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【2023年版】退職金に関するアンケート 退職金の使い方とは

気になる退職金の使い道。
退職金に関して詳しく知る機会はあまりないのではないだろうか。

今回アドバイザーナビ株式会社では、55歳以上で退職された方限定に退職金に関するアンケートを実施し、113名から回答を得た。本コラムでは、その結果を基に退職金について解説していく。

アンケート概要
  • 実施期間 2022年12月26日〜2023年1月10日
  • 回答数 113名(55歳以上で退職された方限定)
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目次

年齢と退職金

ここでは、設問とともにアンケート結果を解説していく。

Q1.ご年齢を教えてください

今回の退職金に関するアンケートの回答者年齢は、51歳から76歳までの計113名であった。

早期退職をする方や定年を超えても現役で働き続けている方など、退職をする年齢は様々であることがわかる。また、転職が当たり前となってきている世の中であるため、退職後に新たな道へ進む方も少なくはないだろう。

Q2.退職をしてどのぐらい経過しましたか?

結果は5年以上と1年未満が両者共に25.7%と最も多いという結果となった。

退職するタイミングはそれぞれであり、年齢や勤続年数によって異なることから、自分自身が大体いくら貰うことができるのかを把握しておく必要がある。

Q3.退職金はいくらでしたか?

1000万未満と回答した割合が最も多く、全体の38.9%を占めた。次に2000万円未満が33.6%と、多くの方が2000万円未満であるということがわかった。

この結果から、退職金だけで生活していくことは困難であるように思える。

退職金の使い道や運用方法をしっかりと考える必要があるようだ。

Q4.現在の金融資産金額を教えてください

こちらも結果は1,000万円以下と回答した割合が最も多く、全体の35.4%を占めた。

今回の結果を通じて、全体の半分以上の方が金融資産額2,000万円以下である。

アメリカの一人あたりの平均資産額はおよそ2,400万円と言われており、それと比較してもかなり低水準であることがわかる。

Q5.退職金はどうしていますか?

一部運用していると回答した方が全体の39.8%で最も多く、全体の約4割を占めた。

全額預金している人が全体の38.9%であり、トップの一部運用していると回答した方と、さほど変わらない結果となった。

全額預金と回答した方のご意見

ここからは、上記のアンケートに対して「全額預金」と回答した方と「一部運用」と回答した方に分けて解説していく。

Q6.なぜ全額預金で置いてあるのですか?

ここでは、以下のような意見が見受けられた。

「全額預金をしている」と回答した方のご意見

  • 「増やす必要を感じていないから」
  • 「自分で運用したことがないし、運用失敗したら怖いから」
  • 「病気など突発的な不安の為」
  • 「元本が保証されていて、分散しておけば預金保険も適用されるので、増えなくてもなくなることはないから」

このように、運用に対する不安や将来病気になった時のために残しておくという考えが多いようだ。

Q7.今後、資産運用はお考えですか?

「全額預金」と回答した方に対して、今後どのような資産運用をお考えですか?と質問をした。

結果は、70.5%の方がいいえと回答した。

「いいえ」と回答した方のご意見

  • 「損失のリスクが心配だから」
  • 「損失が出るのが怖い」
  • 「第三者を信用できない」

という声が上がった。

不安を抱きながら運用に手を出すことは不可能であるため、怖いと思うことも当然であるように思える。

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一部運用、全額運用と回答した方の考え

「一部運用、全額運用」と回答した方に以下の調査を行った。

Q8.金融資産の内、資産運用に(投資)に回している割合を教えてください

結果は、28.9%の方が30%を資産運用に回していると回答した。

半分以上を運用に回すと回答した方は全体の3割ほどであり、世界情勢などを考えると、退職金の半分以上を運用に回せるほど余裕のある方は非常に少ないように感じる。

Q9.どこで資産運用していますか?

「退職金を運用している」と回答した方の43.4%が証券会社と回答した。

近年人気を誇っているネット証券も41.5%と証券会社と同等の割合を占める結果となった。

手数料が安く、手続きが簡単であることからネット証券の人気が高まり続けているように感じる。

Q10.どのような運用をしていますか?

投資信託と回答した方が64.2%と全体の7割近くを占める結果となった。

日本株や外国株を行っている方も多数見受けられた。

その他の回答としては、不動産投資やFXなどが挙げられた。

Q11.どのような経路でその金融機関とお付き合いを始めましたか?

こちらでは、インターネットと回答した方が41.5%と全体の4割以上を占める結果となった。

インターネットが普及してる世の中では、自分自身で検索し、金融機関とのお付き合いを始める方が多いようだ。

知人の紹介も、全体の2割ほどを占めている。知人の紹介であれば安心だと感じる方も多いのではないかと感じる。

セミナー参加や飛び込み営業からのお付き合いは、低水準となった。

Q12.なぜその金融機関で運用をしているのですか?

