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【糖尿病でも入れる生命保険】保険の特徴や加入時の注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 糖尿病でも加入できる生命保険があるのか知りたい
  • 糖尿病で生命保険に加入する保険を選ぶポイントが知りたい
  • 糖尿病で生命保険に加入する際の注意点がわからない

糖尿病は日本人にとって身近な生活習慣病の一つである。発症した時に備えて生命保険を利用したいと考える人も多いだろうが、発症してから加入することは難しい。

ただ、加入条件が緩い保険であれば加入できる可能性もある。そこで本記事では、糖尿病の方でも加入できる生命保険の特徴と利用する際の注意点について解説する。

また、加入する保険を選ぶポイントについても解説するので、糖尿病でも加入できる生命保険を探しているという人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

糖尿病でも加入できる生命保険とは

糖尿病でも加入できる生命保険とは 生命保険ナビ

「糖尿病と診断されたけど、生命保険に加入していない…」という状況になると、これから先の医療費に不安を感じる人も多い。

ここでは、糖尿病や〈糖尿病でも加入できる2種類の保険〉について解説していくので、治療を安心して続けるために1つ1つ学んでいこう。

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糖尿病=向き合い続けなければならない病気

糖尿病とは、糖を細胞に取り込むために必要なインスリンが、本来の働きができなくなることにより、血液中の糖が増えてしまう病気のことだ。

血糖値が高い状態が続いてしまうと、血液がドロドロになり、血管が傷付くなどのダメージを負ってしまう。

糖尿病の三大合併症を発症する確率が高いこともあり、正しい治療を適切な頻度で続けていくことが非常に重要である。

糖尿病の三大合併症
  • 糖尿病網膜症

自覚症状がないため進行に気付きにくく、最終的に失明してしまうこともあり、国内の失明原因第2位の病気だ。

定期的な検査を行っていない人・違和感を感じてから来院した人などが、失明してしまうケースが多いため、自覚症状がなくても定期的に検査をする必要がある。

  • 糖尿病性腎症

こちらの病気も、比較的自覚症状がない病気のため、発症(進行)を予防するためにも定期的な検査や血糖コントロールが非常に重要である。

腎臓が弱まってしまうため人工透析が必要になり、週に3回(1回4時間)の頻度で人工透析を行わなければならなくなるのだ。

参考:井口病院「人工透析の最適な頻度は?週2回に減らした場合の体への影響も解説 | 井口病院」

  • 糖尿病性神経障害

糖尿病を発症すると、末梢神経(手足の感覚をつかさどる神経)にダメージを受けてしまうことがある。手足がしびれる・痛みの感覚が鈍くなるなどの症状が出るため、ケガをしても痛みを感じないケースも少なくない。

痛みの感覚が鈍くなっていることが原因でケガにすぐ気付けず、感染症を引き起こしてしまい、最悪の場合は足を切断しなければならない可能性も出てくるのだ。この障害は自覚症状があるため、早めに医師に相談する必要がある。

このように、糖尿病はさまざまな合併症の危険があり、自覚症状がないケースも多い。

そのため、「定期的な医師の検査や診察」「医師にすぐ相談できる環境作り」が非常に大切なのだ。

糖尿病は、1度発症してしまうと病気と付き合っていく必要があるため、生命保険に加入すると前向きに治療に挑めるだろう。

下記では糖尿病を発症していても加入できる保険を2種類紹介していくので、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。

引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険とは、通常の保険に比べると〈告知項目が少ない〉ため、持病がある人でも加入できる可能性が高い保険のことを指す。

終身型と定期型の2種類から選べるため、保険に加入する目的に合わせて選ぶことが可能だ。

代表的な告知項目
  • 現在:入院しているかどうか
  • 最近3ヶ月以内:入院・手術・先進医療を医師にすすめられたことがあるか
  • 過去2年以内:入院・手術を受けたことがあるか
  • 過去5年以内:診察・検査・投薬・治療を医師から受けたことがあるか など

