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住友生命の評判はどうなのか?口コミや実際の商品を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 住友生命の評判や口コミを知りたい
  • 住友生命が提供する保険商品の内容が知りたい
  • 住友生命を利用するメリットやデメリットが知りたい

加入する生命保険を考える際「どの保険会社を選ぶか」というのは最も気になる点の1つだろう。

生命保険は、各保険会社が様々な保険商品を取り扱っており、特約との組み合わせなども含めると選択肢は非常に多い。

数ある保険会社の中でも住友生命は創業100年を超える老舗である。

大手で名が知れている住友生命だが、加入するかどうかは実際の評判や口コミを見てから判断したいという人も多いのではないだろうか。

そこで本記事では、住友生命の評判や口コミ、利用時のメリットやデメリット、さらに取り扱われているいくつかの商品について解説する。

住友生命での契約を検討している人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

住友生命の概要と評判や口コミ

住友生命の概要と評判や口コミ 生命保険ナビ

まずは、住友生命の基本的な情報の解説から、その評判や口コミなどをまとめてみる。

住友生命の基本情報

住友生命は、日本を代表する保険会社の1つだ。正式な商号は「住友生命保険相互会社」である。

本社は大阪府大阪市にあり、その他に東京本社が東京都中央区にある。

非常に歴史のある会社であり、創業は日之出生命保険株式会社として設立された1907年(明治40年)5月。

実に110年を超える歴史があることに驚く人も多いのではないだろうか。従業員数も40,000人を超える大企業だ。

大手ではあるが、実は多くの他の保険会社と業務提携をしている。

メットライフ生命やソニー生命、アクサ生命などはその一例だ。

所謂「対面型」の保険会社であり、主な業務は生命保険に関する業務であるが、その他の業務として投資信託の販売なども行っている。

利用者の評判や口コミ

各種ランキング調査と言えば「オリコン」が非常に有名だろう。

実はオリコンでは、生命保険や医療保険についても顧客満足度の調査を行い公表している。

2023年の調査結果が出ておりサンプル数も多いので、その調査結果について簡単に解説する。

まずは生命保険であるが、住友生命の生命保険は、調査対象33社のうち総合ランキング23位にランクインしている。総合得点は「68.1点」となっており、これはランクイン企業の平均を下回る。

調査項目は、「加入手続き」「商品内容」「保険料」「アフターフォロー」の4つであり、この中でアフターフォローについてのみ、ランクイン企業の平均点を唯一上回っている。

続いて医療保険のランキングも見てみよう。

住友生命の医療保険は、ランキングで総合14位にランクインしている。

これは昨年(2022年)の8位から下落する結果となったようだ。

総合得点は「71.8点」で、ランクイン企業の概ね平均値となっている。

やはり、こちらでもアフターフォローが評価されており、この項目単独では3位となっている。

また、医療保険の調査については「受取額・支払いスピード」という項目も追加され計5つの項目があるのだが、この「受取額・支払いスピード」の項目では7位という評価になっている。

