- あんしんワイドの金利や借入限度額について知りたい
- あんしんワイドの利用方法がわからない
- あんしんワイドの申し込みから借入までの具体的な手順を知りたい
あんしんワイドは、GMOあおぞらネット銀行が提供している融資枠型のビジネス向けローンである。
申し込みから借入、返済までのすべてがWeb上で完結するため、使い勝手が良いと評判だ。
法人でまとまったお金が必要な場合に、最適な手段だと言える。
しかし、聞き馴染みのない人は、そもそもあんしんワイドとは何か、どのような利点があるのか分からない人もいるだろう。
そこで本記事では、あんしんワイドの概要や利用するメリット、注意点などについて詳しく解説する。
利用条件や申し込み手順も紹介するので、スムーズに利用したい人も参考にしてほしい。
GMOあおぞらネット銀行の「あんしんワイド」とは?
あんしんワイドとは、GMOあおぞらネット銀行が法人向けに提供しているローンサービスだ。
融資枠型で使い勝手が良い点や、申し込みから返済までの操作がオンライン上で完結するため、利便性が高いと人気のあるローンサービスである。
また、審査する際は、利用者の銀行口座における過去の入出金データをもとにして行われる。
そのため、決算書や事業計画書の提出といった煩わしい手順はなく、いざという時に備えて申し込みだけしておく人も多いのが特徴だ。
あんしんワイドの利用対象と申し込み条件
融資枠型のあんしんワイドでは、申し込みに必要な条件が設定されている。
ここでは、対象となる事業者や申し込み時の必要条件について詳しく解説する。自社が必須条件を満たし、申し込めるか判断するための参考にしてほしい。
対象となる事業者
あんしんワイドの対象となる事業者は、GMOあおぞらネット銀行の法人口座を保有している営利法人※だ。
法人口座は誰でも手軽に開設できるため、ほとんどの営利法人が対象となるだろう。
また、法人を対象としているため、個人事業主は利用できない点に注意が必要だ。
※ 営利法人とは、事業活動によって利益を獲得し、その得られた利益を構成員に分配することを目的とする法人である。例えば、株式会社・合同会社・有限会社・合資会社などが挙げられる
申し込み時の必要条件
あんしんワイドに申し込む際の必要条件は、以下のとおりだ。
- 営利法人である
- GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設している
- 個人で開設している口座における2ヶ月以上の継続した入出金明細書がある
- GMOあおぞらネット銀行の他のサービスで延滞や未収を行なっていない
- 「あんしん10万円(極度型ローン・10万円型)」を解約した過去がない
上記を満たしていれば誰でも申し込みが可能である。そのため、決算書や事業計画書の提出が必要ないだけではなく、担保や保証人を立てる必要もない。
また、2ヶ月以上の継続した入出金明細書については、他の金融機関で開設した口座でも可能となっている。
ただし、その場合は、借入限度額や借入利率の審査は厳しくなる場合があると公式サイトに記載されている。
審査で見られるポイント
審査で見られるポイントは、以下のとおりだ。
- 入出金明細書における金額の動き具合
- どのような事業を展開しているか
- 法人や個人における信用情報に延滞や未収の記録がないか
入出金明細書における金額の動き具合では、主に以下の判断基準が定められていると予想できる。
- 収入が安定しているか
- 返済能力があるか
- 無理な支出をしていないか
- 会社の資金繰りに無理がないか
また、口座の入出金明細書を提出する際は、できる限り大きな額が動いた月の明細書を提出すると良い。
例えば、口座での入出金が以下の場合を考えてみる。
月 | 動いたお金の合計 |
---|---|
1 | 700万円 |
2 | 50万円 |
3 | 400万円 |
4 | 400万円 |
5 | 100万円 |
6 | 100万円 |
上記の場合では、1月と2月の明細書を提出するよりも、3月と4月の明細書を提出する方が、審査で有利に進む可能性が高いと言える。
なお入出金明細書の提出は最低2ヶ月で、上限はないため、継続して入出金を繰り返している月の明細書は、なるべく全部を提出するとよりアピールできるだろう。
プロジェクトの終了時に一括で多額が入金される場合は、申し込み時期を少し遅らせるのもおすすめの手段だ。
審査で有利な業種や事業などは、明確に公表はされていない。ただし、以下のようなポイントを見られている可能性が高いと予想できる。
- 具体的な事業計画で再現性が高いか
- 安定した顧客基盤を有しているか
- 経営者が事業に熱意を持っているか
上記は公式情報や口コミをもとにした筆者の考察であるため、あくまでも参考程度にしておいてほしい。
他のビジネスローンとの違い
他のビジネスローンと違う特徴は、以下のとおりだ。
- 創業1年未満の法人でも借入が可能
- 保証人が不要
- 返済期間が自由
