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カードローンの返済が終わらない原因は?確認するべきことや解決方法をご紹介

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カードローンでお金を借りたけど、返済が終わらなくて困っていないだろうか?

カードローンは、消費者金融や銀行などによる個人向けの貸付けサービスだ。

カードローンを契約すると、専用のカードを使用し限度額内で必要な資金を借り入れることができる。

しかしカードローンは基本的に用途制約がなく、限度額内で自由に借り入れ・返済できるため、予定よりも借り入れ総額が増えてしまいがちだ。

加えてカードローンの金利は比較的高いため、借り入れ額が増えると返済が滞る可能性が高まるだろう。

カードローンの返済に困っている場合、まずは借り入れ状況と返済能力を正確に評価し、自力で返済できるか確認することが重要だ。

この記事では、カードローンの返済が終わらない原因や確認するべきこと・解決方法について説明しよう。

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目次

カードローンの返済が終わらない原因は?

カードローンの返済が終わらない原因は? カードローンナビ

カードローンの返済が終わらない原因は次の4つが挙げられる。

  • 金利が高い
  • 毎月の返済金額が低めに設定されている
  • 追加で借り入れをしてしまっている
  • 元本が減っていない

これらについて説明しよう。

金利が高い

カードローンを利用する場合、金利は法的に規定された上限が設けられている。

具体的な利息制限法による上限金利は以下の通りだ。

  • 10万円未満の借り入れ
    • 年利20%
  • 10万円以上100万円未満の借り入れ
    • 年利18%
  • 100万円以上の借り入れ
    • 年利15%

