- FXで初心者が比較しやすい通貨ペアを知りたい
- 取引量が多い通貨ペアやトレンドが出やすい通貨を知りたい
- 値動きが激しい通貨ペアのリスクを理解したい
FXでは、どの通貨ペアを選ぶかによって、値動きの大きさ、情報の集めやすさ、スプレッド、スワップポイント、取引しやすい時間帯が変わる。
結論からいうと、初心者はまず米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)など、取引量が多く情報を追いやすいメジャー通貨ペアから検討するのが現実的だ。
一方で、英ポンド/米ドルや新興国通貨ペアは値動きが大きく、利益を狙える局面がある反面、損失も拡大しやすい。スワップポイントを狙う場合も、為替差損やスワップ支払いのリスクを必ず確認する必要がある。
本記事では、FXの通貨ペアを目的別に整理し、初心者が比較しやすい通貨ペア、取引量が多い通貨ペア、比較的値動きが落ち着きやすい通貨ペア、ハイリスク・ハイリターンを狙う通貨ペアを解説する。
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FXのおすすめ通貨ペアは目的別に選ぶ
FXの通貨ペア選びでは、「おすすめ」とされる通貨をそのまま選ぶのではなく、自分の取引目的に合っているかを確認することが大切だ。
初心者が最初に見るべきポイントは、以下の5つである。
| 選び方の軸 | 確認すること | 通貨ペアの例 |
|---|---|---|
| 情報の集めやすさ | 経済指標や金融政策のニュースを追いやすいか | 米ドル/円、ユーロ/米ドル |
| 取引量・流動性 | 市場参加者が多く、スプレッドが広がりにくいか | ユーロ/米ドル、米ドル/円 |
| 値動きの大きさ | 短期売買で値幅を狙えるか、損失も許容できるか | 英ポンド/米ドル、新興国通貨 |
| スワップポイント | 受け取り・支払いの両方を確認する | メキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランド関連 |
| 取引コスト | スプレッド、約定力、取引時間帯を確認する | FX会社ごとに異なる |
通貨ペアを選ぶ際に特に参考になるのが、国際決済銀行(BIS)の外国為替取引量データだ。BISの2025年4月調査では、店頭外国為替市場の1日平均取引高は9.6兆米ドルとなり、通貨ペア別では米ドル/ユーロ(一般的なFX表記ではユーロ/米ドル)、米ドル/円、米ドル/人民元などが上位に入っている。
ただし、取引量が多いから必ず勝ちやすいわけではない。取引量は、あくまで流動性や情報量、取引コストを判断するための材料のひとつとして使おう。
初心者が比較しやすいFXのおすすめ通貨ペア3選
FX初心者は、まず情報量が多く、経済指標や金融政策を追いやすい通貨ペアから始めるとよい。
ここでは、米ドル/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルの3つを紹介する。
米ドル/円(USD/JPY)|日本語で情報を追いやすい初心者向け候補
米ドル/円は、日本人投資家にとって最も情報を追いやすい通貨ペアのひとつだ。BISの2025年4月調査では、米ドル/円の通貨ペア別シェアは14.3%で、世界でも取引量の多い通貨ペアに位置づけられている。
米ドル/円を見るときは、主に以下の材料を確認したい。
- 日本銀行(日銀)と米連邦準備制度(FRB)の金融政策
- 米国雇用統計、CPI、GDP、小売売上高などの主要指標
- 日米金利差
- 円安・円高に関する政府や当局の発言
日本語のニュースや解説記事が多いため、初めて通貨ペアを選ぶ際の候補になりやすい。ただし、米国の重要指標や金融政策発表の前後は大きく動くことがあるため、低リスクという意味ではない。
ユーロ/米ドル(EUR/USD)|世界で取引量が多くコストを比較しやすい
ユーロ/米ドルは、世界で最も取引量が多い通貨ペアとして知られている。BISの2025年4月調査では、米ドル/ユーロ(BIS表記)の通貨ペア別シェアは21.2%だった。一般的なFX会社では、ユーロ/米ドル(EUR/USD)と表記されることが多い。
ユーロ/米ドルは、米国とユーロ圏の金融政策や経済指標に反応しやすい。特に、FRBと欧州中央銀行(ECB)の政策金利、米国雇用統計、ユーロ圏CPIなどは確認しておきたい。
取引参加者が多いため、スプレッドが相対的に狭くなりやすい通貨ペアでもある。短期売買やスキャルピングを検討する場合も、まず候補にしやすい。
ただし、米国と欧州の経済イベントが重なると値動きが大きくなる。イベントカレンダーを確認し、発表直後の急変に注意しよう。
