みずほ銀行カードローンを利用する際、限度額に関心を抱く方は多いだろう。
利用限度額は申込者の審査結果に基づいて決定されるので、希望額が必ずしも借り入れ可能とは限らない。。
ただし、初回の借り入れ額が希望に満たない場合でも、後日利用限度額の増額を申請することはできる。
今回は、みずほ銀行カードローンの利用限度額の決まり方や増額方法などを解説する。みずほ銀行カードローンの利用を検討中なら、ぜひ参考にして欲しい。
みずほ銀行カードローンの限度額はいくら?
みずほ銀行カードローンの利用限度額は、10万円~800万円である。なお、利用限度額は10万円単位で決められる。
また、みずほ銀行カードローンの借入金利は利用限度額ごとに決められているのである。
みずほ銀行カードローンの階層ごとの利用限度額と借入金利は以下にまとめたので、参考にしてほしい。
利用限度額 | 借入金利 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年2.0% |
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |
みずほ銀行カードローンの限度額とは
カードローンの利用限度額は金融機関ごとに異なる。一般的に、銀行カードローンの利用限度額は、消費者金融や信販会社よりも高めに設定される傾向がある。
この時、金融機関では申込者ごとに利用限度額を審査で決めているのだ。
利用限度額は申込者にとって大事な要素でもあるため、ここからはカードローンの利用限度額について解説する。
カードローン商品で借りられる最大の利用限度額
カードローンは、各金融機関ごとで利用限度額が変わる。最大の利用限度額とは金融機関が明示している額を指す。
例えばみずほ銀行カードローンだと、10~800万円までが利用限度額になり得る。
大きい方の金額である800万円が、申込者の借りられる最大の利用限度額ということになる。
ただし、申込者全員が最大利用限度額を借入できるわけではない。一方、小さい方の金額10万円が最低限借入できる金額である。
申込者の属性や年収を考慮して、金融機関が利用限度額を決めるのである。
申込者ごとの利用限度額
前述したように、利用限度額は申込者ごとに審査によって決まる。
仮に、申込の際に希望額を提示していたとしても、申込者の年収や属性などが審査基準になり利用限度額が審査される。
つまり、希望額が必ず借入できるとは限らないのだ。ただし、希望限度額が通らなかったからといって審査に落ちるわけではない。
希望限度額以外なら契約できる打診はあるので安心して良い。また、カードローンは利用限度額の範囲内なら何度でも借りることができる。
限度額が100万円だった場合でも一度で全額借りる必要はないのだ。例えば、100万円の中から30万円だけ借りると残りの利用限度額が70万円残る。
そこへ10万円返済すると利用限度額は80万円になるため、80万円の範囲内で再度の借入が可能ということだ。
以下の記事では、みずほ銀行カードローンの借入方法について解説しているのでぜひ参考にして欲しい。
みずほ銀行カードローンの限度額の決まり方
カードローンを利用する際には、審査が行われる。審査基準は各金融機関ごとに異なるが、一般的に同様の基準が適用される。
また、カードローンの借入審査とともに利用限度額も決定されるのだ。
なお、みずほ銀行カードローンの借入の際には以下のような審査があるので、詳しく解説する。
本人の属性
カードローンの審査でいう属性とは、職業・勤続年数・雇用形態・年収などが挙げられる。
職業の属性とは、一般的に正社員や公務員など安定した収入がある方をいう。
なお、勤続年数は勤務実績が長いほど審査には有利になる傾向がある。
また、雇用形態ではパートやアルバイトでも収入に応じた利用限度額の審査が行われる。
ただし、収入が安定していないと借入審査は厳しくなるだろう。
また、年収が高額だとしても歩合制のような収入が変動しやすい場合は審査が厳しくなる可能性がある。
上記のように属性は収入が安定しているかなどを基準に総合的に判断している。
これにより、返済能力に見合う利用限度額を決定する重要な要素になるのだ。
信用情報
信用情報機関には現在までの借入状況や返済状況などの履歴が記録・保存されているのだ。
なお、信用情報機関に保存されている情報は以下のようなものがある。
- 本人を特定する情報
- ローンなどを契約した会社名
- 申込契約内容
- 契約および返済年月日
- 毎月の返済状況
- 返済の遅延の有無
- クレジットカード利用歴
- 債務整理の金融事故情報
上記のような情報が6ヶ月~10年間にわたって保存されている。
金融機関は、カードローンの申込を受けた時点で信用情報機関に開示請求を行い、申込者の情報を確認しているのだ。
なお、この開示請求は個人でも請求できる。気になることがあれば、審査の前に調べてみると良いだろう。
他社の借入状況
カードローンでは、年収に応じて返済能力などが審査される。
この時、他社の借入状況によっても利用限度額が変わる。
貸金業者(消費者金融や信販会社)では、「総量規制」という貸金業者に向けての法律がある。
その法律ではカードローンの借入の際は、他社を含めて年収の3分の1以上の借入は認められていないのだ。
一方、銀行カードローンはこれにあたらないが同等の基準を定めている所がほとんどである。
そのため、みずほ銀行カードローンでも審査で他社の借入状況の調査が行われる。
他社で借入しすぎている場合は、審査に悪影響が出てしまう。
みずほ銀行カードローンの限度額を増額する方法
返済を遅延せず行なっていけば実績が積み重ねられ、増額の申込が可能になる。カードローンの増額とは、現在の利用限度額を引き上げることである。
この項では増額する際の申込方法と必要書類について解説しよう。なお、利用限度額を引き上げるメリットについては後述する。
申込方法
みずほ銀行カードローンの増額の申込は、カードローンの再申込になる。申込はパソコン・スマートフォン・店舗・電話から可能だ。
みずほ銀行カードローンの増額は再審査になるため、必要な手順は新規申込の際と同じである。
また、増額申込時に当初の申込時点より収入が増加している場合は増額に期待が持てる。
なお、現在の利用限度額が希望額以下だった方も増額の申込を検討すると良いだろう。
返済実績ができれば信用度が上がっており、審査に通りやすくなっているからである。
ただし、他社のカードローンの利用限度額の増額をみずほ銀行で行うことはできない。
その際は、みずほ銀行カードローンでは新規申込をする必要がある。
必要書類
増額審査で本人確認書類や在籍確認は省かれる可能性がある。
ただ、希望する額が50万円以上になる場合は収入証明書が必要になるだろう。
みずほ銀行カードローンで収入証明書として利用できる書類には、以下の物がある。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 課税証明書
- 納税証明書その1、その2(個人事業主・会社経営の方)
個人事業主・会社経営の方は収入証明書または課税証明書のみ収入証明書として認められるので注意しよう。
なお、みずほ銀行の店舗で増額の申込をする場合はキャッシュカード・普通預金口座の届出印・本人確認書類を持参すると良い。
みずほ銀行カードローンの限度額増額がおすすめな人
返済が順調であれば増額できる可能性はある。利息を抑えたい人や、借入先をこれ以上増やしたくない人には利用限度額の増額がおすすめだ。
ただし、利用限度額が上がったからといって不要な借入をする必要はないので安心してほしい。
なお、利息が減額されれば月々の返済額が一定である場合、貸越残高の返済割合が増えて返済期間が短縮され支払総額も減額されるのだ。
ここからは、利用限度額増額がおすすめな人やその理由を説明しよう。
利息を抑えたい人
金利は、利用限度額ごとに決められる。そのため、利用限度額の階層が変われば金利も変わり、利息が抑えられるのである。
例えば、利用限度額50万円の場合の金利は年14.0%となる。これが100万円になると、金利は年12.0%に下がるのだ。
上記の変化を利息で表すと、金利年14.0%で30万円を30日間借入れた利息は3,452円となる。
一方で、金利年12.0%で30日間借入れた利息だと2,958円になるためその差額は494円になる。
30日間では僅差に思えるが、返済期間が長ければこの差は大きくなる。
また、借入額が大きくなればなおさら利息の差は広がる。そのため、利息を抑えたい人には増額がおすすめだ。
借入先を増やしたくない人
みずほ銀行カードローンを利用中であっても、他社でカードローン契約をすることが可能である。
だが、他社でもカードローン契約をすると返済日の管理や返済費の用意が大変になる可能性があるのだ。
みずほ銀行カードローンで増額すれば借入先は1社のままで返済できるので、他社で借入するより返済の管理がしやすい。
なお、返済シミュレーションで増額後の返済額や返済期間をシミュレーションすれば月々の返済負担を知ることができる。
みずほ銀行カードローンでの増額は、借入先を増やしたくない人にもおすすめである。
みずほ銀行カードローンの限度額を増額する際の注意点
カードローンの増額申請した場合のメリットを解説したが、増額には注意点もある。
また、審査にかかる時間は新規申込の際より時間を要する可能性があるので注意が必要だ。
また、増額の申込が必ず通るとも限らないので、過度な期待をしないようにしよう。
ここからは、みずほ銀行カードローンで増額する際の注意点を解説する。
審査・融資には時間がかかる
利用限度額の増額の申込では本人確認や在籍確認は簡単に済む場合がある。
ただ、利用限度額が上がることで審査基準が厳しくなり、時間がかかる場合もあるのだ。
時間がかかる理由は年収の見直しや返済能力の確認がおもになる。
この時特記するような不利な条件がない限り、増額できる可能性はあると言える。
一方、新規の申込をした場合の審査時間は最短で当日に結果が出た人もいただろう。
また、店舗や電話での新規申込の場合でも翌々営業日以降には審査結果が出ている。
しかし、再審査ではそれ以上の時間がかかると見越したほうが良いだろう。
審査結果次第で限度額が減る可能性がある
カードローンの利用限度額の増額申込をする際に、当初より収入が下がっている場合は増額どころか減額される場合がある。
また、一度でも遅延したことがある場合は遅延期間に関わらず再審査が厳しくなることが予想される。
再審査では増額も見込まれるが、当初の借入後に収入変化や転職など条件が変わっている場合には減額される可能性もある。
その場合には、再審査の申込前に審査基準の見直しをしてから増額申込を検討したほうが良いだろう。
審査に通過しても金利が変わらない可能性がある
金利は利用限度額ごとに設定されている。
そのため、利用限度額が増額できてもみずほ銀行カードローンの利用限度額ごとの階層が変わらなければ金利は変わらない。
また、金利を変えるためには最大で90万円、最小で10万円以上利用限度額が変わる必要があるのだ。
そのため、当初の利用限度額が低い場合は増額した利用限度額が金利の変わり目まで届かない可能性があることを覚えておこう。
なお、利用限度額の階層表は冒頭で記載しているので確認して欲しい。
みずほ銀行カードローンの利用可能額が0円になる理由
利用限度額が突然0円になる理由は、上限まで借入した場合に残高がなくなるからだ。
さらに、借入すると1ヶ月後には利息分が追加される。そのため、支払総額が利用限度額を超えることがあり、結果として利用限度額が0円になる可能性があるのだ。
ここからは、利用可能額が0円になる場合について説明していく。
借入が利用限度額を超えている
ここまで、利用限度額の範囲なら何度でも借入可能だと解説してきた。申込者が利用限度額の上限まで借入した場合、利用限度額の残高はなくなる。
みずほ銀行カードローンの「キャッシュカード兼用型」では、借入時に普通預金口座の残高から引き落としがかかる。
普通預金口座で足りなかった金額が、ローン口座から自動で引き落とされる仕組みになっている。
例えば、普通預金口座に2万円の預金残高があるとして、10万円をカードローンで借入するとしよう。
