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Oliveフレキシブルペイには海外旅行保険は付いている?適用条件や注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • Oliveフレキシブルペイの海外旅行保険について知りたい
  • 保険の適用条件を確認したい
  • 保険を利用する際の注意点が知りたい

多くのクレジットカードに付帯されている海外旅行保険。

ただ、実際にどのようなときに利用できるのか、詳しい補償内容についてわからないという方も多いのではないだろうか。

そこで本記事では、Oliveフレキシブルペイの海外旅行保険に焦点を当て、補償範囲や適用条件、保険金の請求手続き方法について解説していく。

また、Oliveフレキシブルペイのメリットやおすすめな人についても触れているため、ぜひ最後まで読んで検討時の参考にしてほしい。

目次

Oliveフレキシブルペイの海外旅行保険の概要

Oliveフレキシブルペイに付帯されている海外旅行保険の概要を把握するために、ここでは以下2点について解説していく。

  • 補償範囲と保険金額
  • 保険の適用条件

補償範囲と保険金額

海外旅行保険の補償範囲と保険金額について、それぞれOliveフレキシブルペイのランクごとに見ていきたい。

スクロールできます
補償範囲一般ゴールドプラチナプリファード
ケガによって死亡した場合や後遺障害が残ったとき最高2,000万円最高5,000万円
ケガによる治療費用50万円100万円300万円
病気による治療費用50万円100万円300万円
賠償責任2,000万円2,500万円5,000万円
持ち物に対する損害15万円20万円50万円
救援者費用100万円150万円500万円
※自己負担3,000円が必要

ランクが上がるにつれて、保険金額が高くなっていくことがわかるだろう。

また、一般・ゴールドランクの場合はカード会員のみが補償対象となるが、プラチナプリファードランクの場合はカード会員に加えて、その家族も補償の対象となる

家族の範囲は、カード会員と同一生計である「19歳未満の同居の親族」もしくは「旅行出発時に19歳未満で別居している未婚の子ども」だ。

プラチナプリファードランクであれば、家族旅行の際に家族全員分の補償が受けられるのである。

なお、Oliveフレキシブルペイにおける海外旅行保険は、ランクにかかわらず「利用付帯」となる点は覚えておいてほしい。

※補償範囲は上記同様であるが、保険金額は少なくなる

保険の適用条件

保険が適用されるためには、以下2つの条件を満たさなければならない。

  • Oliveフレキシブルペイで旅行に関する費用を支払っていること
  • クレジットモードまたはデビットモードで支払っていること

まず、カード付帯の海外旅行保険は、カード種類によって「自動付帯」であるケースと「利用付帯」であるケースに二分される。

自動付帯とは、カードを持っているだけで保険が適用されることをいう。

一方の利用付帯とは、カードを持っているだけでなく、旅行に関する費用をそのカードで支払うことで、初めて保険が適用されることをいう。

先述したとおり、Oliveフレキシブルペイにおいてはランクにかかわらず「利用付帯」となるため、旅行に関する費用を支払わなければ保険が適用されないのだ。

旅行に関する費用には、具体的に以下のようなものが当てはまる。

  • 公共交通機関(飛行機や電車、バスなど)の利用代金
  • ツアー料金

ただ、全額Oliveフレキシブルペイで支払う必要はない。

一部だけでも支払っていれば、保険は適用される。

なお、プラチナプリファードランクを持っている方が家族特約の適用を受けるためには、家族分の費用も支払う必要がある点は覚えておいてほしい。

また、上記の料金をクレジットモードまたはデビットモードで支払っていることも条件の一つである。

ポイント払いモードで支払ってしまった場合は、保険が適用されないため注意しよう。

利用時の注意点とよくある疑問

ここでは、以下3点について解説していく。

  • 保険適用外のケース
  • 保険請求の手続き方法
  • 付帯保険に関するよくある疑問

それぞれ見ていこう。

保険適用外のケース

保険適用外となるケースとしては、主に以下の3つがある。

  • ロッククライミングやスカイダイビングなどを原因として治療などを受けたとき
  • 旅行出発前からの持病などが悪化したことによって治療を受けたとき
  • 置き忘れによって盗難されたとき