この範囲内であれば、消費者金融や銀行は金利を自由に設定できる。

しかしカードローンの金利は通常住宅ローンや自動車ローンと比較して高めになっており、法的な上限金利を設定している貸金業者も多く存在する。

金利が高いため支払うべき利息も高額となり、返済が進まないことがあるだろう。

カードローンは一般的に審査が緩く、保証人などの担保が不要だ。このため貸し倒れのリスク回避の観点から金利が高く設定されている。

毎月の返済金額が低めに設定されている

カードローンを利用する際は通常、借りた金額に対して最低の返済額が設定される。

もちろん最低返済額を上回る金額を支払っても構わないが、多くの人がつい最低返済額に限りなく近い金額で返済額を設定してしまうようだ。

カードローンの返済は、基本的には最初に利息に充当され、残りが元本に充てられる仕組みである。

そのため元本がなかなか減らず「毎月返済しているのに返済が終わらない」と感じることがあるだろう。

これは高い金利率に加え、毎月の返済額が少ないことが原因かもしれない。

たとえば、50万円を年利18%で借り入れし、毎月1万5000円ずつ返済する場合、完済には47回(3年11か月)かかる。

一方、無利息の場合、50万円の元本に対して毎月1万5000円を返済すると、34回(2年10か月)で完済できるはずだ。

しかし、18%の金利を考慮すると、返済期間が1年以上延びるため、返済が進まないように感じられるだろう。

追加で借り入れをしてしまっている

カードローンの返済が終わらない原因に追加借り入れをしてしまっているケースが挙げられる。

追加借り入れとは、追加の資金を借りることだ。

カードローンは、契約時に設定された利用限度額内であれば、自由に追加借り入れができる。

回数には制限がなく、繰り返し利用して借り入れ額が限度額に達すると一時的に借り入れできなくなるが、返済が行われると再び限度額内まで借り入れできるようになる。

非常に便利なので、ついつい手を出してしまうこともあるだろう。これがカードローンの返済が終わらない原因だ。

元本が減っていない

なかなかカードローンの返済が終わらないと感じている方にとって、元本が減っていない可能性が挙げられる。

借入金の返済に重要なのは、返済額がきちんと元金の返済に充てられることである。

返済期間を短縮するために、元本の減少を優先するよう心がけよう。

もし返済スケジュールが遅すぎると感じる場合、返済額を増やすことも検討しよう。

カードローンの返済が終わらない場合に確認するべきこと

返済が終わらない場合に確認するべきこと カードローンナビ

返済が終わらない場合に確認するべきことは次の3点だ。

  • 借り入れ金額を確認
  • 月々いくら返済しているのかを確認
  • 返済が終わるまでの期間を確認

それぞれについて説明する。

借り入れ金額を確認

カードローンの返済が終わらない問題に直面している場合、まず、借り入れ金額と返済能力を再確認しよう。

借り入れ残高と適用金利を再度チェックすることが重要である。もし他の借り入れもある場合、それらについても確認しよう。

次に、家計の収支を具体的な数字で見直し、月々の返済にどれくらいまでの金額を充てられるかをチェックしよう。

多くのカードローン会社のウェブサイトで、返済スケジュールを試算するツールが提供されている。

もし返済が長引く可能性があると感じた場合、家計から余剰資金を出す方法を探してみよう。

月々いくら返済しているのかを確認

月々いくら返済しているのかを確認しよう。

ほとんどのカードローン会社のホームページに「マイページなど」お客様専用のページがある。

ここに「ご利用状況のご確認」という項目があるため、月々いくら返済しているのか・あといくら利用できるか・次回の返済期限はいつかなど確認すると良いだろう。

毎月の返済額を確認することで、返済額を増やせるのか検討しやすくなる。

返済が終わるまでの期間を確認

返済が終わるまでの期間も先ほどの「マイページ」のようなお客様専用のページで確認できる。

カードローンを借りてから、漠然と生活しているといつまで支払う必要があるか忘れる場合もあるだろう。

返済が終わる期間を認識しないことが、返済が終わらないことに繋がるため注意が必要だ。

カードローンが返済できない場合についての詳しい解説はこちら。

カードローンの返済が終わらない事態の解決方法は?

返済が終わらない事態の解決方法は? カードローンナビ

返済が終わらない事態の解決方法は主に次の4つが挙げられる。

どれも工夫すれば実現できることばかりなので実践しよう。

  • 余裕のある時に繰り上げ返済を行う
  • 月々の返済金額を増やす
  • 金利の低いカードローンへの借り換えをする
  • 複数のカードローンから借りているならおまとめローンを利用する

これらについて詳しく説明しよう。

余裕のある時に繰り上げ返済を行う

余裕のある時に繰り上げ返済することで借り入れ期間を短縮することが可能だ。

繰上返済は通常の月々の返済に加えて、借り入れ金額の一部を事前に返済する方法である。

この方法を用いることで、支払うべき利息の総額を減らせる。

特に、臨時の収入(ボーナス)がある際に、家計に負担がかからない程度に活用するのがおすすめだ。

繰上げ返済の支払いは、すべて元本の償還に充てられる。そのため、返済期間を短縮したり、支払うべき利息を減らしたりできる。

さらに、経済的な負担を減らし、精神的にも安心感を持つことが可能である。

ただし、繰上げ返済には手数料がかかる場合があるため、事前にカードローン会社に確認するようにしよう。

月々の返済金額を増やす

月々の支払額を増やすことも、金利を減らす方法の一つである。

次回の支払い金額を超える金額を支払うなど積極的に返済を行うことで、元金が減少し、その結果支払総額の減少に繋がる。

金利の低いカードローンへの借り換えをする

返済に困っている時は、金利の低いカードローンに借り換えて金利負担を軽減しよう。

元本そのものは削減されませんが、最終的な支払い総額が減少する結果となる。

金利の負担が軽減されるため、余剰資金を使って元本を速やかに減らすことが可能である。

また、金利が低くなることで精神的な安心感を得ることもできるだろう。

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金利
(実質年率)
年1.4%~年14.6%年2.0%~年14.0%年1.5%~年14.5%年3.0%~年18.0%年3.0%~年18.0%年1.9%~14.5%年4.5%~年17.8%年4.5%~年17.8%年3.0%~年18.0%年1.7%~年14.8%年1.5%~年14.6%
借入限度額10万円〜800万円10万円〜800万円10万円〜800万円1万円〜800万円1万円〜800万円10万円〜800万円1万円〜500万円1万円~500万円1万円〜800万円10万円〜800万円10万円~1,000万円
無利息期間最大30日間最大30日間最大30日間最大30日間最大30日間なし
審査時間最短即日最短当日最短当日
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複数のカードローンから借りているならおまとめローンを利用する

現在利用しているカードローンを、金利の低いおまとめローンへ変更することで、支払い総額を軽減できる可能性がある。

次の条件で、カードローン会社A社・B社・C社のおまとめローンに変更した場合を検討しよう。

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A社B社C社
金利(実質年率)年12.0%~14.5%年10.0%~12.0%年8.0%~10.0%
約定返済金額15,000円25,000円35,000円
利用限度額100万円超200万円以下200万円超300万円以下200万円超300万円以下

A社から100万円を上限金利で借りて同じくB社から200万円、合計300万円をそれぞれの約定返済金額を毎月返済した場合、支払い総額の合計は約6,088,000円である。