豪ドル/米ドル(AUD/USD)|資源価格や米豪金利差も確認したい
豪ドル/米ドルは、豪州経済と米国経済の両方の影響を受ける通貨ペアだ。BISの2025年4月調査では、米ドル/豪ドル(BIS表記)の通貨ペア別シェアは4.9%だった。
豪ドルは、豪州の輸出、資源価格、投資家のリスク選好、豪州準備銀行(RBA)の金融政策などの影響を受けることがある。米ドル側では、FRBの政策金利や米国の経済指標も重要だ。
原稿では資源価格との関係が強く書かれていたが、豪ドル相場は資源価格だけで決まるわけではない。資源価格、米豪金利差、中国経済、株式市場のリスク選好などを複合的に確認しよう。
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FXで取引量が多いおすすめ通貨ペア
取引量が多い通貨ペアは、市場参加者が多く、比較的情報を集めやすい。大きなロットで取引する場合や、スプレッドを重視する場合は、取引量も確認したい。
ただし、取引量の多さは利益の出やすさを保証するものではない。ここでは、取引量が比較的多い通貨ペアの例として、英ポンド/米ドル、米ドル/スイスフラン、ニュージーランドドル/米ドルを整理する。
英ポンド/米ドル(GBP/USD)|値幅を狙いやすいが急変にも注意
英ポンド/米ドルは、BISの2025年4月調査で米ドル/英ポンド(BIS表記)の通貨ペア別シェアが7.6%となっている。取引量が多い主要通貨ペアのひとつだ。
英国と米国の金融政策、インフレ指標、雇用統計、政治ニュースなどに反応しやすく、短期的に値幅が出る局面がある。
そのため、デイトレードや短期売買の候補になる一方で、損切り幅を広めに取る必要が出ることもある。初心者がいきなり大きなロットで取引するのは避けたい。
米ドル/スイスフラン(USD/CHF)|リスク回避局面の動きも確認する
スイスフランは、安全通貨と呼ばれることがあり、相場環境によってはリスク回避の資金が向かうことがある。BISの2025年4月調査では、米ドル/スイスフランの通貨ペア別シェアは4.9%だった。
米ドル/スイスフランは、米国とスイスの金利差、米国の金融政策、スイス国立銀行(SNB)の政策、リスク回避の動きなどを見ながら取引する通貨ペアだ。
比較的落ち着いた値動きになる局面もあるが、リスクイベントや金融政策発表では急変することがある。低リスクと決めつけず、損切りルールを決めておこう。
ニュージーランドドル/米ドル(NZD/USD)|流動性とスプレッドを確認したい
ニュージーランドドル/米ドルは、BISの2025年4月調査で米ドル/ニュージーランドドル(BIS表記)の通貨ペア別シェアが1.2%となっている。
ニュージーランドドルは、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の金融政策、乳製品価格、リスク選好、米ドル側の材料などの影響を受けることがある。
米ドル/円やユーロ/米ドルに比べると、FX会社によってスプレッドや流動性に差が出やすい場合がある。取引前に、利用するFX会社のスプレッド、スワップポイント、取引時間帯を確認しよう。
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比較的落ち着いた運用を検討しやすいFX通貨ペア
FXで「安定運用」という表現を使う場合でも、元本保証や低リスクを意味するわけではない。ここでは、リスク回避局面で買われやすい通貨や、主要通貨同士の組み合わせとして、比較的落ち着いた値動きを期待して検討されることがある通貨ペアを紹介する。
米ドル/スイスフラン(USD/CHF)|リスク分散の候補
米ドル/スイスフランは、世界の基軸通貨である米ドルと、安全通貨とされることがあるスイスフランの組み合わせだ。
地政学リスクや市場不安が高まる局面では、スイスフランが買われることがある。一方、米ドルも世界的に流動性が高い通貨であるため、リスク分散の候補として見られることがある。
ただし、SNBの金融政策や米国金利の変化によって急変することもある。長期保有する場合は、スワップポイントの受け払いも確認したい。
ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)|欧州材料に反応しやすい
ユーロ/スイスフランは、欧州圏の主要通貨であるユーロと、スイスフランの組み合わせだ。
欧州中央銀行(ECB)とスイス国立銀行(SNB)の金融政策、欧州の景気や政治リスクが値動きに影響しやすい。
一見すると落ち着いた値動きに見える局面でも、中央銀行の政策変更やリスクイベントで大きく動くことがある。レンジ相場を狙う場合でも、政策発表日や重要指標は確認しておこう。
