【2025年最新】個人事業主向けクレジットカードおすすめ14選!経理を効率化する選び方や審査・仕訳の疑問も徹底解説

本記事はプロモーションを含みます

「経費とプライベートの支出がごちゃ混ぜで、毎月の帳簿整理に時間を取られている…。」「確定申告のたびに膨大な領収書と格闘し、仕訳作業だけで数日を費やしている…。」

個人事業主なら、一度はこうした悩みを抱えたことがあるだろう。

事業用とプライベート用のクレジットカードを分ければ、こうした経理に関する悩みは一気に解消する。

この記事では、個人事業主におすすめのカードや選び方のポイントを徹底解説。

審査対策、経理・仕訳の実務まで、個人事業主が知っておくべきクレジットカードのすべてを解説する。

あなたに最適な一枚を見つけて、お得にポイントを貯めながら、面倒な経理作業から解放されよう。

目次

まずは結論!個人事業主におすすめのクレジットカード3選【PR】

時間がない方のために「個人事業主にもっともおすすめできるクレジットカード3選」をさっそく紹介しよう。

スクロールできます
目的年会費無料出張・旅行で使える特典やマイルステータスと信頼性
おすすめカード三井住友カード ビジネスオーナーズ
クラシック
セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス®・カード
ダイナースクラブ
ビジネスカード
公式サイト

公式サイトで
詳細を見る

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年会費
(税込)
1,375円※133,000円※227,500円
最大の特徴低コストで事業用カードを持てるJALのマイルが最大1.125%の高還元
プライオリティ・パスが無料
「対象レストランで2名以上の利用で1名無料」などグルメ・旅行関連の優待が充実
  1. Web入会で初年度無料
  2. 初年度無料

三井住友カード ビジネスオーナーズ クラシック

低コストで始めたいなら、三井住友カード ビジネスオーナーズ クラシックがベスト。

追加カードやETCカードも実質無料で発行でき、基本的なビジネス優待も揃っている。

開業直後でコストを抑えたい個人事業主でも導入しやすい一枚だ。

条件達成で16,000相当のVポイントプレゼント!

  1. カード入会月+3ヵ月後末までに30万円利用でポイントプレゼント
  2. お申し込み前に実施期間、条件等については必ずそれぞれの詳細ページをご確認ください。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

また、旅行や出張で使える特典・マイルを重視するなら、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードを選ぼう。

JALのマイルが最大1.125%の高還元で貯まりやすく、対象の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」にも無料で登録できる。

24時間対応のコンシェルジュ・サービスなど、プラチナならではの手厚い特典も年会費33,000円(税込)で手に入るのは破格だ。

初年度年会費無料!最短3営業日で発行できる

ダイナースクラブ ビジネスカード

そして、ステータスと信頼性を求めるなら、ダイナースクラブ ビジネスカードがおすすめ。

富裕層向けのダイナースブランドによる高いステータスを醸しつつ、接待や会食で活躍するグルメ特典が非常に充実しており「実利」の面でも強い。

さらに一律の利用限度額が設定されておらず、事業規模に応じて柔軟な決済対応が可能だ。

高額な仕入れ・設備投資など、大きな支払いを控えている人も検討してみよう。

初年度年会費無料!

条件達成で 5,000キャッシュバック

個人事業主が事業用クレジットカードを持つべき3つの理由

事業用クレジットカードを持つことで、以下3つのメリットが得られる。

単に「ポイントが貯まる」だけがクレジットカードのメリットではない。

以下で詳しく見ていこう。

① 経理作業が圧倒的に楽になる

事業費の支払いを一枚のカードに集約すれば、利用明細がそのまま経費の記録になる。

月末に領収書を集めて手作業で記帳する必要はない。

さらに会計ソフトと連携すれば、カードの利用データが自動的に取り込まれ、仕訳作業のほとんどを自動化できる。

確定申告の時期になっても、膨大な領収書と格闘する必要もなくなるだろう。

カードの利用明細を見れば、いつ、どこで、何にいくら使ったかが一目瞭然だ。

経理にかかる時間を月数時間から数十分に短縮できる可能性がある。

② 資金繰りに余裕が生まれる

クレジットカードは、支払いを最大1〜2ヶ月先延ばしにできる。

たとえば「25日締め・翌月末払い」のクレジットカードなら、月初に10万円の備品を購入しても、実際の引き落としは翌月末だ。

その間に売上が入金されれば、手元資金を減らさずに必要な支出ができる。

高額な仕入れや急な出費にも対応しやすくなり、キャッシュフローに余裕が生まれるのだ。

③ 経費でポイントが貯まりお得

クレジットカードなら備品購入、広告費、公共料金、サーバー代、通信費など、事業で発生するあらゆる支払いでポイントが貯まる。

還元率1.0%のカードなら、年間200万円の経費で2万円分のポイントが貯まる計算だ。

貯まったポイントは備品購入に充てたり、旅費に使ったりすれば、実質的なコストカットになる。

現金払いでは得られない、カード決済ならではのメリットだ。

【2025年目的別】個人事業主におすすめのクレジットカード徹底比較15選

ここからは、個人事業主におすすめのクレジットカード15枚を徹底比較していく。

当編集部では、以下5つの基準を総合的に評価し、個人事業主にとって本当に価値あるカードを厳選しました。

評価項目配点比重評価内容
コストパフォーマンス35%年会費の金額有料の場合は年会費以上の価値があるか
ポイント還元率20%基本還元率の高さや特定店舗での還元率の高さ
特典・付帯サービス20%空港ラウンジ、保険、優待等の質や量は十分か
申し込みやすさ15%設立直後でも申し込めるか、必要書類は少ないか
会計ソフト連携10%freee、弥生、マネーフォワードに対応しているか

編集部が厳選!特におすすめのビジネスカード

数あるビジネスカードの中でも、まずは当サイトがとくにおすすめする3枚を紹介する。

あなたのスタイルに合った1枚を選んでみてほしい。

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド

ここがおすすめ!

