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【初心者必見】長期で行う資産運用のすすめ!

この記事で解決できるお悩み
  • 長期運用のコツが知りたい
  • 長期運用のメリット・デメリットが知りたい
  • 資産運用の基本戦略について学びたい

資産運用においては長期運用が大事、ということを聞いたことがある方は多いだろう。

今回の記事では、長期運用のメリット・デメリットや、長期運用を成功させるコツ、基本的な運用戦略などについて詳しく解説する。

長期運用を活用して資産を効率よく増やしたいという方は、ぜひ参考にしてみてほしい。

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目次

長期運用とは

長期運用とは わたしのIFA

まずは、そもそも長期運用とはどのような運用方法なのか確認していこう。

また、長期運用の魅力や注意点、長期運用を行った際の具体的な運用シミュレーションについてもチェックしていく。

長期運用の定義と期間の目安

長期運用は、長期間運用を継続することを指す。

「長期」がどのくらいの期間を指すかは厳密に定義されていないが、一般的に10年以上の期間を指すことが多い。

長期間かけて資産を形成する前提であれば、20年〜30年以上を目安にするのをおすすめする。

数十年単位で運用を続ける長期運用に対して、1日の間に取引を完了するデイトレードや、数日〜数週間単位で取引を行うスイングトレードなどを「短期運用」「短期投資」などと呼ぶ。

短期運用で利益を得るためには、絶えず動く相場に張り付いてタイミングを見計らって取引を行う必要がある。

チャートを分析したり専門知識をもとに投資判断を下したりする必要があるため、ある程度運用の経験がある人に適した運用方法だ。

これに比べて長期運用は、時間を味方につけて資産を増やすという考え方に基づく運用方法なので、短期投資に比べて専門的な知識や機動的な対応が必要ない。

そのため、初心者にも挑戦しやすい運用方法だと言える。

長期運用のメリット・デメリット

長期運用を行うメリットとデメリットをそれぞれ確認していこう。

まず、長期運用のメリットは、主に下記の3つだ。

長期運用のメリット
  • 複利効果を活かして資産を大きく増やせる
  • 毎日の値動きに一喜一憂しないで済む
  • 運用コストを抑えやすい

長期運用の最大のメリットは、複利効果を最大限に享受できる点だ。

複利効果とは、運用によって生まれた利息を元本に組み込んで運用を継続することで、利息にも利息がつく効果のことだ。

最初の利息は小さくても、運用を継続することでどんどん投資元本が雪だるま式に増えていく。

長期で運用するほど複利効果が高まるため、資産を大きく増やしたいと考えている方にも適した運用方法だ。

また、長期運用を心がけることで、日々の価格変動を気にしなくなる。

短期運用の場合は小さな利益を積み重ねる必要があるため、日々の値動きをチェックして適宜取引を行う必要がある。

長期運用では大きな相場変動がない限り、運用を継続すれば良いため、忙しい方や日々の値動きが気になる方も取り組みやすい。

最後に、長期運用では売買の回数が少ないため、運用コストを抑えやすいという点もメリットだ。

運用コストを抑えるとそれだけ運用益から引かれるお金が少なくなり、結果として効率よく運用できる。

このように、長期運用にはさまざまなメリットがあるが、デメリットも存在する。

特に、長期運用の場合は利益を確保するまでに時間がかかるという点に注意しよう。

すぐに利益を得たいという方にはあまり適していない運用方法だと言えるだろう。

また、長期運用にも元本割れのリスクがある点には注意が必要だ。

長期運用を行う際も、なるべく分散投資や積立投資などリスクを抑える投資方法を実践するのをおすすめする。

インデックスファンドでの長期運用シミュレーション

実際に、長期運用によってどのような運用成果が見込めるかチェックしていこう。

インデックスファンドで長期運用を行った際のリターンをシミュレーションしていく。

インデックスファンドの利回りは何を対象としたファンドによっても異なるが、株式指数であれば10%程度の利回りを見込むことも可能だ。

投資家に人気のあるインデックスファンドのこれまでの騰落率を紹介する。

スクロールできます
銘柄名1年3年5年設定来
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)39.96%64.24%122.65%139.68%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)46.97%83.17%162.21%183.66%
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)41.01%49.82%88.66%107.34%
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)44.83%39.89%97.82%88.34%
基準日:2024年4月8日

