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長期投資で失敗しないために!失敗の原因と知っておくべき成功のポイント

投資信託の利回りを理解する わたしのIFAコラム
この記事で解決できるお悩み
  • 長期投資の特徴を理解したい
  • 長期投資で失敗する原因を把握したい
  • 長期投資で成功する秘訣を理解したい

投資において、一般的には長期投資の方がリスクが低いと言われている。しかし、長期投資も投資であるからにはリスクが存在する。

長期投資は、FXなどに代表される短期投資とは異なりローリスク・ローリターンではあるが、そのデメリットは意外と知られていないのではないだろうか。

長期投資を考えている人にとって、デメリットや失敗する原因などを把握し、成功のカギを理解することは重要である。

この記事では、長期投資の特徴、失敗する原因や成功のカギ、さらにIFAに依頼することで長期投資のリスクを回避し、効果的な戦略のノウハウが見込めることについて解説する。

これから長期投資を始める人は、ぜひ本記事を参考にし、リスクを抑えながら長期投資成功へのステップとしていただきたい。

目次

長期投資の特徴

長期投資のメリットとデメリット 資産運用ナビコラム

長期投資で失敗してしまう原因をよりよく理解するためには、長期投資の特徴について知る必要がある。

まずは、長期投資の基本から解説しよう。

長期投資とは何か

投資には短期投資と長期投資の2つの方法があるが、長期投資は名前の通り10年、15年など長期のスパンで資産を運用する方法である。

長期投資は値動きがあまり大きくなく、比較的緩やかで安定しているタイプの投資といえる。

一般的に、投資は資産が値上がりしたタイミングで売買すれば大きなリターンが得られるが、長期投資の場合は多少の値動きがあっても保持して運用をすることが特徴である。

また、長期投資は数年から数十年のスパンで資産の成長にアプローチすることが特徴である。

さらに、長期投資は短期投資とは異なりデイトレードのように1日のうちに値動きがしないため、短期間で売買をする必要がない。

多少の値動きがあっても、長期スパンで値動きを観察すればよいため、投資の初心者には向いてると言えるであろう。

長期投資には安定性がある

長期投資は、日々の値動きに左右されず、比較的安定した資産形成が期待できる投資法だ。

そのため、投資のリスクコントロールがしやすく、また期間中に出た運用成果を元本に足すことで複利効果も得られやすい。

また、短時間での値動きの変動で売買をしないため、運用に手間や時間を取られなくてもよい点があげられる。

  • 投資リスクのコントロールがしやすい。
  • 資産運用には複利効果が得られやすい。
  • 資産運用に多くの時間を費やす必要がない。

これら3つが長期投資のメリットとしてあげられる。

長期投資の注意点

一方、長期投資の注意点としては下記の3つがあげられる。

  • 利益確定まで長期の時間を必要とする。
  • 長期の手数料や信託報酬料が必要でコストがかかる。
  • 投資に失敗した時の時間のロスが大きい。

また、「長期投資にリスクはない」と信じている人がいるが、これは誤解である。

例えば、長い期間を費やして膨らんだ利益を売却により確定してしまうのがもったいないと考え、これ以上の値上がりをする見込みがない商品に投資を続けてしまっては反対に損失が増大するリスクがあることを覚えておこう。

また、そもそも時間をかけてもその投資先に上昇する見込みがないのであれば、投資先自体に問題があるため、投資戦略の見直しが必要である。

このように、長期投資にもデメリットとリスクがあることを認識し、リスクを抑えた投資戦略が必要であることを確認したうえでスタートしよう。

長期投資で失敗する原因

長期投資で失敗する原因 資産運用ナビコラム

このように長期投資にもデメリットやリスクは存在し、実際に長期投資を行って失敗してしまったという事例もある。短期投資よりリスクが低いと言われる長期投資だが、なぜ失敗してしまうのだろうか?