  • 年間100万円以上の利用で翌年以降年会費永年無料
  • さらに10,000ポイントがもらえる
  • 国内主要空港のラウンジを無料で利用可能
  • 高セキュリティのナンバーレス仕様
還元率年会費(税込)
0.50〜2.0%※15,500円
年間100万円以上の利用で
翌年以降永年無料※2
申込条件与信タイプ
満18歳以上の法人代表者・
個人事業主
個人与信
必要書類利用可能枠
本人確認書類〜500万円※3

条件達成で55,000相当のVポイントプレゼント!

  • カード入会月+3ヵ月後末までに120万円利用でポイントプレゼント
  1. 対象の三井住友カードで条件達成し、対象のご利用をすることが条件です。
  2. 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
  3. 所定の審査がございます。

年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になる点が、このカードの最大の魅力だ。

月額約8.4万円の経費利用は、事務所の家賃や備品などの支払いに使えば十分到達できるライン。

クリアすれば空港ラウンジや手厚い保険といった、ゴールドカードの特典を実質コストゼロで受けられる。

しかも、年間100万円を利用した翌年は10,000ポイントものボーナスが付与されるのもメリットだ。

「年会費無料カードでは物足りないが、高額な年会費には抵抗がある」層のニーズに応えるバランスの良さが高評価につながった。

  • 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

ここがおすすめ!

  • 年会費無料
  • 審査に登記簿謄本・決算書が不要
  • 新規入会・利用でAmazonギフトカード最大8,000円分プレゼント
  • AWS・エックスサーバーなどの加盟店で還元率4倍
還元率年会費
0.50〜2.0%無料
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類30万〜500万円

年会費永年無料でありながら、Web・IT関連の経費支払いで圧倒的な威力を発揮するカードだ。

AWS(Amazon Web Services)、Xserver、さくらインターネット、お名前.com、CrowdWorksなど、フリーランスが頻繁に使うサービスでポイント還元率が4倍(2.0%)になる。

Webデザイナー、プログラマー、ライター、動画編集者など、Web関連の仕事をしている個人事業主なら、他のカードと比べて年間数万円分も多いポイントを獲得できる可能性も。

「特定のニーズに応える専門性の高い1枚」として、当サイトが自信を持っておすすめする。

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブ ビジネスカード

ここがおすすめ!

  • 利用限度額は一律の上限なしで個別設定
  • 初年度年会費無料
  • 国内・海外の1,600ヶ所以上の主要空港ラウンジを無料で利用可能
  • 従業員の追加カードは2枚まで無料発行
還元率年会費(税込)
1.0%27,500円
申込条件与信タイプ
法人代表者・個人事業主個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類個別設定(上限なし)

初年度年会費無料!

条件達成で 5,000キャッシュバック

会員ごとの事情に応じた利用可能枠を個別に設定するため、非常に高額な限度額を設定してくれる可能性がある。

事業が軌道に乗ってきた個人事業主にとって心強いポイントだ。

また、厳選されたレストランでコース料理を2名以上で予約すれば1名分が無料になるグルメ優待は、接待や会食の多い人にとって年会費以上の価値を生む。

非常にステータスの高いカードだが、申し込み時には確定申告書などの提出が不要なため、開業直後でも挑戦しやすい。

「ステータス」と「実利」を両立させたい個人事業主におすすめの一枚だ。

個人事業主向けクレジットカード 総合比較表(全14選)

14枚のカードを一覧で比較できるよう、主要スペックを表にまとめた。

スクロールできます
クレジットカード公式サイト年会費
(税込)
基本還元率主な特典・特徴会計連携
三井住友カード
ビジネスオーナーズ

クラシック

公式サイトで
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1,375円※10.5%ETCカード無料

個人カードと連携でAmazon等の支払いが1.5%還元に
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・
エキスプレス®・カード

公式サイトで
詳細を見る

33,000円※20.5%プライオリティ・パス付帯

24時間対応コンシェルジュ・サービス
ダイナースクラブ
ビジネスカード

公式サイトで
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27,500円0.4%対象レストランのコースを2名以上利用時1名分無料

国内空港ラウンジ無料
JCB CARD Biz ONE
無料1.0%資金管理ツール「Cashmap」が利用可能

Amazon・ビックカメラなど対象店はポイントアップ
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・
エキスプレス®・カード

公式サイトで
詳細を見る

無料0.5%AWS・マネーフォワードクラウドなど対象サービス利用時は2%の高還元
三井住友カード
ビジネスオーナーズ

ゴールド

公式サイトで
詳細を見る

5,500円※30.5%年間100万円以上の利用で10,000円分のボーナスポイント付与
Airカード
5,500円1.5%リクルートサービス利用時はさらに高還元
マネーフォワード
ビジネスカード

