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50代女性におすすめのがん保険とは?自分に合った保険の選び方も解説

この記事で解決できるお悩み
  • 50代女性のニーズにマッチしたがん保険を知りたい
  • 女性特有の病気をカバーできるがん保険を知りたい
  • 自分に必要ながん保険の保障内容やその選び方が分からない

50代になると子どもが独立し、自身の退職時期も近づくことで将来について考える機会が増えるだろう。

また、病気になるリスクが高くなると同時に、女性特有のがんに罹患するリスクも高まり、適切ながん保険選びは重要な課題となる。

そこでこの記事では、50代女性におすすめのがん保険とその選び方を解説する。

この記事を参考にして必要な保障内容を見直し、あなたに最適な保険を見つけてほしい。

目次

50代女性が備えるべきリスクと必要ながん保険の保障内容とは

50代女性が備えるべきリスクと必要な保障内容とは 生命保険ナビ

ここでは、以下の3点について解説していく。

  • 50代女性が備えるべきリスク
  • 50代女性のがん保険加入率
  • がん保険で備えるべき保障内容とは

50代女性が備えるべきリスク

50代になると病気になるリスクも上がるが、特に注意したいのががんに罹患するリスクだ。

今やがんは2人に1人が罹患する時代といわれているが、女性におけるがんの罹患者数が多い部位はどこなのか、50代女性のがん罹患者数はどれほどいるのか、気になる方も多いだろう。

まず、罹患者数が多いがんの部位は以下のとおりだ。

1位2位3位4位5位
部位乳房大腸子宮(全体)
出典:公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2023」

女性に多い乳がんだけでなく、女性特有のがんである子宮がんもトップ5に入っていることがわかる。

次に、トップ5の部位における年齢別の罹患者数を見ていきたい。

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乳房大腸子宮(全体)
97,14267,75342,22138,99429,136
0-4歳00120
5-9歳02110
10-14歳22000
15-19歳76445
20-24歳422591626
25-29歳217782136232
30-34歳93318963107725
35-39歳2,4554841302281,453
40-44歳6,4069783064242,099
45-49歳11,2871,8366757033,187
50-54歳9,5712,5771,0908183,770
55-59歳8,7773,3211,6421,3083,670
60-64歳9,4074,6802,7342,1172,792
65-69歳11,7677,8955,0964,1763,017
70-74歳12,05210,0147,6446,0152,802
75-79歳9,79510,5397,8086,9022,173
80-84歳6,88810,2656,3846,7481,527
85歳−7,53614,8628,6139,3891,658
出典:公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2023」

上記を見ると、どのがんにおいても40代から50代にかけて罹患者数が増加することがわかる。

男女問わず罹患する可能性があるがんだけでなく、女性特有のがんに対しても手厚く保障を準備しておくことがおすすめだ。

がん保険で備えておくべき保障については、後ほど詳述する。

50代女性のがん保険加入率

2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」によると、50代女性のがん保険・がん特約への加入率は、49.2%にとどまっている。

がんは治療が長引くことで治療費の負担が重くのしかかるだけでなく、がんを原因として働けなくなってしまったり、収入が落ちてしまったりすることで生活にも影響を及ぼす可能性が考えられる。

すでに加入している保障だけで十分か改めて確認し、がん保険に加入していない方は、がんに特化した保障もあわせて準備することを検討しよう。

50代女性ががん保険で備えるべき保障内容とは

がん保険で備えるべき保障内容は、主に以下の5つだ。

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保障内容
がん入院給付金・がんで入院した際に、がん入院給付金日額×入院日数が受け取れる
がん診断一時金・初めてがんと診断された際に一時金が受け取れる
・一時金の受け取り回数、上皮内がんでも満額保障が受けられるかは要確認
がん治療給付金・がんにおける三大治療(手術・放射線治療・抗がん剤治療)を受けた月ごとに給付金が受け取れる
先進医療給付金・先進医療を受けた際に、自己負担となった技術料が給付金として受け取れる
・先進医療だけでなく、患者申出療養やその他の自由診療を保障する特約もある
女性がん給付金・女性特有のがんと診断されたとき、手術を受けたときなどに給付金が受け取れる

