- イオンカードに旅行傷害保険が付いているのか知りたい
- イオンカードの旅行傷害保険の詳しい補償内容が知りたい
- どのイオンカードに旅行傷害保険があるのか知りたい
ある日旅行に出かけることにしたが、その旅先で思わぬトラブルに見舞われることになった。そんな予期せぬ状況に備えておくことも、旅行を楽しむ上では大切となる。
その対策の一つとして役立つのが、我々が日常生活で利用するクレジットカードの「旅行傷害保険」である。しかし、その具体的な内容や利用法は知らない人が多い。
そこで今回はイオンカードの保険とその旅行傷害保険にスポットを当て、その詳細から活用法までを一挙に解説する。
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イオンカードの旅行傷害保険について
イオンカードの旅行傷害保険は、交通機関や宿泊施設の利用料金をカード払いにすることで適用される非常に便利な機能である。
それでは、その具体的な内容やカバー範囲、活用法について見ていこう。
イオンカードの旅行傷害保険の概要
50種類以上あるイオンカードのうち、以下のイオンカードには旅行傷害保険が付帯している。
- TGC CARD
- イオンSuicaカード
- KNTカード
- イオンカードゴールド
これらのイオンカードは、海外旅行または国内旅行の最中に怒った怪我や病気、それによって発生した治療費などを補償してくれる。
ただし、イオンカードによって付帯する海外旅行保険と補償内容は変わるので、次項で確認しよう。
旅行傷害保険の補償範囲
前述した4種類のイオンカードの、それぞれの旅行傷害保険の補償範囲は次のとおりだ(海外旅行保険、国内旅行保険に分けて紹介)。
海外旅行保険の補償範囲
TGC CARD | イオンSuicaカード | KNTカード | イオンゴールドカード | |
---|---|---|---|---|
適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高2,000万円(1回の旅行につき最長30日間) | 最高500万円 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 |
傷害による治療費用 | 1事故の限度額200万円 | 1傷害治療の限度額50万円 | ー | 1事故の限度額300万円 |
疾病による治療費用 | 1疾病の限度額200万円 | 1疾病治療の限度額50万円 | ー | 1疾病の限度額300万円 |
携行品損害 | 年間限度額20万円※1 | ー | ー | 年間限度額30万円※1 |
賠償責任 | 1事故の限度額3,000万円 | 1事故の限度額3,000万円 | ー | 1事故の限度額3,000万円 |
救援者費用など | 年間限度額200万円 | ー | ー | 年間限度額200万円 |
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国内旅行の補償範囲
イオンSuicaカード | KNTカード | イオンゴールドカード | |
---|---|---|---|
適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | 最高2,000万円(1回の旅行につき最長30日間) | 3,000万円 |
傷害による治療費用 | 手術:入院保険金日額の10倍または5倍 入院:3,000円/日(最高180日分) 通院:2,000円/日(最高90日分) | ー | 手術:入院中5万円、入院中以外2万5,000円 入院:5,000円/日(最高180日分) 通院:3,000円/日(最高90日分) |
詳しくはこちら |
イオンゴールドカード、イオンSuicaカード、KNTカードについては海外旅行・国内旅行のどちらも補償される。TGC CARDで補償されるのは海外旅行のみだ。
自動付帯と利用付帯の違い
旅行傷害保険が付帯しているイオンカードの中でも、「自動付帯」か「利用付帯」かが異なる。
自動付帯とは保険適用にあたって特別な条件はなく、イオンカードを所有しているだけで付帯される旅行傷害保険のことだ。
イオンカードを持ち歩く必要すらないので、いつでも安心して旅行できるメリットがある。イオンカードのうち、自動付帯なのはKNTカードの海外旅行傷害保険のみだ。
これに対し、利用付帯とは保険適用にあたってイオンカードが定める利用条件を満たす必要がある。
具体的には、旅行のための航空券やツアーの代金、交通費、宿泊費などを対象のイオンカードで支払うなどだ。
利用付帯の場合は所定の条件を満たさなければ旅行傷害保険が適用されないため、注意してほしい。
イオンゴールドカードの国内旅行傷害保険
続いて、イオンゴールドカードの国内旅行傷害保険の補償内容や適用条件、保険金受け取りなどの流れを紹介する。
補償内容・適用条件
イオンゴールドカードの国内旅行傷害保険の補償内容は次のとおりだ。
利用内容 | 補償内容 | |
---|---|---|
1 | 当該公共交通乗用具に搭乗する以前にその運賃をイオンゴールドカードのクレジット払いにて利用した | 公共交通乗用具搭乗中の事故によるケガ |
2 | 当該宿泊施設をご利用する前に宿泊代金をイオンゴールドカードのクレジット払いにて利用した | 宿泊先(旅館・ホテル等)に宿泊中の火災・爆発事故によるケガ |
3 | 宿泊を伴う募集型企画旅行の代金をイオンゴールドカードのクレジット払いにて利用した | 募集型企画旅行参加中の事故によるケガを補償 |
国内旅行傷害保険の場合、海外旅行傷害保険に比べて適用条件が限定的なところに注意しよう。