上記の運用パフォーマンスはあくまでも過去の運用成果であって、今後の運用を約束するものではないが、一つの目安として参考にできるだろう。

仮に、100万円の資金を年率10%のリターンで運用を続けたとすると、運用年数に応じた運用結果は下記のとおりだ。

運用年数5年10年20年30年
運用結果161万円259万円672万円1,745万円

5年間の運用では資産を1.6倍に増やすことができる。

これでも十分資産が増えているように見えるが、10年・20年と運用を継続すると加速度的に資産が膨らんでいく。

30年運用を継続すると、100万円の元手資金は1,700万円を超えることがわかる。

長期運用によって資産を大きく増やせる可能性があることが理解できるだろう。

ただし、上記の試算は税金や相場の変動などを考慮していないため注意しよう。

資産運用の基本戦略を学ぶ

資産運用の基本戦略を学ぶ わたしのIFA

資産運用を行う上では、長期運用にも注目したいポイントがいくつかある。

ここでは、資産運用の基本戦略として抑えておくべきポイントを解説する。

積立投資の利用とその効果

積立投資は、毎月一定額を定期的に投資する投資方法だ。

月々100円といった少額から始められて、若い世代も手軽に投資を行いやすいというメリットがある。

積立投資では、購入する頻度と購入金額をあらかじめ決めておけば、あとは毎月自動的に買い付けが行われるため、売買タイミングに悩む必要がないのも特徴だ。

仕事や家事などで忙しい方でも、投資に時間を割かずに楽に続けられるだろう。

また、積立投資ではドル・コスト平均法による時間分散の効果も得られる。

毎月一定額を継続して購入することで「安いときには多く、高いときには少なく」買うことができるため、購入単価が平準化されるというメリットがある。

投資期間が長くなるほど、ドル・コスト平均法の効果が高まり、長い目で見た際に運用のリスクを抑えやすくなるだろう。

つまり、積立投資と長期運用を組み合わせて実践することでその効果をさらに高められるということだ。

分散投資によるリスク管理

長期運用を行う上では、分散投資を目的としたポートフォリオも意識する必要がある。

ポートフォリオは、金融資産の組み合わせのことで、投資する商品の配分などを決めて運用することによって運用のリスクを抑える効果を得られる。

一つの資産にまとめて投資をするのではなく、複数の資産に分散して投資を行うことで、特定の資産が大きく値下がりした場合も、他の資産の値動きで損失をカバーしやすくなるというメリットがある。

分散投資の効果を最大限に活かすためには、値動きの異なる複数の資産をポートフォリオに組み入れることが大事だ。

例えば、私たちの年金を運用するGPIFは、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の4資産にほぼ均等に分散投資を行っている。

自分が許容できるリスクや求めるリターンに合わせてポートフォリオを組むのが大事だ。

定期的なポートフォリオの見直しとリバランス

ポートフォリオを組んで運用を始めた後も、定期的にポートフォリオの見直しやリバランスを行うことが重要だ。

リバランスとは資産配分の再調整のことで、組み入れ資産の価格変動による資産配分を元の配分比率に調整することを指す。

配分比率が減ったものを買い増して、増えたものを売却することで、元の割合に戻すことができる。

数ヶ月や1年といった決まった期間ごとにリバランスを行うことで、安定して運用を続けやすくなるだろう。

また、家族構成やライフスタイルの変化によって、許容できるリスクや運用ニーズは変わってくる。

場合によっては、その時の状況に合わせてポートフォリオの構成そのものを見直すことも必要となるだろう。

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長期運用で失敗しないために

長期運用で失敗しないために わたしのIFA

長期運用で失敗しないためには、いくつか押さえておきたいポイントがある。

順番に確認していこう。

リスク許容度を理解する

まずは、自分のリスク許容度を把握しよう。

リスク許容度は、運用中にどれだけの損失なら受け入れられるかという度合いのことだ。

リスク許容度が大きい人ほど、ハイリスクな運用も許容できるということになる。

運用商品によって想定されるリスクが異なるため、自分のリスク許容度に適した投資先の選定やポートフォリオの設計が重要となる。

自分の気持ちや金融資産、運用期間に余裕があるほど、リスク許容度は高まる傾向にある。

長期運用では運用を継続することが重要なので、どこまで資産が目減りしても許容できるかをあらかじめ考えておくことが求められる。

無理のない運用目標を立てる

運用を継続するためには、無理のない運用目標を立てることも重要だ。

高いリターンを求めるほど運用のリスクも高まるため、大きな損失が発生する可能性も大きくなる。

特に、投資初心者の場合は、リターンの目標を達成しようとするのではなく、「5年間は運用を続ける」「毎月3万円は必ず積立投資を行う」といったように、運用を続けること自体を目標にするのがおすすめだ。

仮に、毎年の運用リターンが7%、5%、10%、2%…といったように変動したとしても、しっかりと運用を継続すれば、最終的に資産を大きく増やすことができる。

資産を分類して余剰資金での運用を心がける

長期運用を成功させるためには、資金面でも余裕を持って運用を行うことが大事だ。

今ある資産を「すぐに使うお金」「数年後に使う予定のあるお金」「当面使う予定のないお金」に分類した上で、余剰資金での運用を行おう。

また、現在まとまったお金がある場合も、まずは少額投資から始めてみるのをおすすめする。

少額から運用を始めることで、高値つかみのリスクを抑えて安定的に運用しやすくなる。

特に、資産運用に慣れていない人の場合は、少しずつ余裕資金を運用に回すことで、徐々に自分に適した運用スタイルも掴みやすくなるだろう。

無理せず長期運用を継続するためにも、余剰資金での運用を心がけよう。

資産運用の相談先はどこが良い?