がんでの入院日数が短期化しているとはいえ、入院しないわけではない。そのため、入院に対する保障は用意しておいた方が安心だ。

また、診断された時点で受け取れるがん診断一時金は、その後の治療費や一時的な収入減少に対する補填などに利用できる。

加えて、退院後に通院で治療を行うケースも多いため、通院治療に備えられる特約なども付加しておくことがおすすめだ。

さらに、健康保険が適用されない先進医療や患者申出療養、自由診療に対する保障も備えておく必要がある。

がんの治療においては、これらのような高度な医療技術が選択肢に入るケースもあるからだ。

「治療費が支払えないから先進医療を受けられない」とならないよう保障を準備しておこう。

50代の女性は、女性特有のがんに罹患する割合が上昇する。

女性特有のがんになった際に上乗せで保障が受けられる特約などの付加も検討してほしい。

ここで挙げたものはあくまでも例であり、保険会社や商品によって保障内容はさまざまである。

加入前には複数の商品の保障内容や保険料を比較し、より自分にあった保険に加入するようにしよう。

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50代女性におすすめのがん保険を紹介!

50代女性におすすめのがん保険を紹介! 生命保険ナビ

ライフステージに応じて保険金額を調整する必要はあるものの、がん保険は誰しもが準備しておくべき保険だと言える。

しかしながら、年代ごとに最適な保険プランは様々で、また「50代におすすめのがん保険」と「50代女性におすすめのんがん保険」とでもそれは異なる。

ここでは、50代女性におすすめのがん保険を3つ紹介する。

  • 【ネオファースト生命】ネオdeがんちりょう
  • 【メディケア生命】メディフィットがん保険
  • 【三井住友海上あいおい生命】&LIFEガン保険Sセレクト

それぞれの商品の特徴を見ていこう。

また、いつがん保険に加入するかによって最適な保険商品は変化する。

年代別におすすめのがん保険についてまとめた記事もあるので、年代ごとに比較してみると50代で重視するべきポイントがより明確になるはずだ。

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【ネオファースト生命】ネオdeがんちりょう

ネオファースト生命が販売する「ネオdeがんちりょう」の特徴は以下の3つだ。

  • 主契約は3つの保障の中から選択できる
  • 喫煙者でない場合は保険料が安くなる
  • 女性特有のがんで手術を受けた場合に給付金が受け取れる特約がある

主契約は、以下の3つから選択できる。

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保障内容
1がん治療給付金・手術、放射線治療、抗がん剤治療を受けた月ごとに給付金が受け取れる
・何度でも受取可能
2がん放射線治療
・抗がん剤治療給付金
・放射線治療、抗がん剤治療を受けた月ごとに給付金が受け取れる
・何度でも受取可能
3がん診断給付金・がん(上皮内がんを含む)と診断された際に給付金が受け取れる
・1年に1回限度で、何度でも受取可能
・2回目以降の給付金は、がんによる入院・通院をした際に受け取れる

それぞれのニーズに応じて主契約を選択できる点は大きな特徴といえる。

1もしくは2を主契約とした場合は「自費診療上乗せ給付特則」を付加でき、それぞれの主契約の保障内容に応じた自費診療を受けた場合は、主契約の給付金の1倍または2倍が上乗せして受け取れる。

