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70代におすすめの医療保険とは?高齢者でも加入できる保険と加入時の注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 70代でも入れるおすすめの医療保険が知りたい
  • 70代が医療保険で備えるべき保障内容が知りたい
  • 70代が医療保険に加入する際に気を付けるべきポイントが知りたい

70代になると、持病や既往歴がある方が増え、医療保険に加入することは難しいのではと考える方も多いだろう。

事実、加入条件は厳しくなり、若い時に比べると保険料が高くなる傾向にある。

しかしながら、健康リスクの高まりと医療費負担への備えとして、医療保険を活用したいと感じている人もまた多いはずだ。

そこで本記事では、70代における医療保険の必要性や高齢者でも加入できるおすすめの医療保険、さらに加入する際の注意点について解説していく。

医療保険で万一の備えを充実させたいという70代の方には、ぜひ参考にしてほしい。

目次

70代における医療保険の必要性

70代における医療保険の必要性 生命保険ナビ

70代における医療保険の必要性について考える。

まずは70代において、公的医療保険がどのようになるかを理解したい。

2023年現在の仕組みでは、75歳になるとそれまでの健康保険制度に代わり、後期高齢者医療制度に加入することになる。

それまで国民健康保険、協会・組合健康保険など職種により複数に分かれていた公的医療制度は、以下のようにひとつの仕組みに集約することになる。

後期高齢者医療制度とは?

後期高齢者医療制度とは、財源をほかの医療制度から独立させ、収入に応じて保険料負担を設定するものだ。

現役の公的保険財源から負担されている仕組みだが、詳しくは割愛する。

後期高齢者医療制度における、被保険者の自己負担割合について見ていこう。

現役並みの所得がある方3割
一定以上所得がある方2割
一般所得者1割

上記表の「一定の所得」とは、年金収入+その他の合計所得金額が単身世帯で200万円以上、複数世帯で320万以上の方を指す。この場合、医療費の自己負担が2割となる。

対象者には2022年9月の時点で通知が送られている。75歳を迎えた方は国保や健康保険のような脱退・加入手続きは不要だ。

ただ年齢差のある夫婦は1人が後期高齢者制度、もう1人が国保というケースも考えられ、把握の難しい面もある。

後期高齢者医療制度を踏まえたうえでの70代と医療保険

70代の人が医療保険を考えるにあたっては、ここまでお伝えした後期高齢者医療制度において、自分自身の自己負担率が1割・2割・3割のいずれなのかを踏まえ、必要性を考えたい。

一方で重篤な病気やケガに関しては、高額医療制度を活用することができる。

1カ月以内に一定以上の医療費がかかった際には自己負担上限が設けられる。このことも踏まえて、適切な医療保険への加入を考えたい。

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70代で医療保険が不要な方とは

後期高齢者医療制度と高額療養費制度を活用したうえで、残る自己負担を預貯金などの資産で対処できるかどうかが、70代における医療保険の必要性と考えるポイントとなるだろう。

資産によっては医療保険を不要と考える人も多いが、70代を過ぎると突然重めの病気に罹患する可能性は十分になる。

基本的には万が一のことを考え、適切な医療保険に加入するべきだろう。

70代でも加入できる!おすすめの医療保険を紹介

70代でも加入できる!おすすめの医療保険を紹介 生命保険ナビ

70代で医療保険を検討する際、どのような保険に加入すればいいのだろうか。

70代になってから医療保険に入ろうはリスク

前提として、医療保険は持病があると加入することができない。

また加入年齢によって、保険料が高くなってしまう。

そのため70代の保険加入を検討する場合は、70歳になってから加入するのではなく、早めに加入して70代を迎えるということを意識したい。

いざ70代を迎え、加入できないことによるリスクは避けたい。そのうえで以下の3つの医療保険を見ていこう。

(オリックス生命)キュア・ネクスト

七大生活習慣病に強い保険だ。

七大生活習慣病とは三大疾病(がん・心疾患・脳疾患)に加え、糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎臓病が対象だ。

キュアネクストではこれらの疾病に対し、支払日数を拡大して保障する。

また入院の有無にかかわらず、約1,000種類の手術を保障する。

先進医療を受けたときの技術料を2,000万円まで支払のうえ、一時金の給付対象にもなる。

万が一の死亡保障特約(無解約返戻金型)を付加することもできるのが特徴だ。

申込可能年齢は80歳までであり、一生型の終身型のため、申込年齢が早いほど保険料が安くなる。

(メディケア生命)メディフィットA

ニーズに合わせて自由にカスタマイズできる保険だ。

がんや通院の備えなど、オプションで臨機応変に保障を整備することができる。

後期高齢者制度の適用になって自己負担が変わったタイミングなどで、特約やオプションを見直すことが可能だ。

がん保障ではがんの前段階とされる上皮内がんも保障対象となるため、初期治療の医療費をカバーすることもできる。

主契約の契約は85歳まで可能だ。

(アフラック生命) EVERシンプル

既に医療保険に加入している方に対して、特約や最新の医療などのプラスワンを実現する医療保険だ。

三大疾病特約や先進医療、女性疾病に対応することができる。フルスペックの医療保険は必要なくとも、後期高齢者医療制度プラス先進医療保障という形も実現することが可能だ。