たとえば「公共交通乗用具に乗車中」「宿泊先に宿泊中」といったように、その他の条件下では補償が適用されない可能性がある。
イオンゴールドカードの国内旅行傷害保険で補償内容を可能な限り広くしたい場合は、募集型企画旅行(ツアー)に参加するのがおすすめだ。
ツアー参加中の事故によるケガが補償されるので、乗車中・宿泊中といった限定的な条件が排除される。
いくら受け取れるのか
イオンゴールドカードの国内旅行傷害保険の補償金額は次のとおりだ。
補償項目 | 補償金額 |
---|---|
傷害による死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害による治療費用 | 手術:入院中5万円、入院中以外2万5,000円 入院:5,000円/日(最高180日分) 通院:3,000円/日(最高90日分) |
年会費無料のゴールドカードながら、最高3,000万円の補償は嬉しいポイントだ。
入院は5,000円/日(最高180日分)なので最大90万円、通院は3,000円/日(最高90日分)なので最大27万円が補償される。
請求方法と保険金受け取りまで
イオンカードゴールドの保険金の請求は、事故発生日から30日以内に「あいおいニッセイ同和損害保険事故受付デスク」に報告しなければいけない。その際に必要な書類は次のとおりだ。
保険金種類保険金請求書類 | 国内旅行傷害保険 | ||
---|---|---|---|
死亡保険金(傷害) | 後遺障害保険金(傷害) | 入通院保険金(傷害) | |
医師の診断書※ | ◎ | ◎ | |
死亡診断書または死体検案書(死亡地のもの)※ | ◎ | ||
事故証明書※ | ◎ | ◎ | ◎ |
被保険者の戸籍謄本 | ◎ | ||
法定相続人の戸籍謄本 | ◎ | ||
委任状 | ◎ | ○ | ○ |
被保険者の印鑑証明 | ○ | ○ | |
法定相続人の印鑑証明 | ○ | ||
同意書 | ◎ | ◎ | ○ |
後遺障害診断書 | ◎ | ||
その他の書類 | ○ | ○ | ○ |
カード売上票(カード利用控え) | ◎ | ◎ | ◎ |
◎:必要な書類、○:場合によって必要になる書類
※現地でしか手配できない書類
保険金がいつ支払われるかの情報はないので、気になる人はイオンカードのサポートデスクに問い合わせよう。
イオンゴールドカードの海外旅行傷害保険
続いて、イオンゴールドカードの海外旅行傷害保険の補償内容や適用条件、保険金受け取りなどの流れを紹介する。
補償内容・適用条件
イオンゴールドカードの海外旅行傷害保険の補償内容は次のとおりだ。
利用例 | 補償適用対象 | |||
---|---|---|---|---|
出国前の決済 | 出国後の決済 | |||
公共交通常用具に該当 | 電車 | 成田空港行きの成田エクスプレス乗車代 「みどりの窓口」で購入したJR切符代 空港に向かう新幹線の乗車代 | 対象行程の一部でもOK 1円以上の決済でOK 定期券・回数券は対象外 | 対象外 |
バス | 空港行きのリムジンバス乗車代 | |||
タクシー | 自宅から空港までのタクシー代 自宅から最寄り駅までのタクシー代 | |||
航空機 | 地方空港から国際線発着空港までの航空券代 | |||
海外旅行代金に該当 | 海外航空券 | 渡航先への航空券 海外旅行先までの乗継便 航空券復路の航空券 | ||
海外ツアー | 行会社で予約した海外ツアー代 | |||
保険適用外 | 自家用車 | 空港までのガソリン代 空港までの高速道路料金空港の駐車場料金 | 対象外 | |
レンタカー | 国内でのレンタカー利用料金 海外でのレンタカー利用料金 | |||
国内・海外宿泊※ | 海外出発前に空港近くに宿泊した料金 海外でのホテル宿泊料金(個人手配) | |||
航空利用税 | 空港利用税を決済した場合 空港ラウンジにて決済した場合 |
海外旅行傷害保険の補償範囲は、国内旅行傷害保険よりも広い。保険の適用条件を満たせば旅行中はずっと補償されるので、安心して旅行できるのが大きなメリットだ。
いくら受け取れるのか
イオンゴールドカードの海外旅行傷害保険の補償金額は次のとおりだ。
補償項目 | 補償金額 |
---|---|
傷害による死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害による治療費用 | 1事故の限度額300万円 |
疾病による治療費用 | 1疾病の限度額300万円 |
携行品損害 | 年間限度額30万円※1 |
賠償責任 | 1事故の限度額3,000万円 |
救援者費用など | 年間限度額200万円 |
最高5,000万円の補償はゴールドクラスとしてベースとなる金額だ。年会費無料のゴールドカードながら、しっかり補償してくれるのはありがたい。
また、救援者費用も補償対象なので、海外旅行中に怪我や病気で身動きが取れなくなった際も、家族や友人の助けを呼びやすい。
請求方法と保険金受け取りまでの流れ
イオンカードゴールドの保険金の請求は、事故発生日から30日以内に「あいおいニッセイ同和損害保険事故受付デスク」に報告しなければいけない。その際に必要な書類は次のとおりだ。
保険金種類保険金請求書類 | 海外旅行傷害保険 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(傷害・疾病) | 治療費用保険金携行品損害保険金 | (傷害) | 死亡保険金後遺障害保険金(傷害) | 保険金 | 救援者費用等賠償責任保険金 | ||
対人 | 対物 | ||||||
パスポート(コピー) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