こちらの回答では、以下のような意見が見受けられた。

今の金融機関で運用している理由

  • 「信頼性が高いから」
  • 「取引手数料が安いから」
  • 「手軽に始めることができたから」
  • 「長い付き合いだから」
  • 「地元に営業所があり、手数料が安いから」
  • 「押し売りをしないから」
  • 「知名度があるから」

手数料が低い金融機関を選び、効率的な資産運用を行う必要があるため、手数料を気にする方の割合が非常に多いように感じる。

また、自分自身の資産を運用するにあたり、信頼性は非常に大事であり、重要視している方が多いように感じる。

Q13.現在、資産運用の担当者はいますか?

自分で運用していると回答した方が、50.9%と全体の約6割を占める結果となった。

担当者がいると回答した方は、34.0%と全体の3割ほどであった。

自身の資産を担当者に任せることに対して不安を抱いている方も多いのではないかと考えられる。

しかし、自分自身で運用を行っていくことに対して自信がない場合は、担当者とともに話を進めていくと良いだろう。

「資産運用担当者がいる」と回答した方への質問

ここからは、上記のアンケートで、「資産運用担当者がいる」と回答した方への回答に関する解説を行っていく。

Q14.資産運用担当者はどうですか?

普通と回答した方が最も多く、全体の約5割を占める結果となった。ここで注目してほしい部分は悪いと回答した方の割合である。

なんと、今回のアンケート結果では0%であった。

このことから、資産運用担当者に対して否定的な意見を持っている方は少なく、多くの方は担当者に満足していると考えられる。

Q15.資産運用担当者の評価の理由を教えてください

回答者からは、下記のような意見が見受けられた。

資産運用担当者に対する評価理由

  • 「親身に相談に乗ってくれるから」
  • 「リスクを明確に伝えてくれるから」
  • 「こまめに訪問してくれるから」
  • 「可もなく不可もなく」
  • 「不明な点は聞けば教えてくれるから。相談しやすい。」
  • 「誠実でアクションが早い」

運用に対する不安を解消するため、親身に相談に乗ってくれる担当者への評価が高いように感じる。

訪問なども好評であり、直接お話をすることで不安を解消することができるお客様も多いようだ。

Q16.資産運用の相談相手に求めることは何ですか?

こちらでは、以下のような意見が見受けられた。

資産運用担当者に求めるもの

  • 「専門性と信頼性」
  • 「リスクの説明」
  • 「自分の身になって考えてくれるかどうか」
  • 「相談相手自身もリスクをとって実践していること」
  • 「将来的な予測、相続対応」

このように、資産運用の相談相手には信頼性が最も重要視されていることがわかる。

専門性の知識を活かし、リスクに対する説明などもしっかりと行うことができる相手が出なければ、自分自身の資産の相談をすることは不可能であると考える。

Q17.退職金の運用や退職金全般に関して不安なことはありますか?

こちらでは、以下のようなご意見をいただいた。

退職金の運用や退職金全般に関して

  • 「うまく増やしていきたいが、自信がない」
  • 「ローン返済でほとんど消えてしまうため、運用に回す余裕がない」
  • 「株式投資部分が不安定なことが心配」
  • 「このまま貯金していても足りなくなると思うので、何とかしたいですが、世界情勢が安定していないため運用は怖いです」

このように運用に対して不安視している方が非常に多いように感じる。

また、運用したいという気持ちがあっても、運用に回すお金がないという回答も多く見受けられた。

インターネット経由での資産運用相談に関して

Q18.インターネット経由で資産運用の相談相手(金融機関等)を探すことに抵抗がありますか?

結果は、58.4%の方が抵抗があると回答し、全体の6割近くを占めている。

回答者からは、下記のような意見が見受けられた。

回答者のご意見

  • 「信頼性が不安」
  • 「資産運用の危険性を感じるため」
  • 「話を聞いてみる価値はあると思う」
  • 「ネットなら顔を合わせずに話すことができるため、相談しやすい」
  • 「誠実でアクションが早い」
  • 「信頼できるパートナーとなれるかどうかの判断が難しい」
  • 「オンラインでもファイナンシャルプランナーなどに相談すれば特に問題ない」

詐欺に対する不安の声や信用性がないなどの声が非常に多く、SNSなどが発達している現代でも、大事な資産をインターネットを通じて相談することに対して抵抗を感じている方が多いということがわかる。

おわりに

退職金の使い道は全額預金や運用など、人によって様々である。全額預金でお金を増やすことは難しいが、運用によって増やすことは可能である。

しかし、何もわからないまま運用を始めることは非常に危険であり、失敗してしまう確率が高い。運用を始めるためには、メリットやデメリット、リスクなどをしっかりと把握しておく必要がある。

その手助けとして、「退職金ナビ」を活用して、資産運用アドバイザーに相談をしてはいかがだろうか。プロの視点から資産運用の疑問を解決し、納得した上で資産運用を行おう。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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