これらの医療保険をはじめ大半の医療保険には、持病のある方向けの保険(引受緩和型・無告知型)がある。

そのため70代で医療保険のニーズがあった場合、10数年前のように「健康でなくては加入できない」ということは無くなりつつある。

一方で引受緩和型は一般の医療保険に対して保険料が高くなる。

一方で何も医療保険に加入しないよりは、引受緩和型でも加入しておいた方がいい。

多くの医療保険は掛け捨てだが、万が一の病気やケガの際、それまでの払込保険料総額よりも高い保険金を受け取れるレバレッジ効果がある。

持病があるからと保険を回避して多額の現金負担に直面するよりも、その時に医療保険がもたらす保険金に期待したい。

このように、「いつ医療保険に入るか」によって最適な保険商品は変わる。

年代別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくと、より70代の加入者が重視するべきポイントが理解できるはずだ。

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70代が医療保険に加入する際の注意点

70代が医療保険に加入する際の注意点 生命保険ナビ

70代が医療保険に加入する際の注意点を考えてみよう。

保障内容はどうすべきか

70代になると三大疾病のリスクをはじめ、さまざまな病気と向き合わなくてはならない。

いざ病気に罹患したときに医療保険の対象外とならないように、常に適切な医療保険を見直すようにしたい。

更新や特約の付加により保険料は増額するが、万が一のことを考えると、常にある程度手厚い医療保険に加入しておいた方がいいだろう。

70歳を超えて持病も何もないという人はあまりいないかもしれない。

だからこそ、それまでの傾向から自分に必要と考えられる保障を顕在化し、医療保険で備えることができるともいえるだろう。

高齢者向けの医療保障やカスタマイズ型の医療保障を検討し、自分にとって最適な保障を見つけたい。

たとえば「脳梗塞など入院が長引いたときの医療費をカバーしたい」という場合は、入院給付金の支払日数が60日より無制限のものがいい。

先ほどご紹介したオリックス生命などは、三大疾病の入院保障が手厚い保険の代表格といえるだろう。

また医療保険は支給事由が発生したのち、すぐに受け取ることができる。

70代以降になると現金ではなく、証券や不動産などの資産ポートフォリオで次代に繋げる準備をしている人も多い。

急に医療費が必要といわれたときのために、民間の医療保険を活用するのも賢い方法といえるだろう。

公的医療制度を理解する

前項にて75歳からの後期高齢者医療制度と高額療養費制度を解説した。

後期高齢者のはじまる74歳までは国民健康保険に加入する人が多かったが、近年は職場の定年延長、またはシニアワークの拡大などで健康保険に加入継続する人も増加している。

社会保険であれば傷病手当金がある点など、国民健康保険とは異なる部分を理解したい。

自分自身や家族がどのような公的医療を受けられるのかを踏まえて、最適な医療保険を検討したい。

払込特則を活用する

払込特則は保険加入後、三大疾病など特定の病気に罹患した場合に、以降の保険料負担を無くすものだ。

保険料の負担を無くし、病気の治療に集中することができる。

特約保険料の負担がそれほど高くはない払込特則も多いので、医療保険を検討する際は必ずチェックするようにしたい。

定期的に保険のスペシャリストに相談したい

ライフプラン別に保険の見直しが必要とわかっても、複雑な医療保険の保障内容を理解することは難しい。

特に後期高齢者制度は健康保険制度がどのように変わるかわかりにくいため、専門家の力を借りたいところだ。

保険のスペシャリストである募集人は、保険の知識のみならず、公的保障や70代以後のリスク管理にも精通している。存分に活用したい存在だ。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、70代における医療保険の必要性や高齢者でも加入できるおすすめの医療保険、さらに加入する際の注意点について解説した。

70代を迎えると、病気を発症するリスクは一段と高まる。万一の際の備えとして医療保険が果たす役割は大きいと言えるだろう。

また、ライフステージの変化によって必要な保障内容を見直すことも必要だ。

しかし、加入条件が厳しくなったり、若年層と比較して保険料は高額になる点には注意したい。

今回紹介したおすすめ商品や加入時の注意点を参考に、あなたに合った医療保険を見つけていこう。

このように、何より大切なことは必要な保障内容を満たしているか、保険料や公的医療保険とのバランスを考慮しながら保険を選ぶことだ。

そのため、どの保険に入るべきかの判断に少しでも疑問や不安があれば、保険のプロに相談することも積極的に検討してほしい。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに必要な保険を的確に選択することができるはずだ。

また、保険のプロは数多く存在し、その中から自分にとって最適な担当を見つけるのは難しいだろう。

そんな時はマッチングサイト「生命保険ナビ」を使えば、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、ぜひ活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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