しかしC社から同じ300万円を上限金利で借りて、毎月約定返済金額を返済すると、支払い総額は約5,283,000円になる。

このシミュレーションによれば300万円を借りると、おまとめローンを利用することで、支払い総額を約800,000円削減できる可能性があるといえるだろう。

これはあくまでシミュレーションであるが、おまとめローンの利用により支払い総額を減額できる可能性があるのなら、充分検討する余地があるのではないだろうか。

カードローンの返済が終わらない時にやってはいけないこと

カードローンの返済が終わらない時にやってはいけないこと カードローンナビ

カードローンの返済が終わらない時にやってはいけないことは次の2点である。

  • 他社借金返済のための追加借り入れ
  • 違法業者からの借り入れ

これらはなにがあっても手を出してはならないだろう。詳しく説明しよう。

他社借金返済のための追加借り入れ

他社の借金返済のために追加借り入れをすることはおすすめできない。

他社の借金を返済するために、別の金融業者から借り入れ・返済をするようになると、借金を借金で返す癖がついてしまうからだ。

そうなると次から次へと追加借り入れする状態に陥りやすくなり、あっという間に上限利用可能額を迎えてしまうだろう。

上限利用可能額に達したカードは制限がかかるため、同一の金融業者からの追加融資は受けられない。

そのためまた別の金融業者から借金をするという悪循環に陥りやすくなるだろう。

他社借金返済のための追加借り入れは、根本的な問題解決にはならない。

借金を借金で返す癖がつかないよう、現実の問題から目をそらさないようにしよう。

違法業者からの借り入れ

違法な貸金業者からの借り入れは、非合法な高金利が課され返済額が急激に増加し、すぐに返済不能に陥る可能性がある。

さらに、わずかな遅延でも業者から過度な取立てや脅迫的な行動を受け、心理的に追い詰められることがあるだろう。

出資法によれば、最高金利は年20%までと規定されている。この基準を超える金利は出資法に違反し、法的な罰則の対象となる。

借り入れ時には、金利が年20%を超えていないことを確認しよう。

カードローンの返済が遅れそうな時はどうすればいい?

カードローンの返済が遅れそうな時はどうすればいい? カードローンナビ

まず、返済期限に間に合わない状況に直面したら、最初にローン会社に連絡して相談しよう。

カードローンの支払いを滞納することには多くの不利益が伴うが、生活の都合などで返済日に間に合わない場合もある。

その際には、必ずカードローン会社に連絡し遅延の理由を説明・返済の見通しを伝えることで、支援を受けられる場合があるのだ。

返済の見通しが立たない場合でも、支払える金額だけ先に支払う取り決めができる場合もあるので、まずは相談しよう。

また、遅延の可能性を事前に伝えることで、督促の連絡が減少することや、返済プランの変更が可能となる可能性もあるだろう。

返済に不安を感じるかもしれないが、カードローン会社は契約者の状況を理解し、支援を提供したいと考えている。

相談を通じて、信頼関係が築かれることもあるだろう。

事態を悪化させないために、できるだけ早く相談することが重要である。

もし返済が難しい状況に直面した場合、債務整理が検討されるだろう。

どうしてもカードローンの返済が終わらない場合には債務整理も検討

どうしてもカードローンの返済が終わらない場合には債務整理も検討 カードローンナビ

どうしてもカードローンの返済が終わらない場合には債務整理も検討しよう。

債務整理には、次の4つの手段がある。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 特定調停
  • 自己破産

それぞれについて説明しよう。

任意整理

任意整理は、債務整理の一形態で、借金に悩む人々に対する支援策の一つである。

この手続きは利息の軽減や返済期間の再調整を通じて、借金の負担を軽減し、3〜5年の期間をかけて借金を完済することを目指すものである。

また、過払い金の返還により元本を減額できたり、遅延損害金の支払いを不要にできることもある。

任意整理は裁判所を介さず、債権者との合意交渉や法的手続きを通じて進められる。

自力で進めることも可能であるが、債権者との交渉が難しい場合が多いため、通常は弁護士による代理で行うことが一般的である。

債務整理の手段には他にも自己破産や個人再生などがあるが、任意整理は費用が比較的低く、借金問題を迅速に解決できる方法である。

任意整理を行うには、以下の条件を満たす必要がある。

  • 収入が安定している
  • 3〜5年の間に返済できる見通しがある
  • 継続して返済する意志がある

任意整理は、元本の完済を目指す手続きである。

そのため、安定した収入と、返済の意志が必要となる。

毎月の収入から生活費を差し引いた金額を返済に充てるため、収入が少ない場合は生活費の見直しも検討すべきである。

以下の条件に当てはまる方は、任意整理で借金問題を解決できる可能性があるだろう。

  • 残りの返済額が年収の3分の1を超えている方
  • 3年以上の間、返済を続けている方
  • 毎月の返済が生活を圧迫している方
  • 新たな借金で借金を返済している方

上記の条件に当てはまる場合、任意整理を通じて問題を解決できる段階にいるため、借金が膨らむ前に適切な対処を行おう。

個人再生

個人再生は、借金の削減手続きで、その後3年から5年かけて分割払いを行う。

個人再生を利用できるかどうかの最も重要な要点は、第三者から客観的に見て、その分割払いが可能かどうかである。

この評価を立証するために、給与明細や年収証明書を裁判所に提出し、家計簿を記入して支出を報告する。

手続きが始まると、数ヶ月にわたって毎月の支払いができるかどうかの事前履行テストが行われる。

これは裁判所によって異なり、テストが不要な場合もある。

履行テストは、毎月第三者に送金する方法や自身の口座に毎月貯金していく方法など、裁判所の管轄に応じて異なる方法で行われるだろう。

これらの要因を総合的に考慮した上で、最終的に裁判所が履行の可能性を判断する。

そのため、無職の方・生活保護を受給していて返済が不可能な方、収入はあるが返済にまったく余裕がない方は個人再生を適用できない。

しかし一定の収入が見込まれる場合、パートタイマーや派遣社員でも問題はない。

自営業者や会社経営者でも、事業の継続が見込まれ毎月の支払いが可能な場合、この制度を利用できるのだ。

特定調停

特定調停は簡易裁判所で行われる法的手続きであり、民事調停法および特定調停法の規定に従って進行する。

特定調停と任意整理の違いは、債権者と債務者が交渉する点はどちらも共通であるが、特定調停は調停委員が仲介役として重要な役割を果たす点で異なる。

特定調停を利用するには条件があるが、債務の減額や返済スケジュールの見直しなどが認められるため、債務負担の軽減に繋がるだろう。

また、通常特定調停は弁護士に依頼せず債務者自身が申し立てるため、他の債務整理手続きに比べて費用が安価である。

しかし特定調停による債務の減額は、通常、利息や遅延損害金のみに限られ、元本を含む大幅な減額を期待することは難しい場合がある。これらを考慮し検討しよう。

なお、債務整理の方法では任意整理が一般的となる。

自己破産

自己破産には、裁判所による認可が必要で、その結果借金のほぼ全額が免除される可能性がある。

しかし、これには当然デメリットも存在する。

最も大きなデメリットは、自己破産によって、家や車などの財産を失う可能性が高まることである。

その他にも、以下のデメリットがある。

  • クレジットカードの利用・新規作成や借り入れができなくなる
  • 住所・氏名が官報に掲載される
  • 一部の職業が制限される
  • 手続き中は引っ越しや旅行に制限がかかる
  • 手続き中は郵便物を管理される

現状を踏まえつつ、検討することをお勧めする。

債務整理のメリットは?

債務整理のメリットは? カードローンナビ

債務整理には、毎月の支払額が削減または免除される可能性があるというメリットがある。

このため、借金の返済負担が軽減され、経済的な余裕が生まれる。

これによって精神的にも負担が減少し、ストレスが軽減されるだろう。

債務整理のデメリットは?

債務整理のデメリットは? カードローンナビ

債務整理を実施すると一定期間の間、信用情報機関に事故情報として登録されるので、ブラックリストに登録されるという状態に陥る。

このブラックリストへの登録により、新たな借り入れやローンの組成、またはクレジットカードの新規発行などがしばらくの間難しくなるだろう。

さらに、債務整理を専門家に依頼する場合、その手続きにかかる費用がかさむこともある。

債務整理の方法に関わらず、専門家に依頼しない選択も可能であるが、一般的には弁護士に依頼することが多いだろう。

カードローンの返済が終わらずに困っているなら

カードローンの返済が終わらずに困っているなら カードローンナビ

カードローンの返済が終わらずに困っているなら、この記事で紹介したことを実践しよう。

まず、確認することとして、借り入れ金額・月々の返済額・返済が終わるまでの期間を認識しよう。

返済が終わらない事態の解決方法は、余裕のある時に繰り上げ返済を行う・月々の返済金額を増やす・金利の低いカードローンへの借り換えをする・複数のカードローンから借りているならおまとめローンを利用するなどを検討することである。

カードローンの返済が終わらない時でも、他社借金返済のための追加借り入れ・違法業者からの借り入れは避けることが大事である。

どうしてもカードローンの返済が終わらない場合には債務整理も検討しよう。

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