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プラチナカードで審査落ちする理由とは?審査内容と注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • どんな人がプラチナカードで審査落ちするのか教えてほしい
  • プラチナカードの審査内容を教えてほしい
  • プラチナカードに審査落ちしないために、申し込みの際の注意点を教えてほしい

この記事では、プラチナカードの審査落ちを避けるための方法を解説する。

プラチナカードは、一般カードやゴールドカードと比べて利用限度枠も大きく、より良いサービスを備えている。

このためカード審査は厳しく、限られた人にしか持つことができない。

ここではカード会社が審査する際に、重視している点やその対策を説明する。

プラチナカードの申し込みを考えている人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

あなたは大丈夫?審査落ちしやすい人の特徴と理由

あなたは大丈夫?審査落ちしやすい人の特徴と理由 クレジットカードナビ

ここではプラチナカードの審査に落ちやすい人の特徴、そしてその理由を解説する。

プラチナカードは、富裕層が持つクレジットカードというイメージを持っている人も多いだろう。

しかし以前ネット上で、自己資産35億円を持つ人が、三井住友カード・プラチナプリファードの審査に落ちたことが話題になった。

だが会社員や公務員でもプラチナカードを持っている人も多い。

ここで紹介する審査に落ちやすい人の特徴が、自分に当てはまらないかを考えてほしい。

年齢が30歳未満の人

年齢が30歳未満の人は、プラチナカードの審査に落ちる可能性がある。

2022年4月から民法が改正され、18歳からクレジットカードが持てるようになった。

しかしプラチナカードでは、入会条件として、申込年齢を20歳以上とするカードが多いが、30歳以上としているカードもある。

20代でも申し込めるプラチナカードもあるが、30歳以上であれば、年齢の心配をせずにカード申し込みができる。

継続的で安定的な収入が得られない職業

申込者本人に継続的で安定的な収入がない人、つまり学生・専業主婦(夫)・フリーター・無職・非正規労働者などは入会が難しい。

これは、三井住友カードやJCBのプラチナカードの申込条件として、以下のような規定があるからだ。

申し込み条件
  • 三井住友カードプラチナ
    • 安定継続収入のある方
  • JCBプラチナ
    • 本人に安定継続収入のある方、学生の方は申し込み不可

高額所得者であるスポーツ選手や芸能人は、プラチナカードを持つことが難しいともいわれているのは、これが理由だ。

高額な収入を得ているスポーツ選手は、引退や契約終了となれば、その翌年から無収入になる。

一方で、会社員や公務員は継続的で安定的な収入がある」とみなされるため、カード審査は通過しやすい。

年収が一定額以下の人

多くのカード会社では年収の条件を明らかにしていないが、一定額を超えた年収がなければ、法的にカードは発行できない。

割賦販売法により、年収に応じて定められる個人のカード利用可能枠が、カードの利用可能枠を超えなければならない。

つまり下記のように、カード側の利用可能枠の下限を超える額だけ、ユーザー側の利用可能枠が設定されなければならない。

カード発行OK
[カードAの利用可能枠(150万円~300万円)] < [ユーザーの利用可能枠(200万円)]

カード発行NG
[カードBの利用可能枠(300万円~500万円)] > [ユーザーの利用可能枠(200万円)]

割賦販売法による個人の利用可能枠は、以下の計算式で算出される。

利用可能枠=( [年収] - [生活維持費※] -クレジット債務額) × 0.9※生活維持費は下記の金額を引用する。

スクロールできます
 4人世帯以上3人世帯2人世帯1人世帯
持家かつ住宅ローン無or
持家無かつ借賃負担無
200万円169万円136万円90万円
持家かつ住宅ローン有or
持家無かつ借賃負担有
240万円209万円177万円116万円
※出典:日本クレジットカード協会「割賦販売法の改正について」

この計算式から、先に紹介した三井住友カード・プラチナプリファードを持つには、以下の年収が最低限必要になる。

スクロールできます
 4人世帯以上3人世帯2人世帯1人世帯
持家かつ住宅ローン無or
持家無かつ借賃負担無
367万円以上336万円以上303万円以上257万円以上
持家かつ住宅ローン有or
持家無かつ借賃負担有
407万円以上376万円以上344万円以上283万円以上
※上記の金額は、クレジット債務がないものとして算出。
※利用可能枠150万円以上
出典: 三井住友カード株式会社「三井住友カード・プラチナプリファード」

