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仮想通貨「ビットコイン」投資のリスクと対策について解説!

2017年に仮想通貨市場が盛り上がり「億り人」という言葉まで誕生しました。

その後、仮想通貨全体の相場が一気に暴落して良い意味でも悪い意味でも注目されました。

一時期低迷していたものの、大手企業がビットコインを認める動きを見せたことで2020年にはビットコインが最高値を更新して1BTC=700万円を突破し、再度注目を集めています。

10年前は1万円以下だったビットコインが700倍です。

夢のある仮想通貨投資ですが、リスクが伴います。きちんとリスクを把握した上で始めましょう。

ということで、今回は仮想通貨「ビットコイン」投資のリスクと対策を紹介します。

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仮想通貨ビットコイン投資のリスク

仮想通貨ビットコイン投資のリスク わたしのIFAコラム

価格下落により損失する可能性がある

まずは価格下落による損失リスクです。

将来に期待されている仮想通貨ですが、価格が安定していないのでいつ下落するか分かりません。

仮想通貨の代表であるビットコインでも、一時期1BTC=700万円まで上昇しましたが、2022年6月には半分以下の300万円台を切っています。

2017年には1BTC=200万円を突破した後も30万円にまで下落した経緯もありました。

今後の価格推移については専門家によっても意見が分れているので、損するリスクがあることは理解しておきましょう。

通貨が無価値になる可能性がある

2つ目は仮想通貨の価値自体が無くなるリスクです。

仮想通貨の代表であるビットコインでさえも、暴落したり中国で規制されたりしました。

仮想通貨市場では無価値になっていませんが、規制された国の中ではほぼ無価値に等しい状態になってしまいます。

ビットコインは法定通貨のように国が価値を保証している訳ではなく、需要と供給によって価値が決まります。

仮に全世界で仮想通貨が規制されたら、持っている意味が無くなるので無価値になるでしょう。

ビットコイン以外のアルトコインでは無価値になってしまった通貨がいくつもあります。

例として、2つの仮想通貨を紹介します。

  • Iron Titanium(TITAN)
    • 2021年6月10日頃は1TITAN=10ドル前後だったが、2021年6月16日には最高値の1TITAN=64ドル(約7000円)を記録。しかし、同日19時には半額以下に暴落し、翌日の17日にはほぼ0円になってしまった。暴落も高騰もしないはずの通貨でしたが、仕組み上に問題があり、その仕組みを用いてノーリスクで通貨を増やす
  • Terra(LUNA)
    • 2021年8月までは10ドル前後を推移していたが、徐々に上昇していき2022年4月には100ドルを突破。テラはわずか1日で97%も暴落、そのテラと裁定取引に使われる仮想通貨ルナも無価値になってしまいました。

