- みずほ証券のおすすめポイントが知りたい
- みずほ証券のサービス内容について詳しく知りたい
- 投資信託の選び方がわからない
知名度・規模ともに、日本トップレベルの金融機関であるみずほ証券。IPO株や債券を始め、さまざまな有価証券やファンドを取り扱い、サポートの質も評判だ。
しかし実際のところ、「本当にみずほ証券を使うべきか?」と悩む投資家も多いのではないだろうか。
本記事では、みずほ証券のおすすめポイントやサービス内容、取り扱い投資信託について解説する。
みずほ証券のおすすめポイント
みずほ証券は日本の大手証券会社であり、その実績・評価から投資初心者におすすめできる口座開設先の1つである。みずほ証券のおすすめポイントを見ていこう。
みずほ証券の特徴
みずほ証券とは、銀行持株会社みずほフィナンシャルグループの完全子会社だ。
日本の大手証券会社の一角であり、銀行・信託・証券、アセットマネジメント会社、シンクタンクなどのさまざまなグループの機能を結集した「One MIZUHO」を掲げている。
2023年3月31日時点では、次の数値を残している。
- 資産導入2.3兆円(8年連続1兆円超え)
- 預かり資産45.4兆円
- 国内公募債・SDGs債・事業会社劣後債引受金額(2022年度国内1位)
- 株式引受業務国内4位
- IPO主幹事1位
対面取引・コールセンター取引・インターネット取引の3コースの中から、あなたに合う取引方法を選択できる。大手金融機関ならではの、豊富なサポートが特徴だと言えるだろう。
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みずほ証券の強み
みずほ証券の強みの根源は、国内拠点229箇所・海外拠点35か国(北米・欧州・アジア)109拠点というグローバルネットワークである。他グループ会社との提携も相まって、中小の金融機関では難しい広範囲の情報収集・ノウハウ蓄積が可能だ。
また、みずほ証券は独自サービスにも強みを持つ。例えば「第二のスタート応援プラン」は、退職した方や相続・贈与で資産を取得した方を対象にキャッシュバックや手数料割引のサービスを提供している。
他にも「NISA専用ダイヤル」や「トータルリターン・目論見書などの各種メール通知サービス」など、便利なサービスを多数利用できる。
みずほ証券の評価
みずほ証券ならではの評価点として、コールセンター・ホームページの評判の高さが挙げられるだろう。口コミなどでも「画面の操作性が良い」「いつでもどこでも快適に相談・利用ができる」といった意見が見られた。
またみずほ証券は、IPO株の取り扱いや債券市場の強みについての評価が高い。
一方で、手数料体系の複雑さや手数料自体の高さなどは低評価の傾向が見られる。特に、「投資信託などの手数料が高い」との口コミが散見された。
実際にみずほ証券の投資信託は購入金額に対して最大3.3%(税込み)と、全銘柄の投資信託が無料のネット証券もある中では、やはり高いとの評価が出ている。
みずほ証券の投資信託の特徴
みずほ証券で投資信託を運用する方に向け、サービスや人気の投資信託の特徴をまとめた。
みずほ証券のサービスの特徴
みずほ証券のサービスの特徴は、とにかく顧客に寄り添ったサービス・UIを提供している点だろう。HDI-Japanが主催する2022年の「問合せ窓口格付け/Webサポート格付け」にて、最高評価三つ星を獲得している。
これは問合せ窓口格付けで7年連続、Webサポート格付けで6年連続だ。
しかし、みずほ証券の投資信託は、2023年10月25日時点だと333銘柄、つみたてNISA対象銘柄は12銘柄と他の大手証券・ネット証券より少なめである。
とはいえ人気の投資信託はいずれも運用成績に優れているので、商品数が多くて迷う方にとってはデメリットとは言えない。
みずほ証券で人気の投資信託
2023年9月のみずほ証券で人気の投資信託販売金額TOP5は次の通りである。
みずほ証券投資信託販売金額ランキング | 概要 |
---|---|
キャピタル世界株式ファンド | ルクセンブルク籍円建外国投資信託証券を通じ、新興国を含む世界各国の株式などに投資する内外株式型ファンド |
ピクテ・プレミアム・アセット・アロケーション・ファンド | 主に世界の株式、債券、リート、金をはじめとするコモディティなど様々な資産に分散投資を行うファンド |
フィデリティ・ロイヤル・コア・ファンド | 世界の債券(ハイ・イールド債券、投資適格債券、エマージング・マーケット債券を含む)や株式に投資を行うファンド |
One NYダウ・インデックス・ファンド | ダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース、為替ヘッジなし)に連動するファンド |
キャピタル世界株式ファンド年2回決算(分配重視) | ルクセンブルク籍円建外国投資信託証券を通じ、新興国を含む世界各国の株式などに投資する内外株式型ファンド |
1位と5位のキャピタル世界株式ファンドは1年のリターンが+22.69%であり、年2回決算型の1年のリターン率も+22.70 %と悪くない。分配金も滞りなく分配されている。
2位と3位は債券を含むファンドの構成になっているがいずれも内外に投資を行うファンドで構成されており、日本株中心のファンドがランキングされていないのもポイントとなっている。