先に紹介した35億円の資産家がこのカードの審査に落ちた理由は、FIREをしており、資産はあるが安定収入がなかったためだ。

4人以上の家族で、多額の住宅費や借金の支払いがある人

上記の割賦販売法では、家族構成・住宅ローンや家賃の有無・クレジットの借入額によって、利用可能枠が定められる。

例えば独身で住宅費や借金がなければ、年収が少なくとも、カードを持つための利用可能枠は大きくなる。

申込者の利用可能枠、つまり個人の返済能力は、年収・家族構成・住宅ローンや家賃の有無・借金の金額で総合的に評価される。

これらの本人情報は、プラチナカードを申し込む際に正しく申告しなければ、カード会社は返済能力を誤って評価してしまう。

カード発行後に誤りが判明すると、虚偽申告とみなされカードは利用禁止となり、ブラックリストに載ってしまう場合もある。

“クレヒス”が悪い人

プラチナカードの審査基準も非公開だが、申込者のクレヒス(クレジットヒストリー)を、カード会社は重視するといわれている。

クレヒスとはクレジットカードやローンの利用履歴のことであり、これらの信用情報は信用情報機関が収集・管理している。

カード会社は、信用情報機関から申込者の信用情報を照会し、以下の内容を確認する。

  • 現在の未払いの有無や、過去の延滞情報
    • ローンやクレジットカードなどでの借入金
    • 携帯電話料金
  • 自己破産などの債務整理の実施有無
  • 借金や任意整理を踏み倒しの有無
  • 6ヶ月以内での複数カードの申込みの記録
  • クレヒスがない

安定した高額収入があっても、これらの情報が良くなければ個人の信用力は損なわれ、カード審査は通過しない場合がある。

クレジットカードを使ったことがない“スーパーホワイト”

