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入ってはいけない生命保険会社とは?保険会社を評価する際に見るべきポイントを解説

この記事で解決できるお悩み
  • 保険会社の評判を判断するポイントがわからない
  • 生命保険に入るべきか判断する基準が知りたい
  • 生命保険を選ぶ際の注意点が知りたい

生命保険はいざという時に自分や家族の暮らしを保障してくれるもので、日本ではほとんどの人が生命保険へ加入している。

生命保険に加入する際には、できれば評判が悪い保険会社を避けたいと考えるのは当然のことだろう。

そこで本記事では、保険会社の評判を判断するポイントや生命保険に入るべきか判断する基準について解説する。

また、生命保険を選ぶ際の注意点についても解説するので、どの保険会社に入るべきか悩んでいる方は、参考にして欲しい。

目次

保険会社の評判を判断するには

保険会社の評判を判断するには 生命保険ナビ

保険会社の評判を判断する方法にはいくつかある。

最終的な絞り込みで迷ったり、商品比較だけでは決めかねたりする場合などに参考になる。

苦情件数を確認する

保険会社の評判を判断するための方法のひとつとして、苦情件数の確認がある。

各保険会社の「苦情受付情報」は生命保険協会のサイトでまとめられている。

生命保険協会のサイトには、苦情件数だけでなく、苦情の種類別の件数も集計されている。

苦情は、「新契約関係」「収納関係」「保全関係」「保険金関係」「その他」に分類されているが、苦情の内訳の詳細を見ると、より具体的な苦情内容を確認できる。

当該サイトには、契約件数や顧客数の記載もあるため、契約件数に対する苦情件数で苦情比率を求めることも可能だ。

ソルベンシーマージン比率を確認する

ソルベンシーマージン比率とは、支払余力を意味し、保険会社の財務の健全性を測ることができる。

生命保険会社は将来の支払いに備えて一定の資金(責任準備金)を積み立てなければならない。

万一、予測不可能な出来事が起こった場合でも、責任準備金で対応できるかどうかについて判断できる。

ソルベンシーマージン比率が200%を下回ると、業務改善などの早期是正措置がとられる。

また措置内容は、「100%以上200%未満」「0%以上100%未満」「0%未満」の3区分に分かれている。

実際にソルベンシーマージン比率を確認すると、2,000%を超えているなど、支払余力が高い保険会社は多い。

信用会社の格付けやオリコン顧客満足度を確認する

S&Pやムーディーズ社、格付投資情報センター(R&I)のような企業が保険会社を財務的な信用力に応じて格付けしている。

日本企業である格付投資情報センター(R&I)には、保険金支払能力のランク付けがあり、AAAからCまで9段階に区分されている。

また上位格に近い場合には+(プラス)、下位格に近い場合には-(マイナス)を付けられることもある。

自分で財務諸表を確認して分析することもできるが時間や労力がかかる。

格付け会社の格付けなら、誰でも簡単に確認できるので、保険会社選びの参考になるだろう。

またオリコン株式会社が行っている顧客満足度調査は、実際に保険に加入した人やサービスを受けた人に対して調査している。

調査対象者数は多く、保険商品の人気度を明確にしてくれる。

人気のある商品は必ずしも自分に合っているとは限らないが、最終的な絞り込みで悩んだ場合に参考にするとよいだろう。

生命保険に入るべきか判断する方法

生命保険に入るべきか判断する方法 生命保険ナビ

保険は金融商品の一種だということもあり、正確に理解するのは難しいだろう。

基本的には保険に詳しい保険募集人の説明を受けながら商品を選定する。

しかし、保険に加入するかどうか、保険料は妥当かどうかは、家計の状況をよく知っている本人しか判断できない。

そこでここでは、生命保険に入るべきかどうか、判断する方法についてまとめる。

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自分の家庭状況を考える

生命保険は将来のリスクに備えて加入する。現在の収入の一部を将来に回すため、現在の状況分析が重要となる。

将来のリスクを想定できたとしても、今現在を生きていかなければならない。

家庭や家計に余裕がなければ、将来に備えるのは難しい。現状を考慮せず将来に備えると、今の生活が成り立たなくなる。

生命保険に加入しなければ不安に感じるかもしれないが、現状を踏まえることを前提としよう。

貯蓄状況と将来かかる費用を計算して比較する

