楽天ANAマイレージクラブカードはどんな人におすすめ？

楽天カードとANAマイレージクラブカードが一緒になった便利なカードが、楽天ANAマイレージクラブカードだ。

この記事では、このカードの特徴やメリットに加えて、このカードならではの活用方法を解説していいく。

そして最後に、楽天ANAマイレージクラブカードがどんな人におすすめなのかも紹介する。

興味を持った人は、ぜひこの記事を読み進めてみてほしい。

楽天ANAマイレージクラブカードとは？

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードとANAマイレージクラブカードが合体したカードだ。

以下でその特徴と利用方法について詳しく説明しよう。

楽天カードとして使える

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードの一種であり、通常のクレジットカードとして利用可能である。

楽天カードでは、カード利用決済100円ごとに楽天ポイントが1ポイント(1%)付与される。

楽天市場で楽天カードを使うと、SPU(スーパーポイントアップ)適用によって3倍のポイントとなる。また、このカードにはプリペイド式の電子マネー楽天Edyもセットされている。

楽天Edyに対して、楽天カードから事前にチャージすることで200円ごとに1ポイントが付与される。

楽天Edy の利用200円で1ポイントを獲得することもできるため、二重取りすることができ、非常にオトクである。

国際ブランドや保険も付いている

このカードは、Visa、Mastercard、JCBといった国際ブランドから選択することができる。

日本で使う分には、VisaもMastercardもJCBも大差ないが、海外で使う場合は、世界ブランドのVISAやMastercardのほうが使い勝手は良いはずだ。

利用目的も考慮して選択しよう。また、海外旅行傷害保険として、最高3,000万円までの保険もカードに付帯しているため、安心して旅行を楽しむことができるだろう。

年会費は実質無料である

初年度の年会費は無料である。

さらに、年に1回以上のカード利用があれば、翌年以降も550円の年会費が無料となるため、実質的には負担なく利用できるといえる。

切り替え手数料がかかる

新規にカードを作る場合は何も問題ないが、すでに楽天カードを保有している人が、この楽天ANAマイレージクラブカードへ切り替える場合、手数料が1,100円かかってしまう。

また、今までのクレジットカードの番号も変わるため、他のサービスに登録して使っていた人にとっては、切り替えの手間が発生してしまうところは注意が必要だろう。

ボーナスマイルがない

一般的なANAカードと比較すると、楽天ANAマイレージクラブカードにはボーナスマイルが付与されない。

ボーナスマイルとは、ANAフライト搭乗時のボーナスマイル(基本マイルの10%相当)や、ANAカードの継続マイル(1000マイル)プレゼントのことだ。

このことに留意して利用を検討しよう。

楽天ANAマイレージクラブカードでマイルをためる

楽天ANAマイレージクラブカードを活用して、日常の支払いから航空券の利用まで、様々な手段でマイルをためることができる。

ここでは、詳細な方法やポイントを解説する。

2つのコースから選択

「ANAマイルコース」と「楽天ポイントコース」の2つのコースから選択可能だ。

「ANAマイルコース」は、その名の通り、ANAのマイルを効率的にためるためのコースである。このコースを選ぶことで、カード利用200円ごとに1マイルをためることができる。

日常の支払いや買い物を通じて、効率的にマイルをためることが可能となるだろう。

「楽天ポイントコース」は、楽天市場や楽天カードを通じて楽天ポイントをためることを重視するコースだ。カード利用100円ごとに1楽天ポイントがたまる。

楽天市場でのショッピングやサービス利用が多い方には、特におすすめだ。

ポイント←→マイル交換可能

たまったポイントをマイルに交換することや、逆にマイルを楽天ポイントに交換することも可能だ。

楽天ポイントからANAマイルにする場合、楽天ポイント2ポイント→ ANAマイル1マイルのレートで交換できる。

逆のANAマイル→楽天ポイントの交換も可能だが、ANA10,000マイルに対して楽天ポイント10,000ポイントとなり、レートは半分になるのと、10,000マイルごとでしか交換できないため、あまりおすすめはできない。

マイルのためかた

楽天ANAマイレージクラブカードでは、カード利用やANA航空機の搭乗などを通じて、効率的にマイルをためることができる。

「ANAマイルコース」に設定しておけば、クレジットカード決済200円ごとに1マイルをためることができる。

そのため、日常的な支払いや買い物に楽天ANAマイレージクラブカードを利用することで、簡単にマイルをためることが可能だ。

もちろん、ANA航空機の利用でもマイルをためることができる。フライト距離や運賃に応じて、獲得マイル数が決まる。

特にSUPERVALUEなどの割引運賃ではなく、プレミアム運賃やFLEX普通運賃を選んだほうが、得られるマイル数が増加する。

海外旅行や出張が多い方にとっては、オトクだろう。

マイルの価値

楽天ANAマイレージクラブカードでためたマイルの最大の価値は、特典航空券との交換にある。

特典航空券の交換に必要なマイル数は、航空券の価格に対して少なくて済む。つまり、少ないマイル数で、無料の特典航空券を獲得することができる。

たとえば、レギュラーシーズンの「東京-福岡」の特典航空券は片道7,500マイルで交換できる。

普通席の運賃(FLEXD)は、43,100円であり、1マイルの価値に換算すると、1マイル＝5.75円にもなる。

なお、ANAセレクションでは、たまったマイルをさまざまな商品と交換できるようになっている。商品によってレートは異なるが、大体1マイル＝1円相当のものが多く、特典航空券と比べると価値は低くなることが多い。

このように商品交換では、通常1マイル＝1円程度の価値しかないため、あまりおすすめできない。

総合的に考えると、楽天ANAマイレージクラブカードでためたマイルは、特典航空券との交換が一番オトクな方法だ。

• 参考：ANAセレクション

楽天ANAマイレージクラブカードはどんな人におすすめ？

楽天ANAマイレージクラブカードは、さまざまな方におすすめのクレジットカードだ。

特に以下のような方々に、そのメリットが大いに活かされるはずだ。

自身のライフスタイルや利用目的に合わせて、カードの特典を最大限に活用しよう。

これから楽天カードをフル活用したい人

楽天カードも持つメリットを効果的に利用して、さまざまな特典を受けたいと考えている人におすすめだ。

たとえば、楽天市場でのショッピングや楽天グループのサービス利用をメインにしている人。

楽天のサービスでは、SPUプログラムが適用され、最大16倍ものポイントがたまる可能性がある。楽天市場で買い物する場合や、楽天トラベルや楽天ブックスを利用する場合も同様だ。

これから、楽天市場での購入を積極的に増やしたい人や、楽天グループのサービスを広く利用したい人にとって、ポイントを最大限にためることができるはずだ。

旅行好きだが普段はそれほど飛行機に乗らない人

旅行は好きだが、普段はあまり飛行機に乗らない人にとって、楽天ANAマイレージクラブカードは最適な選択だろう。

飛行機を使わずにANAマイルをためながら、日常の楽天ポイントも獲得できるからだ。

普段、出張や用事などで飛行機にも頻繁に乗るのであれば、全日空が発行している一般的なANAカードのほうがいい。
搭乗時のボーナスマイルなども付与されるからだ。

ただ、ANAカードは年会費がかかるため、日常的に飛行機に乗らないのであれば、年会費実質無料の楽天ANAマイレージクラブカードを選択するべきだ。

日常の楽天市場でのオンラインショッピングや、各種楽天のサービスで効率的にマイルをため、特典航空券と交換し旅行に活用してほしい。

他、楽天ANAマイレージクラブカードの種類について知りたい方は下記記事を参考にしてほしい。

まとめ

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードの特典とANAマイレージの利点を融合させた便利なカードである。

利用目的やライフスタイルに合わせて、賢く活用してほしい。

楽天ANAマイレージクラブカードの審査や作り方について知りたい方は下記記事も参考にしてほしい。

旅行好きでこのカードに興味を持った方は、ぜひ以下からカードを作成してみてはいかがだろうか。