スーパーホワイトとは、上記⑤のようなクレヒスがない、つまり過去にローンやクレジットカードの利用実績がない人を指す。

このような人は、クレジットカードやローンの利用履歴の情報がないため、カード会社は個人の信用力を評価できない。

スーパーホワイトとみなされた申込者は、信用力が評価できないため、カード審査では落とされることがある。

スマホの分割払いでもクレヒスの実績が作れるので、このような人は、2年間ほど分割払いの実績を作ると良いだろう。

このことから、堅実なクレヒスを積み上げている人が、プラチナカードの入会審査に通過しやすいともいえる。

プラチナカードを申し込むときの注意点

プラチナカードを申し込むときの注意点 クレジットカードナビ

これまでに述べた「プラチナカードの審査に落ちやすい人」に該当しなくとも、実際にカードを申し込む際には、注意すべき点も多い。

ここではその注意点を解説する。

さらに、万一審査に落ちた場合の対処法も説明する。

これらの内容に注意して、プラチナカードを申し込んでほしい。

カード会社からの在籍確認ができるようにしておく

本人や勤務先の電話番号は、プラチナカードを申し込む際に、誤記や打ち間違えをしないように注意しよう。

誤った電話番号がカード会社に伝わると、カード会社は申込者に電話して、在籍確認をすることができなくなる。

また周囲の人にも「クレジットカードを申し込んだので、在籍確認があるかもしれない」と伝えておくとよいだろう。

カード会社は社名を名乗らず個人名でかかってくるため、電話を取った人が不審に思い、本人につながないことを避けるためだ。

在籍確認ができないと、カード審査に落ちる可能性が高まるので、注意しよう。

必要がなければキャッシング枠の設定をしない

クレジットには割賦販売法、キャッシングには貸金業法が、それぞれ適用されるためカード会社内の審査基準も異なる。

このためクレジットでの審査を通過しても、キャッシングの審査に落ちれば、カード発行はされない。

プラチナカードが必要と思っているが、キャッシングの利用を考えていない場合は、キャッシング枠を設定しないことも考えよう。

なお、アメリカン・エキスプレスが発行するカードには、キャッシング機能がついていない。

もし審査に落ちたら6ヶ月間待つ

仮にプラチナカードの審査に落ちても、すぐに他のカード会社へ、カード申し込みをしてはいけない。

審査落ちした情報は信用情報機関に登録され、他のカード会社が申込者の信用情報を照会する際に、そのことを認識する。

そのカード会社は、申込者を「多重債務などでお金に困っている人だ」と疑い、審査落ちにする可能性が高いからだ。

カード審査落ちしたという情報は、6ヶ月で履歴が消えるので、それまで待とう。

その間は借金返済や、堅実なクレヒスの積み上げに努め、6ヶ月後の申し込みで審査に通過するようにしよう。

審査落ちしにくいプラチナカード3選

審査落ちしにくいプラチナカード3選 クレジットカードナビ

プラチナカードの審査に不安を感じる人に向けて、ここでは審査落ちしにくいカードを紹介する。

カード利用可能枠の下限が低ければ、ユーザー側の利用可能枠が大きくなくても、審査に通過する可能性は高まる。

ここで紹介するおすすめのプラチナカードも、カード選びの参考にしてほしい。

TRUST CLUB プラチナマスターカード

TRUST CLUB プラチナマスターカード クレジットカードナビ
年会費(税込)3,300円
発行会社三井住友トラストクラブ株式会社
レストランやホテルの優待サービス
コンシェルジュサービス※1
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯)×
旅行保険の最大保障額(カード会員本人)3,000万円
利用可能枠30万円~100万円
※1:国内33カ所の空港ラウンジが利用可能。海外の空港ラウンジは利用できない。またプライオリティ・パスも付帯していない。
出典:三井住友トラストクラブ株式会社「TRUST CLUB プラチナマスターカード」

このカードは、三井住友信託銀行を中心にした三井住友トラスト・グループに属する三井住友トラストクラブが発行している。

このカードは入会の目安を「22歳以上・年収200万円以上」としており、高額なカード利用者をターゲットにしていない。

年会費も割安であるため、プラチナカードのなかでは手に入れやすいカードだ。

一方で、コンシェルジュサービス・空港ラウンジ・旅行保険の内容は、他のプラチナカードと比べて劣っている。

また利用可能枠の上限が100万円までと低く、海外旅行の利用には向いていないカードでもある。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード クレジットカードナビ
年会費(税込)22,000円
発行会社三菱UFJニコス株式会社
レストランやホテルの優待サービス
コンシェルジュサービス
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯)
旅行保険の最大保障額(カード会員本人)1億円
利用可能枠~500万円
※出典:三菱UFJニコス株式会社「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」

\ 新規入会で最大15,000円ポイントプレゼント /

このカードは、三菱UFJニコスが、アメリカン・エキスプレスと提携し発行しているプラチナカードだ。

カードは利用可能枠の下限は、50万円以上と低い。

このことからユーザーの高額な利用可能枠、つまり高額な収入が、求められていないものと考える。

コンシェルジュサービス・空港ラウンジ・旅行保険の内容は、一般的なプラチナカードと同レベルだ。

またこのカードはポイント還元率が高く、下記の対象店舗でカード利用すれば、最大19%の還元率でポイントが得られる。

  • セブン‐イレブン
  • ローソン
  • コカコーラ自販機
  • ピザハットオンライン
  • 松屋
  • 松のや
  • マイカリー食堂

JALアメリカン・エキスプレス・カード

JALアメリカン・エキスプレス・カード クレジットカードナビ
年会費(税込)34,100円
発行会社株式会社ジャルカード
レストランやホテルの優待サービス
コンシェルジュサービス
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯)
旅行保険の最大保障額(カード会員本人)1億円
利用可能枠50万~500万円
※出典:株式会社ジャルカード「JALアメリカン・エキスプレス・カード」

JALのプラチナカードには「JAL・JCBカード」もあるが、ここで紹介するカードは利用可能枠を50万円以上としている。

このカードも、ユーザーの高額な利用可能枠、つまり高額な収入が求められていないカードと考える。

こちらもコンシェルジュサービス・空港ラウンジ・旅行保険の内容は、一般的なプラチナカードと同レベルに整っている。

JALマイルは効率的に貯められ、ビジネスクラス・チェックインカウンターも利用できるなど、JALの特典も豊富だ。

出張や旅行で航空機を使うことが多い人には、おすすめのカードだ。

自分に合ったプラチナカードを作ろう

自分に合ったプラチナカードを作ろう クレジットカードナビ

この記事では、プラチナカードの審査落ちする理由を解説した。

審査落ちしやすい人の特徴も説明したが、自分に該当するところはなかっただろうか?

もし該当する点があれば、修正したうえで、カードの申し込みを行おう。

自分のライフスタイルに合ったプラチナカードを持てば、自分の生活も豊かになる。

そのようなプラチナカードを作ろう。

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