- 提出書類が少なく申し込みから借入までの手続きが簡単
- 金利が低い
返済能力の審査は銀行口座における過去の入出金データをもとにして実施されるため、会社の赤字や債務超過、創業が1年未満などの状況でも借入が可能だ。
また、担保や保証人が不要な点も特徴だと言える。
また、融資枠内の金額で契約している期間内でなら、いつでも借入や返済を自由に行える点も大きな魅力だ。
さらに、他のビジネスローンに比べて金利が低い点も大きな違いだろう。他のビジネスローンと金利を比較した表は、以下のとおりだ。
ビジネスローン名 | 金利 |
---|---|
GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイド | 0.9~14.0% |
AGビジネスサポートの事業者向けビジネスローン | 3.1%〜18.0% |
ファンドワンの事業者ローン | 10.0〜18.0% |
レイクのレイク de ビジネス | 12.0%〜18.0% |
アコムのビジネスサポートカードローン | 4.5%〜18.0% |
アイフルの事業サポートプラン | 3.0%〜18.0% |
プロミスの自営者カードローン | 6.3%~17.8% |
ビジネスパートナーのスモールビジネスローン | 9.98%〜18.0% |
オリコのCREST for Biz | 6.0%~18.0% |
セゾンファンデックスの個人事業主専用カードローン | 6.5%~17.8% |
オリックス・クレジットのVIPローンカード BUSINESS | 6.0%~17.8% |
ニチデンの事業者ローン | 4.8%~17.52% |
オージェイの無担保融資 | 10.0%~18.0% |
あんしんワイドは、金利の下限が1.0%を切っており、圧倒的に低いことが見てとれる。
あんしんワイドの金利と限度額の詳細
ビジネスローンに申し込むか決める際、気になるのは適用される金利と限度額の範囲だ。
どれだけ審査基準が甘く簡単に借り入れられたとしても、金利が高く利息の負担が大きければ、申し込む人は少ないだろう。
ここでは、適用される金利や限度額について詳しく解説していく。
借入額ごとの利息シミュレーションも紹介するので、実際に借り入れた状況をイメージするための参考にしてほしい。
あんしんワイドの金利と借入限度額の範囲
設定されている金利の幅は、0.9%〜14.0%となっている。実際に適用される金利は、審査結果や資金の需要、供給のバランスなどを考慮したうえで決定される。
例えば、お金の量が一定である場合は、資金を借り入れたい人が多い(需要が高い)時は高く設定され、逆に資金を借り入れたい人が少ない時は低くなる。
また、借入限度額の範囲は、10万円〜1,500万円※となっている。
適用される借入限度額は、審査で返済能力や過去の信用情報を入念に確認したうえで設定される。
- 初回契約時の借入限度額は、1,000万円である。
- 参考:GMOあおぞらネット銀行公式サイト「融資(利用)枠型ビジネスローンあんしんワイド」
他のビジネスローンとの比較表
あんしんワイドと他のビジネスローンを比較した表は、以下になる。
ビジネスローン名 | 金利 | 借入限度額 | 審査期間 | 対象者 | 即日融資 | 無担保 | 保証人不要 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
あんしんワイド | 0.9~14.0% | 10万〜1,500万円※ | 最短2営業日 | 法人 | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
AGビジネスサポートの事業者向けビジネスローン | 3.1%〜18.0% | 50万〜1,000万円 | 最短即日 | 法人・個人事業主 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
ファンドワンの事業者ローン | 10.0〜18.0% | 30万〜500万円 | 最短即日 | 法人・個人事業主 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
レイクのレイク de ビジネス | 12.0%〜18.0% | 1万〜500万円 | 最短即日 | 個人事業主 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
アコムのビジネスサポートカードローン | 4.5%〜18.0% | 1万〜300万円 | 最短当日 | 個人事業主 | ー | ⚪︎ | ⚪︎ |
アイフルの事業サポートプラン | 3.0%〜18.0% | 1万〜500万円 | 最短翌日 | 法人・個人事業主 | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