このような内容が代表的な告知項目であり、保険会社によって質問内容は変わるため注意しよう。

持病があったとしても、通常の保険と同様に入院や手術などで給付金を受け取れるので「これからのリスク」にもしっかりと備えられるのだ。

引受基準緩和型保険の最大の魅力は、「以前患ったことがある病気」や「現在患っている病気が悪化したケース」でも保険金を受け取れる保険が多いポイントだと言える。

特約を付帯したいと考えている場合、告知項目が増える可能性があるため、加入する際はしっかり確認しておくといいだろう。

無選択型保険

無選択型保険とは、生命保険に加入するときに必要となる〈告知・医師の診査〉が不要の保険のことを指す。

そのため、通常の保険や引受基準緩和型保険に加入が難しい人に適した保険だと言える。

通常の保険は、健康状態や過去の病歴などを告知、もしくは医師の検査をしなければならないが、そのような告知が不要なのは持病(既往歴)がある人にとって助かる保険だ。

そのため、通常の保険・限定告知型保険・引受基準緩和型保険以外の選択肢が見つからない場合、無選択型保険を選ぶという人が多い。

無選択型保険は終身保険は選べず、定期型のみの提供となる。

保障期間が終われば更新をしなければならないため、更新のたびに保険料が上がっていくので覚えておこう。

通常の生命保険と同様に、入院や手術で給付金を受け取ることができるため入院などのリスクに備えられる。

しかし、保険始期日を含めて91日目から保障を受けられるようになるため、契約してもすぐに保障を受けられないのだ。

  • ケガの保障は上記期間関係なく受けられる

今まで患ったことのある病気が悪化した場合、他の保険とは違い保障されない保険なので「保障されると思っていたのに…」とならないよう気を付けよう。

他にも、保険料の上限が低い・免責事由の幅が広いなどのさまざまな条件があるため、1つ1つ丁寧に保障内容を把握した上で保険に加入する必要がある。

免責事由とは?・・・保険会社が決めた条件に当てはまる場合、保険金を受け取れないことを指す

糖尿病でも加入できる生命保険に入る際の注意点

糖尿病でも加入できる生命保険に入る際の注意点 生命保険ナビ

通常の保険と比べ、糖尿病でも加入できる保険には事前に知っておくべき注意点がある。

「こんなはずでは…」とならないためにも、詳しく説明していくので1つ1つ学んでいこう。

毎月の保険料が割高になりやすい

引受基準緩和型保険や無選択型保険は、持病などの健康状態に自信がない人でも加入できる保険であるため、毎月の保険料が通常の保険料に比べると割高になりやすい。

そのため、保険料を継続して払える保険を選ぶことが重要だ。もしものシーンに備えて、手厚いサポートを受けられる保険に魅力を感じる人も多いだろう。

しかし、保険料の価格に不安を感じる人は、保障内容がシンプルな保険も比べてみるといい。

家族構成や年収などから「どこまでの保障を求めたいかな?」と考えることで、自分が望む条件が見えてくるため、しっかりと考えてみることをおすすめする。

現在は独身であっても、「数年後結婚していたら払えるかな?」と具体的にイメージするとさらにいい答えを導き出せる。

また、「加入できるか分からないし、はじめから無選択型保険にしよう」と決めないようにしよう。

なぜなら、無選択型保険は、引受基準緩和型保険よりも保険料が高いため注意が必要だからだ。

保険金が支払われない時期を確認しておく

保険内容によって内容は異なるが、一定期間(支払削減期間)中は満額の保険金を受け取れない種類の商品もあるのだ。

そのため、もしものシーンに備えて「保険金が支払われない時期」を確認しなければならない。

例えば、「保険を契約してから1年間は保険料を満額受け取れない」「保険を契約してから2年間は死亡しても保険金が支払われず、今まで支払った保険料が返還される」などがある。

