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仮想通貨は今後どうなるのか?これまでの歴史を見ながら解説!

2009年に誕生した初めての仮想通貨「ビットコイン」。

ビットコイン以外にも様々なアルトコインが誕生し取引されています。

誕生して間もない頃は1BTC=10円以下だったビットコインも今では一時期1BTC=700万円を超える価格になるまで成長しました。

たった10年弱で70万倍です。誰が予測できたでしょうか。

今回は様々な出来事で世界に注目されてきた仮想通貨が今後どうなるのか、これまでの歴史を振り返りながら考えてみたので参考になれば幸いです。

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仮想通貨のこれまでの歴史を振り返る

仮想通貨のこれまでの歴史を振り返る わたしのIFAコラム

まずは仮想通貨のこれまでの歴史を簡単に振り返ってみましょう。

仮想通貨の始まりは2008年

仮想通貨は、2008年10月にサトシ・ナカモトという人物がビットコインに関する論文をインターネット上に公開したことから始まりました。

論文を見た人達が開発を進め、2009年1月にはビットコインが誕生しました。

ちなみに、初めてビットコインが現実世界で取引として使われたのは2010年5月22日、2枚のピザと言われています。

とあるプログラマーが「ピザ2枚と1万BTCを交換してくれる人はいませんか?」と募集したところ同意する人が現れたのでピザを2枚注文し届けたそうです。

2021年には1BTC=700万円を突破したビットコイン価格で換算すると700億円相当になります。

700億円のピザ…聞いただけでは意味が分りませんね。

取引があった5月22日は、ビットコインを現実世界で初めて取引したことを記念して、「ビットコイン・ピザ・デー」と呼ばれています。

2010年に世界初の仮想通貨取引所「マウントゴックス」が誕生しました。

2011年6月にビットコインに初めてのバブルが起き、1年前は1BTC=10円前後だった価格が約300倍の3,000円台まで到達しました。

しかし、同月マウントゴックスのハッキング事件により、ビットコインに対するセキュリティへの不安が広がり大暴落し、2011年末には300円台まで落ちてしまいました。

2013年にキプロス共和国で起こった金融危機により、法定通貨に対する信用度が低下。

その影響により非中央集権で通貨の機能を持つビットコインが注目され、ビットコイン価格が急騰しました。

1BTC=1,000円前後だった価格が1BTC=10万円を超えました。

そして2014年、マネーロンダリングにビットコインが用いられたことやマウントゴックスが再度ハッキングされ資金が流出し経営破綻したことにより、ビットコインの価格は1BTC=5万円台まで下落しました。

米マイクロソフトがビットコイン決済を採用したり、仮想通貨取引所Bitfinexから不正流出する大規模なハッキング事件が発生したりと仮想通貨に良い影響と悪い影響を繰り返しながら価格は上下し、2016年頃までビットコイン価格は2〜10万円を推移していました。

【2017年】仮想通貨バブル到来

仮想通貨市場が盛り上がり、日本では億り人という言葉が登場し仮想通貨元年と呼ばれるようになった2017年を振り返ります。

日本では、4月に改正資金決済法が施行され、ビックカメラでビットコイン決済がされるなど仮想通貨=怪しいという認識が徐々に変わってきました。

2017年8月にはビットコインが初めてのハードフォークを行いビットコインキャッシュが誕生しました。

初めてのハードフォークだったので信頼できない人達は一時撤退していましたが、問題なくハードフォークされたことで下落していた価格は上昇しました。

日本では2018年1月から副業解禁されることもあり、人々が副業に興味関心を向けている中、ビットフライヤーやコインチェックがテレビCMを積極的に行っていたり、億り人誕生による報道や特集などがされたりしたことで注目を集め参入者が一気に増加しました。

当時は仮想通貨のシェア率が日本が1位になったこともあります。

そのまま年末にかけて勢いは衰えず、ビットコインの価格は当時の最高値を更新し続け1BTC=200万円を突破しました。

ビットコイン以外のアルトコインもATHを記録し10倍以上の値上がりをした仮想通貨が多数存在しました。

【2018年】バブル崩壊で仮想通貨市場が低迷

ビットコイン価格が200万円を突破し、このまま勢いが止まらないように見えた仮想通貨市場でしたが、暴落し2018年1月のうちに1BTC=100万円を下回りました。

なぜビットコインバブルが崩壊したのか歴史を振り返ってみましょう。

仮想通貨市場の暴落には様々な要因が絡みますが、主な原因はこのように推測されています。

  • バブルに乗っかろうとした保有力の弱い新規参加者が急激に増加
  • 米国大手の取引所でビットコイン先物上場、機関投資家の参入
  • FacebookやGoogleなどの大手企業が仮想通貨関連広告の掲載禁止
  • コインチェックやZaifなどの仮想通貨取引所で相次いだハッキング事件
  • 各国のICO規制

