カードローンを利用するうえで、確認しておきたいのが「残高」だ。
残高を正確に把握しておかないと、必要なときに借り入れできない可能性がある。
従って、カードローンを利用する場合には、残高がどれくらい残っているのか事前に把握しておくことが重要だ。
この記事では、カードローンの残高確認方法や残高を減らす方法、減らない場合の対処法について詳しく解説する。
カードローンの残高確認方法や残高を減らすための具体的なアドバイスが知りたい方は、ぜひ参考にしてほしい。
カードローンの残高確認方法は?
カードローンの残高とは、借入金額の内で未返済となっている額のことだ。
例えば、利用限度額が50万円のカードローンを契約し、そのうちの10万円を借入した場合は借入残高が10万円となる。
カードローンの残高確認方法はカード会社によってさまざまだが、主な確認方法は以下の4つである。
- Webサイト
- アプリ
- ATM
- 電話
それぞれの残高確認方法について詳しく見ていこう。
Webサイト
カード会社のWebサイトから確認するのが、一般的な残高確認方法となっている。
パソコンやスマートフォンがあれば、24時間いつでもカードローンの残高を確認できる。
各金融機関のホームページを開いてID・PWでログインし、「残高照会」を参照すると確認できるはずだ。
窓口に出向いたり、電話で問い合わせをしたりする必要もないため、自身の好きな時に確認できる一番おすすめの方法といえる。
アプリ
スマートフォンのアプリがあれば、Webサイトと同様に、24時間いつでもカードローンの残高確認が可能である。
アプリによってはカードローンの残高だけでなく、次回の返済期日・入出金明細も確認できるため、お金の管理がしやすい点がメリットといえる。
ATM
クレジットカード会社のATM、もしくは提携ATMでもキャッシュカードと暗証番号さえあれば、カードローンの残高確認が可能だ。
銀行のATMと同様、キャッシュカードを挿入して暗証番号を入力することで、残高が表示される。
また、ATMの利用明細には残高が記載されているため、保管しておけば直近の利用状況が把握できる。
電話
カスタマーサポートセンターなど、カード会社の電話窓口に問い合わせをすることで残高確認をすることもできる。
ただし、カードローンの残高は個人情報にあたるため、問い合わせできるのは本人だけだ。
例え家族であっても、本人以外に残高等の個人情報を伝えることはできないため注意しよう。
そのため、電話窓口では本人確認が必須となる。カード番号・名前・住所・生年月日を聞かれるため、キャッシュカードは事前に準備しておこう。
電話受付時間は営業時間内のみとなるため、営業時間も確認するようにしよう。
カードローンの残高を確認するメリットは?
カードローンの残高を確認することで得られるメリットは4つある。それぞれのメリットについて詳しく説明しよう。
返済の計画を立てやすくなる
1つめのメリットは、返済の計画が立てやすくなることだ。
カードローンの残高を把握することで毎月の返済額はもちろん、完済日までの見通しを立てることもできる。
カードローンにおいて、安定した返済計画を立てることは最も重要なポイントといえる。
返済額を把握し、安定した返済計画を立てておけば、ボーナスや臨時収入が入った場合に返済額を増やすという調整もしやすい。
余裕のある時に返済額を増やすことで、結果的に返済総額を減らせるメリットもある。
返済計画を立てる際、カードローン会社のWebサイトには、返済シミュレーションが準備されている。
返済シミュレーションを利用することで、毎月の返済額・返済期間までおおまかに把握できるので、事前に試してもらいたい。
利息状況を把握できる
2つめのメリットは、利息の金額を把握できることだ。カードローンの借入には、必ず利息が発生する。
利息は、返済日数と借入残高で金額が決定する仕組みになっている。
よって、借入残高が多いと返済までの期間が伸びることで利息も増えてしまう。
どれくらいの利息がかかっているのかを把握するためにも、カードローンの残高を知っておくことが大切だ。
延滞や返済不能になることを防ぎやすくなる