保険金請求書 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
医師の診断書※ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | |||
治療費の明細書および領収書※ | ◎ | ◎ | |||||
死亡診断書または死体検案書 (死亡地のもの)※ | ◎ | ○ | ○ | ||||
事故証明書※ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
支出を証明する書類※ | ○ | ◎ | ○ | ○ | |||
示談書・示談金領収書※ | ◎ | ◎ | |||||
損害額(修理額等)を 証明する書類※ | ◎ | ◎ | |||||
損害品明細書 | ◎ | ||||||
損害額を証明する書類 | ◎ | ||||||
被保険者の戸籍謄本 | ◎ | ||||||
法定相続人の戸籍謄本 | ◎ | ||||||
委任状 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ |
被保険者の印鑑証明 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
法定相続人の印鑑証明 | ○ | ||||||
同意書 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
後遺障害診断書 | ◎ | ||||||
その他の書類 | |||||||
カード売上票 (カード利用控え) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
※現地でしか手配できない書類
出典:保険のご案内(引受保険会社:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)
保険金がいつ支払われるかの情報はないので、気になる人はイオンカードのサポートデスクに問い合わせよう。
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旅行傷害保険が付帯されているイオンカードの種類
前述の通り、イオンカードで旅行傷害保険が付帯されているのは一部のカードに限定されている。付帯保険以外にもそれぞれのカードに特徴があるので、以下で確認してほしい。
海外旅行傷害補償額 | 国内旅行傷害補償額 | |
イオンSuicaカード | 最高5000万円 | 最高500万円 |
イオンKNTカード | 最高5000万円 | 最高500万円 |
イオンゴールドカード | 最高5,000万円 | 最高3,000万円 |
イオンSuicaカード
イオンSuicaカードは、イオンカードとSuicaが一つのカードとなっている。国際ブランドにはVisa、Mastercard、JCBが含まれており、クレジットカードとして、また交通系ICとしても利用できる。
JR東日本、ホテル、駅レンタカーといったサービスを、より便利でお得に利用できるカードである。また、駅レンタカーの営業所にて「イオンSuicaカード」を提示することで、基本料金から10%割引で利用が可能となる。(ただし、除外となる営業所、期間、車種などがある)
さらに、イオンSuicaカードで切符やパッケージツアーをクレジット払いで購入することで、海外旅行傷害保険および国内旅行傷害保険が適用される。
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KNTカード
KNTカードは、イオンと近畿日本ツーリストが一つのカードとなっている。国際ブランドとしてはVisaを採用している。
近畿日本ツーリスト対象店舗にてパッケージツアーや宿泊料金をクレジット払いで購入することで、海外旅行傷害保険および国内旅行傷害保険が適用される。同時に、WAONポイントが通常の3倍になるという特典もある。
国際ブランドとしてはVisaを採用し、さらに家族カード、Apple Pay、ETCカードといった各種サービスの利用も可能である。
イオンゴールドカード
イオンゴールドカードは、年間のカードショッピングが50万円以上という条件を満たすことで手に入るカードである。国際ブランドとしてはVisa、Mastercard、JCBを採用している。
このカードで旅行代金をクレジット払いにすることで、最高5,000万円の海外旅行傷害保険、または最高3,000万円までの国内旅行傷害保険を受けることができる。また、国内主要空港のラウンジサービスを無料で利用できるなどの特典もある。
旅行中の不測の事故に備え、心強い味方となるほか、旅行の待ち時間も効率的に過ごすことができる。
イオンカードの旅行傷害保険を上手に活用しよう
本記事では、イオンカードに付帯している旅行傷害保険について詳しく解説した。改めて、旅行傷害保険が付帯しているイオンカードは、以下の4種類だ。
- TGC CARD
- イオンSuicaカード
- KNTカード
- イオンカードゴールド
KNTカードの海外旅行傷害保険を除き、これらのイオンカードには利用付帯で旅行傷害保険を利用できる。
それぞれに補償範囲、補償金額が異なるので、イオンカードごとの独自特典も比較した上で、自分に合ったカードを選ぼう。
自分に合うイオンカードが見つかったら、以下のボタンからイオンカードを申し込もう。
イオンカードは新規入会キャンペーンを実施しているので、お得な機会を逃さないでほしい。
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