上記のように高値だった通貨でも暴落し、そのまま無価値になることがあります。

資産が紛失や盗難するリスクがある

3つ目は、ハッキングによる盗難や自分のミスによる紛失するリスクです。

取引所のハッキング事件といえば、マウントゴックスやコインチェックが有名ですね。

2014年のマウントゴックス事件では、不正アクセスによって当時レート約470億円相当のビットコインが盗まれた結果、経営破綻しました。

コインチェックのハッキング事件では、〇億円相当のネム(NEM)が盗難されています。

コインチェックは全額返金しましたが、マウントゴックスが全額返金補償したかは結局分かっていません。

仮想通貨はオンライン上で保管するホットウォレット、オフラインで保管するコールドウォレットの2種類あります。

基本的に大手取引所は顧客の資産を分別管理し、コールドウォレットに保管しているため、取引所がハッキングされても顧客には返金補償されるようにはなっています。

コインチェックもハッキング事件の後に全額補填しました。しかし、マウントゴックスのように経営破綻した場合、返金されるかは分りません。

後ほど解説しますが、しばらく取引しないのであれば自身でコールドウォレットに保管しておくのが一番安全でしょう。

また、仮想通貨は取引時にもミスがないように注意しなければいけません。

送金時にアドレスを間違えてしまいそのまま送ってしまったら基本的には返ってこないと思ったほうがいいでしょう。

ビットコインだけでも約20%が事実上消滅していると言われています。

巧妙な詐欺が多いので騙される

仮想通貨に関する詐欺は未だに後を絶ちません。年々巧妙になっており、仮想通貨をよく知っている人でも騙されることがあります。

一般的に多いのが、偽サイト誘導やハッキングなどのフィッシング詐欺、儲けられると勧誘して結局投資したお金が持ち逃げされるパターンです。

スマホやパソコンで簡単に送金できてしまうが故に仮想通貨はフィッシング詐欺に狙われやすいのです。

見た目は公式取引所と同じだけど実際は詐欺サイトで知らず知らずのうちに詐欺サイトへ送金してしまうケースもあります。

また、届いたメールのリンクにアクセスしたら不正ログインされて、自分の口座から仮想通貨を出金されてしまうこともあります。

他にも儲けられるといった投資話や代わりに投資してあげるなどといった話は注意しなくてはいけません。

確定申告が正しくできておらず追徴課税

仮想通貨に限らず、利益を出したら確定申告が必要なのは知っていると思います。

しかし、仮想通貨の税金計算の仕組み上、実際には利益が出ていなくても払わなくてはいけないケースが起こります

実は仮想通貨に税金が発生するタイミングは、仮想通貨→日本円にしたタイミングだけではなく仮想通貨→仮想通貨にした時にも発生します。

例えば

  • 10万円で1BTC購入
  • ビットコインの価格が上昇したタイミングで売却して日本円へ
    1BTC→100万円で売却

この場合は、90万円の利益なので分かりやすいですよね。

しかし、このような場合はどうでしょうか。

  1. 10万円で1BTC購入
  2. 半年後に1BTC=200万円になったタイミングで別の仮想通貨を購入
    1BTC→10ETH購入(1ETH=20万円)
  3. イーサリアム(ETH)が暴落し1ETH=2万円のタイミングで売却して日本円へ
    10ETH→10万円

この場合、日本円だけで見ると全く変わっていませんが、仕訳上は②のタイミングで税金が発生するので利益が出ていることになっています。

つまり、190万円が所得とみなされ、その分の所得税を支払わなくてはいけません。

この仕組みを知らずに運用していたため、手元に残っていないのに数年後に所得税未払いと言われたが払えないという状況が起こってしまいます。

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ビットコインなどの仮想通貨へ投資するリスク対策

ビットコインなどの仮想通貨へ投資するリスク対策 わたしのIFAコラム

投資なのか投機なのか明確にする

これから自分が投資する仮想通貨は将来性に期待して購入するのか、短期的な値上がりを狙うのか明確にして運用しましょう。

対策としては、

  • 余剰資金で運用する
  • 周りの情報に惑わされて売買しない
  • 原資以上に利益が出たら原資分は出金しておく

といったことです。

人の情報だけで判断せず、自身で調べるようにしましょう。

資産運用とはいえ、仮想通貨はまだ投機のような位置付けです。ハイリスクハイリターンなので余剰資金で運用するといいでしょう。

また、余剰資金で運用して利益が出たら原資を出金しておくのがおすすめです。

セキュリティ対策

自身の仮想通貨が無くならないようにしなくてはいけません。

対策としては、

  • 入出金時に必ずアドレスをチェックする
  • 2段階認証を設定する
  • 簡単なパスワードにしない
  • パスワードを取引所ごとに変える
  • コールドウォレットに保管する
  • こまめにバックアップを取る
  • 無闇にURLをクリックしない
  • 儲け話に安易に乗っからない

取引所がハッキングされた場合は補填してもらえるかもしれませんが、自身の端末に不正ログインされて勝手に出金されてしまった場合は補填してくれません。

そうならないためにも、上記のことに気を付けて管理するようにしましょう。

正しい知識を身につける

仮想通貨投資を始めるなら正しい知識を身につけましょう。

基本的にはどのリスクも徹底的に情報収集をして正しい知識を身に付けて行動できていれば防げることが多いです。

通貨が無価値になるのは、通貨自体に問題があってそれが見つかって価格に影響を与えることが多いです。

きちんと調べず「なんとなく良さそう」とか「だれかが良いって言ってたから」という情報だけで購入するのはおすすめしません。

自分で調べてから投資をするようにしましょう。

まとめ

まとめ わたしのIFAコラム

ビットコインなどの仮想通貨に投資するリスクを紹介した。

今回紹介したようにリスクはあるが、一方で資産を増やすチャンスもある。

正しい知識を身につけるほどリスクは回避できるので、めんどくさがらずに自身で調べるクセをつけると良いだろう。

時間がないという方は「わたしのIFA」に相談をしてみるのも一つの手段だ。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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