みずほ証券のおすすめの投資信託
みずほ証券の投資信託は、2022年に引き続き、海外株式・海外債券型のものが全体的に人気を博している。人気商品はいずれも高いリターン率を示しているが、株式型ならではのリスクの高さには注意したい。
投資初心者でも購入しやすい銘柄としておすすめは、みずほインターネット専用投信の商品である。みずほダイレクトインターネットバンキングサービスのみで購入できる商品である。
店舗で取り扱うファンドより手数料が安く、いつでもスマートフォンやパソコンで取引できるのが特徴だ。
2023年より信託報酬率が引き下げられた影響で、インデックスファンドにおいて業界最低水準の信託報酬率となっている。
投資信託の選び方の基本
みずほ証券で自分に合う投資信託を選ぶには、選び方の基本を押さえておこう。
自身のライフプランを基に選ぶ
「老後に向けてコツコツ増やしたいからつみたてNISA」「運用は専門家に任せて他の資産形成も併用するからファンドラップ」など、自身のライフプランを基に投資信託や運用方法を選ぶと良い。
投資方針や資産額に応じた、投資プランを立てやすくなるだろう。
投資リスクと自身のリスク許容度を理解する
投資におけるリスクとは、リターンの振れ幅のことを意味する。例えば経営難や倒産で利益回収が困難になる信用リスク(デフォルトリスク)や、自分が希望するタイミングや値段で売買できない流動性リスクなどが存在する。
海外資産への投資も多いみずほ証券の投資信託なら、カントリーリスクにも注意したい。カントリーリスクとは、海外の国・地域特有の土地・政治・経済・社会情勢などが原因で基準価額が上下する可能性のことである。
また同時に、自身が投資の損失をどこまで許容できるかを表す、リスク許容度も把握しておこう。原則として収入が多く支出・支出予定が少ないとリスク許容度が高い。
自分に合った投資信託を選ぶには?
自分に合った投資信託を選ぶには、投資信託自体の商品性や実績をしっかり確認しよう。選ぶ時に見るべきポイントをまとめた。
- 運用方針投資先過去の運用実績(基準価額、騰落率、シャープレシオ、トータルリターン)
- 専門家による展望他の同じタイプの投資信託の状況
上記の情報は、目論見書、月次レポート、運用報告書、商品ページなどで確認できる。自分の投資方針と合う銘柄を選ぼう。
IFAと作る資産形成
「自分だけで資産形成を進めるのが不安」と思う方は、資産形成や投資のプロであるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談をおすすめする。
IFAとは何か?
IFAとは、特定の金融機関には所属せずに、独立した立場から投資アドバイス、市場分析、商品紹介などを行う金融のスペシャリストである。
優れた商品や実力ある担当者が魅力のみずほ証券ではあるが、提案内容はどうしてもみずほ証券の商品への偏りや営業方針の影響が出てしまうのも事実。
みずほ証券以外の商品や提案をチェックしたい人は、IFAに相談するのも一つの手だろう。
IFAが解決できる問題
IFAが解決できる問題としては、次のものが挙げられる。
- ヒアリングや資産額などを基に、合った金融商品やポートフォリオを知れる
- 専門家の知見に基づいた、市場分析やおすすめ商品の情報を得られる
- その他資産形成全般の相談ができる
IFAを利用するメリット
専門家であるIFAの経験・知識の力を借りながら資産形成を進められるのがIFAを利用する大きなメリットだ。1人で考えるよりも、効果的なポートフォリオや投資計画を立案してくれるだろう。
また、転勤や異動がほぼないIFAなら生涯同じIFAと契約しやすいので、あなたのライフプランに寄り添ったサポートに期待できる。
もしIFAをお探しになる場合は、IFAと投資家のマッチングサイトの「わたしのIFA」の活用をおすすめする。お住まいの地域や相談内容に応じたIFAを検索できる上に、IFAの詳細なプロフィールまで確認が可能だ。
ミスマッチなく、あなたにピッタリのIFAとマッチングできるだろう。
まとめ
本記事では、みずほ証券で人気の投資信託やサービスの特徴などを解説した。
みずほ証券で活用されるケースの多い投資信託について、その選択にあたっては自身のライフプランを基に計画をするのが重要である。
みずほ証券の商品を中心にポートフォリオを組む場合は、みずほ証券の担当者としっかり相談した上で、自身の投資戦略に合うものを選択しよう。
もしみずほ証券以外の商品についても詳しくチェックしたいときは、独立・中立の立場から専門的なアドバイスとポートフォリオ提案を行ってくれるIFAに相談するのがよい。営業方針や商品に左右されず、幅広いサポートを期待できるだろう。
IFAへ相談する際は、無料のIFAマッチングサービスである「わたしのIFA」の利用をぜひ検討してほしい。わたしのIFAは、選択した地域や相談内容に応じて、あなたに合うIFAを検索・マッチングしてくれるサービスだ。
検索結果に出たIFAをクリックすると、経歴、保有資格、提案に対する考え方、業務割合、得意な提案領域、対応業務、所属法人、担当顧客層などを細かくチェックできる。
あなたに合うIFAかどうかを、相談前からしっかりと検討できるだろう。ぜひ一度気軽に利用してほしい。