生命保険は将来に備えて保険料を支払うが、どのようなリスクが発生するかはわからない。

基本的には貯蓄できる余裕を持ちつつ、余裕資金の一部を生命保険に充てるのがよいだろう。

食費や水道光熱費のように、保険料も絶対必要な支出と考えてしまうと、貯蓄ができなくなる可能性もある。

将来のリスクを金銭換算するのは難しいが、死亡保障であれば、子どもが独立するまでの生活費、学資保険であれば教育費などが目安になる。

医療保険やがん保険については、疾病の種類や症状によって医療費負担は変わってくるため、統計データなどをもとに検討する。

また保険は万能ではない。医療保険であっても対象となる疾病でなければ給付金を受け取れないし、手術をしなければ手術給付金を受け取れない。

そのため、基本的には現在の貯蓄と貯蓄計画をもとに、貯蓄ではまかなえない部分を保険でカバーする。

公的保障が受けられる状態か確認する

基本的に、公的医療保険(健康保険など)や公的年金、労災保険などの社会保障制度がある。

何らかのリスクが発生した際には、公的保障を受けられるため、生命保険に加入していなくてもある程度の支援を受けられる。

公的社会保険は、100%保障されるわけではない。

健康保険では医療費の3割負担、公的介護保険では原則1割負担、傷病手当金は給与の3分の2支給など、制度によって負担割合は異なる。

生命保険を選ぶ際の注意点

生命保険を選ぶ際の注意点 生命保険ナビ

生命保険を選ぶ際の注意点をまとめる。

保険選びでは、さまざまな情報を参考にしながら、自分に合った商品を見つける。

その際には、ここで紹介する注意点も参考にしていただきたい。

受け取り方法をどうするか決めておく

生命保険を検討する際には、保険料や加入方法、告知書の内容などを確認するとよいだろう。

このとき、保険金や給付金の受け取り方法なども確認しておきたい。

保険金や給付金について、申請してから受取までの期間が短いほど役に立つ。

保険を利用する状況では、金銭的な支援が必要となっているため、受け取り方法や受け取るまでの期間も重要となる。

複数の保険会社を比較しておく

生命保険を選ぶ際には、複数の保険会社を比較したほうがよい。

保険には、死亡保険や医療保険、学資保険、個人年金保険などがあるが、すべての商品について保険料が安い保険会社はない。

つまり、死亡保険はA社、医療保険はB社、個人年金保険はC社のように言いとこ取りすると保険料の負担を軽減できる。

また生命保険を比較する際には、条件を同一にしなければ、優劣を判断できない。

しかし、保険会社によっては自動的に特約が付帯されている場合など、条件を揃えられないこともある。

ただ、極力似たような保障内容で比較しなければ適切に判断できないため、保障内容を十分確認したうえで比較・検討しよう。

免責事項があるか確認しておく

生命保険には、免責事項が設けられていることがある。

たとえば、がん保険では、加入から90日(または3ヶ月)間は保障されない商品が多い。

がんに罹患している状態でがん保険に加入している可能性があるためだ。

また酒気帯び運転でケガをした場合の医療保険や保険金目的で故意に事故・事件を起こした場合なども免責事項となる。

免責事項に該当すると保険金や給付金は支払われないため、検討する際に確認しておこう。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、保険会社の評判を判断するポイントや生命保険に入るべきか判断する基準について解説した。

保険会社の評判を確認するには、苦情件数や会社の支払い能力を表すソルベンシーマージン比率を見るべきだ。

また、評判を確認した上で、自分が本当に生命保険に入るべきか、家庭や経済状況を考慮して判断するべきだろう。

さらに、実際に生命保険を選ぶ際には生命保険の受け取り方法や免責事項の確認も必要になる。

本記事を理解しただけでは、どの生命保険に入るべきかわからないという人は保険のプロに相談することも検討しよう。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに必要な生命保険を的確に選択することができるはずだ。

ただ、保険のプロは数多く存在し、自分にとって最適な担当なのかをすぐに見定めるのは難しい。

そんな時は、マッチングサイトである「生命保険ナビ」を使えば、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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