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クレジットカードの海外キャッシングとは?利用するメリットや支払い方法などを解説

この記事で解決できるお悩み
  • 海外キャッシングってなに?どんなメリットがある?
  • 海外キャッシングを利用する際の注意点を知りたい
  • 海外キャッシングが使えるおすすめクレジットカードはどれ

クレジットカードには「海外キャッシング」という機能が備わっている。

気軽に現金を借り入れられるため利便性が高く、海外旅行・海外出張の強い味方だ。

本記事では、そんな海外キャッシングについて、概要やメリット、利用する際の注意点などを解説する。

「海外キャッシングを利用したいがどんなサービスなのか詳しく知っておきたい」という人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

海外キャッシングとは?利用する3つのメリット

海外キャッシングとは?利用する3つのメリット クレジットカードナビ

クレジットカードの海外キャッシングとは、海外ATMで現地通貨を引き出せるサービスのことだ。

引き出した現金は「借入金」となり、支払日には利息を上乗せした金額を返済する。

そんな海外キャッシングを利用するメリットは以下の3つだ。

海外キャッシングを利用するメリット
  • 海外ATMで現地通貨を引き出せる
  • 24時間利用できる海外ATMも多い
  • 外貨両替よりも手数料が安いことがある

それぞれ解説する。

海外ATMで現地通貨を引き出せる

海外キャッシングを利用すれば、現地通貨をいつでも引き出すことができる。

手元に現地通貨がないまま渡航しても、海外キャッシングを利用すればいつでも現地通貨を入手できるので安心だ。

急な海外旅行・海外出張で外貨両替する時間がなかった人は、海外キャッシングを利用して現地通貨を入手しよう。

24時間利用できる海外ATMも多い

海外にも24時間/365日利用できるATMは多い。

つまりクレジットカードの海外キャッシングを利用すれば、旅行先・出張先にいてもいつでも現金を借り入れられる。

店舗でクレジット決済に対応していない店舗を利用したい場合にもおすすめだ。

外貨両替よりも手数料が安いことがある

現地通貨を入手する方法は海外キャッシング以外にもある。

たとえば、空港や両替所などで日本円を外貨両替する方法だ。海外キャッシングは、この外貨両替よりも手数料が安くなることがある。

海外キャッシングと外貨両替の手数料一例
  • 両替の場合
    国内で両替した場合の平均的な両替手数料率2%で計算すると・・・両替手数料2,000円
  • 海外キャッシングの場合
    海外ATMでキャッシングご利用から14日後に一括返済すると・・・利息・手数料合計1,130円(年利18.0%、ATM手数料を含む)

このように、利用方法によって海外キャッシングは外貨両替よりも手数料が安くなる。

海外キャッシングを利用する際の注意点

海外キャッシングを利用する際の注意点 クレジットカードナビ

海外キャッシングを利用する際は、次の点に注意してほしい。

  • DCC(自国通貨建て)は選ばない
  • 為替レートが確定するまで時間がかかる
  • 危険の少ない場所と時間帯に利用する
  • 現金引き出し、カード取り出しは迅速に行う
  • キャッシング枠を事前に確認しておく
  • 支払い方法は「一括返済」が基本

