- 松井証券での取引に関する特徴を知りたい
- どの証券会社が自分の投資スタイルに合うか分からない
- 投資を始める際の初期費用について詳しく知りたい
ネット証券の草分け的存在である松井証券。
1918年に創業した老舗の独立系証券会社だが、1998年5月にはネット取引を開始した。
この記事では、松井証券の特徴や他の証券会社との比較を、中立的視点で述べていく。同社を、口座開設する証券会社の候補として検討している人は、この記事を参考にしてほしい。
また投資初心者にとっての最適な証券会社を選ぶポイントも解説する。
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なぜ松井証券を選ぶのか?
松井証券は、投資資金が少ない若年層ビジネスマンの資産形成に向いている。
その理由は、取引手数料が安いことだ。NISAを活用すれば、100円から投資信託に投資できる。
ここでは、松井証券の特徴を解説する。
松井証券の主なサービスと特徴
実店舗を持たない松井証券は、人件費や店舗運営のコストが抑えられ、取引手数料が安い。
25歳以下なら手数料は無料で、それ以上の年齢でも1日の取引金額が50万円以下なら、手数料は発生しない。
また、PCやスマホで利用できる投資ツールが多数揃えられており、実店舗がなくとも不便なく投資が行える。
松井証券のメリットとユニークな点
松井証券では、証券取引所を経由せず売買できるPTS(私設取引システム)が利用できるため、昼間働く人も夜間に取引ができる。
また投資信託を運用している人には「毎月ポイント・現金還元サービス」というユニークなサービスが用意されている。
これは松井証券に支払う信託報酬の一部を、預かり資産の条件なく適用されるキャッシュバックの制度だ。
松井証券での取引で気をつけるべき点
1日の取引金額が50万円以上の場合、手数料が100万円ごとに1,000円加算される(上限100万円:取引額1億円以上)。
手数料は損失時にも支払いが発生するので、50万円以上の取引をする場合は、何日かに分けて行うとよい。また松井証券は、他社と比べて、海外株、ETF、債券の扱いが少ないことが弱点である。
松井証券と他社の比較
松井証券で口座開設を検討する際には、対面証券会社や他のネット証券会社とを比較し、その違いを理解することが大切だ。
その上で、自身の投資スタイルにあった証券会社を選択することをおすすめする。
主要な対面証券会社と松井証券の比較分析
対面証券会社とは実店舗をもつ証券会社であり、窓口で社員が対応してくれる。投資知識の少ない初心者や、PCやスマホでの取引が不慣れな人に向いている。
一方、松井証券などのネット証券と比べ、実店舗にともなうコストの影響で手数料は高い。
主要な対面式証券会社は、コスト削減のため実店舗を減らし、ネット取引にシフトしている。
ネット証券同士の比較分析
松井証券を、ネット証券業界トップを争うSBI証券、楽天証券と比較する。
3社とも信用度はBBB+以上と高く、経営は安定しているが、松井証券は他の2社と比べサービス拡充が遅れている。
松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
口座数(千口座) | 1,449 | 10,038 | 8,647 |
営業収益(百万円) | 31,071 | 175,053 | 95,441 |
最低手数料 | 0円(50万円まで) | 0円(100万円まで) | 0円(100万円まで) |
0円(25歳以下) | |||
信用格付け (R&Iによる) | BBB+ | A | BBB+ |
ポイント投資 | △自社ポイントのみ | 〇Tポイント、Vポイント、Pontaポイント | 〇楽天ポイント |
銀行機能 | ×検討中 | 〇住信SBI銀行と連携 | 〇楽天銀行と連携 |
SBI証券:SBI証券「決算説明資料~2023年3月期通期~」(2023年6月調査)
楽天証券:楽天証券「2022年12月期決算短信」(2023年6月調査)
※口座数、売上高は、2022年12月期の決算発表(楽天証券)、および2023年3月期の決算発表(松井証券、SBI証券)から引用
※SBI証券の口座数はSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOも含む
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投資スタイルによる証券会社の選択
ネット取引は実店舗のない地域でも投資が可能であり、PTS対応が可能な証券会社ならば取引時間の制約もない。
一方ネット証券は自身で情報を集め、自己判断して投資を行うため、その点が不安であれば対面証券会社を選んでもよいだろう。
25歳以下であれば、まず松井証券で口座を作り、年を重ね資産が増えれば他の証券会社で口座を増設するという手もある。
ネット証券各社ではサービス拡充に取り組んでおり、各社の新サービスを注視しながら、証券会社を選択したい。
投資初心者にとっての最適な証券会社とは?
ベテラン投資家の中には、クレジットカードと同じように複数の証券口座を持って使い分けている人も多い。
投資初心者は、まず自身のライフスタイルやライフプランに合う証券会社を、ひとつ選ぼう。
投資目的の設定とライフプランニング
投資は、自身の将来ビジョンを実現するための手段である。
このため投資目的を明確にしたうえで、投資目標(金額や投資期間)を設定すべきだ。
そのうえで、自身のライフプランにあった投資ができる証券会社を選びたい。
コストと投資リターンのバランス
投資では、税金と証券会社手数料という、二つのコストを抑えることを忘れてはいけない。
長期投資では、運用益が複利で増えていく効果で資産を増やしていく。しかしコストは複利効果の源である運用益を削っていく。
このコストを抑えるため、NISAなどを用いた節税や、手数料の安い証券会社の検討が必要になる。
資金計画に迷ったら専門家への相談を検討
資産計画に迷ったら、対面証券会社に行って、店舗窓口で営業担当者に相談するのも一手だ。
しかし、営業担当者は自社の利益(証券会社の利益)を優先するため、自身の投資目的に沿った提案をしてくれない恐れがある。
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投資の専門家に相談したいが、誰に相談すればよいかわからないときには、IFAに相談するのがよい。
IFAは独立系ファイナンシャルアドバイザーともいい、投資の専門家だ。あなたが投資選択をするうえで、IFAは豊富な金融知識に基づく、さまざまなアドバイスをくれる。
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IFAを利用するとき、知っておくべきこと
IFAの業務範囲は資産運用だけではなく、相続、不動産など幅広く、IFAごとに得意分野がある。
自身の投資課題を整理して、その課題解決を得意としているIFAを選ぶことが大切だ。またIFAへの相談は原則無料だが、IFAから金融商品を購入する際には手数料が発生する。
このためIFAとの初回面談時には、費用についても確認しておくとよい。
まとめ
本記事では松井証券の特徴や他社との比較、最適な証券会社の選び方について解説した。
IFAは投資の専門家であり、投資家の資産状況や投資目的に応じた、オーダーメイドのアドバイスを提供してくれる。
IFAは、コストや運用状況の管理も行うため、あなたの投資選択をガイドする存在となるだろう。
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