無料1.0%マネーフォワード関連の支払いで3%還元
オリコ EX Gold for Biz S
3,300円※20.6%手荷物宅配など旅行系サービスが充実
アメックス・
ビジネス・ゴールド

49,500円1.0%空港ラウンジ無料

最高1億円の旅行傷害保険など旅行系サービスが充実
楽天ビジネスカード

公式サイトで
詳細を見る

2,200円※41.0%楽天市場で3%の高還元
アメックス・
ビジネス・グリーン

13,200円1.0%入会後6か月以内にYahoo!広告など対象サービスを100万円利用で50,000ボーナスポイント※5
ラグジュアリーカード
チタン

ラグジュアリーカード チタン

公式サイトで
詳細を見る
 

55,000円1.0%対象レストランが1名分無料(2名以上利用時)

24時間対応コンシェルジュサービス付帯
freee Mastercard
無料なし会計ソフト連携に強い
  1. Web入会で初年度無料
  2. 初年度無料
  3. 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
  4. 個人向けの「楽天プレミアムカード(年会費11,000円)」の利用も必要
  5. 有料オプション

この表を参考に、年会費、還元率、特典のバランスを見極めてほしい。

個人事業主向けクレジットカードランキング

それではここから、14枚のカードのメリット・デメリット、どんな人におすすめかを個別に紹介する。

当サイトおすすめの3枚が合わないと感じた方は、自分に合った1枚がないかチェックしてみよう。

三井住友カード ビジネスオーナーズ クラシック

三井住友カード ビジネスオーナーズ

ここがおすすめ!

  • 年会費永年無料
  • 審査に登記簿謄本・決算書が不要
  • 年間100万円利用で10,000ポイント
還元率年会費
0.50〜1.5%※1永年無料
申込条件与信タイプ
満18歳以上の法人代表者・
個人事業主
個人与信
必要書類利用可能枠
本人確認書類〜500万円※2

条件達成で16,000相当のVポイントプレゼント!

  1. カード入会月+3ヵ月後末までに30万円利用でポイントプレゼント
  2. お申し込み前に実施期間、条件等については必ずそれぞれの詳細ページをご確認ください。
  1. 対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。
  2. 所定の審査がございます。
メリットETCカードも無料

申し込みに確定申告書不要で審査ハードル低め

三井住友の個人カードとの2枚持ちで高還元
デメリット基本還元率0.5%とやや低め

空港ラウンジなどの付帯特典は少ない

こんな人におすすめ

  • 開業直後でコストを最小限に抑えたい個人事業主
  • まずは事業用カードを試してみたい初心者
  • 個人カードと事業用カードを2枚持ちしたい人

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

ここがおすすめ!

  • 初年度年会費無料
  • 利用限度額最大1,000万円
  • SAISON MILE CLUB登録でJALのマイル還元率最大1.125%
  • プライオリティ・パス付き世界各地の空港ラウンジを利用可能
還元率年会費(税込)
0.50〜2.0%初年度:無料
次年度以降:33,000円
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類5万〜1,000万円

初年度年会費無料!最短3営業日で発行できる

メリットプライオリティ・パスで1,700箇所以上の空港ラウンジが利用可能

JALのマイル還元率最大1.125%と高水準

24時間対応のコンシェルジュ・サービスが付帯
デメリット年会費33,000円(税込)

基本還元率は0.5%とやや低め

こんな人におすすめ

  • 出張が多くマイルを効率的に貯めたい個人事業主
  • 空港ラウンジやコンシェルジュ・サービスなど付帯特典を重視する人
  • プラチナカードのステータスを手頃な年会費で手に入れたい人

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブ ビジネスカード

ここがおすすめ!

  • 利用限度額は一律の上限なしで個別設定
  • 初年度年会費無料
  • 国内・海外の1,600ヶ所以上の主要空港ラウンジを無料で利用可能
  • 従業員の追加カードは2枚まで無料発行
還元率年会費(税込)
1.0%27,500円
申込条件与信タイプ
法人代表者・個人事業主個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類個別設定(上限なし)

初年度年会費無料!

条件達成で 5,000キャッシュバック

メリット対象レストランでコース料理1名分無料のグルメ優待

国内外1,600ヶ所以上の空港ラウンジ無料

利用限度額に一律の制限がなく個別の事情に応じて設定
デメリット年会費27,500円(税込)が発生

基本還元率0.4%と低め

使える店舗が他ブランドより少なめ

こんな人におすすめ

  • 接待や会食でグルメ優待を活用したい人
  • ステータス性の高いカードを持ちたい人
  • 日常の買い物を基本還元率の高い別のカードで分けても良い人

JCB CARD Biz ONE

JCB CARD Biz 一般

ここがおすすめ!

  • Amazonなどの特約店では最大10.0%還元
  • 審査に登記簿謄本・決算書が不要
  • 弥生・freee等の会計ソフトと連携できる
  • ETCカードは年会費無料で発行可能
還元率年会費(税込)
0.50〜10.0%初年度:無料
翌年以降:1,375円
申込条件与信タイプ
18歳以上の法人代表者・
個人事業主
個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類10万〜500万円
  • 還元率は交換商品により異なります
メリット年会費が永年無料

基本還元率1.0%と高水準

最短5分で即時発行
デメリット各種保険が付帯しない

追加カードが発行できない

こんな人におすすめ

  • 高還元率で効率的にポイントを貯めたい個人事業主
  • 今すぐにカードを使い始めたい人
  • 旅行や出張の機会がほとんどない人

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

ここがおすすめ!