スイスフラン/円(CHF/JPY)|安全通貨同士でも急変はある
日本円とスイスフランは、どちらもリスク回避時に買われることがある通貨として知られている。国内FX会社では、スイスフラン/円(CHF/JPY)として取り扱われることが多い。
安全通貨同士の組み合わせだからといって、必ず値動きが小さいとは限らない。日銀とSNBの政策、金利差、リスク回避の強弱によって大きく動くこともある。
長期保有を考える場合は、スワップポイント、スプレッド、取引量、約定しやすさを確認してから取引したい。
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ハイリスク・ハイリターンを狙うFX通貨ペア
値動きが激しい通貨ペアは、短期的に大きな値幅を狙える一方、損失も拡大しやすい。特に新興国通貨は、政治情勢、資源価格、金利、流動性、スプレッドの影響を受けやすい。
ここでは、米ドル/メキシコペソ、米ドル/トルコリラ、米ドル/南アフリカランドを例に、確認すべきポイントを整理する。
米ドル/メキシコペソ(USD/MXN)|スワップと為替差損をセットで見る
米ドル/メキシコペソは、金利差や米国・メキシコの経済情勢、資源価格、米国との貿易関係などに影響を受ける通貨ペアだ。
金利差がある局面では、スワップポイントを意識した取引が行われることがある。ただし、スワップポイントはFX会社や売買方向によって受け取りにも支払いにもなる。
為替差損が大きくなれば、スワップ益を上回る損失が出る可能性がある。スワップ狙いであっても、損切りラインとレバレッジ管理を必ず決めておこう。
米ドル/トルコリラ(USD/TRY)|急変リスクを強く意識する
米ドル/トルコリラは、トルコの金利、インフレ、政治情勢、中央銀行の政策などに大きく影響される通貨ペアだ。
高金利通貨としてスワップポイントを意識されることがあるが、通貨下落リスクが大きい局面では、スワップ益より為替差損が上回ることがある。
初心者がいきなり大きなロットで取引するには向きにくい。取引する場合でも、小ロットで始め、証拠金維持率に余裕を持たせたい。
米ドル/南アフリカランド(USD/ZAR)|資源・金利・政治要因を確認
米ドル/南アフリカランドは、南アフリカの金利、資源価格、政治・財政状況、米ドル側の材料に影響を受ける通貨ペアだ。
南アフリカランドのような新興国通貨は、短期間で大きく変動する局面がある。スワップポイントを狙う取引でも、為替の急変に備える必要がある。
レバレッジを高くしすぎると、少しの逆行でもロスカットに近づきやすい。新興国通貨は「高金利だから長期保有」ではなく、通貨そのもののリスクを理解したうえで取引しよう。
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FXの通貨ペアを選ぶ前のチェックリスト
通貨ペアを決める前に、以下の項目を確認しておくと、取引開始後のミスマッチを減らしやすい。
- その通貨ペアの主要材料を説明できるか
金融政策、雇用統計、CPI、GDP、資源価格、政治リスクなど、何で動くかを確認する。 - 利用するFX会社のスプレッドを確認したか
同じ通貨ペアでも、FX会社や時間帯でスプレッドが変わることがある。 - スワップポイントの受け払いを確認したか
受け取りだけでなく、支払いになる場合もある。 - 自分の取引時間帯と相性がよいか
米国時間・欧州時間に動きやすい通貨ペアもある。 - 損切り幅とロット数を決めているか
通貨ペアの値動きに合わせて、損失許容額から逆算する。
初心者の場合は、まず取引量が多く情報を集めやすい通貨ペアを小ロットで試し、値動きやスプレッド、スワップポイントの感覚をつかむことから始めるとよい。
自分に合ったFXのおすすめ通貨ペアを探してみよう
FXには、流動性の高い通貨ペア、情報を追いやすい通貨ペア、比較的値動きが落ち着く局面がある通貨ペア、ハイリスク・ハイリターンを狙う通貨ペアなど、さまざまな選択肢がある。
初心者が最初に検討しやすいのは、米ドル/円やユーロ/米ドルなどのメジャー通貨ペアだ。情報量が多く、経済指標や金融政策との関係を学びやすい。
一方、英ポンド/米ドルや新興国通貨は、値動きが大きい分、短期的な利益機会も損失リスクも大きくなる。スワップポイントを狙う場合でも、為替差損やスプレッドを含めて判断しよう。
通貨ペアは「勝ちやすいか」ではなく、「自分が情報を追えるか」「リスクを管理できるか」「取引目的に合っているか」で選ぶことが重要だ。
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FXのおすすめの通貨に関するQ&A
FX取引におけるメジャー通貨とマイナー通貨とは何ですか?