プロミスの自営者カードローン | 6.3%~17.8% | 最大300万円 | 最短即日 | 個人事業主 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
ビジネスパートナーのスモールビジネスローン | 9.98%〜18.0% | 50万〜500万円 | 最短5日 | 法人・個人事業主 | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
オリックス・クレジットのVIPローンカード BUSINESS | 6.0%~17.8% | 50万~500万円 | 最短即日 | 法人・個人事業主 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
利息のシミュレーション:50万円・200万円・700万円
ここでは、50万円・200万円・700万円を借り入れた場合の利息額シミュレーションを紹介する。実際に借り入れる際のイメージをするための参考にしてほしい。
50万円を借り入れた場合:金利10.0%と仮定
金利10.0%で50万円を借り入れた場合の利息額は、以下のとおりだ。
返済期間 | 利息額 |
---|---|
30日間 | 4,110円 |
60日間 | 8,219円 |
90日間 | 12,329円 |
120日間 | 16,438円 |
150日間 | 20,548円 |
180日間 | 24,658円 |
360日間 | 49,315円 |
200万円を借り入れた場合:金利6.0%と仮定
金利6.0%で200万円を借り入れた場合の利息額は、以下のとおりだ。
返済期間 | 利息額 |
---|---|
30日間 | 9,863円 |
60日間 | 19,726円 |
90日間 | 29,589円 |
120日間 | 39,452円 |
150日間 | 49,315円 |
180日間 | 59,178円 |
360日間 | 118,356円 |
700万円を借り入れた場合:金利2.0%と仮定
金利2.0%で700万円を借り入れた場合の利息額は、以下のとおりだ。
返済期間 | 利息額 |
---|---|
30日間 | 11,507円 |
60日間 | 23,014円 |
90日間 | 34,521円 |
120日間 | 46,027円 |
150日間 | 57,534円 |
180日間 | 69,041円 |
360日間 | 138,082円 |
あんしんワイドのメリットと注意点
ここでは、あんしんワイドを利用するメリットと注意点を解説する。他のビジネスローンとあんしんワイドのどちらを利用すべきか悩んでいる人は、参考にしてほしい。
あんしんワイドのメリット6つ
利用するメリットは、主に以下の6つだ。
- 他社に比べて金利が低い
- 極度型融資で自由に借入・返済ができる
- 申し込みから借入や返済までのすべてがWeb上で完結する
- 創業1年に満たない法人でも借入が可能
- 煩わしい決算書や事業計画書の提出は不要
- 初回から借入限度額が1,000万円と高い
それぞれ詳しく解説する。
他社に比べて金利が低い
他のビジネスローンに比べて金利が低い点が魅力だ。他社と比較した表は、以下のとおりだ。
ビジネスローン名 | 金利 |
---|---|
GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイド | 0.9~14.0% |
ファンドワンの事業者ローン | 10.0〜18.0% |
アコムのビジネスサポートカードローン | 4.5%〜18.0% |
アイフルの事業サポートプラン | 3.0%〜18.0% |
プロミスの自営者カードローン | 6.3%~17.8% |
オリコのCREST for Biz | 6.0%~18.0% |
オリックス・クレジットのVIPローンカード BUSINESS | 6.0%~17.8% |
ニチデンの事業者ローン | 4.8%~17.52% |
オージェイの無担保融資 | 10.0%~18.0% |
他のビジネスローンでは、金利の最大が17.0〜18.0%ほどに設定されているのに対して、14.0%と低い。
さらに、審査の結果によっては、0.9%〜利用できる点は他社にはない大きなメリットだと言える。
基本的に、借入額が大きく、返済期間が長くなるほど利息の負担は大きくなる。
そのため、1,000万円近い金額を借り入れたい場合や、早急な返済が難しい場合は、一択になると言っても過言ではない。
極度型融資で自由に借入・返済ができる
極度型融資※を採用しており、利用者は設定された融資枠の中で自由に借入や返済が可能だ。
※ 極度型融資とは、金融機関があらかじめ設定した最大限度額の範囲内で、利用者が必要に応じて複数回にわたり資金を借り入れたり返済したりできる融資方式である。
設定された融資枠内なら自由に資金を管理できるため、急に運転資金が必要になった際でも安心だと言える。
また、一度に全額を借り入れるのではなく、必要な分だけ借り入れるため、無駄な利息負担を減らせる点も大きなメリットだろう。
創業間もない企業や、今後の出費が予期できない事業を展開する際は、柔軟に資金繰りできるあんしんワイドが最適だと言える。
- 参考:イー・ローン「極度貸付」
申し込みから借入や返済までのすべてがWeb上で完結する
申し込みから借入や返済までのすべてがWeb上で完結する点も大きな魅力だ。また、24時間365日操作が可能で、緊急時にすぐ利用できる点も大きなメリットだろう。
また、一般的にビジネスローンの審査の中で、銀行担当者との面談が行われるケースが多い。一方、面談もオンラインで実施されるため、店頭に足を運ぶ必要はない。
仕事が忙しくてなかなか店頭に足を運ぶ時間を作れない経営者にとっては、大きな魅力だと言えるだろう。
創業1年に満たない法人でも借入が可能
創業1年に満たない法人でも申し込みが可能だ。条件としても、以下のように他社に比べて緩めに設定されている。
- 営利法人である
- GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設している
- 個人で開設している口座における2ヶ月以上の継続した入出金明細書がある
- GMOあおぞらネット銀行の他のサービスで延滞や未収を行なっていない
- 「あんしん10万円(極度型ローン・10万円型)」を解約した過去がない
また、借り入れた資金の使用先が不明確であっても、事業資金として必要であれば借入ができる。
さらに、赤字や債務超過がある企業でも審査を受けられるため、まとまったお金が必要な企業にとっては、心強いビジネスローンだ。
煩わしい決算書や事業計画書の提出は不要
銀行口座の入出金明細のデータをもとにして審査を行うため、決算書や事業計画書の提出は一切不要だ。
また、ここでの入出金明細に関しては、他銀行の口座でも審査を受けられる。
さらに、銀行口座における入出金明細のデータを提出すれば、担保や保証人も必要ない。
審査における煩わしい手順が不要で、手軽に申し込める点は、あんしんワイドの大きなメリットだ。
初回から借入限度額が1,000万円と高い
初回の借入限度額は、1,000万円に設定されている。一般的なビジネスローンでの借入限度額が300万円から500万円ほどであると考えると、大きな魅力だと言える。
また、融資の使い道は、運転資金・設備資金・つなぎ資金など、自由に決められる。
極度型融資で自由に借入・返済ができる点を考慮すると、他のビジネスローンに比べて扱いやすいと言えるだろう。
あんしんワイドを利用する時の注意点
あんしんワイドを利用する時の注意点としては、以下の3つが挙げられる。
- 個人事業主は利用できない
- GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設する必要がある
- 審査の結果に最短で2営業日かかる
それぞれ見ていこう。
個人事業主は利用できない
法人のみを顧客対象としているあんしんワイドでは、個人事業主は利用できない。
そのため、法人格をもたないフリーランスや、独立した専門家・小規模な店舗を運営している個人事業主の場合は、他のビジネスローンに申し込むのが良いだろう。
GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設する必要がある
審査時に提出する銀行口座での入出金における明細書データは、他社の銀行でも良い。
しかし、実際に借り入れるためには、GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設しなければいけない。
また、申し込み時の条件としても、同様に法人口座の開設が定められている。ただし、法人口座の開設は、難しい操作はなく15分ほどで完結する。
そのため、今後申し込む予定のある人は、事前に開設しておくのがおすすめだ。
審査の結果に最短で2営業日かかる
審査結果には、最短でも2営業日かかると公表されている。申し込み条件も緩く、手軽に利用できるが、即日での借入はできない点に注意が必要だ。
また、使用した金額分にだけ利息がかかるため、とりあえず申し込みだけして、融資枠を確保しておくのもおすすめだ。
あんしんワイドがおすすめな法人の特徴
あんしんワイドがおすすめな法人の特徴は、以下の3つだ。
- 創業期や赤字でも資金調達をしたい人
- 低金利でビジネスローンを利用したい人
- 繰り返し借入を行う予定のある人
それぞれ解説していく。
創業期や赤字でも資金調達をしたい人
銀行口座における直近2ヶ月分以上の入出金データがあれば申し込めるため、創業初期で決算書を用意できない企業にもおすすめだ。
他のビジネスローンでは、決算書や事業計画書を提出できずに審査に落ちてしまう、創業初期の企業も多いだろう。
また、銀行口座でお金の入出金が行われていれば、赤字決算の企業でも審査に通る可能性は高い。
これらのことから、創業初期や赤字決算で資金調達をしたい企業におすすめだと言える。