10万円のうち2万円が普通預金口座から引き落とされ、残りの8万円がローン口座の借入額として引き落とされるのだ。この場合、普通預金口座の残高は0になるのである。
このように、利用限度額の上限まで借入れると返済しない限り利用限度額の残高が増えることはない。
返済遅延などの問題が生じている
みずほ銀行カードローンでは、返済が遅れ続けることで遅延損害金が発生する。
遅延損害金の利率は年19.9%で、遅延が発生した返済日から返済が解消された日(入金確認ができた日)までの期間に課せられる。
計算式は、借入残高×0.199÷365×日数=遅延損害金となる。なお、遅延損害金は貸越元金に組み込まれる。
みずほ銀行カードローンの月々の返済額は貸越元金に金利をかけることで利息が算出される。そのため、貸越元金が増えると利息も増える。
その結果、借入総額が減少せずに利用限度額を超えることがある。
また、月々の返済を遅延した場合、遅延分の返済が完了するまで追加の借入ができないため、注意が必要だ。
みずほ銀行カードローンを限度額内で有効活用するコツ
みずほ銀行カードローンは、利用限度額内での借入は何度でも可能だ。
しかし、繰り返し借入を行うと利息が増加し、借入総額が減少しづらくなる。
ここからは、借入金を減らすポイントを解説するので、ぜひ参考にして欲しい。
返済計画を立てる
返済計画を立てる場合は「返済シミュレーション」を活用しよう。
返済シミュレーションでは、月々の返済金額や回数、利息の合計額、総返済額が分かる。これにより、毎月の返済計画を立てるのに役立つ。
また、みずほ銀行カードローンの自動引落は月々の返済額が一定となる。
そのため、借入を繰り返していると利息額が増える分貸越元金の割合が少なくなり借入総額が減らない。
そのようなことを防ぐためにも、借入額は必要最小限にして早期の返済を目指そう。
繰上返済を行う
みずほ銀行カードローンでは、繰上返済が可能だ。繰上返済とは、月々の返済日とは別の日に借入金の一部を返済することだ。
繰上返済では利息分が含まれず、全額が貸越元金に還元される。これにより、大幅にカードローンの借入残高を減らせる可能性がある。
ただし、繰上返済をしても毎月10日の返済日には返済金の支払いがあるので注意しよう。
通常の支払いができないと、遅延扱いになってしまうからだ。
また、繰上返済はみずほダイレクトまたはATMで行えることも覚えておこう。
手数料がかからない借入・返済方法を選択する
みずほ銀行カードローンで任意返済(繰上返済)を行う場合、みずほダイレクトやATMを利用することが可能だ。
なお、みずほ銀行ATM・提携コンビニATMを利用する場合は手数料がかからない。以下にそれぞれのATMの利用時間を記載したので、参考にして欲しい。
利用可能な曜日 | みずほ銀行ATM | E.net・ローソン銀行・セブン銀行 | コンビニATM
---|---|---|
月曜日 | 7:00~24:00 | 終日 |
火曜日~金曜日 | 終日 | 終日 |
土曜日 | 0:00~22:00 | 0:00~22:00 |
日曜日 | 8:00~21:00 | 8:00~24:00 |
第1、4土曜日の3:00~5:00の利用は不可 |
みずほ銀行カードローンの限度額を確認して上手に利用しよう
今回は、みずほ銀行カードローンの利用限度額を解説してきた。
利用限度額は申込者ごとに審査で決定されるが、返済を計画的に行うことで銀行との信頼関係を築き、利用限度額を増額できる可能性がある。。
この時、利用限度額を増額することで金利が下がることもあるのでぜひ増額の申込を検討して欲しい。
また、任意返済で利息や支払総額を減額できる可能性もある。資金に余裕があるときは繰上返済も視野に入れよう。
みずほ銀行カードローンは、最低返済額が2,000円からと、誰でも利用しやすいカードローンである。
ただし、借入時には返済能力を考慮し、必要最小限の借入額に留めることが重要だ。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |