新NISAの利用状況に関する調査

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本記事では、2025年8月に行った新NISAでの運用実態に関する調査結果をご紹介いたします。

調査会社:アドバイザーナビ株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2025年8月18日 〜 2025年8月19日
調査母集団:50人
アンケート回答者の詳細データ:末尾に記載

2025年8月度・アンケートサマリー
現在新NISAを「利用している」と回答した人は6割を超えており、利用を始めるきっかけとして「非課税で運用できるため」と回答した人が最も多く約66%だった。
また、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の両方を利用しているが多く、毎月5万円未満で積立をしている人が約7割みられ、年間投資額については100万円未満の人が8割となった。
新NISAの運用目的は、「資産増加・配当目的」と「老後資金」との回答が多かった。
不安に感じることとして、「元本割れ(投資額を下回るリスク)がある」や「景気や相場の変動による資産減少が不安」などが挙げられた。

目次

利用状況について

まずは、新NISAの利用率について、アンケート結果を紹介する。

新NISAを利用していますか?

1位:利用している
2位:まだ利用していないが興味がある
3位:制度は知っているが、利用予定はない

「利用している」と回答した人が62.0%と6割を超えて最も多く、「まだ利用していないが興味がある」と回答した人も26.0%と3割弱だった。

なお、「制度は知っているが、利用予定はない」と回答した人は12.0%と少数だった。

新NISAを始めた(もしくは始めようと思った)きっかけは何ですか?

1位:非課税で運用できるため
2位:周囲(家族・友人)に勧められて
3位:老後資金準備のため
3位:新聞やテレビなどメディアの情報を見て

「非課税で運用できるため」が65.9%で6割以上となり圧倒的に多く、次ぐ「周囲(家族・友人)に勧められて」は11.4%と約1割となり少数だった。

そのほか、「老後資金準備のため」や「新聞やテレビなどメディアの情報を見て」などの回答もみられた。

新NISAを利用している人の属性

年収

金融資産額

活用法について

次に、新NISAをどのように活用しているかについて、アンケート結果を紹介する。

成長投資枠とつみたて投資枠、どちらを利用していますか?

1位:両方利用している
2位:つみたて投資枠のみ
3位:成長投資枠のみ

「両方利用している」人が41.9%で最も多く、次いで「つみたて投資枠のみ」(38.7%)、「成長投資枠のみ」(19.4%)の順となった。

新NISAでの毎月の積立額を教えてください。

1位:1万円未満
2位:1万~5万
3位:5万~10万

「1万円未満」が38.7%で最も多く、「1万~5万円」が29.0%、「5万~10万円が19.4%と続いた。

また、「20万~30万円と回答した人は3.2%と僅かだった。

現在の年間投資額はいくらですか?

1位:50万~100万円
2位:10万円未満、10万~50万
3位:100万~200万円

「50万~100万円」が35.5%で最も多く、「10万円未満」「10万~50万が共に22.6%だった。

また、「200万~360万円と回答した人は6.5%と僅かだった。

投資している主な商品は?

1位:全世界株式インデックス
2位:国内株式
3位:米国株式インデックス(S&P500など)

「全世界株式インデックス」が32.3%で最も多く、「国内株式」が29.0%、「米国株式インデックス(S&P500など)が25.8%と続いた。

そのほか、「米国株式「ETF」と回答した人もみられた。

新NISAの運用目的は?

1位:資産増加・配当目的
2位:老後資金
3位:教育資金

「資産増加・配当目的」が45.2%で最も多く、次いで「老後資金」が41.9%と共に4割以上を占めた。

そのほか、「教育資金や「趣味・旅行などライフイベント資金」と回答した人も少数みられた。

新NISAを利用する上で不安に感じることは何ですか?

1位:元本割れ(投資額を下回るリスク)がある
1位:景気や相場の変動による資産減少が不安
2位:将来の制度変更(非課税枠や条件の変更など)が心配
3位:投資に関する情報が多すぎて判断できない

「元本割れ(投資額を下回るリスク)がある」「景気や相場の変動による資産減少が不安」と回答した人が同率で35.5%だった。

次いで、「将来の制度変更(非課税枠や条件の変更など)が心配」(16.1%)、「投資に関する情報が多すぎて判断できない」(9.7%)と続いた。

アンケート回答者の詳細データ

回答者の性別

回答者の年齢

この記事を書いた人

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