3つめのメリットは、延滞や返済不能を防止できることだ。
万が一、残高を確認せずに借入し続けると、借入の合計金額が返済能力を超える事態に陥りかねない。
借入額が増えると、返済の延滞や返済不能のリスクも出てくる。
カードローンは返済を延滞するとその分の利息が追加されるため、さらに返済は厳しくなる悪循環が始まってしまう。
さらには、何度も延滞を繰り返したり、返済不能になったりすると信用情報にも関わってくる。
そうなると今後のカードローン審査にも不利な影響が出るのは間違いない。
そのようなリスクを回避するためにも、カードローンの残高を確認して返済の準備をしておくことが大切だ。
返済へのモチベーションが高まる
最後のメリットは、返済へのモチベーションが上がることだ。残高を確認せずただやみくもに返済だけしていては、完済の目途も立てられないだろう。
しっかりと残高を把握し、完済までのゴールが見えることで、返済へのモチベーションも上がりやすくなるはずだ。
カードローンの返済方法について詳しく知りたい方はこちら 。
カードローンの残高を減らすコツ
カードローンの残高を減らしたいと思っても、どうしたらいいか分からない人も多いだろう。
残高を減らすことで返済総額が減少し、完済までの期間が短縮されるメリットもある。。
ここでは、カードローンの残高を減らすコツを2つ紹介していこう。
余裕がある時には繰り上げ返済を行う
カードローンは、毎月の返済日と返済額が設定されている。毎月、決まった日に決まった額を返済することを「約定返済」と呼ぶ。
さらに、毎月の約定返済とは別で、ボーナスや臨時収入などが入った時に返済が行える「繰り上げ返済」もある。
繰り上げ返済を行うことで、返済額は元金に充当される。
そして、カードローンの利息は、元金を元に計算する仕組みになっている。
よって、繰り上げ返済分が元金に充当されることで借入総額が減り、その分の利息も減らせるのだ。
つまり、繰り上げ返済をすることで、結果的にカードローンの借入残高を減らせるというわけだ。
そのため、余裕資金があれば繰り上げ返済をおすすめする。また、繰上げ返済を行うことで、返済期間の短縮にもつながるのだ。
余計な借入をしない
カードローンの残高を減らすには、現在借入している金額とは別に余計な借入をしないことだ。
カードローンは使い道が決められておらず、利用限度額まで何度でも借入が可能だ。
そのため、つい借入しすぎてしまうこともあるかもしれない。追加で借入をした場合には、その分だけ返済額が増えることになる。
何度も余計な借入をすると、返済の負担が増えてしまい、いつまでたってもカードローンの返済が終わらない事態になりかねない。
カードローンの借入は無理のない範囲で計画的に行おう。
カードローンの返済方法
カードローンの返済方法には、口座引き落とし、銀行振込、ATM返済の3つがある。
それぞれの返済方法について1つずつ解説していこう。
口座引き落とし
口座引き落としは、登録の預金口座から毎月決まった額が決まった日に引き落とされる方法だ。
口座から自動的に引き落としされるため、振込する手間が省け、返済を忘れる心配もない。
ただし、残高不足だと引き落としができずに延滞となるので、返済日前日までに返済額を入金しておこう。
そのため、返済日もしっかり確認しておく必要がある。
銀行振込
銀行振込は、利用している銀行口座からカードローン会社の指定口座へ振込する方法だ。
ただし、振込手数料は自己負担になる。振込手数料は金融機関によって異なるので、注意が必要だ。
カード会社によっては、インターネットバンキングが利用できるところもあるため、事前に確認するといいだろう。
インターネットバンキングを利用することで、振込手数料が無料になる場合もある。
ATM
ATM返済は、カードローン会社やコンビニなどの提携ATMから入金し、返済する方法だ。
提携ATMは手数料がかかるため、事前にいくらかかるのかをよく確認しておくといいだろう。
ATMでの入金金額は、千円単位となっているのが一般的だ。硬貨の取り扱いが可能なATMであれば、1円単位で入金できる。
カードローンの残高がなかなか減らない原因は?