続いて、利用者の口コミで目に付くポイントをいくつかまとめてみる。

満足のいくポイントとしては、担当者とのやりとりが好評のようである。

担当者の説明に信頼や安心を感じる加入者が多い印象であり、その点が評価されている。

不満なポイントとしては、加入後の医療保険の保険金申請などについて、手続きに手間がかかったりするなど不満の声が目に付く。

また生命保険では、担当者によっては商品説明が分かりにくかったり、提案が不十分なこともあるようだ。

保険会社の評判を判断するポイントとは

口コミや評判を判断する際は、その情報がどれほど信用できるかに注意してほしい。

全てを鵜呑みにするのではなく、客観的に見ることだ。

雑誌やネットのおすすめ情報などは、加入させるためのバイアスがかかった内容である場合も多い。

そのため、まずは実際の利用者の声をなるべく多く収集し読んでみる。

また、ランキングなどはサンプル数が多いものを見るようにするなどで、少しでもデータに信憑性があるものを選ぶとよい。

先ほどのオリコンのランキングで言えば、生命保険で10,000弱、医療保険で9,000弱のサンプル数による調査結果だった。

なるべく多くの会社について比較するようにし、最終的にはそれぞれの会社のホームページなどで、実際に自分で商品について調べ、比較する。

評判や口コミは、そこに至るきっかけと考えよう。

住友生命を利用するメリットとデメリット

住友生命を利用するメリットとデメリット 生命保険ナビ

住友生命がどういった会社かその概要について説明したところで、実際に加入先の1つとして検討する上でのメリットとデメリットを考えてみたい。

住友生命のメリット

まずはメリットから見ていこう。

何と言っても長い歴史に裏付けられた、老舗の安定性は挙げるべきであろう。

生命保険は保険会社にお金を支払うことで、将来の保障を受けるものであるが、保険会社もビジネスとして運営している以上、利益が出る構図になっている。

顧客の死亡率や病気の発症率などが、非常に細かいデータから数値として具体的に出ており、その上で保険料や保険金が決まっている。

また保険料は運用されて、その運用益のおかげで満期の返戻金が払い込み総額を上回るなどのサービスを受けられる。

つまり、企業である以上経営が悪化すれば、倒産することだってあり得るわけである。

その場合、保障どころか、元本も保証されるかは断言できないだろう。

このようなリスクは、実は約款に必ず記載されており、保険を契約するということはこういったことを受け入れ同意していることになる。

そのような面においても、後発の新興会社よりも、大手で老舗としての安定感はメリットと言える。

ただし、非上場のためIRなど投資家へ向けての情報はない。

だが、ホームページで電子公告は公開されているので、これを見ることによって財務状況は確認することができる。

気になる人は毎年チェックすると良いだろう。

その他の点として、店舗や代理店によって運営される対面型の会社なので、インターネットを得意としていない人にとっては安心できるのもポイントだろう。

直接、営業や担当者と顔を合わせて、じっくりと話を聞いたり質問できるのは、対面型の特徴である。

こういったことは、先のランキングでアフターフォローが評価されていた点に繋がっているかもしれない。

保険というのは加入時ではなく加入後に価値が発揮される。

従って、アフターフォローが評価されているというのは、何よりも大切なメリットだとも言えるだろう。

住友生命のデメリット

デメリットについても見ていく。

インターネット全盛の現代において、対面型は不利な点が多い。

まず、店舗を構えるということは、建物や土地、什器や備品そしてスタッフなど、非常に費用がかかる。

そのため、運営にコストがかかるので、保険料も高くなってしまう。これは、店舗を持たないネット保険会社と大きく違う点であり、最大のデメリットである。

また、スマホやパソコンで各種申請などが整っているネット保険会社に比べ、申込書や資料を取り寄せるなど、かなり手間がかかることも多い。

確認のしやすさなども含め、煩雑さや分かり難さは口コミにおいても散見される。

老舗で大手の対面型保険会社という規模感が、安さや手軽さから遠ざかることに繋がり、この十数年で大きく変化している市場環境への適応が難しく、ランキングでも苦戦を強いられる結果となって表れているのかもしれない。

住友生命を利用すべき人の特徴とは

では、どのような人に住友生命は向いているのだろうか?

これはメリットとデメリットで説明した内容を総合することで見えてきそうだ。

つまり、

  • インターネットによる情報の収集や申し込み等の操作を苦手としている人
  • 窓口で担当者と話して質問するなど相談したい人
  • 保険料の高さよりも老舗の安心感に価値を感じる人

などである。

上記に該当するのならば、ネット保険会社はやめて住友生命を検討する動機としては十分だ。

ただし、該当したとしても1社しか検討しないというのは問題である。

必ず複数社の複数の商品を比較検討して、自分に合った保険を見つけて加入するようにしてほしい。

住友生命の実際の商品を紹介

住友生命の実際の商品を紹介 生命保険ナビ

ここまで一通り住友生命について解説してきた。

最後に、実際に2023年11月現在において取り扱われている幾つかの商品を紹介する。

医療保険『ドクターGO Vitality』

ユニークな商品内容となっている医療保険が、この「ドクターGO Vitality」だ。

加入者の保障をするというだけではなく、健康増進を進めるのに役立ててほしい、という内容になっている。

「Vitality健康プログラム」というものを通じて所定の取り組みや行動をすると、「Vitalityポイント」というのが貯まっていく。

このポイントに応じて「保険料が変動する」という商品だ。

Vitalityポイントは、健康診断を受けたり、スポーツイベントに参加するなど、幾つかの手段で貯めることができる。

契約1年目は、Vitalityプログラムを利用しない場合と比較して15%の割引となり、2年目以降はポイントによって保険料が変動する。

かなりユニークで特徴的なので面白いと思うかもしれないが、注意点がいくつかある。

まず、Vitality健康プログラムを利用するには、Vitality健康プログラム契約を締結する必要がある。

そして、保険料とは別にVitality利用料として月額880円がかかる。この料金はプランごとに変わり、将来変更される場合もあるらしい。

これは、保険料を抑えたい人は注意しなければならない。

さらに、ポイントに応じて保険料が変動するというのも、これは必ずしも安くなることを意味していない。

なんと、ポイントによっては保険料が高くなるのである。

ポイントによってゴールドなどのステータスが決まるのだが、そのステータスによって料金が変動するのだ。

ステータスと料金の変動率は以下の通りである。

  • ゴールド 割引率2%
  • シルバー 割引率1%
  • ブロンズ 変動なし
  • ブルー  割増率2%

(※前年の割引率・割増率から)

このブルーが「割増率」となっている。

自分の健康増進に繋げられるかなど、かなり人を選ぶ商品と言えるかもしれない。

学資保険『子どもすくすく保険』

学資保険とは、子どもの将来の進学などの出費に備える保険であり、貯蓄型の生存保険である。

子どもすくすく保険」は、中学・高校・大学と子どもの進学の節目の年に祝金を受け取ることができるのが特徴だ。

満期を迎えれば更に満期祝金を受け取ることができる。

満期祝金を含め受け取る祝金の総額は、払込保険料の総額を上回るので、養育費としての資産形成ができる商品である。

また、契約者が保険料払込期間中に死亡した場合は、その後の保険料は支払う必要がなくなった上で、祝金は満額支払われるのも、安心できるポイントだろう。

学資保険を検討しているのならば、選択肢として検討してみてほしい。

総合保障『1UP SP Vitality』

この商品は、働けなくなる様々なリスクに備えることができる保険である。

一般的に言うところの「就業不能保険」に該当するものだ。

名称に「Vitality」とあるように、1つ目に紹介した「ドクターGO Vitality」と同じく、Vitality健康プログラムを通じて、Vitalityポイントを貯めていき、保険料が変動する商品である。

医療保険という部分が、就業不能保険の内容に置き換わったものと考えれば良い。

交通事故の後遺症や脳梗塞の障害など、働けなくなってしまうリスクは誰にでもあり、それは日々の生活に潜んでいる。

そのようなリスクに備え、万一そうなってしまった場合、減ってしまった収入をこの「1UP SP Vitality」の保障でカバーできる。

働けなくなり、たとえ一時的にでも収入がなくなるのは避けたいだろう。

家族がいるのならば、家族の生活も大きな影響を受けるのは必至である。

そういったリスクに備えたいのなら検討してみてほしい。

ただし、Vitality健康プログラムの利用料金の加算や保険料の増加の可能性は、忘れずに考慮する必要があるだろう。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、住友生命の評判や口コミ、メリットやデメリット、そして実際に販売されている商品について解説した。

住友生命には老舗大手ならではの安心感や対面でじっくり相談できるなどメリットがあり、アフターフォローには満足の声も多い。

一方で、対面型ゆえのデメリットもあり、高めの保険料や手続きの手間などは知った上で検討する必要があるだろう。

保険というのは複雑な商品なので、何が自分に適切なのか判断が難しいものである。

住友生命を利用すべきかわからない、他にもっと自分に合った保険会社があるのか知りたい、という人は保険のプロに相談することも検討すると良いだろう。

そうは言っても、生命保険の専門家は数多く存在し、自分に合った専門家を見つける方法を知りたいという人もいるだろう。

そんな時は「生命保険ナビ」を使ってみてほしい。

全国の保険のプロが数多く登録しており、その中からあなたの条件に合った相談先とマッチングすることができるサービスだからだ。

無料で利用できるので、是非この機会に試してみてはいかがだろうか?

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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