ロッククライミングやスカイダイビングなどは「危険なスポーツ活動」として保険適用外となっている。

そのため「危険なスポーツ活動」を行ったことにより事故にあったり、万が一のことが起きた場合であっても、保険金は受け取れない点には注意が必要だ。

また、海外旅行保険はあくまでも「旅行出発後に発生した事象」を補償するものである。

旅行出発前からの持病は補償範囲外であるため、保険は適用されない。

加えて、海外旅行保険には持ち物に対する補償も含まれているが、これはあくまでも携行品(常に持ち歩いているもの)に対しての補償だ。

置き忘れてしまうと携行している状態ではなくなることから、保険適用外となってしまう点には気をつけよう。

ここで挙げたものは一例である。他にも保険適用外となるケースはあるため、旅行出発前に確認しておくことがおすすめだ。

保険請求の手続き方法

保険金を請求するにあたって、具体的に病気やケガで治療を受けたケースにおける手続きの手順について見ていこう。

保険請求の手続き方法
  1. 現地の医療機関にて領収書および診断書などの必要書類を取得
  2. 帰国後、引受保険会社である三井住友海上の「VJ保険デスク」に連絡
  3. 現地の医療機関にて取得した書類や保険金請求書、カードの利用を証明する書類などを揃えて提出

※事故日から30日以内

状況によっては、印鑑証明書や事故証明書など、他にも提出が必要な書類があるケースもある。

特に、現地にて取得しなければならない書類を漏らさないようにするためにも、帰国前に「VJ保険デスク」に連絡して必要書類を確認しておくと良いだろう。

なお「VJ保険デスク」は、海外からの問い合わせなのか国内からの問い合わせなのかで電話番号が異なる。

出発前にあらかじめ電話番号を控えておくことがおすすめだ。

付帯保険に関するよくある疑問

よくある疑問として、ここでは以下3つを挙げる。

  • 保険期間はいつからいつまでなのか
  • 申し込みは必要なのか
  • 保険料はかかるのか

保険期間は、自宅を出発してから帰宅するまでの間で1旅行あたり最長3ヶ月だ。

なお、日本国内にて適用条件を満たさずに海外旅行先にて適用条件を満たした場合は、その時点から帰宅するまでの間(最長3ヶ月)となる。

また、海外旅行保険の適用を受けるための申し込みは不要だ。

保険料の支払いも必要ないため安心してほしい。

Oliveフレキシブルペイのメリット

海外旅行保険が付帯されていること以外にも、Oliveフレキシブルペイにはさまざまなメリットがある。

ここでは、Oliveフレキシブルペイの基本情報に触れつつ、利用するメリットやどんな人におすすめしたいカードなのかを解説していきたい。

Oliveフレキシブルペイの基本情報

Oliveフレキシブルペイとは、三井住友銀行と三井住友カードが提供している「Olive」の特典の一つである。

「キャッシュカード」「クレジットカード」「デビットカード」「ポイントカード」の4つの役割を1枚のカードで果たすという、従来にはない特徴を持ったカードだ。

支払方法は柔軟に選択可能であり、それぞれの支払方法に応じたポイント還元率は以下のとおりである。

クレジット払いデビット払いポイント払い
0.5%0.25%
※プラチナプリファードは1%

「クレジット払い」および「デビット払い」の利用時にはVポイントが付与され、「ポイント払い」の利用時にはチャージ残高に加算される仕組みだ。

ランクは「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3つが存在し、申し込み時にいずれかを選ぶ。

また、先述した海外旅行保険以外にも、Oliveフレキシブルペイには以下のようなサービス・特典が用意されている。

サービス内容
学生ポイント学生会員が対象
対象となるサブスクや携帯代金の支払い、QRコード決済、分割払いを利用することによってポイントが上乗せされる
継続特典ゴールド、プラチナプリファードランクの会員が対象
クレジットモードおよびデビットモードでの合計利用金額が年間100万円を超えると、10,000ポイントが受け取れる
プラチナプリファードランクの場合は最大40,000ポイント
空港ラウンジ
サービス
ゴールド、プラチナプリファードランクの会員が対象
国内の34空港およびハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジが無料で利用可能

ここに挙げたもの以外にも、魅力的なサービス・特典がある。

ただ、ランクに応じて利用できるサービス・特典が異なる点には注意してほしい。

※「ポイント払い」の利用時には、たまったVポイントなどから事前にチャージしておかなければならない

利用するメリット

利用するメリットとしては、主に以下の3つがある。

Oliveフレキシブルをペイ利用するメリット
  • アプリで資産状況を一括管理できる
  • 対象のコンビニや飲食店で利用するとポイント還元率が高い
  • マルチナンバーレスカードであるため防犯対策も万全

スマートフォンアプリである「三井住友銀行アプリ」や「Vpassアプリ」を取得すれば、口座残高に加え、各支払方法での利用代金などもスマホで一括管理できる。

この点は、Oliveフレキシブルペイを利用する最大のメリットといえるだろう。

また、対象となるコンビニや飲食店にて利用することで、ポイント還元率が最大で20%までのぼる点もメリットの一つだ。

ただ、ポイント還元率を20%とするためには、以下3つの条件を満たす必要がある。

  • 対象となるコンビニ・飲食店にてスマホで「Visaのタッチ決済」を使うこと
  • Vポイントアッププログラムの対象となっている取引を実施すること
  • 家族ポイントへ登録すること

まず、対象となるコンビニ・飲食店にてスマホで「Visaのタッチ決済」を行う必要がある。

対象店舗としては、主に以下のものが挙げられる。

対象店舗

セブン-イレブン、ミニストップ、マクドナルド、ガスト、エクセルシオール カフェ など

なお、カード本体でも「Visaのタッチ決済」は可能だが、スマホのときよりも還元率が2%下がってしまう点は覚えておいてほしい。

続いて、Vポイントアッププログラムの対象となる取引の実施も必要だ。

対象取引ごとの上乗せ還元率は、以下のとおりである。

三井住友銀行アプリまたはVpassアプリへのログイン(月1回以上)+1%
Oliveアカウントの選べる特典にて「Vポイントアッププログラム+1%」を選択+1%
SBI証券Vポイントサービスに登録し対象の取引を行う最大+2%
住友生命の「Vitalityスマート for Vポイント」に加入しVitality健康プログラムを実施最大+2%
Oliveアカウントの契約および三井住友銀行での外貨預金最大+2%
Oliveアカウントの契約および三井住友銀行での住宅ローン契約+1%
SMBCモビットの返済口座にOliveアカウントの口座を連携し利用最大+1%
出典:三井住友カード「Vポイントアッププログラム」

住宅ローン契約などの難易度が高い取引も含まれているため、全ての対象取引を実施するのは厳しいと考えられる。

無理のない範囲で取り組むようにしよう。

そして、家族ポイントへも登録しなければならない。

家族ポイントとは、対象となるカード会員である家族を登録すると、1人あたり+1%、最大+5%までポイント還元率を上乗せできるサービスをいう。

ただし、家族ポイントに登録できるのは「本会員」に限られ、「家族会員」の場合は対象とはならない点には注意してほしい。

年会費無料の一般ランクであっても、これらの条件を全て満たすことでポイント還元率が20%となるのである。

加えて、Oliveフレキシブルペイのカード券面には、口座番号やクレジット番号などが一切記載されていない。

他人の目に触れる機会がないため、防犯対策も万全な点も大きなメリットだ。

どんな人におすすめしたいカードなのか

Oliveフレキシブルペイをおすすめしたいのは以下に当てはまる人だ。

Oliveフレキシブルペイをおすすめしたい人
  • 高還元率のカードを探している
  • 持ち歩くカードの枚数を減らしたい

先述したとおり、Oliveフレキシブルペイは、年会費無料の一般ランクであっても、条件を満たせばポイント還元率が20%となる。

そのため、高還元率のカードを探している方にはうってつけなカードといえる。

また、Oliveフレキシブルペイは4つの役割を果たすカードであるため、1枚のカードを持ち歩くだけで現金の引き出しからクレジット、デビット、ポイントの3つの方法にて支払いも可能だ。

持ち歩くカードの枚数を減らしたい方にとっても、最適なカードなのである。

まとめ

本記事では、Oliveフレキシブルペイの海外旅行保険における補償範囲や適用条件、保険金の請求手続き方法について解説した。

Oliveフレキシブルペイの海外旅行保険は、ランクにかかわらず「利用付帯」となる。

そのため、旅行に関する費用の支払いがなければ保険が適用されない点には注意が必要だ。

また、保険金を請求する際には、現地にて取得しなければならない書類もある。

必要書類が揃えられず請求できなかった、といったことが起こらないように早めに「VJ保険デスク」に問い合わせすることがおすすめだ。

Oliveフレキシブルペイには、海外旅行保険以外にも数多くのメリットがある。

特に「高還元率のカードを探している」「持ち歩くカードの枚数を減らしたい」という方にはおすすめのカードであるため、まだ手に入れていない方は申し込んでみてほしい。

Oliveフレキシブルペイの海外旅行保険に関するQ&A

Oliveフレキシブルペイの海外旅行保険はどのような場合に利用できますか?

海外旅行保険は、以下のような場合に利用可能だ。

  • 旅行中のケガによって亡くなったり、後遺障害が残ったとき
  • 旅行中のケガや病気によって治療を受けたとき
  • 旅行先のホテルで備品などを壊してしまったとき
  • 旅行先にて持って行ったカメラが盗まれてしまったとき

ただ、保険金が支払われない(免責となる)ケースもあるため、注意しなければならない。

海外での医療サービスに保険は適用されますか?

海外で医療サービスを受けた場合は、日本の健康保険は適用されない。

かかる費用は全て自己負担となるだけでなく、高額な医療費がかかるため注意が必要だ。

保険の申請期限はありますか?

事故発生日から30日以内に連絡する必要がある。

連絡先である「VJ保険デスク」の電話番号は、旅行への出発前に確認しておこう。

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