- そもそも証券会社の使い分けについて
- 証券会社を使い分けるメリット
- 証券会社の使い分けをおすすめできる人
証券会社は数多く存在し、それぞれに特徴があります。証券会社の口座は複数持つことも可能なため、使い分けを考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、上記の3つについて解説します。
証券会社選びに迷っている方や、複数口座を開設しようと検討している方は是非ご参考ください。
証券会社の使い分けとは
証券会社の使い分けとは、そもそもどういう意味でしょうか。
現在、各証券会社で取り扱う金融商品の種類は豊富で、利用できるサービスも様々です。
投資をするなら、1社の口座を保有していれば事足りるでしょう。
しかし、多くの投資家は自分の投資目的やニーズによって証券会社を使い分けています。
例えば、A証券では投資信託、B証券では米国株投資、などといったように、投資対象や資産を分けています。
多くの投資家が証券会社を使い分けている理由は、証券会社を使い分けることで様々なメリットを得られるからです。
証券会社を使い分けるメリット
証券会社を使い分ける具体的なメリットは、以下の3つです。
- 各社の強みを享受できる
- 公平な情報を入手できる
- 資産を分散でる
また、証券会社を選ぶ際には、手数料の安さ、取扱銘柄の多さ、ツールの使いやすさなどを比較することも重要です。
自分の投資スタイルや目的に合わせて、例えばデイトレードを主に行うなら手数料の安い証券会社を、外国株に投資するなら外国株の取扱銘柄が多い証券会社を選ぶなど、自分に合った証券会社を選びましょう。
それぞれの内容を解説します。
各社の強みを享受できる
各証券会社にはそれぞれに強みがあり、証券会社を使い分けることで各社の強みを享受できます。
例えば、証券会社によって以下のような強みがあります。
- 手数料が安い
- 外国株の取扱銘柄数が多い
- IPO(新規公開株)の取扱が多い
- トレードツールが使いやすい
- ポイントが貯まる
デイトレード等の短期売買をするなら、手数料が安い証券会社で取引すればコストを抑えられるでしょう。
また、外国株への投資もしたいなら、外国株の取扱銘柄が多い証券会社で取引したほうが有利です。
IPO投資は初心者でも利幅を狙えるため非常に人気ですが、その分当選確率が低いです。
当選を狙うには多くの案件に申し込む必要があるので、IPOの取扱が多い証券会社で口座を開設しましょう。
ほかにも、トレードツールの使いやすさが魅力の証券会社や、取引するごとにポイントが貯まる証券会社など、様々な強みを持つ証券会社があります。
証券口座を開設する前に、各社の強みをしっかり把握することが重要です。
公平な情報を入手できる
証券会社によって、得られる投資情報は異なります。
公平な投資情報を得るために、複数の証券会社で口座を開設しておくのも良いでしょう。
対面証券では担当者によって提供してくれる情報が異なり、ネット証券では取り扱う情報メディアが異なります。
複数の証券会社を利用すると、1社のみで情報収集するよりも多くの情報が得られます。
投資をする上で情報収集は必要不可欠なので、情報を得るルートは複数作っておきましょう。
資産を分散できる
複数の証券口座を保有していれば資産を分散できるため、リスクヘッジに繋がります。
稀にですが、証券会社ではサーバーや回線のトラブルなどにより、一時的に取引ができなくなる場合があります。
また、証券会社が破綻する可能性もゼロではありません。
複数の証券口座に資産を分散しておけば、万が一トラブルが起きても他の口座で取引が継続できます。
ちなみに、金融商品取引法では証券会社に資産の分別管理を義務付けているため、万が一証券会社が破綻しても顧客の資産は守られます。
証券会社の使い分けをおすすめできる人
証券会社を使い分けるメリットをふまえて、おすすめできるのは以下のような人です。
- 運用資金が大きい人
- 様々な資産で運用したい人
- いろんな方からアドバイスをもらいたい人
運用資金が大きい人
運用資金が大きい人は、証券会社を使い分けると良いでしょう。
運用資金が大きいと、トラブル等が起きて取引できなくなった場合、受ける影響も大きくなるためです。
例えば、その日に売却するつもりだった銘柄を売却できなかったことにより、大きな損失となる可能性もあります。
運用資金が大きいほど損失額も大きくなるため、リスクヘッジのためにも資産を分散しておきましょう。
様々な資産で運用したい人
国内株や外国株、投資信託など、様々な資産で運用したい人にもおすすめです。
各証券会社の強みを把握し、投資したい資産の取扱に長けている証券会社を選びましょう。
例えば、米国株に投資したい場合、米国株の取扱に長けている証券会社を選べば他社より取扱銘柄数が多く、手数料も安い可能性があります。
証券口座をうまく使い分けて、できるだけ有利な条件で投資しましょう。
いろんな方からアドバイスをもらいたい人
対面証券では各顧客に担当者が付くため、投資に関するアドバイスを受けられます。
複数の対面証券で口座を開設すれば、各担当者からアドバイスを受けられるので、いろんな方からアドバイスをもらいたい人におすすめです。
今では、中立的な立場で資産運用のアドバイスを提供しているIFAも身近になっているので、証券会社と併せて相談すると良いでしょう。
まとめ
各証券会社の強みをしっかり把握できれば、様々なメリットを享受できます。
自分の投資方針や証券会社の特徴を把握し、自分に合った証券会社を選びましょう。
また、最近、「よく分からないまま資産運用をして何百万円も損をした」という話をよく聞く。
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