※先進医療、患者申出療養、自由診療

また、主契約は上記の3つのうちから1つだけしか選べないのではなく、組み合わせもできる。

ただし、1〜3全ての組み合わせや、1と2の組み合わせは取り扱っていないため注意しなければならない。

さらに、1年以内にタバコを吸っていない場合は、喫煙者よりも割安となった保険料で加入できるのも特徴の一つである。

喫煙者でないことを証明するために、告知の際に検査が求められるケースがある点は覚えておこう。

加えて、この商品にはさまざまな特約や特則が付加できるが、中でも女性特有のがんに対する手術を受けた場合に、給付金が受け取れる特約があるのは嬉しいポイントだ。

しかし、対象となる手術は、乳房や子宮、卵巣、卵管に対する手術や、乳房再建術などに限られている。

それだけでなく、手術の内容によって、設定した金額に対して受け取れる給付金の割合が変動する点には注意しなければならない。

長引く通院治療に備えたいのか、診断時の一時金に重点をおいて備えたいのか、それともどちらも万全に備えたいのか。

加入前に備えたいリスクを明確にしておくことで、よりカスタマイズされた保険に加入できるはずだ。

【メディケア生命】メディフィットがん保険

メディケア生命が販売している「メディフィットがん保険」の特徴としては、以下の3つが挙げられる。

  • 主契約はⅠ型またはⅡ型から選択できる
  • 治療に対してそれぞれに給付金が設けられている
  • 女性特有のがんでの手術は予防手術も保障

主契約はⅠ型もしくはⅡ型から選択できる。それぞれの主契約における保障内容は以下のとおりだ。

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主契約給付金名称保障内容
Ⅰ・Ⅱ型共通抗がん剤
治療給付金
・抗がん剤治療を受けた際に給付金が受け取れる
・ひと月に1回限度で、何度でも受取可能
自由診療抗がん剤
治療給付金
・健康保険が適用されない抗がん剤を受けた際に、
設定した給付金額の2倍の給付金が受け取れる
・ひと月に1回限度で、通算24回まで
がん放射線
治療給付金
・がんに対する放射線治療を受けた際に給付金が受け取れる
・60日に1回限度で、何度でも受取可能
Ⅱ型のみがん手術給付金・健康保険の対象となるがんに対する手術を受けた際に給付金が受け取れる
がん骨髄移植
給付金
・健康保険の対象となるがんを原因とした骨髄移植術を
受けた際に給付金が受け取れる

Ⅱ型を選択することで、抗がん剤治療や放射線治療に加えて手術に対する保障も準備可能となる。

さらに、上記の表を見ると、治療の内容に対してそれぞれ給付金が受け取れることがわかる。

他のがん保険であれば、がんにおける三大治療を受けた月に対しては、ひと月の間に何度三大治療を受けていたとしても、設定した給付金額を一度しか受け取れない。

しかし、「メディフィットがん保険」であれば、抗がん剤治療を受ければ「抗がん剤治療給付金」が、放射線治療を受ければ「がん放射線治療給付金」が、それぞれ受け取れることとなる。

加えて、女性特有のがんで対象の手術を受けた場合に給付金が受け取れる「女性がん手術特約」も付加可能だ。

この特約は、がんの治療に対する手術だけでなく、罹患後の予防手術も保障の対象となる。

※対象の手術‥‥乳房手術、子宮摘出術、卵巣摘出術

予防手術とは、例えば片方の乳房にがんが発生し、乳房切除術を受けたものの、がんが発生していないもう一方の乳房に対して、乳がん発生予防のために乳房切除術を受けるようなケースのことを指す。

予防手術に対する保障を準備している商品は少ないため、魅力的なポイントとなる。

長引く治療は出費がかさみ家計の負担となるが、手厚い保障が受けられるこのがん保険であれば、安心して治療に臨めることだろう。

【三井住友海上あいおい生命】&LIFEガン保険Sセレクト

三井住友海上あいおい生命が販売している「&LIFEガン保険Sセレクト」の特徴は以下の2つである。

  • 主契約は2つの型から選択できる
  • 3つの告知に当てはまらなければ加入できる

主契約は「ガン診断給付型」もしくは「ガン入院給付型」のいずれかから選択できる点が特徴といえる。それぞれの主契約における保障内容は以下のとおりだ。

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保障内容
ガン診断給付型・ガン(上皮内ガン)と診断された際に一時金が受け取れる
・1年に1回限度で、何度でも受取可能
・2回目以降はガンによる入院をした際に受取可能
ガン入院給付型・ガンによる入院および手術を保障
・入院5日目までは一律「ガン入院給付金日額×5」が、手術をした場合は「ガン入院給付金日額×20」が受け取れる
・何度でも受取可能