上記で紹介した通り、無選択型保険は加入してから90日間は「病気」の保障は受けられないので注意しよう。

告知漏れのないように準備する

通常の生命保険や引受基準緩和型保険では、「告知義務」があるため、申告漏れがないように慎重に準備する必要がある。

告知義務とは、現在の健康状態や今までの病歴などを偽りなく保険会社に申告することを指す。

プランなどによっては、保険会社に指定された医師の検査を受けなければならない。

「この質問に正直に答えると、保険に加入できなくなってしまう…」と思い、偽りの情報を記入した場合は告知義務違反とみなされてしまうのだ。

告知義務違反を行うと、保険の契約が解除され、保険金などを受け取れなくなる。

そのため、保険会社から受けた申告書の質問などは正しく記入しなければならない。

「うっかり間違えてしまった」などのケースでも告知義務違反に該当する可能性があるので丁寧に書いていこう。

「あれ?どうだったかな?」と記憶を思い出せず適当に記入せずに、確認できるものを事前に用意してから記入していくのが理想的である。

糖尿病の方でも入れる生命保険を選ぶ際のポイント

では、糖尿病の方が生命保険を選ぶ際のポイントを紹介していくので、保険を選ぶ際に参考にしてほしい。

1つだけではなく、さまざまな保険を見比べることでベストな保険に出会えるので、複数の保険を調べてみよう。

なお、持病のある方に向けた保険加入のポイントについては以下の記事でも解説している。適宜参考にしていただきたい。

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糖尿病以外の病気にも備えられる保障内容かを確認する

人生100年時代と言われているからこそ、「糖尿病以外の病気にも備えられる保障内容か」をしっかりと確認しておくといいだろう。

年齢を重ねるほど、生命保険は「終身型」「掛け捨て型」問わず保険料が高くなる傾向にある。

そのため、なるべく早めに保険に加入する方が保険料を抑えられるのだ。

生命保険に加入しなければならないタイミングになったからこそ、少しでも保険料を抑えられるうちに将来のために自分に適した保険を選ぶといいだろう。

「糖尿病と向き合うために保険に加入したい」と考えていると、その目的にフォーカスしてしまうが、冷静に「将来、いろいろなリスクに備えられる方がいいよね」と複数の保険を比較していくといい。

しかし、持病がある状態で生命保険を1人で選ぶことに不安を感じる人も少なくない。

そのような人は、保険の専門家に相談してみることをおすすめする。

自分に合った保険の専門家と出会えれば、「本当に必要な保障に適した保険料」の保険を提案してもらうことが可能になる。

もし、自分にベストな保険の専門家と出会いたいと考えている人は、「生命保険ナビ」に登録してみてはいかがだろうか。

生命保険ナビは、さまざまな保険の専門家と相談者をマッチングするサイトで、無料で利用できるため試してほしい。

入院や手術以外にも通院保障があるか確認する

多くの生命保険は、入院や手術に対して保険金を受け取ることができる。

しかし、糖尿病は向き合っていかなければならない病気のため、「通院保障があるかどうか」というポイントは非常に重要である。

糖尿病は、血糖コントロールをしなければならないため、通院間隔が空きすぎると悪化してしまうケースがある。そのため、医師と決めた間隔で通院するのが重要だ。

「今月は金銭的に余裕がないからな…」と後回しにしてしまわないよう、通院保障のある生命保険かどうかは確認しておくといいだろう。

医師の指示や治療などを適切なペースで受け、日々を笑顔で楽しめるよう、病気と向き合える環境を作っていくのが理想的である。

保障内容と保険料のバランスを確認する

生命保険には、「これがあれば安心できる」と感じられる手厚いサポートや、「この保障内容なら、付帯させたい!」と思う特約がある。

そのため、「あれもこれも保障を受けられるようにしておきたい!」と考えてしまうだろう。

しかし、保険に加入する前に冷静になって考え直してほしい。

なぜなら、手厚いサポートや複数の特約を付帯させるとなると、保険料が高額になるためだ。

もしものシーンに備えているつもりが、自分の生活を苦しくしてしまう可能性があるので、本当に必要な保障か考えるといいだろう。

日本は公的保険が整っているため、「公的保険を適用すると〇万円になるから、いくら民間保険でカバーしよう?」と計算していくと必要な保障内容が見えてくる。

他にも、公的保険でカバーできないベッド代の差額や食事代などを民間保険でカバーするように選んでいくといい。

手厚いサポートを受けられる保険があれば安心して日々を過ごせるが、保険料が高額になり払い続けられず解約すると損をしてしまう。

そのため、「この保険料は〇年後も払い続けられるかな?」と何度も考えよう。

糖尿病でも入れる生命保険を選ぶには、加入目的と保険料のバランスを考えよう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、糖尿病の方でも加入できる生命保険の特徴と利用する際の注意点について解説した。

また、加入する保険を選ぶポイントについても解説を行った。糖尿病の方でも加入できる保険はいくつかある。

ただ、費用が割高になりやすく、告知の条件も厳しい傾向にあるので、条件は事前に確認しておく必要がある。

加入するべきかの判断が難しいと感じる人は、保険のプロに相談することも検討しよう。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、加入の必要性やあなたに必要な保険を選択することができるはずだ。

ただ、生命保険のプロは数多く存在し、自分にとって最適な担当なのかを見極めることは難しい。

そんな時はマッチングサイトである「生命保険ナビ」を使うことで、自身の条件に合った保険のプロを見つけ、適切な相談ができる。

無料で利用できるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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