それぞれ詳しく解説する。

DCC(自国通貨建て)は選ばない

DCC(自国通貨建て)とは海外キャッシングを利用する際に、自国通貨(日本円)建てで取引できるサービスだ。

取引通貨が日本円なので、日本円ベースでいくらキャッシングしたかが明確になるのがメリットだ。

しかし、DCCはATMオーナーが自由に手数料を上乗せできる点に注意してほしい。

良心的なATMオーナーならDCCの手数料は低めだが、中には10%以上の手数料を上乗せするATMもある。

したがって、海外キャッシングを利用する際は「現地通貨での引き出し」を選ぶようにしよう。

為替レートが確定するまで時間がかかる

海外キャッシングの返済総額は、為替レート確定後の日本円金額に対して金利(実質年率)をかけた金額となる。

たとえば為替レートが確定した後の借入金額が11万円だった場合、この11万円に金利をかけて利息を計算し、返済総額が決まる。

しかし、為替レートは確定するまでに時間がかかる。

たとえば今日海外キャッシングを利用しても、その取引データが国際ブランドのシステムに反映されるのは1〜3日後だ。

その日の為替レートが海外キャッシング利用時と異なると、日本円にした借入金額は増えることもあえれば減ることもある点に注意しよう。

危険の少ない場所と時間帯に利用する

海外キャッシングを利用する際は、必ず「危険の少ない場所と時間帯」に利用しよう。

国や地域によっては日本よりも治安が悪く、日本人観光客を狙った強盗なども多い。

日本は夜中に出歩いても危険の少ない国だけに、海外の治安とのギャップにより被害に遭ってしまう旅行者・出張者もいる。

海外キャッシングを利用する際は治安的に安全とされている場所で、可能な限り日中に利用するようにしよう。

現金引き出し、カード取り出しは迅速に行う

海外キャッシングを利用する際は、ATMからの現金引き出しとカード取り出しは迅速に行おう。

海外ATMは現金引き出しでもたついてしまうと、セキュリティシステムが働いて現金がATMに再び取り入れられてしまうケースがあるからだ。

また、セキュリティ的視点から見てもATM利用でもたついてしまうと、「海外旅行に慣れていない観光者」とみなされて強盗の被害に遭いやすくなってしまうので注意しよう。

キャッシング枠を事前に確認しておく

海外キャッシングをあてにして海外旅行・海外出張に行くのはいいが、キャッシング枠があるかどうか事前に確認しておこう。

クレジットカードのキャッシングは、利用者自身が希望しなければ設定されないようになっている。

クレジットカード申し込みの際にキャッシング枠を0円で設定していると、当然ながら海外キャッシングは利用できない。

また、キャッシング枠ギリギリまで利用している人も海外キャッシングが使えなくなってしまう。

渡航前にキャッシング枠をしっかりと確認し、キャッシングそのものや増枠を申し込むなどの対処をしよう。

支払い方法は「一括返済」が基本

海外キャッシングの支払い方法は一括返済が基本だ。

つまり海外キャッシングを利用し、クレジットカードが規定する締め日に借入金額が確定すれば、翌月または翌々月の支払日に借入金を一括で返済しなければいけないので注意してほしい。

ただし、クレジットカードによっては海外キャッシングを利用後に、分割返済(リボ払い)に変更できるカードもある。

海外キャッシングもできるおすすめクレジットカード7選

海外キャッシングもできるおすすめクレジットカード7選 クレジットカードナビ

それでは最後に、海外キャッシングもできるおすすめクレジットカード7選を紹介する。

いずれもポイント還元率や特典・付帯サービスに優れているクレジットカードなので、自分に合ったカードを選んでみてほしい。

スクロールできます
カード名三井住友
カード(NL)
三菱UFJカードライフカードリクルート
カード
楽天カードイオンカード
(WAON一体型)
PayPay
カード
券面画像三井住友カード(NL)楽天ゴールドカードと楽天カードの違い クレジットカードナビイオンカード
年会費永年無料1,375円(税込)/初年度無料※1回以上の利用で翌年の年会費無料無料無料無料無料無料
国際ブランドVisa
Mastercard
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Visa
Mastercard
JCB
Visa
Mastercard
JCB
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Visa
Mastercard
JCB
Visa
Mastercard
JCB
ポイント還元率0.5%~7%0.5%~19.0%0.1〜2.5%1.2〜20.0%1.0〜3.0%0.5〜1.0%1.0〜7.0%
ポイントの種類Vポイントグローバルポイントサンクスポイントリクルートポイント楽天ポイントWAON POINTPayPayポイント
家族カード永年無料440円(税込)/初年度無料※1回以上の利用で翌年の年会費無料無料無料無料無料無料
ETCカード550円(税込)
※初年度無料
※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料
年会費無料/発行手数料1,100円(税込)年会費1,100円(税込)/初年度無料1回以上利用で翌年度無料無料
※Visa、Mastercard発行手数料1,100円(税込)
年会費550円(税込)無料年会費550円(税込)
スマホ決済
電子マネー
iD(専用)
Google Pay
Apple Pay
PiTaPa
WAON
Suica
楽天Edy
QUICPay
Apple Pay
※QUICPay、Apple Payは、Mastercard®とVisaのみ
Apple Pay
Google Pay
楽天Edy
nanaco
モバイルSuica
SMART ICOCA
楽天Edy
Apple Pay
Google Pay
イオンiD
Apple Pay
WAON
PayPay
Apple Pay
QUICPay
QUICPay+
海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)最高2,000万円(利用付帯)なし最高2,000万円(利用付帯)最高2,000万円(利用付帯)なしなし
国内旅行傷害保険なしなしなし最高1,000万円(利用付帯)なしなしなし
その他の保険なしショッピング保険ショッピング保険
カード盗難保険
シートベルト保険
ショッピング保険カード盗難保険
ネット不正安心制度
商品未着あんしん制度
ショッピングセーフティ保険
カード盗難補償
なし
申し込み条件満18歳以上の方(高校生を除く)18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く)18歳以上の方(高校生を除く)18歳以上で電話連絡可能な方(高校生は卒業年の1月1日から申込可)日本国内在住の満18歳以上の方(高校生を除く)
本人またはまたは配偶者に安定した継続収入がある方
本人承認が可能な携帯電話をお持ちの方
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それではクレジットカードごとの特徴・メリットを紹介する。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL) クレジットカードナビ

三井住友カード(NL)は年会費永年無料で使えるクレジットカードだ。

ポイント還元率は通常0.5%だが、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済なら最大7%ポイント還元されるため、非常にお得にポイントを稼ぐことができる。

三井住友カード(NL)の対象のコンビニ・飲食店

店舗形態対象店舗
対象のコンビニセイコーマート・セブン‐イレブン・ポプラ・ミニストップ・ローソンなど
対象の飲食店マクドナルド・モスバーガー・サイゼリヤ・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェなど
※この他にも対象店舗あり
出典:三井住友カード株式会社「対象のコンビニ、飲食店で最大7%還元!」

三井住友カード(NL)の海外キャッシングは海外ATMだけでなく、現地の提携金融機関窓口でカードとパスポートを提示しても利用できる。

「海外ATMの利用は不安だ」という人はぜひ検討してほしい。

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

三菱UFJカード

三菱UFJカード クレジットカードナビ

三菱UFJカードは三菱UFJニコスが発行しているクレジットカードだ。

三菱UFJカードは三井住友カード(NL)同様に、特約店によるポイントアップが用意されている。

セブンイレブンやローソンなどの特約店で使用すると、19%相当のポイントが還元される(1ポイント=5円相当と交換した場合)

貯まったポイントはさまざまな商品と交換可能なので、ポイントの使い道を広げたい人におすすめだ。

ちなみに三菱UFJカードの特約店には「コカ・コーラ自販機」も加盟しているので、自動販売機で飲み物をよく買う人にもおすすめしたい。

新規入会で最大10,000円相当プレゼント /

ライフカード

ライフカード クレジットカードナビ

ライフカードは年会費無料のクレジットカードながら、利用限度額が最高200万円と高い。

ポイント還元率は低めだが、初年度1.5倍や誕生月3倍といったポイントアッププログラムが用意されているので、ポイ活にも最適だ。

貯まったポイントは1ポイント=1ポイントとして他のポイントプログラムに移行できるので、使いやすさもある。

また、ライフカードは比較的審査に通りやすいクレジットカードと言われているので、審査通過が不安な人も申し込んでみよう。

ちなみに女性向けのクレジットカードである「ライフカード Stella」なら、海外決済利用時のポイント還元率が3.0%と高還元のクレジットカードだ。

\最大15,000円キャッシュバック /

リクルートカード

リクルートカード クレジットカードナビ

リクルートカードはいつでも1.2%の還元率でポイントを獲得できる、高還元クレジットカードだ。

ポンパレモールで使用すれば4.2%も獲得できるので、オンラインショップの還元率も強化できる。

また、リクルートカードは券面デザインがスタイリッシュなので人前で出しても恥ずかしくない。

社会人がメインカードとして使っても、ポイントをガンガン貯めている印象を与えず、スマートにポイ活できる。

リクルートカードのキャッシングの特徴として、国際ブランドがVisaまたはMastercardなら三菱UFJニコスのキャッシングが、国際ブランドがJCBならJCBのキャッシングが適用される。

\最大8,000円ポイントプレゼント /

楽天ANAマイレージクラブカード

楽天ANAマイレージクラブカード クレジットカードナビ

楽天ANAマイレージクラブカードは楽天市場で使用するとポイント還元率がいつでも3.0%になるクレジットカードだ。

また、楽天市場が定期的に実施しているポイントアップキャンペーンと併用できる。

独自にポイントアップを行っている楽天市場店舗を選べば、還元率10.0%以上も難しくない高還元のクレジットカードだ。

しかも、楽天ANAマイレージクラブカードはANAマイルコースを選択すれば、獲得したポイントを2ポイント=1マイルとして自動交換を行なってくれる。

楽天市場で利用すればANAマイルの還元率が1.5%になる高還元のクレジットカードだ。

さらに、楽天ANAマイレージクラブカードはANAマイレージクラブが一体になったクレジットカードなので、ANAグループ便を利用するとフライトマイルも貯まる。

イオンカード(WAON一体型)

イオンカード(WAON一体型) クレジットカードナビ

イオンカード(WAON一体型)はイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードだ。

対象のイオングループ店舗で使用すると、ポイント還元率はいつでも1.0%になる。

さらに毎月20日・30日はイオングループ店舗での買い物代金が5%OFFになるなど、割引特典も多い。

年間50万円以上利用すれば年会費永年無料でイオンゴールドカードに招待されるので、無料でゴールドカードを持ちたい人にもおすすめだ。

ちなみに、イオンカード(WAON一体型)の金利は利用状況・契約内容によって「7.8%〜18.0%」で変動する。

利用実績が着実に積み上げられれば、低金利が期待できるクレジットカードだ。

Web限定!最大5,000ポイントキャッシュバック/

PayPayカード

PayPayカード クレジットカードナビ

PayPayカードはQRコード決済のPayPayが発行しているクレジットカードだ。

普段から決済手段としてPayPayを使用している人には、PayPayカードをおすすめしたい。

理由としてはまず、PayPayの利用実績があればキャッシング枠が高めに設定される(最高50万円)

PayPayなどのQRコード決済サービスは日本独自のものであり、海外では利用できない。

しかし、QRコード決済は利便性が高いため、今後海外で普及する可能性はある。

PayPayは日本国内の加盟店向けに海外決済サービスとの連携を進めているので、逆にPayPayが海外で利用できるようになる日もあるだろう。

まとめ

まとめ クレジットカードナビ

本記事では、海外キャッシングについて概要やメリット、利用する際の注意点などを解説した。

海外キャッシングは利便性の高いサービスだが、注意点をしっかり守って計画的かつ安全に利用してほしい。

特に、海外ATMで現金を借り入れる際に「DCC(自国通貨決済)」を選択しないように注意しよう。

本記事で紹介したクレジットカードはそれぞれ、新規入会キャンペーンを実施している。

入会・利用の条件を達成すれば、数千円相当のポイント還元やキャッシュバックも得られるので、お得な機会にぜひ申し込んでほしい。

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