2017年12月に米シカゴ・オプション取引所(CBOE)や米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)などの大手取引所でビットコイン先物が上場したことや機関投資家の参入により、高騰している仮想通貨の価格が適正なのか見定める動きが強くなりました。

ICOが拡大する中で詐欺プロジェクトの影響により仮想通貨=怪しいという認識が広がり、2017年9月には韓国も中国と同様にICOを全面的に禁止を発表します。

さらに規制が厳格化するのではないか、各国も規制が入るのではないかと予測され仮想通貨を手放す人々が増えたと想定されます。

また、2017年の仮想通貨バブルで仮想通貨自体をあまり知らない参入者が増えたのも売りを加速させた要因でしょう。

【2020年~2022年】3年ぶりにビットコインが最高値を更新

バブル暴落から約3年…通貨自体に価値のないプロジェクトは到達され意味のある通貨が残り、徐々に仮想通貨は上昇しビットコイン価格が最高値を更新しました。

2020年~2022年の主な出来事をまとめました。

  • 米マイクストラテジーが仮想通貨購入、10月ペイパルが仮想通貨決済導入
  • 3年ぶりにATHを記録
  • エルサルバドルでビットコインが法定通貨として採用
  • 2021年1月にテスラ社CEOイーロン・マスク氏がツイッターのプロフィールを「#bitcoin」に変更、ビットコイン購入を発表
  • アメリカの証券取引委員会(SEC)がビットコインETFを初めて承認
  • コインベースが米国仮想通貨取引所として、ナスダック上場
  • テスラが環境への悪影響を理由にビットコイン決済を中止
  • 中国人民銀行が国内で仮想通貨サービスを提供する行為を禁止、仮想通貨の使用が違法となる
  • ビットコインの大型アップグレード「Taproot」実装
  • 仮想通貨の定義を明確化する法案「改正資金決済法」が成立

年月を経て、仮想通貨の安全性や信用度が高まったことで大企業や証券会社でも受け入れられるようになり、多額の取引がありました。その影響で徐々に値上がりをして最高値を更新しました。

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仮想通貨の今後を考える

仮想通貨の今後を考える わたしのIFAコラム

大きな価格変動が起こるたびに世界を騒がせてきた仮想通貨は今後どうなるのでしょうか。

専門家でも意見が分かれていますし、コロナやハッキングなどの突発的な出来事がまた起きるかもしれません。

未来のことはだれにも分かりませんが、今後起こりうる出来事に焦点をあてて紹介します。

アップデートや技術進歩

ビットコインはこれまでに大型アップデートを2度実施しています。

  • 2017年8月「SegWit」
  • 2021年11月「Taproot」

無事に実装されたことや通貨の機能向上への期待感から価格は上昇しました。

ビットコインに限らず技術進歩によりそれぞれの通貨が抱える問題を解決できれば市場全体が明るくなるでしょう。

安全性や将来的に直面するであろう問題を解決できれば通貨自体の価値が高まります。

国や企業が安心して利用できるようになればさらに市場は拡大するでしょう。

ハッキング事件

マウントゴックスやコインチェックのようなハッキング事件が起こるたびに仮想通貨への信用度は低下します。

ハッキング事件が起こるたびに仮想通貨市場に良くない影響を与えてきました。

今までの相場を見ても分かるように事件が起こるたび相場は下落します。

ハッキング事件はいつ起こるか分りませんが、規模によっては仮想通貨全体が大暴落を起こしかねません。

そうならないためにも各仮想通貨の取引の問題や取引所のセキュリティ面などを向上させる必要があります。

各国の規制

まだまだ価格が不安定で投機的な位置にある仮想通貨は中国のようにいつ規制されるか分りません。

アメリカやフランスのような先進国で規制されると間違いなく相場に影響を与えるでしょう。

規制されるかどうかは今後の仮想通貨が技術進歩により問題視されている部分が解決できるか、安全性が保証できるかにかかっています。

大手企業の参入

それぞれの通貨に問題点があることや技術的に難しく理解できないため、まだまだ仮想通貨を信用してない割合が多いのが現状です。

また、仮想通貨が決済手段として使えるお店が少ないため通貨として保有している人もほとんどいません。

大手企業が仮想通貨を導入することで信用度も上がり、仮想通貨が一般的に決済に利用されるようになればさらに市場は盛り上がるでしょう。

そのためにはそれぞれの通貨が投機的に購入されるのではなく、通貨自体に価値や意味があって将来性に期待されるようにならなければいけません。

まとめ

まとめ わたしのIFAコラム

仮想通貨の歴史を振り返りながら今後どうなるのか紹介してきた。

10年後には仮想通貨がお金として当たり前に使われているかもしれないし、逆に仮想通貨自体の存在が消えているかもしれない。

その通貨の将来性に期待して投資をするのか、短期的な値上がりを狙って投機的に売買するのか明確にした上で仮想通貨は運用しよう。

なにか不安や疑問がある方は「わたしのIFA」に相談をしてはいかがだろうか。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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