- 株式投資で大きな資産を築きたい
- 株式投資で資産を築いてサラリーマンからアーリーリタイアしたい
- 株式投資の相談先を知りたい
資産5億円というと、「超富裕層」と呼ばれる水準である。ここまでの資産が築けたら、老後の暮らしにも大きな不安はないだろう。
株式投資に取り組んでいる人の中には、資産5億円を目標としている人もいるかもしれない。しかし、サラリーマンが株式投資で資産5億円を築くことは可能なのだろうか。
本記事では、株式投資で資産5億円を築くためのシミュレーションや、気を付けたいポイントについて解説していく。
そもそも5億円の資産を築いている世帯の割合は?
野村総合研究所の「2021年の日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模」によると、純金融資産保有額別の世帯分布は下記の通りだ。
マーケット分類(純金融資産保有額) | 世帯数 |
---|---|
超富裕層(5億円以上) | 9.0万世帯 |
富裕層(1億以上5億円未満) | 139.5万世帯 |
準富裕層(5,000万以上1億円未満) | 325.4万世帯 |
アッパーマス層(3,000万以上5,000万円未満) | 726.3万世帯 |
マス層(3,000万円未満) | 4,213.2万世帯 |
純金融資産が5億円以上の人は「超富裕層」と呼ばれ、9.0万世帯しかいないことが分かる。
ただし、超富裕層の世帯数はアベノミクスの開始以降右肩上がりに増加しており、資産5億円を実現している世帯は着実に増えている状況だ。
サラリーマンが株式投資で5億円を得ることは可能?
「株式投資で1億円稼いだ」という話は耳にすることがあるが、5億円となるとかなり高いハードルになる。実際にサラリーマンが株式投資で5億円もの資産を築くことは可能なのだろうか。
ここからは、積立投資と一括投資のそれぞれで運用シミュレーションをしていく。
株式の積立投資で5億円を築くシミュレーション
まずは、株式の積立投資で5億円を目指す場合のシミュレーションである。仮に30年間運用する場合、必要となる毎月の積立金額は下記の通りだ。
運用期間30年で5億円を築く場合(積立投資)
運用利回り | 毎月の積立金額 |
---|---|
3% | 85万8,020円 |
5% | 60万775円 |
7% | 40万9,846円 |
利回り7%の場合でも、毎月約41万円もの資金が必要となる。30年間もの長い期間これだけの金額を捻出し続けるのは、一般のサラリーマンには厳しい水準といえるだろう。
株式の一括投資で5億円を築くシミュレーション
次に、株式の一括投資で資産5億円を築くシミュレーションを見ていこう。30年間運用する場合、必要となる元手資金は下記の通りである。
運用期間30年で5億円を築く場合(一括投資)
運用利回り | 必要な運用金額 |
---|---|
3% | 2億599.3万円 |
5% | 1億1,568.9万円 |
7% | 6,568.4万円 |
一括投資の場合、利回りが7%でも約6,600万円もの元手資金が必要となる。
前述の金融資産保有額分布から見ても分かるように、6,600万円〜2億円もの資金を運用に回せる世帯は多くない。それが一般のサラリーマン世帯となればなおさらだろう。
では、サラリーマンが資産5億円を築くことは絶対に不可能かというと、そうとも言い切れない。
株式投資では銘柄選定が上手くいけば、大きなリターンを得られるケースがあるためだ。次の章では、株式投資で大きなリターンを得るポイントについて見ていこう。
目指せ5億円!サラリーマンが株式投資で大きなリターンを狙うためのポイント
「テンバガー」という言葉があるように、株式投資では資産が10倍になるような銘柄も存在する。株式投資で大きなリターンを得るためには、次の3つのポイントを心がけたい。
- 自分に合った投資スタイルを見つける
- 世の中の流れを掴む
- 時には損切りも必要
それぞれ解説していこう。
サラリーマンの株式投資のポイント①自分に合った投資スタイルを見つける