毎月カードローンを返済していても、残高がなかなか減らないことに疑問を持つこともあるだろう。
ここでは、カードローンの残高がなかなか減らない原因を2つ紹介しよう。
返済に利息が占める割合が多い
カードローンを利用すると、必ず利息の返済も必要になる。何度も借入をすると、その分だけカードローンの返済回数が増え、利息も増えることになる。
同じ金額を返済しても、利息が占める割合が多いと元金が減らないため、返済が長引いてしまう。
元金が減ると利息も減るため、繰上げ返済をするか、毎月の返済額を増やす方法をおすすめする。
また、カードローンを利用する際には低金利の会社を選ぶこともおすすめだ。
金利の高いカードローンを利用すると、どうしても返済に利息が占める割合が多くなってしまう。
各会社のホームページに、返済シミュレーションがあれば比較してみるのもいいだろう。
毎月の返済額が少ない
カードローンの残高がなかなか減らない原因は、毎月の返済額が少ないことも考えられる。
カードローンの返済金は利息と元金に充当される仕組みになっている。
まず、返済金は利息に充当されるため、返済回数が多くなるほど利息も増えることになる。
そのため、返済額が少ないと毎月利息しか返済していないことになり、残高がなかなか減らないといった状態に陥るわけだ。
返済額の大部分が利息に充当されているため、元金が減らずに返済期間がさらに長引いてしまう。
毎月の返済額が少ないと、返済期間が長くなり利息も追加されるため、可能な限り返済額を増やすことをおすすめする。
カードローンの残高が減らない場合の対処法は?
毎月、延滞なくカードローンを返済しているのに残高が減らないと悩んでいる人も多いのではないだろうか。
ここでは、カードローンの残高が減らない場合の対処法を紹介しよう。
おまとめローンを活用する
複数のカードローンを借入している場合は、おまとめローンを活用するのも1つの対処法だ。
おまとめローンとは、複数のカードローンを借入している場合、返済日や返済額をひとまとめにできるサービスだ。
利用するメリットとしては以下の3つが挙げられる。
- 毎月の返済額・利息の負担を軽減できる
- 返済総額を減らせる
- 返済日を月1回にできる
おまとめローンは、借換えをする前のカードローンの金利を上回らないことが規定になっている。
おまとめローンを利用する目的は、毎月の返済額・金利の引き下げだ。
そのため、おまとめローンを利用すれば必ず金利は下がるように設定されている。
また、複数のカードローン借入で月に数回返済日が設定されていた場合、おまとめローンに変更すると返済日が1回になる。
毎月の返済日が1回にまとめられることで、お金の管理もしやすくなる。さらに、多重債務のリスクを避けることもできる点もメリットといえる。
ただし、メリットだけでなく注意点も確認していこう。
- 利用時は審査申込が必要
- 追加の借入が不可
- 返済期間が長くなる場合がある
おまとめローンも他のカードローンと同様に、利用時には審査申込が必要だ。
おまとめローンは他社からの借入を1つにまとめるため、どうしても借入金額が大きくなる傾向にある。
そのため、返済能力・収入・過去の延滞の有無を入念にチェックされる可能性があることは覚えておこう。
おまとめローンにも「申込条件」があり、条件を満たさなければ申込できない。
審査申込する際は、申込条件を満たしているかどうかを確認しておこう。
また、おまとめローンの使い道は他社のローン返済に限られており、新たに借入ができない点も注意が必要だ。
もしも、おまとめローン利用中に追加借入をしたい場合は、新規で別のカードローンに申込まなければならない。
加えて、毎月の返済額を低く設定してしまうと利息分で返済総額が増え、返済期間も長引く可能性がある。
返済を早く終わらせるためにも、無理のない範囲内で返済額を設定しよう。
金利が低いカードローンへの借換えを検討する
カードローンの残高がなかなか減らないと悩んでいる人は、金利が低いカードローンへの借換えを検討することもおすすめだ。
低金利なカードローンへの借換えをすることで利息が下がるため、毎月の返済額を抑えられる。
ただし、他社への借換えも申込時に審査が必要だ。返済能力・収入・延滞の有無を確認し、審査を通過すれば低金利のカードローンへの借換えが可能になる。
借換えの場合も、返済額を低く設定すると利息が増えるため、返済総額が高くなる可能性もある。
カードローンの返済額は無理のない範囲で設定し、返済期間もできるだけ短くすることをおすすめする。
カードローンの残高が減らない場合の悪影響は?