次にあげる失敗の原因3つは、自分で回避することができるので参考にしていただきたい。

  • 長期投資だからと塩漬けしてしまう
  • 計画なしに始めてしまう
  • 情報収集不足

長期投資だからと塩漬けしてしまう

長期投資は、期間が数年から数十年単位で継続的に管理をしていくことが目的であって、購入したらそれで完了ということではない。

つまり、長期投資であるからといって、そのまま放置しておくと失敗に終わってしまう。

長期投資で成功している人は、塩漬けにせず値上がりの見込みがない銘柄は売却し、別の銘柄に切り替えるなど、定期的な見直しと投資対象の変更が得意である。

失敗を認めず根拠がない投資をつづけていては、むしろ長期投資をさらに失敗へと向かわせてしまうので、柔軟に対応することが長期投資の成功の秘訣である。

また、時間や費用を長期にわたり投じていることから、失敗のまま終わりたくない気持ちが先行することも考えられる。

しかしこれでは投資成果を客観的に判断できなくなり、泥沼化するリスクもあるので、回収できる見込みがない投資に関しては損切りを選択することも重要である。

長期投資は塩漬けせずに客観的な判断に基づいて管理するようにしよう。

計画なしに始めてしまう

長期投資は、期間が長いからこそ計画なしに漠然と始めてしまう人も少なくはない。

しかし、比較的安定しているのが長期投資と言えど、やはり計画は必要である。

例えば、「老後の生活のために資金を作る」、「子供の将来の学費のため」など何年くらいで、どれくらいの運用をするのか、を具体的に計画することが必要である。

自身の資産の現状と投資に対する考え方をもとにリターンとリスクを見極め、無理なく行える範囲で運用していこう。

情報収集不足

長期投資に失敗する一番の原因は、情報不足である。長期といえど、常に変動する商品に投資をすれば価格変動がおこる。

投資のプロであっても、値動きの予測は難しく、利益を得るためには最新の情報と専門的なノウハウが必要である。

例えば、投資した商品に対する知識、その商品が市場でどのような値動きをしてきたのかといった過去の推移、さらに金融・経済全体の知識など幅広い情報が必要である。

長期投資成功のカギ

長期投資成功のカギ 資産運用ナビコラム

それでは、実際に長期投資を成功させるカギは何なのだろうか。以下で解説していくので参考にしていただきたい。

  • 投資の目的を決める
  • 資産配分の重要性
  • 放っておかずに監視する

投資の目的を決める

長期投資を始める時は、何の目的で投資をするのかを具体的に決めることが大切である。

さらに、投資で得る目標額も明確にしておくことで、現実的な具体策が見えてくる。

あまり現実的ではない投資目標にすると実現できないばかりか、リスクも高まるので自分にとって無理がない範囲で行うことが重要である。

資産配分の重要性

投資にはリスク回避のために分散投資が勧められるが、長期投資においても成功のカギとなるのはやはり資産配分である。

アメリカでは”アセットアロケーション”という考えを推奨しているが、これは投資の収益は88%が資産配分率によって決定されるという米国・ペンシルバニアに本社を置く登録投資顧問・資産運用会社であるバンガード社の研究報告に基づくものである。

例えば、アセットアロケーション(資産配分)の株式比率は次の計算式によって求められる。

長期投資を始める際にはぜひ活用していただきたい。

株式比率=100-年齢

または

株式比率=120-年齢

つまり、年齢が若いほど株式比率が高くなり、高齢になるほど株式比率が低くなる。

さらに、資産配分については以下のポイントも重要である。

  • 地域(先進国・新興国 / 国内・海外  等)
  • 資産クラス(株式・債券・不動産 等)

つまり、地域×資産の組み合わせとそのバランスが長期投資の成功のカギとなるのだ。

投資の世界には、”黄金のポートフォリオ”とよばれる資産配分が存在するので紹介する。

黄金のポートフォリオをよばれる投資比率は、

  • 株式30%
  • 長期米国債40%
  • 中期米国債15%
  • 金7.5%
  • コモディティ7.5% 

上記の投資比率を参考に、分散投資を組み合わせるとよいだろう。

放っておかずに監視する

長期投資と聞いて、そのまま放置しておけばよいというのは誤解である。

長期投資は複利効果を利用して、小さな利益を雪だるま式に増やしていくことで数年後、数十年後にまとまった利益を受け取れるのが最大のメリットである。

つまりFXや株式投資のように、デイトレーダーが数秒、1分の短時間で銘柄の売買をして利益を生み出す投資ではないにしろ、小さな利益の値動きを定期的に監視する必要があるのが長期投資で成功するカギである。

長期投資の失敗を回避したいなら誰に相談するべき?

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)のコンサルティング 資産運用ナビコラム

長期投資で成功させるカギは、様々なポイントを抑え、適切な投資戦略を立てて実行することである。

しかし、投資の専門家でないと難しい部分もあるので、IFAを活用して専門的な知識やノウハウをおぎなうことが望ましい。

IFAは独立系ファイナンシャルアドバイザーとよばれる投資のプロフェッショナルである。

多彩な投資のプロフェッショナルがいるので、自分の投資に適したIFAを選んで長期投資を成功させよう。

IFAの役割やメリット、サポート内容や選び方には次の3つのポイントを活用して頂きたい。

  • IFAの役割とメリット
  • 長期投資戦略の構築支援
  • IFAの選び方

IFAの役割とメリット

IFAは資産運用のアドバイスをする人だ。銀行や証券会社に勤務経験があり、豊富な実績と経験を重ねた後、独立したIFAがほとんどである。

IFAは経済市場の流れに精通しているため、資産運用のサポートやアドバイス、投資に適した株式、投資信託、債券などの金融商品の紹介や、販売仲介などの役割も担っている。

IFAは特定の金融期間に縛られないため、顧客のライフスタイルやニーズに適した投資方法や金融商品を紹介している。投資を考えた時、力強い味方になってもらえるはずだ。

さらに、IFAには異動や転勤がないため、ライフプランをより長期的な視点からアドバイスしてもらえる。

IFAの特徴やメリットは次の3つである。

  • 顧客目線の立場に立ち、幅広い金融商品から客観的なアドバイスができる
  • 投資のプロとして豊富な実績に基づくアドバイスができる
  • 長期的なライフプランの相談もできる

IFAによる長期投資戦略の構築支援

IFAは資産運用のプロフェッショナルであることから、長期投資の戦略や定期的な見直し、ポートフォリオ構築の支援などもしてくれる。

さらに、IFAは市場リスクへの対応ノウハウも兼ね備えているため、将来性がない長期投資に対し、顧客が「負け損をしたくない」という気持ちから損切りに踏み出せない時にも、冷静かつ客観的なアドバイスをくれるであろう。

IFAの選び方

多数のIFAが存在するため、どのように選ぶべきかに迷ってしまう人も多いのではないだろうか?

IFAの選び方は次の4つのポイントを考慮して選ぶと満足度が高いIFAに依頼できる。

金融商品の知識が豊富であること

金融商品とよばれるものは日本の株式銘柄だけで4000程度、投資信託においては6000以上も存在し、その他債券やコモディティなどを含めると膨大な数になる。

これら多彩な金融商品についての知識があるIFAは、バラエティ豊かな商品から顧客ニーズに適した金融商品を紹介してくれる。

さらに、これらの金融商品を明確に説明できる商品知識があることも信頼できるIFAの特徴である。

多数の商品知識があるIFAはそれだけ実績数も豊富であると言って過言ではないだろう。

出身が金融機関かどうかを確認する

IFAは証券会社や銀行出身者が圧倒的多数である。証券会社出身のIFAは株式の銘柄や投資新信託についての知識が豊富で、その分野に強いのが特徴である。一方、銀行や保険会社出身のIFAは長期投資やライフプランに強みがある。

どちらの出身であっても、資産運用について商品知識の習得などに熱心なIFAはお勧めだ。

サポート体制と手数料を確認

IFAはサポート体制や手数料体系が異なる場合がある。長期投資のために紹介してもらえる金融商品の手数料はどの程度か、ライフプランは有料であるか、などを事前にたしかめることでトラブルにならないようにしよう。

さらに、長期投資の資産運用はサポートや見直しなども必要になることから、投資戦略を構築後のサポート体制はどのようになるのかも確認するといいだろう。

IFAが扱う顧客層が自分と合っているかを確認

IFAがメインで担当している顧客層が、自分とマッチしているかを知るためにも重要である。

自分の資産状況と似たような顧客を多数担当しているIFAは、似たような運用アドバイスの実例が豊富であるため、より効果的なアドバイスが期待できるであろう。

長期投資の失敗原因を理解して成功を目指そう!

まとめ 資産運用ナビコラム

本記事では、長期投資の特徴、失敗する原因、そして長期投資の成功のカギについて解説した。

長期投資のデメリットとリスクを理解したうえで、それらを回避する対策を講じることで、長期投資の失敗を防ぐことができるだろう。

しかしこれには様々な情報を熟知する必要がある。より効率的に長期投資の成功を目指すなら、IFAの活用をおすすめする。

IFAを利用すると、長期投資の成功へ向けた多彩なアドバイスとサポートをしてもらえるので非常に魅力的だ。

「資産運用ナビ」では金融業界出身で、豊富な実績があるIFAを紹介しているので、長期投資について悩む前に、まずは気軽に相談してみよう。

信頼できるIFAが長期投資のリスク回避や、資産配分、顧客ニーズに適した黄金のポートフォリオを構築してくれる。

「資産運用ナビ」で自分とマッチしたIFAに出会い、長期投資の成功に大きな一歩を踏み出そう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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