低金利でビジネスローンを利用したい人
あんしんワイドは、低金利でビジネスローンを利用したい人におすすめだ。
他のビジネスローンでは金利の上限が17.0%〜18.0%であるのに対して、14.0%と低く設定されている。
借入額が大きくなるほど利息の負担も大きくなるため、まとまったお金が欲しい人や、返済の見通しが立っていない人は、あんしんワイドを利用すると良いだろう。
繰り返し借入を行う予定のある人
繰り返し借入を行う予定のある人にも、おすすめなローンだ。あんしんワイドでは、決められた限度額の範囲内なら、自由に借入と返済を繰り返し可能である。
もちろん追加で借り入れる際の審査も必要ないため、急に資金が必要になった時でも安心だと言える。
あんしんワイドの申込手順
ここでは、あんしんワイドの申込手順や必要な書類について解説する。スムーズに借入するための参考にしてほしい。
あんしんワイドの申し込みから借入までの流れ
申し込んで借り入れるまでの流れは、GMOあおぞらネット銀行の口座を保有している場合と、そうでない場合とで多少異なる。
ここでは、状況別に申し込みから借入までの流れを解説していく。
あらかじめ口座を持っている場合
あらかじめGMOあおぞらネット銀行の法人口座を持っている場合の手順は、以下のとおりだ。
- 他銀行の入出金データを利用する場合は「入出金明細管理サービス」※1で同期する
- GMOあおぞらネット銀行の公式サイトから申し込む
- オンライン面談を行う※2
- 審査を受ける
- 審査結果がメールにて通知される
- 契約が完了したらWeb上でいつでも借入できる
- 1 freee入出金管理 with GMOあおぞらネット銀行
- 2 申し込みの状況によっては、面談なしで審査に進む場合もある。
すでに口座を開設している場合は、Web上から手軽に申し込める。
また、銀行担当者とのオンライン面談は、申し込み内容によっては実施されないケースもある。
面談をせずにスムーズに進めたい場合は、申し込み時に記入する情報を充実させたり、口座の入出金データでアピールしたりすると良いだろう。
法人口座を開設していない場合
GMOあおぞらネット銀行の法人口座を持っていない場合の手順は、以下のとおりだ。
- GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設する
- 他銀行の入出金データを利用する場合は「入出金明細管理サービス」※1で同期する
- GMOあおぞらネット銀行の公式サイトから申し込む
- オンライン面談を行う※2
- 審査を受ける
- 審査結果がメールにて通知される
- 契約が完了したらWeb上でいつでも借入できる
- 1 freee入出金管理 with GMOあおぞらネット銀行
- 2 申し込みの状況によっては、面談なしで審査に進む場合もある。
GMOあおぞらネット銀行の法人口座を持っていない場合は、まず法人口座を開設する。口座の開設は、フォームに必要情報を記入して、事業内容の申告と必要書類のアップロードを行えば完結する。
申し込みが完了したら、郵便物を受け取り、初期設定を済ませる。その後の手順は、法人口座を開設している場合と同じである。
あんしんワイドの申し込みに必要な書類
審査は銀行口座の入出金明細データをもとに行われるため、決算書や事業計画書など、必要な書類はありません。
ただし、freee入出金管理 with GMOあおぞらネット銀行を利用する場合は、同期した銀行口座の通帳コピーが必要になるケースもある。
また、法人口座を開設していない場合は、開設にあたって運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、事業内容を確認できる計画書やパンフレットなどが必須である。
口座開設における審査は厳しく行われるため、会社の事業内容や売上、仕入れなどが詳細に分かる書類を用意するのがおすすめだ。
あんしんワイドは金利が低く自由に借入・返済ができる
GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイドは、極度型融資で自由に借入・返済ができるビジネスローンだ。さらに、他社と比べて以下のような魅力もある。
- 金利が0.9%~14.0%と低い
- 初回から最大1,000万円の借入限度額
- 決算書や事業計画書の提出は不要
- 担保や保証人も不要
- 創業初期や赤字決算の企業でも申し込み可能
- 申し込みから借入までのすべてがWeb上で完結
柔軟な資金調達が可能なビジネスローンで、特に創業初期や資金繰りが難しい中小企業・新規事業者にとって利用しやすいサービスだと言える。
ただし、借入額や返済期間によっては、他社と同様に利息の負担が大きくなるため、事前に利息額を計算して返済可能かどうかを判断しておくと安心だ。
利用する際は、本記事で紹介した審査で見られるポイントや注意点を考慮したうえで、申し込むと良いだろう。