カードローンの残高が減らないことによる悪影響としては以下の2つが考えられる。
- 借金がさらに増える
- 新たな借入ができない可能性がある
カードローンは、返済期間が長くなればなるほど利息が増える仕組みになっている。
追加で借入をしたり、毎月の返済額の設定が低かったりすると、どうしても支払総額が増える傾向にある。
支払総額が増えると、毎月返済しているにもかかわらず、借金がさらに増え続けるリスクも避けられない。
また、貸付業法により「総量規制」が定められており、年収の1/3を超える借入ができないルールになっている。
カードローンの残高が減らない場合、総量規制に引っかかってくる。
そうなると、他社のカードローンや住宅ローンなどの新たな借入ができないリスクも出てくるのだ。
カードローンの借入状況は信用情報に記録されており、住宅ローンなどの借入時にも参照される。
カードローンの残高が多いと、返済能力が乏しいと判断され、審査に通らない可能性が高くなる。
カードローンは使い道が自由でいつでも借入ができる反面、返済不能などによる悪影響があることを覚えておこう。
カードローンの借入残高は信用情報にも登録されている
カードローンの借入を行うと、履歴がすべて「信用情報」に登録される仕組みになっている。
カードローンの契約情報から借入額・返済額・延滞情報まですべての情報が信用情報に登録されている。
日本には「JICC(株式会社日本信用情報機構)」「CIC(株式会社シー・アイ・シー)」「KSC(全国銀行個人信用情報センター)」の3つの信用情報機関がある。
カードローンの信用情報の記録や保管を担っているのがJICCとCICの2つだ。
カードローン以外にも、住宅ローンや自動車ローンなどの審査でも信用情報が参照される。
信用情報の中でも、借入残高は審査時の重要な要素となる。
借入限度額は法律の総量規制によって決まり、年収の1/3を超えると新たな借入ができなくなる。
そのため、カードローンの借入残高が多いと、住宅ローンや自動車ローンなどの審査にも影響が出る可能性がある。
また、借入残高だけでなく、債務整理・自己破産も信用情報に登録されている。
債務整理・自己破産の履歴があれば、審査に通ることは難しくなるだろう。
さらに、カードローンの利用履歴だけでなく、クレジットカードの利用履歴・携帯電話料金の延滞有無なども記録されている。
カードローンやクレジットカードの返済延滞履歴があると、信用情報に傷が付いてしまう。
信用情報に傷を付けて審査に悪影響を及ぼさないためにも、毎月の返済日をしっかり把握し、無理のない範囲で借入を行おう。
カードローンの残高を減らしたいなら
カードローンの残高を減らすためには、次の3つを実行していくことが重要だ。
- 追加で借入をしない
- 借入残高を確認する
- 繰り上げ返済を行う
カードローンの残高を減らすためには、追加で借入をしないことが大切である。
追加で借入をすると、毎月返済しているのにもかかわらず、残高がいっこうに減らないという事態になりかねない。
また、カードローンの借入残高を確認することで、借り過ぎや返済不能のリスクを回避できる。
資金に余裕があれば、繰上げ返済を行うこともおすすめだ。
残高が早く減ることで支払う利息も少なくなり、支払総額も減らせる。
お金の借り過ぎや返済の負担を減らすためにも、残高は随時チェックしよう。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | みずほ銀行カードローン | 三井住友銀行カードローン | SMBCモビット | アイフル | 楽天銀行スーパーローン | プロミス | プロミスレディース | アコム | オリックス銀行カードローン | 横浜銀行カードローン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(実質年率) | 金利年1.4%~年14.6% | 年2.0%~年14.0% | 年1.5%~年14.5% | 年3.0%~年18.0% | 年3.0%~年18.0% | 年1.9%~14.5% | 年4.5%~年17.8% | 年4.5%~年17.8% | 年3.0%~年18.0% | 年1.7%~年14.8% | 年1.5%~年14.6% |
借入限度額 | 10万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜500万円 | 1万円~500万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 10万円~1,000万円 |
無利息期間 | ー | ー | ー | ー | 最大30日間 | ー | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | なし |
審査時間 | 最短即日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短30分 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短当日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
融資速度 | 最短翌日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短即日 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短翌日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |