は、以下の計算式で算出される。
4人世帯以上 | 3人世帯 | 2人世帯 | 1人世帯 | |
---|---|---|---|---|
持家かつ住宅ローン無or 持家無かつ借賃負担無 | 200万円 | 169万円 | 136万円 | 90万円 |
持家かつ住宅ローン有or 持家無かつ借賃負担有 | 240万円 | 209万円 | 177万円 | 116万円 |
上記の計算式をもとに、三井住友カード プラチナ(利用可能枠原則300万円〜)を持つために必要な最低年収は、以下の通りとなる。
4人世帯以上 | 3人世帯 | 2人世帯 | 1人世帯 | |
---|---|---|---|---|
持家かつ住宅ローン無or 持家無かつ借賃負担無 | 534万円以上 | 503万円以上 | 470万円以上 | 424万円以上 |
持家かつ住宅ローン有or 持家無かつ借賃負担有 | 574万円以上 | 543万円以上 | 511万円以上 | 450万円以上 |
60歳を超えて雇用延長を考えている人も、給与体系が変わる前の50代のうちに、プラチナカードを持っておこう。
50代におすすめする目的別プラチナカード3選
ここでは50代の人におすすめするプラチナカードを紹介する。
多くのカード会社が、さまざまなカードを発行しているため、カード選びに迷われる人も多いだろう。
プラチナカードを選ぶうえでは、自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことが大切だ。
以下に、おすすめするプラチナカードを、目的別に説明する。
カード選びの参考にしてほしい。
周囲に違いを見せたいなら“ラグジュアリーカードMastercard Titanium Card”
年会費(税込) | 55,000円 |
---|---|
発行会社 | Black Card I株式会社 |
レストランやホテルの優待サービス | 〇 |
コンシェルジュサービス | 〇 |
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯) | 〇 |
旅行保険の最大保障額(カード会員本人) | 1.2億円 |
このカードは、米国で富裕層向けの金融サービスを展開しているBlack Card LLCの日本法人が発行しているカードだ。
Mastercardの最上位クラス“World Elite Mastercard”を採用しており、ステータス性は非常に高い。
このカードは金属製で、縦型のデザインであることから、他のカードと比べると異彩を放つ。
このカードのユーザーには、東急ホテルズやプリファードホテルズ&リゾーツの上位メンバーの権限も付与される。
日本では馴染みの薄いカードであるため、希少性も高いので、周囲に違いを見せられるだろう。
孫と楽しい思い出を作るため “三井住友カード プラチナ”
年会費(税込) | 55,000円 |
---|---|
発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
レストランやホテルの優待サービス | 〇 |
コンシェルジュサービス | 〇 |
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯) | 〇 |
旅行保険の最大保障額(カード会員本人) | 1億円(自動付帯) |
\ お買い物から食事の手配、旅行先での対応まで /
孫とエンターテインメントを楽しみたい人には、このカードがおすすめだ。
一般では経験できないようなことでも、このカードのユーザーにだけ体験できる。
- プラチナオファー
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のカウントダウン・イベントなどユーザー限定イベントへの案内
- 宝塚歌劇優先販売
- 三井住友カード貸切公演のSS席をユーザーへ優先的に販売
- USJでの特別サービス
- ユニバーサル・エクスプレス・パス:USJの人気アトラクションの待ち時間を短縮できる特別パスをプレゼント
- 三井住友カード・ラウンジサービス:USJ内にある三井住友カードの専用ラウンジが利用可能
このカードの特典を使って過ごした孫との一日は、忘れられない思い出になるだろう。
定年以降も使い続けたいなら“エポスプラチナカード”
年会費(税込) | 30,000円 (招待状があれば年会費20,000円) |
---|---|
発行会社 | 株式会社エポスカード |
レストランやホテルの優待サービス | 〇 |
コンシェルジュサービス | 〇 |
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯) | 〇 |
旅行保険の最大保障額(カード会員本人) | 1億円 |
\ 入会金・年会費永年無料! /
年間100万円以上、このカードを利用すれば年会費(30,000円)が無料になる。
年会費が減額:30,000円 ⇒ 20,000円ボーナスポイント付与:20,000円分
年間100万円といっても、月平均では83,334円になるので、その分のカード利用で年会費は無料になる。
通常の買い物以外に、以下の支払いをすべてカードで支払えば、達成できるのではないだろうか。
- 毎月発生する支払い
- 公共料金、ネットの通信料金、サブスク料金、携帯電話の利用料金、家賃※など
- 税金※1
- 住民税、固定資産税、自動車税、贈与税、相続税、ふるさと納税など
- 保険料
- 生命保険※、自動車保険、火災保険、地震保険、国民年金保険※など
- その他
- 病院の治療費・薬代※、自動車の車検費用、自動販売機での購入金※
- 支払先によっては対応不可の場合がある
以上のことから、60歳を過ぎて収入が減っても、このプラチナカードを持ち続けられるだろう。
50代だからこそプラチナカードを持とう
この記事では、50代でプラチナカードを持つべき理由について解説した。
プラチナカードには個性豊かなカードが多い。
自分のライフスタイルに合ったカードを持てば、50代の生活は、これまで以上に豊かになるだろう。
しかし60歳を超えると、このカードを作ることが難しくなってくる。
充実した60代を目指すためにも、プラチナカードで豊かな50代を過ごそう。