  • 年会費無料
  • 審査に登記簿謄本・決算書が不要
  • 新規入会・利用でAmazonギフトカード最大8,000円分プレゼント
  • AWS・エックスサーバーなどの加盟店で還元率4倍
還元率年会費
0.50〜2.0%無料
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類30万〜500万円
メリット年会費が無料

AWS、CrowdWorksなどWeb系のサービスで2.0%の高還元

追加カードも無料
デメリット基本還元率0.5%と標準的

空港ラウンジなど旅行系特典はなし

こんな人におすすめ

  • WebデザイナーやプログラマーなどIT系フリーランス
  • AWSやクラウドサービスの利用額が大きい人
  • 旅行や出張の機会が少ない人

Airカード

Airカード

ここがおすすめ!

  • 還元率がいつでも1.5%
  • リクルート系サービスならさらにポイントアップ
  • Pontaポイント・dポイントに交換して使える
  • AWS・エックスサーバーなどの加盟店で還元率4倍
還元率年会費(税込)
1.5%5,500円
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類
登記事項証明書
500万円
メリット基本還元率1.5%と最高水準

リクルートサービス(じゃらん、ホットペッパーなど)でさらに高還元

AirペイやAirレジと相性抜群
デメリット年会費5,500円(税込)

利用限度額が小さめ

解約に書面手続きが必要

こんな人におすすめ

  • リクルート関連のサービスを頻繁に使う個人事業主
  • 基本還元率の高さを最優先する人
  • AirペイやAirレジを導入している店舗経営者

マネーフォワード ビジネスカード

マネーフォワード ビジネスカード

ここがおすすめ!

  • 最大3.0%ポイント還元
  • バーチャルカードを無制限に無料で発行できる
  • チャージ用口座への入金で利用上限なし
  • 1回の決済も最大1億円まで可能
還元率年会費(税込)
1.0〜3.0%1,100円
初年度無料
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類
登記事項証明書
利用上限なし
メリット年会費無料

基本還元率1.0%

マネーフォワードクラウド会計と自動連携で経理効率化&ポイント高還元
デメリットETCカードが発行不可

保険・補償は一切ない

こんな人におすすめ

  • マネーフォワードクラウドを使っている個人事業主
  • ETCカードはなくても良い人
  • 旅行や出張の機会が少ない人

オリコ EX Gold for Biz S

オリコ EX Gold for Biz S

ここがおすすめ!

  • 初年度年会費無料
  • 年間利用額に応じて最大1.1%還元
  • 国内線の主要空港ラウンジが使える
  • ETCカードが無料で発行可能
還元率年会費(税込)
0.6%3,300円
初年度無料
申込条件与信タイプ
個人事業主個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類10〜300万円
メリット年会費3,300円(税込)と低コストなゴールドカード

旅行系サービスが充実

ETCカード無料
デメリット還元率0.6%とやや低め

独自のポイントが使いづらい

こんな人におすすめ

  • 低コストでゴールドカードを持ちたい個人事業主
  • 旅行・出張が比較的多い人
  • 高速道路もよく使う人

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード

ここがおすすめ!

  • 年間利用額に応じて最大2泊分の無料宿泊特典
  • 利用状況・支払い履歴に応じて柔軟に利利用可能枠を設定
  • ANAマイル還元率が最高3%
  • 海外旅行傷害保険が最大1億円
還元率年会費(税込)
0.5〜1.0%49,500円
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類
登記事項証明書
一律制限なし
メリット手厚い旅行保険(最高1億円

空港ラウンジ同伴者1名無料

出張・旅行用の優待サービス充実
デメリット年会費が49,500円(税込)と高額

使える店舗がVISA/Mastercardよりは少なめ

こんな人におすすめ

  • カードのステータス性を重視する個人事業主
  • 出張や接待が多く手厚い保険・優待が必要な人
  • 多少の年会費の高さを許容できる人

楽天ビジネスカード

楽天ビジネスカード

ここがおすすめ!

  • 楽天ポイントが貯まる
  • お誕生日月にはポイント+1倍
  • プライオリティ・パスなどのプレミアムカードの特典付き
還元率年会費(税込)
1.0〜3.0%楽天プレミアムカード:11,000円
楽天ビジネスカード:2,200円
申込条件与信タイプ
20歳以上の法人代表者・
個人事業主
個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類
楽天IDなど
300万円

\ 新規入会&利用で10,000ポイントプレゼント /

※期間限定ポイント含む。特典進呈条件あり。

メリット楽天市場で最大3.0%の高還元

基本還元率1.0%
デメリット楽天プレミアムカードの保有が必須(年会費税込11,000円)で、実質年会費は税込13,200円

楽天市場を使わないとメリットがあまり多くない

こんな人におすすめ

  • 楽天市場で備品や消耗品を頻繁に購入する個人事業主
  • 楽天経済圏をフル活用している人
  • 個人用と事業用を楽天カードで統一したい人

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード

ここがおすすめ!

  • 国内・海外ともに最高5,000万円の旅行傷害保険付き
  • 国内線主要空港ラウンジに1名同伴で入れる
  • 手荷物無料宅配サービス付き
  • 追加カードの利用限度額を設定可能
還元率年会費(税込)
0.5〜1.0%13,200円
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類
登記事項証明書
一律制限なし
メリット入会後6か月以内にYahoo!広告など対象サービスを100万円利用で50,000ボーナスポイント

最高5,000万円の手厚い旅行保険

空港ラウンジなど旅行系特典多数
デメリット年会費13,200円(税込)

プライオリティ・パスがないなどゴールドより特典は控えめ

こんな人におすすめ

  • アメックスブランドを手頃な年会費で持ちたい個人事業主
  • ゴールドほどの特典は不要だがステータスは欲しい人
  • Yahoo!広告の利用予定がある人

ラグジュアリーカード チタン

ラグジュアリーカード チタン

ここがおすすめ!

  • 基本還元率1%
  • 通常499ドル(約70,000円)相当のHoteLuxエリートプラス会員資格を毎年付与
  • 1滞在あたり平均70,000円相当のラグジュアリーホテル優待
  • ポイント減算対象なし・移行上限なしで賢くマイルが貯まる・使える
  • 2名様以上所定のコースご予約で1名様分が無料
基本還元率1.0%
年会費55,000円(税込)
旅行特典HoteLux(ホテラックス) エリートプラス会員資格が毎年付与
ラグジュアリーホテル優待(国内外5,000軒以上対象)
提携ホテル上級会員ステータス
マイル交換可能マイル:JALマイレージバンク、ANAマイレージクラブ、マイレージプラス
交換レート:1ポイント = 0.6マイル
実質還元率:約1.2%
最大マイル還元率:(ANA)約2.5%、(JAL)約2.35%

あなたの日常を特別にする1枚/

  • 最大6名様のご予約で3名様無料
メリット金属製カードの圧倒的なステータス性

コンシェルジュサービス24時間対応

マイルの交換上限なし

対象レストランのコースを2名以上利用時1名無料などグルメ特典も多数
デメリット年会費55,000円(税込)と比較的高額

特典を活用しないとコスト負担の方が大きい

こんな人におすすめ

  • ステータスが高いカードを持ちたい個人事業主
  • 基本還元率の高さを重視したい人
  • 年会費以上の価値を「グルメ優待」などの特典で回収できる人

freee Mastercard

freee Mastercard

ここがおすすめ!

  • 年会費永年無料
  • 従業員カードは最大3枚まで年会費無料で発行可能
  • freee会計の新規申込で「クラウド会計ソフト freee会計」の2,000円割引クーポン
  • AWS・エックスサーバーなどの加盟店で還元率4倍
還元率年会費(税込)
無料
申込条件与信タイプ
個人事業主・法人代表者個人与信
必要書類利用限度額
本人確認書類10〜300万円
メリット年会費無料

さまざまな会計ソフトと自動連携

freee会計と同時入会で2,000円お得に
デメリットポイント還元がない

こんな人におすすめ

  • freee会計を使う予定・使っている個人事業主
  • 経理業務の効率化を最優先したい人
  • 年会費無料でシンプルなカードが欲しい人

【失敗しない】個人事業主向けクレジットカードの選び方

ここまで15枚のカードを紹介してきたが、「実際に自分が選ぶならどれか」という視点で考えると、選択肢を絞り込める。

そこでここからは、4つの選択基準に沿って、あなたに最適なカードを見つける方法を解説する。

年会費|コストか、特典か

とにかくコストを抑えたいなら年会費無料のカード、出張などで使える特典を重視したいなら年会費有料のカードを選ぶのがおすすめだ。

スクロールできます
タイプ代表的なカードこんな人におすすめ
年会費無料/
初年度無料
三井住友カード ビジネスオーナーズ クラシック
セゾンコバルト・ビジネス
セゾンプラチナ・ビジネス
freee Mastercard
JCB CARD Biz ONE
開業直後でコストを最小限に抑えたい
まずはカード払いを試してみたい
条件達成で無料三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド年100万円以上の経費利用がある
実質無料でゴールドカードを持ちたい
年会費有料ダイナースクラブ ビジネスカード出張や接待が多い
  • 初年度無料

年会費無料でも基本的なビジネス機能は十分に備わっている。

開業直後や経費が少ない段階では、維持コストゼロのカードが最適だ。

一方、出張や接待が多いなら、年会費以上の特典がある有料カードも検討しよう。

空港ラウンジ、グルメ優待、旅行保険などを頻繁に使うなら、年会費を払ってでもリターンが大きい。

年会費は経費として計上できるため、実質的な負担が軽減されるのもポイントだ。

なお、年間100万円以上の経費利用があるなら、条件達成で無料になるカードも狙い目。

実質無料でゴールドカードを持てるので、利用額に応じて検討しよう。

ポイント還元率|経費削減の要

還元率は「経費の削減率」に直結する。

例えば年間200万円の経費を0.5%還元のカードで払えば1万円分、1.0%還元なら2万円分、1.5%還元なら3万円分のポイントが貯まるイメージだ。

基本還元率1%以上のカード

還元率クレジットカード
1.5%Airカード
1.0%JCB CARD Biz ONE
楽天ビジネスカード
ラグジュアリーカード チタン

なお、基本還元率が低くても、特定の支出で高還元になるカードもある。

セゾンコバルト・ビジネスは基本0.5%だが、AWSやXserverなどWeb系サービスで2.0%還元になる。

自分の事業でもっとも支出が大きい分野に強いカードを選べば、トータルでの還元率は高くなるだろう。

会計ソフト連携|経理効率化の鍵

会計ソフトと連携できるかどうかで、月の作業時間が数時間変わるといっても過言ではない。

連携できれば、カードの利用データが自動的に取り込まれ、仕訳作業のほとんどを自動化できる。

なお、ほとんどのビジネスカードは主要3社(freee、弥生会計、マネーフォワード)に対応可能だ。

ただし、例えばfreee Mastercardはfreee会計との連携に特化し、利用明細が即座に反映される。

また、マネーフォワード ビジネスカードはマネーフォワードクラウドとの相性が抜群だ。

特定の会計ソフトを既に使っているなら、そのソフトに最適化されたカードを選ぶのもよいだろう。

特典・サービス|事業をサポート

自分の事業スタイルに合った特典が付いているカードを選ぶと、事業を効率化したり、より快適に仕事をしたりすることが可能だ。

以下に特典の種類や対応するカードの例をまとめた。

特典の種類代表的なカード
空港ラウンジ
無料利用
セゾンプラチナ・ビジネス
ダイナースクラブ ビジネスカード
アメックス・ビジネス・ゴールド
グルメ優待ダイナースクラブ ビジネスカード
アメックス・ビジネス・ゴールド
旅行傷害保険アメックス・ビジネス・ゴールド
セゾンプラチナ・ビジネス
ビジネスツール割引・高還元セゾンコバルト・ビジネス
freee Mastercard

出張が多いなら、空港ラウンジの無料利用や手厚い旅行保険が必須。

たとえばセゾンプラチナ・ビジネスはプライオリティ・パスで対象の空港ラウンジが使える。

接待や会食が多いなら、対象レストランでコース料理1名分が無料になるダイナースクラブ ビジネスカードのようなグルメ優待が響く。

年数回利用するだけで年会費の元が取れるほどの特典だ。

ただし、使わない特典はムダなコストとなる。

自分の事業のスタイルやカードの使い道を冷静に考えて、本当に使う特典があるカードを選ぼう。

【これで解決】個人事業主のクレジットカードに関する経理・仕訳をわかりやすく解説

ここでは、個人事業主がクレジットカードを使う上で必ず知っておくべき経理・仕訳の知識を解説する。

「せっかくカードを手に入れたのに経理・仕訳の方法が分からない!」と悩まないようにチェックしておこう。

大前提:事業用と個人用カードは分けるべき?分けない場合のリスクと仕訳

結論、以下のようなリスクがあるので、事業用と個人用のカードは必ず分けるべきだ。

  • 経費とプライベート支出が混在し、仕訳作業が煩雑になる
  • 確定申告時に経費を正確に把握できず、申告ミスのリスクが高まる
  • 税務調査で説明が困難になり、経費として認められない可能性がある
  • 会計ソフトとの自動連携ができず、経理業務が効率化できない

事業用カードを1枚持つだけで、これらのリスクは解消する。

利用明細がそのまま経費の記録になり、会計ソフトと連携すれば仕訳作業のほとんどを自動化できる。

どうしても1枚のカードで事業とプライベートを兼用する場合は、明細を確認して事業用の支出だけを「事業主借」で処理する必要がある。

たとえば「カード明細に10万円の請求があり、うち6万円が事業用の経費、4万円がプライベート支出の場合」を見てみよう。

借方金額貸方金額
消耗品費60,000円事業主借60,000円

プライベート支出の4万円は、事業の帳簿には一切記載しない。

ただし、この方法は煩雑でミスも起きやすいため、事業用カードを持つことを強くおすすめする。

クレジットカード利用時の基本的な仕訳方法

クレジットカードの仕訳には「発生主義」と「現金主義」の2つの方法がある。

個人事業主の場合はどちらを選んでも構わないが、発生主義の方が正確に経費を記録できる。

発生主義とはカードを使った日に経費を計上し、引き落とし日に未払金を消し込む方法だ。

例:1月15日に備品5万円をカードで購入し、2月27日に引き落とされた場合

1月15日(購入日)

借方金額貸方金額
消耗品費50,000円未払金50,000円

2月27日(引き落とし日)

借方金額貸方金額
未払金50,000円普通預金50,000円

この方法なら、経費が発生した時期を正確に記録できる。

確定申告で経費を計上する際も、実際に購入した日付で計上できるため、より正確な会計処理になる。

一方の現金主義とは引き落とし日に一括で経費を計上する方法だ。

例:2月27日に先月分のカード利用5万円が引き落とされた場合

借方金額貸方金額
消耗品費50,000円普通預金50,000円

現金主義は仕訳が簡単だが、12月に購入したものが翌年1月に引き落とされると、経費の計上年度がずれてしまう。

年をまたぐ支出がある場合は注意が必要だ。

【勘定科目は?】年会費・ポイント・キャッシュバックの仕訳

クレジットカードの年会費やポイントは、どう仕訳すればいいのか迷う人が多い。

ここでは、それぞれの正しい仕訳方法を解説する。

年会費の仕訳

年会費は「支払手数料」または「諸会費」で処理する。

例:年会費5,500円がカードから引き落とされた場合

借方金額貸方金額
支払手数料5,500円普通預金5,500円

年会費は事業のためのコストなので、全額経費として計上できる。

ポイントの仕訳

ポイントを獲得した時点では、原則として仕訳は不要だ。

あくまで「値引き」や「おまけ」と同じ扱いであり、収入には該当しない。

一方、ポイントを使って備品を購入した場合は、実際に支払った金額だけを経費として計上する必要がある。

例:1万円の備品を3,000ポイント使って7,000円で購入した場合

借方金額貸方金額
消耗品費7,000円普通預金7,000円

ポイント分の3,000円は経費に含めず、実際に支払った7,000円だけを記録する形だ。

キャッシュバックの仕訳

キャッシュバックを受けた場合は、「雑収入」として処理する。

例:カード利用額の1%がキャッシュバックされ、3,000円が振り込まれた場合

借方金額貸方金額
普通預金3,000円雑収入3,000円

雑収入は、確定申告時に所得として計上しなければいけない点を覚えておこう。

クレジットカード明細は領収書の代わりになる?電子帳簿保存法との関係

結論から言えば、クレジットカードの利用明細は領収書の代わりになる。

ただし、以下の電子帳簿保存法の要件を満たす必要がある。

  • カード会社が発行する利用明細に、日付・金額・支払先が明記されている
  • 会計ソフトでカード明細データを保存している

なお2024年1月から、電子取引データの電子保存が義務化された。

そのためカード明細などの電子データは、電子のまま保存する必要がある。

電子帳簿保存法対応で個人事業主がやるべきことは以下の2つだ。

  • カード明細のPDFやCSVデータを会計ソフトに取り込む
  • 取り込んだデータを「真実性の確保」「可視性の確保」の要件を満たす形で保存する

なお、freee、弥生、マネーフォワードのような主要な会計ソフトは電子帳簿保存法に対応している。

そのため、会計ソフトと連携していれば、自動的に要件を満たす形で保存されるため、特別な対応は不要だ。

【応用編】年またぎの支払いや分割・リボ払いの仕訳方法

年をまたぐ支払いや、分割・リボ払いの仕訳は少し複雑だ。

それぞれの正しい処理方法を解説する。

年またぎの支払いの仕訳

12月に購入したものが翌年1月に引き落とされる場合、発生主義なら購入した年に経費を計上する。

例:12月20日に備品5万円をカードで購入し、翌年1月27日に引き落とされた場合

12月20日(購入日)

借方金額貸方金額
消耗品費50,000円未払金50,000円

翌年1月27日(引き落とし日)

借方金額貸方金額
未払金50,000円普通預金50,000円

12月に経費を計上しているため、当年の確定申告に含められる。

これが発生主義の最大のメリットだ。

分割払い・リボ払いの仕訳

分割払いやリボ払いの場合は、購入時に全額を経費計上し、支払手数料(金利分)を別途計上する。

例:3万円の備品を3回分割で購入し、1回あたり1,000円の手数料が発生した場合

購入日

借方金額貸方金額
消耗品費30,000円未払金30,000円

各引き落とし日

借方金額貸方金額
未払金10,000円普通預金11,000円
支払利息1,000円

なお、分割手数料も経費として計上できる。

ただし、事業用の支出であることが前提だ。

個人事業主のクレジットカード審査|落ちる原因と通過のコツ

個人事業主なら「開業直後で審査に通るか不安」「実績がないから落ちるのでは」といった審査に関する不安を抱くのは当然だ。

ここでは、審査に落ちる原因や通過のコツをQ&A形式で回答していく。

開業前や開業直後でも作れますか?

開業前や開業直後でもクレジットカードは作れるが、確定申告書の提出が不要で「本人確認書類」のみで審査してくれる以下のようなカードを選ぶとよいだろう。

本人確認書類だけで申し込めるカードなら、事業の実績よりも個人の信用情報を重視した審査となる。

いきなりゴールドカードを持つことも十分に可能だ。

審査に通りやすい・甘いカードはありますか?

審査に通りやすいとされるのは以下のようなカードだ。

  • 年会費無料/初年度無料のカード
  • 確定申告書の提出が不要なカード
  • 個人の信用情報を重視するカード

たとえば「三井住友カード ビジネスオーナーズ クラシック」がこの条件に該当する。

反対に、年会費が有料の上位カードは審査が厳しくなりやすい。

不安なら、まずは年会費無料のカードから申し込んでみよう。

審査に落ちる主な原因は何ですか?

審査に落ちる主な原因は、以下の6つだ。

  • 個人の信用情報に問題がある(過去の延滞、債務整理など)
  • 他社からの借入が多い
  • 複数のカードを短期間に申し込んでいる
  • 申込内容に虚偽や誤りがある
  • 固定電話がなく、連絡先が不安定
  • 事業内容が不明確、または反社会的な事業と判断される

たとえば、過去にクレジットカードやローンの支払いを延滞したことがある場合は審査に通りにくくなる。

また、短期間に複数のカードに申し込むと「申し込みブラック」と判断され、審査に落ちやすくなる。

カードの申し込みは、月に1〜2枚程度に留めるのが安全だ。

申し込み時に必要な書類は何ですか?

一般的なビジネスカードの申し込みに必要な書類は以下のとおりだ。

一般的に必要な
書類
本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)

引き落とし口座の情報
カードによって
追加で必要な書類
開業届の控え

確定申告書の控え

事業の概要が分かる資料

三井住友カード ビジネスオーナーズ クラシックセゾンコバルト・ビジネスは、本人確認書類だけで申し込める。

一方で確定申告書の控えが必要なカードもあるので、申し込み前に確認しよう。

申込書の「勤め先」はどう書けばいいですか?

個人事業主の場合、「勤め先」の欄には以下のように記入する。

スクロールできます
項目屋号がある場合屋号がない場合
勤め先名屋号(例:山田商店)自営業、または個人事業主
勤め先住所事業所の住所自宅住所
勤め先電話番号事業用の電話番号携帯電話番号

自宅兼事務所の場合は、自宅の住所と電話番号を記入すればいい。

固定電話がない場合は、携帯電話番号でも問題ない。

ブラックリストに載っていても作れますか?

クレジットカードの滞納や債務整理により、いわゆる「ブラックリスト」(信用情報に異動情報が登録されている状態)に載っている場合、クレジットカードの審査に通るのは難しい。

ブラックリストに載っている場合は以下の方法を取ろう。

  • デビットカードを使う
  • プリペイド式のビジネスカードを使う
  • 信用情報が回復するまで待ち、回復後に申し込む

デビットカードやプリペイドカードなら、信用情報に問題があっても発行できる。

会計ソフトとの連携も可能なため、経理の効率化は十分に可能だ。

個人事業主のクレジットカード活用術に関するQ&A

ここまで解説してきた以外にも、個人事業主がよく抱く疑問がある。ここでは、細かな疑問をQ&A形式でまとめて解消していく。

ETCカードは発行できますか?

ほとんどのビジネスカードでETCカードを発行できる。

ETCカードの発行におすすめのクレジットカードをまとめた。

事業に関係する移動の場合、ETCカードの利用料金も本カードと同様に経費として計上できる。

高速道路を頻繁に使うならETCカードは必須のツールだ。

ガソリン代がお得になるカードはありますか?

たとえば「JCB CARD Biz ONE」は、専用ページで登録すると「apollostation」のガソリンがポイント2倍になる。

割引ではないが、2%の高還元でお得にガソリンを入れることが可能だ。

ガソリン代の支出が大きい場合は、ガソリン専用カードを2枚目に持つのも良いだろう。

税金(所得税・消費税)の支払いに使えますか?

所得税や消費税などの国税はクレジットカードで支払えるが、以下の決済手数料がかかる。

納付税額決済手数料
1~10,000円99円
10,001~20,000円198円
20,001~30,000円297円
30,001~40,000円396円
40,001~50,000円495円
50,001円~以降も同様に、10,000円を超えるごとに99円の決済手数料が加算

出典:国税庁「クレジットカード納付の手続」

たとえば、10万円の税金をカードで支払うと、手数料は990円だ。

還元率1.0%のカードなら1,000円分のポイントが貯まるため、10円分お得になる計算となる。

一方で還元率が1%未満のカードの場合は、手数料が上回るので現金や口座振替の方が得をする点に注意しよう。

屋号付きカードは作るべきですか?

カード券面に屋号が印字される「屋号付きカード」は、取引先との接待が多い、対面での決済が多いなど、カードを人前で出す機会が多いなら持っておいてもよいだろう。

一方、ネットでの決済が中心なら、屋号なしでも問題ない。

屋号付きカードのメリット・デメリットを以下にまとめた。

メリット取引先や接待の場で信頼感を与えられる
事業用カードであることが一目で分かる
経理上の管理がしやすい
デメリットプライベートで使いにくい
屋号を変更した場合、カードの再発行が必要

たとえば「三井住友カード ビジネスオーナーズ クラシック」は、申し込み時に屋号を登録できる。

必要に応じて屋号付きカードを発行しよう。

引き落とし口座は個人口座でも大丈夫ですか?

多くのビジネスカードの引き落とし口座は、個人口座でも法人口座でも設定できる。

個人事業主の場合、個人口座を使っても問題ない。

ただし、個人口座と事業用口座を分けていない場合は、カードの引き落とし口座だけでも事業専用にすることをおすすめする。

口座の入出金が事業のみになれば、経理作業が格段に楽になるからだ。

まとめ

個人事業主にとって事業用クレジットカードは、経理の効率化、資金繰り改善、ポイント活用という3つのメリットを同時に手に入れられる強力なツールだ。

この記事のポイントを振り返ろう。

  • 経理作業を楽にするため、事業用カードはほぼ必須といえる
  • ポイント還元で経費削減も実現できる
  • 支払いを先延ばしにすれば、資金繰りにも余裕が生まれる
  • 選ぶ時は年会費・ポイント還元率・会計ソフト連携・特典の4つをチェック

目的別に、あなたの使い方にマッチする可能性が高いクレジットカードをまとめた。

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あなたに合った一枚を手に入れて、面倒な経理作業から解放されよう。

さらに貯まったポイントで経費を削減し、資金繰りにも余裕を持たせられる。

事業を次のステージへ進めるために、さっそく今日から事業用のクレジットカードを活用してみてほしい。

本記事にはプロモーションが含まれますが、ランキングや評価の基準はすべてのカードで統一しています。

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