大きな金額を一時金で受け取りたいのか、繰り返す入院や手術に対してこまめに給付金が受け取りたいのかによって、主契約の種類を選ぶことが可能となる。

さらに、告知項目が3つしかない点も特徴である。

具体的な告知内容を見てみよう。

  • 今までに、ガンにかかったことがありますか。(ガンには、肉腫、白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫、上皮内ガンを含む)
  • 過去5年以内に、三井住友海上あいおい生命所定の病気(またはその病気の疑い)や初見・病状で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがありますか。
  • 過去2年以内に、健康診断・人間ドック・ガン検診のいずれかを受けて、三井住友海上あいおい生命所定の検査結果の異常(要再検査・要精密検査・要治療)を指摘されましたか。

上記の告知全てに当てはまらなければ加入できるため、持病がある方でも比較的加入のハードルが低い商品であるといえる。

この商品は、女性特有のがんに対して上乗せする特約はないものの、持病があることでがん保険の加入に不安を抱えている方にとってはおすすめの商品だ。

50代女性におすすめのがん保険の選び方

50代女性のがん保険の選び方 生命保険ナビ


がん保険を選ぶ際に注意すべき点は、以下の3つだ。

  • 現代のがん治療に沿った保障内容となっているか
  • 一時金の支払回数や上皮内がんに対しても保障が受けられるか
  • 先進医療などを受けた際にも保障が受けられるか

それぞれ解説していく。

現代のがん治療に沿った保障内容となっているか

以前まではがんは入院での治療が主流であり、入院期間は長期化するケースが多かった。

しかし、現代においては入院期間は短期化し、通院での治療が多い傾向にある。

それは医療技術の進歩によって、入院せずとも治療を受けられる環境が整ったからだ。

そのため、「もしがんになった場合は通院治療が長引く」ということを想定し、入院だけでなく通院治療に対する保障も手厚いがん保険を選択することが大切だ。

一時金の支払回数や上皮内がんに対しても保障が受けられるか

がん保険には、初めてがんと診断された際に「がん診断一時金」の保障がある商品が多い。

しかし、がんは再発する可能性もある病気であるため、再発や転移に備えて一時金が何度でも受取可能な商品に加入することがおすすめだ。

また、検診技術の進歩などによって、ごく初期の段階のがんである「上皮内がん」の状態で見つかるケースも増えてきている。

「がん診断一時金」の中には、上皮内がんと診断された場合は設定した一時金額の10%などといった制限が設けられていることもある。

上皮内がんの診断でも満額受け取れる商品は数多く存在しているため、加入する前に満額の保障が受けられるか確認しよう。

先進医療などを受けた際にも保障が受けられるか

がんの治療においては、先進医療や患者申出療養といった、技術料が全額自己負担となる治療が選択肢に含まれる場合もある。

これらの治療は、自己負担額が300万円を超えることも珍しくない。

そのため、多額の自己負担が発生する治療に対しても十分な保障が用意できているかを確認することで、治療の選択肢を狭めることなく治療に取り組めるはずだ。

50代女性におすすめのがん保険は、保障と保険料をしっかり確認しよう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、50代女性におすすめのがん保険とその選び方を解説した。

女性ががん保険に加入する際は、通院治療に対する保障だけでなく、女性特有のリスクに対しても十分な保障を準備することが重要になる。

今回紹介した商品の特徴や保険選びのポイントを参考に、自分にとって必要ながん保険を見つけるようにしてほしい。

そして、何より重要なことは、がん保険の特徴を理解し、自分自身の生活環境や経済状況、健康状態を考慮してがん保険の必要性を判断することだ。

もし、どのがん保険に入れば良いか迷ったときや見直しに少しでも不安があるときは、保険のプロに相談することも積極的に検討しよう。

一人一人の状況に合わせたアドバイスをもらうことで、あなたに最適ながん保険を見つけられるはずだ。

また、保険のプロは数多く存在するため、その中から自分にとって最適な担当者を見つけるのは難しいだろう。

その際は、個人と保険のプロをマッチングさせるサイトである「生命保険ナビ」を活用しよう。

そうすることで、自身の希望に沿った保険のプロを簡単に見つけられる。

無料で利用できるので、ぜひ活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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