株式投資には、短期売買で利益を積み上げていく方法もあれば、長期投資でじっくり利益を育てる方法がある。その他にも、企業の成長性に投資するグロース投資や、割安な株を買い付けるバリュー投資などさまざまだ。
初めて株式投資に取り組む際は、色々な投資スタイルにチャレンジしてみて、次第に自分に合ったものを見つけていこう。
その際は、日々の生活に支障が出ない投資スタイルを選ぶことも重要だ。たとえば短期売買をメインとする場合、「マーケットの動きが気になって仕事に集中できない」ということになっては本末転倒だ。
株式投資を行う場合は、長期間取り組みやすい投資スタイルを選ぶことも意識するとよいだろう。
サラリーマンの株式投資のポイント②世の中の流れを掴む
テンバガー銘柄のように大きなリターンを狙う場合は、世の中の流れを掴み先読みする力が必要不可欠だ。
たとえば米国経済をけん引するGAFA銘柄に20年前から投資していたら……というストーリーは、株式投資を行う人なら一度は想像したことがあるだろう。過去に戻って投資することはできないが、これから成長していく企業の未来に投資することはできる。
日々のニュースに注目し、「今後どのような業界が伸びるか」といったことを普段から考える習慣をつけておこう。
サラリーマンの株式投資のポイント③時には損切りも必要
株式投資を行っていると、必ず損失を経験するときがやってくる。どれだけ経験豊富な投資家でも損失は避けられないものだ。
大切なのは、回復の見込みがない銘柄はなるべく早く損切りをすることである。「もう少し待っていれば回復するかも」と躊躇している間に、どんどん損失が広がるケースは珍しくない。
効率的に利益を得るためにも、時には損切りをして他の銘柄でカバーすることも覚えておこう。なお、感情に振り回されずに損切りを行うためには、「損失が〇%以上になったら損切りする」というようにマイルールを定めておくことがおすすめだ。
資産5億円を目指すサラリーマンの株式投資の相談はIFAへ
株式投資の銘柄選定や投資手法に悩んだら、金融のプロであるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)へ相談することを検討しよう。
ここからは、IFAを利用するメリットや利用の流れについて解説していく。
株式投資の相談にIFAがおすすめの理由
IFAとは、顧客の資産運用に関する相談を受けたり、具体的な商品の提案を行ったりする金融アドバイザーだ。金融機関の職員と大きく違うのは、「営業ノルマを与えられていない」という点である。
株式投資の相談は証券会社でも行えるが、「担当者のノルマに付き合うのが億劫だ」と感じる人もいるだろう。もちろん金融機関でも顧客第一の営業が行われているが、企業としての利益を追求する以上、完全に顧客目線になることは難しいといえる。
その点、IFAは金融機関から独立した存在であるため、顧客目線でのアドバイスをくれるメリットがある。「銘柄選定の方法が分からない」、「新たな投資スタイルに挑戦したい」というときは、ぜひIFAへ相談してみよう。
IFAを利用する流れ
IFAを利用する際は、IFAの検索サービス「資産運用ナビ」を利用することがおすすめだ。検索サービスは、相談内容や資産の状況、利用地域に応じてIFAを検索できるため、自分と相性の良いIFAと手軽に出会える。
面談方法も対面のほかにオンラインも選べるため、ニーズに合わせて相談することが可能だ。
資産5億円を目指すサラリーマンの株式投資はIFAと共にプランを立てよう
サラリーマンが株式投資で5億円を築くことは相当高いハードルだが、銘柄選定が上手く当たれば実現不可能ではない。より利益を追求した株式投資に取り組むためには、銘柄選定の目を磨くことが欠かせない。
また、金融のプロであるIFAにアドバイスを受けることもひとつの方法だ。IFAは証券会社の出身者が多いため、金融市場に関する深い知見を持っている。効率よく情報収集を行うためにも、ぜひ気軽にIFAを利用してみよう。
当サイト「資産運用ナビ」では、全国各地のIFAを検索できるサービスを提供している。ご相談内容や利用地域に応じてIFAをご紹介するので、気軽に問い合わせてほしい。