資産運用の相談先はどこが良い?
わたしのIFA

長期運用を前提として資産運用を始める際は、専門家に相談するのをおすすめする。

ここでは、専門家に相談した方が良い理由や、おすすめの相談先について解説する。

資産運用における専門家の重要性

長期運用で資産運用を成功させるためには、専門家に相談した上で適切な運用計画を立てるのが重要だ。

長期運用は「運用を継続する」ということが何よりも大事になるため、無理なく続けられるように、自分のリスク許容度や余剰資金、運用ニーズに合わせて運用計画を設計する必要がある。

特に、投資初心者の場合は、自分に合う投資商品やポートフォリオの資産配分を正しく設定するのは難しく感じる場合もあるだろう。

資産運用の専門家に相談することで、正しい知識や豊富な経験に基づく資産運用のアドバイスを得られるというメリットがある。

「自分にどんな商品が合うかわからない」「長期運用で失敗したくない」と考えている方は、資産運用の専門家への相談を検討してみよう。

IFAの役割とメリット

資産運用について相談できる先はいくつか考えられるが、その中でも特にIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の利用がおすすめだ。

IFAは、銀行や証券会社から独立して資産運用に関する提案や商品仲介を行う資産運用のプロフェッショナルだ。

会社の営業方針や販売ノルマに左右されず、顧客本位の提案が期待できるというメリットがある。

原則として会社都合の転勤や異動も発生しないため、長期にわたって信頼関係を築けるのも大きな魅力だ。

資産運用についてなんでも相談できるパートナーとして、困ったことがあればすぐに相談できるため、運用初心者におすすめの相談先だ。

これから長期運用を始める方は、IFAへの相談を検討してみてはいかがだろうか。

IFA検索サービス「わたしのIFA」の活用法と利用推奨

IFAへの相談を検討する際は、自分に合ったアドバイザーを見つけられるかが重要となる。

自分の性格や運用ニーズ、運用目的に適したアドバイザーを見つけたいと考えるなら、IFA検索サービス「わたしのIFA」の利用がおすすめだ。

「わたしのIFA」を利用すれば、自分の住まいや年齢、運用に対する考え方などを入力するだけで、自分にぴったりのアドバイザーが無料で検索される。

どのようにIFAを探せば良いかわからないという方でも簡単に利用できるだろう。

IFAへの相談料は原則無料となっていて、何度でも相談できるため、運用初心者でも気軽に活用してみてほしい。

まとめ

まとめ わたしのIFA

長期運用を心がけることで、複利効果を最大限に活かして資産を効果的に増やしやすくなる。

時間を味方につけて運用することで、元手資金が少額であったとしても、大きく資産を増やせる可能性がある。

資産運用の基本原則である「分散投資」や「積立投資」を組み合わせることで、さらにリスクを抑えつつ効果的に運用しやすくなるだろう。

長期運用の失敗を防ぐためには、自分のリスク許容度に合わせた金融商品を選び、適切なポートフォリオを組むことが重要だ。

定期的にリバランスやポートフォリオの見直しを行うことで、安定的に運用を継続しやすくなるだろう。

また、長期運用を始める際は、無理のない目標を立てた上で、余剰資金の範囲内で少額から投資を始めることをおすすめする。

ただし、人によって運用目的やリスク許容度は異なるため、長期運用を始める際は専門家に相談しながら運用戦略を立てるのを推奨する。

相談先としてIFAを選べば、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれるだろう。

自分に最適なアドバイザーを見つけたいという方は、IFA検索サービス「わたしのIFA」を活用して、あなたに合ったIFAを探してみよう。

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長期の資産運用に関するQ&A

長期運用する時にはどんな点に気をつけるべきですか?

長期運用を行う際は、途中で運用を中断しないように気をつけよう。

途中で運用資産を取り崩してしまうと、長期運用のメリットを活かしにくくなる。

「最低でも10年間は取り崩さない」などと運用目標を決めて運用を継続することが重要だ。

つい運用資産から取り崩してしまうという人は、iDeCoなど半強制的に運用を継続できる制度を利用するのも一つの手だ。

iDeCoは原則として60歳まで資産を引き出せないため、必然的に長期投資を行うこととなる。

ただし、いざというときに手元資金がなくなってしまわないように、余剰資金の範囲内で運用にお金を回すようにしよう。

新NISAで長期運用するメリットは何ですか?

2024年から始まった新NISAでは、非課税保有期間が無期限化された。

旧NISAで設けられていた5年または20年の制限がなくなったため、より長期投資に適した制度になったと言える。

NISA口座での運用によって生まれた利益は非課税で受け取れるため、運用益が大きいほど税制上のメリットが大きくなる。

長期投資を継続することで、複利効果によって資産は大きく増やしやすくなる。

そのため、新NISAと長期運用は非常に相性が良く、税制上のメリットを得ながら効果的に運用しやすくなるといえる。

10万円を年利3%で20年運用したらいくらになりますか?

10万円の投資元本を年利3%で20年運用した場合、運用結果は18.1万円となる。

運用収益を元本に組み込んで再投資することで、複利効果によってどんどん運用資産が増えていくというメリットがある。

複利効果を最大限に享受するためには、なるべく長く運用を継続することが重要だ。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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