メジャー通貨とは、取引量や市場参加者が多く、流動性が高い通貨を指すことが多い。代表例は米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフラン、豪ドルなどだ。
マイナー通貨は、メジャー通貨に比べて取引量が少なく、スプレッドが広がりやすい通貨を指す。トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなどの新興国通貨は、値動きが大きくなる局面があるため、初心者は慎重に扱いたい。
FXの通貨ペアはどうやって選べば良いですか?
まず、取引目的を決めましょう。初心者が練習するなら米ドル/円やユーロ/米ドル、取引量を重視するならBIS調査で上位の通貨ペア、値幅を狙うなら英ポンド/米ドルや新興国通貨が候補になります。
ただし、通貨ペアだけで勝率は決まりません。情報の集めやすさ、スプレッド、スワップポイント、値動きの大きさ、損切りルール、ロット数をセットで確認することが重要です。
通貨取引量が多い通貨ペアのランキングを教えてください。
BISの2025年4月調査では、通貨ペア別シェア上位は米ドル/ユーロ(一般的なFX表記ではユーロ/米ドル、21.2%)、米ドル/円(14.3%)、米ドル/人民元(8.1%)、米ドル/英ポンド(一般的なFX表記では英ポンド/米ドル、7.6%)などです。
取引量の多さは、流動性やスプレッドの目安になります。ただし、取引量が多い通貨ペアでも相場急変や損失リスクはあるため、資金管理は欠かせません。
初心者はFXでどのように通貨ペアを決めるべきですか?
初心者は、取引量が多く、ニュースや経済指標を追いやすいメジャー通貨ペアから選ぶとよいでしょう。米ドル/円は日本語情報が多く、ユーロ/米ドルは世界的に取引量が多いため、学習しやすい候補です。
最初は大きなロットを避け、小ロットで値動き、スプレッド、スワップポイント、損切りの感覚をつかむことを優先しましょう。
FX初心者におすすめできない通貨ペアは何ですか?
初心者がいきなり新興国通貨や流動性の低い通貨ペアを大きなロットで取引するのは避けた方がよいでしょう。
トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソなどはスワップポイントを期待できる場合がありますが、政治・金利・流動性の影響で急変することがあります。まずはメジャー通貨ペアで小さく経験を積むのが現実的です。
初心者が通貨ペアを選ぶ際に重視するべき経済指標は何ですか?
まず確認したいのは、各国の金融政策、政策金利、雇用統計、消費者物価指数(CPI)、国内総生産(GDP)です。
米ドル/円なら日銀とFRB、ユーロ/米ドルならECBとFRB、英ポンド/米ドルならBOEとFRBの発表を確認しましょう。豪ドルや新興国通貨では、資源価格や政治情勢も確認材料になります。
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出典
Bank for International Settlements「OTC foreign exchange turnover in April 2025」(公開日:2025年9月30日)
Bank for International Settlements「Triennial Central Bank Survey: OTC foreign exchange turnover in April 2025」(公開日:2025年9月30日)
金融庁「いわゆる外国為替証拠金取引について」
一般社団法人金融先物取引業協会「FX取引に係る主なリスク」
一般社団法人金融先物取引業協会「個人顧客を相手方とするFX取引に係る証拠金規制」
Reserve Bank of Australia「Drivers of the Australian Dollar Exchange Rate」


