「今は東京で働いいているけれど、IFAになるのなら大阪に戻ろうかな?」
そのように思っている人は多いだろう。
商人の町であり、江戸時代最大の米市場「堂島米市場」を有した大阪は有価證券とも相性のよい街と言える。
金融庁の資料によれば、2022年6月現在全国810の金融仲介業者のうち、168もの仲介業者が近畿財務局経由で登録している。希望にマッチするIFA法人がある可能性は極めて高い。
今回は大阪に本社をかまえるIFA法人のうち特色ある3社を取り上げる。大阪のIFA法人に興味を持っている人は最後まで読んでほしい。
また、勤務地でIFA法人を選ぶ際の方法については下記の記事を参考にして欲しい。
セミナー開催月12回!業歴20年超を誇る 株式会社フューチャー・クリエイション
代表の前川氏、著書「一生お金に困らない! 世界一カンタンなほったらかし投資」を出版
2002年9月に設立された老舗IFA法人。代表の前川氏は、三洋証券、ユニバーサル証券、メリルリンチ日本証券を経て30歳の時に独立した経歴を持つ。また、 2021年4月にはクロスメディア・パブリッシング社より、初の著書「一生お金に困らない! 世界一カンタンなほったらかし投資」を発売。 「長期保有」と「商品を不必要に売買しない」ことを大きなポイントとして「ほったらかし投資」を薦めた同書籍は、発売後わずか2か月で増刷するほどの評判を集めた。
親しみやすいテーマでセミナーを多数開催
フューチャー・クリエイションの特徴はなんといっても、お客様向けセミナーを精力的に開催していることだ。月間12回程度、生涯年金のキャッシュフローを作り出す方法や、退職金の活用法などをテーマに開催している。
雇用形態は、多種多様
同社のホームページには、スタッフ募集のページがある。雇用形態は、正社員、契約社員、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)、パートタイムとさまざまな選択肢が用意されている。お客様向けセミナーなど投資啓蒙に関心がある方は検討したいIFA法人だ。
プライベートバンクとして全方位に対応~ASSETBANK株式会社~
クレディスイス時代の同僚と立ち上げたASSETBANK
代表の杉浦氏は、新卒でSMBC日興証券に入社。数年毎に転勤がある働き方に疑問を感じ、クレディ・スイス プライベートバンキング部の大阪拠点に転じた。クレディ・スイスでの仕事に充実を感じつつも、今後の金融業界の動向などについて考えていた矢先、意気投合した同僚と共に2019年にアセットバンクを立ち上げた。
有価証券は当たり前 不動産、アート、ワイン、スーパーカーなど豊富なご提案メニュー
ASSETBANKのコンセプトは「プライベートバンクとして全方位に対応」。アドバイスは、有価証券に加え、不動産活用、アート、ワイン、スーパーカーと幅広い。メニューの豊富さは業界トップクラスだ。それぞれのアドバイス対象に対し社内に専門家を抱え、責任ある提案を行っている。
雇用形態は、中途採用と業務委託
ホームページには、採用に係る問い合わせページがある。雇用形態は「中途採用」と「業務委託」の2種類が掲載されていた。同社のスタッフには、ワインやスーパーカーのプロフェッショナル達が集っている。自分と異なるバックボーンを持つ同僚と力をあわせ、お客様に対しより幅広い提案を行いたいと考える人には、筆頭候補にあげるべきIFA法人だ。
レップ・アズ・アドバイザーのサービスを展開 〜ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社〜
ホテル仕込みのホスピタリティを金融サービスに
ペレグリン・ウェルス・サービシズは代表の山口氏が2017年9月に立ち上げたIFA法人だ。ペレグリンとは鳥の「はやぶさ」を意味している。はやぶさは高速で飛ぶことから、スピード感を持って業務を遂行していきたいという想いを込めて名付けたという。
そう語る山口氏は、大学時代はホテルでフレンチのウェイターのアルバイトをしていた。卒業後は大和証券に入社。その後アリコジャパン(現メットライフ生命)、バークレイズ銀行、クレディスイス銀行を経て2017年にペレグリン・ウェルス・サービシズを設立した。アルバイト時代に学んだ細やかな気配りをお客様へのサービスに活かすよう心がけているという。
レップ・アズ・アドバイザー・サービス「ESCORT」では自己資金で組成したモデルポートを活用
ペレグリン・ウェルス・サービシズ(以下ペレグリン社)は、独自のサービス「ESCORT」を展開している。これは、顧客がアドバイザーからの助言を基に資産配分を適宜変更できる。「レップ・アズ・アドバイザー・サービス」だ。レップ・アズ・アドバイザー・サービスには以下4つの特徴がある。
- お客様は、幅広い多数の投資対象(金融商品)から選べる
- お客様が最終的な投資判断を行う
- アドバイザーは、継続的にお客様へアドバイスを提供する
- お客様は、お預かり資産に対して一定率の手数料を払う
当サービスを提供するにあたり、ペレグリン社では自己資金で組成したファンド(モデルポートフォリオ)を活用している。具体的には、モデルポートフォリオを基にして、お客様に対してベースとなるシンプルな資産分配およびそれに対応する低コストな金融商品を提案をしている。
また、フォローアップとして毎月送信しているメールマガジンでもこのモデルポートフォリオの運用状況をお知らせしている。
このサービスは、お客様は残高に応じた手数料を支払う。つまりIFAにとっては、フィーベース体系の報酬になっている。
雇用形態は、正社員と業務委託
同社のホームページには採用情報が掲載されている。雇用形態は正社員または業務委託。レップ・アズ・アドバイザー・サービスやフィー型の報酬に共感する人は積極的に候補に入れるべきIFA法人だ。
おわりに
IFAに転身する上では必要な資格や雇用体系、報酬の仕組みや証券会社のアドバイザーとの違いについて理解しておくことが大切だ。
まずは証券外務員資格を取得し、金融機関である程度の実務経験を積んでから転職活動を始めよう。IFAは雇用体系によって報酬の仕組みや働き方が大きく異なる。自分に合った雇用体系を選び、IFAとしての活躍を目指していこう。
IFAになる際に、基本的にはどこかの法人に所属する形を取ることになるが、全国には約650社ものIFA法人があり、情報を取ることや比較することが難しく、探し方が分からないという方も多いだろう。
また、
「いくらぐらいの預かりがあれば良いのか?」
「金融機関時代の様なビジネスはできるのか?」
等、IFAになること自体に対する不安の声も多い。
IFAへの転職に悩んでいる方は、ぜひIFA特化型の転職エージェント「アドバイザーナビ」に相談してみて欲しい。
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まずは情報収集をしたいといったカジュアルな形からでも無料で面談ができるので、お気軽に相談してみてほしい。
最近は異動時期や賞与の時期が近いということもあり、毎日多くのご相談をいただいている。
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